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ウズベキスタン
テロ・誘拐情勢

更新日 2021年02月26日

1 概況
(1)ウズベキスタンでは、2004年にタシケント市内で警察官襲撃事件や連続自爆テロ事件が発生したほか、2005年にアンディジャン市において騒擾事件等が発生しました。これらの詳細は明らかになっていませんが、国際テロ組織が関与していたとみられています。
(2)一方で、近年、ウズベキスタン政府がテロと認定した事件は発生しておらず、国内の治安は平穏状態を保っています。
(3)なお、隣国のアフガニスタンでは、特にウズベキスタンと国境を接する北部地域において、タリバーンやイラク・レバントのイスラム国(ISIL)等のイスラム過激主義組織によるテロ活動が多発しており、依然として予断を許さない状況にあることから、同国国内情勢の変化に伴い不測の事態が発生する可能性は否定できません。
(4)誘拐事件と断定はできませんが、ごくまれに、わいせつ目的による誘拐事件とみられる若い女性の行方不明事案が発生していますので、注意が必要です。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 2020年中の主な動きは以下のとおりです。 
(1)トルキスタン・イスラム運動(ウズベキスタン・イスラム運動(IMU))(活動地域:アフガニスタン)
 11月、アフガニスタンにおいて、リーダーのアジズ・ユルダシュが殺害されました。
(2)カティーバ・アル・タウヒード・ワル・ジハード(活動地域:シリア)
 メッセージアプリ「Telegram」を利用した過激思想拡散、シリアへの渡航計画、資金援助、戦闘員勧誘により合計47名が逮捕されました。
(3)ヒズブ・タリフール(活動地域:シリア)
 過去に同組織に参加した事実により有罪判決を受けて服役し、出所後に社会復帰に向けた支援を受けていた者1名が、同組織の思想を拡散するためのプロパガンダ行為を継続していたとして再び逮捕されました。
(4)ヌスラ戦線(活動地域:シリア)
 クリミア在住のウズベキスタン人2名が、シリアに渡航して同組織に合流することを計画していた事実により逮捕されました。
(5)その他
 特定のテロ組織には属していないとみられる者による活動として、メッセージアプリ「Telegram」を利用しての過激思想の拡散、資金援助、戦闘員勧誘、支援グループの結成等により、60名以上が逮捕されました。

3 誘拐事件の発生状況
 誘拐事件と断定はできませんが、ごくまれに、わいせつ目的による誘拐事件とみられる若い女性の行方不明事案が発生していますので、注意が必要です。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなどテロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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