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ウズベキスタン
テロ・誘拐情勢

更新日 2025年07月24日

1 概況
(1)ウズベキスタンでは、近年、政府がテロと認定した事件の発生はなく、国内の治安は比較的安定しています。
(2)しかし、1999年から2004年にかけて、「ウズベキスタン・イスラム運動(IMU)」の活動が活発化し、タシケント市内やブハラ州で警察官襲撃事件や連続自爆テロ事件が発生しました。さらに、2005年にはアンディジャン市において騒擾事件等が発生しました。
(3)現在、ウズベキスタン国内で活動するテロ組織や反政府組織は把握されていません。
 しかし、「カティーバ・アル・タウヒード・ワル・ジハード(KTJ)」や「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」等のイスラム過激主義組織によるウズベク人に対するリクルート活動や、在外ウズベク人によるテロ組織への資金提供事例が報告されているほか、シリアやアフガニスタンへ戦闘員として渡航したウズベク人が多数報告されており、ウズベキスタン国内では、イスラム過激派組織の潜在的な脅威が存在しており、テロ発生の可能性は否定できません。
 また、隣国のアフガニスタンでは、特にウズベキスタンと国境を接する北部地域において、ISIL等のイスラム過激主義組織の活動が伝えられており、同国国内情勢の変化に伴い不測の事態が発生する可能性があります。
(4)詳細な犯罪手口は公表されていませんが、誘拐とみられる行方不明事件、女性や子供が被害者となる誘拐殺人事件が発生しています。

2 2024年中の各組織の活動状況または各地域の治安情勢
  「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 日本人を含む外国人を標的とした誘拐事件に関しても発生は報告されていませんが、若い女性や子供の誘拐殺人事案、誘拐未遂事案、行方不明事案が報じられており、引き続き注意が必要です。
4 日本人・日本権益に対する脅威
 現在のところ、ウズベキスタンにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
 他方、テロによる日本人の被害は、渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
 また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
 テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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