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ウズベキスタン
安全対策基礎データ

更新日 2024年01月31日

1 犯罪発生状況
(1)ウズベキスタンにおける近年の犯罪発生件数は次のとおりです(ウズベキスタン共和国統計局)。
ア 2022年
 総発生件数 105,215件
  内訳(主な犯罪)
   殺人(未遂を含む) 365件
   傷害 1,223件
   窃盗 15,237件
   強盗 913件
   麻薬犯罪 5,580件
イ 2021年
 総発生件数 111,082件
  内訳(主な犯罪)
   殺人(未遂を含む) 426件
   傷害 1,319件
   窃盗 19,732件
   強盗 1,344件
   麻薬犯罪 4,722件

(2)2022年の犯罪発生件数は、コロナ禍前の2019年と比較すると2倍以上に増加し、特に窃盗や強盗の発生件数が多くなっています。また、2023年は、女性や子供が被害者となる傷害暴行事件、都市部や地方に関係なく、各地で重傷交通事故や死亡事故が多発しました。
 今後、近年の物価上昇や経済格差の拡大に伴い、生活困窮者による犯罪(強盗、空き巣、詐欺等)の発生、アフガニスタン情勢やロシア情勢に伴う国内治安の不安定化も予想されますので、油断することなく、日頃の防犯対策を必ず行ってください。

2 防犯対策
 一般的な防犯対策や緊急事態発生時の対応などについては、在ウズベキスタン日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」の該当箇所をご参照ください(https://www.uz.emb-japan.go.jp/files/100611126.pdf )。

3 テロ・誘拐
 ウズベキスタンのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_183.html )をご確認ください。

※ウズベキスタンへの入国手続きや各種規則に関する最新の情報は、駐日ウズベキスタン共和国大使館(電話:03-6277-3442)等に確認してください。

1 査証
(1)短期滞在
 日本国籍者は、30日未満の短期滞在の場合、査証は免除されます。なお、30日未満の滞在の予定で査証を取得せずにウズベキスタンに入国した場合の滞在期間の延長はできず、ウズベキスタン国内で査証を取得することもできません。
(2)中・長期滞在
 30日以上の滞在予定の場合は査証の取得が必要です。査証の申請・取得については、駐日ウズベキスタン共和国大使館(https://uzbekistan.jp/page/235 )またはご自身が滞在している国に所在するウズベキスタン大使館・総領事館にお問い合わせください。

2 通関
(1)外貨等の持込み
 入国時に、1億スム(約8,130米ドル:1ドル12,300スム換算)を超える外貨の持込み、2,000米ドル相当以上の貴金属品等の持込みは税関申告が必要です。
税関申告時に返却される申告書1枚は、スタンプが押されているか確認し、出国まで必ず保管しておいてください。
※上記は空路の場合。陸路での入国時は1,000米ドル相当以上の貴金属品等の持込みが税関申告の対象となります。
(2)外貨等の持出し
 出国時に、入国時の申告額以上の外貨を持ち出すことは禁止されています。また、50年以上前に作られた民芸品や骨とう品、絨毯やスザニ等の持出しは禁止されていますので、購入時に十分注意してください。
(3)税関検査
 ウズベキスタン税関当局では、入国者に対して無作為に税関検査を行っています。申告基準を超過していることが判明した場合、所持金品を没収されることがあるほか、悪質性が高いと判断された場合は身柄を拘束される可能性もありますので、ご注意ください。

1 在留届
 ウズベキスタンに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在ウズベキスタン日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届け出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、郵送によっても行うこともできますので、大使館宛に送付してください。

2 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の滞在の方(出張者・海外旅行者を含む)は、「たびレジ」(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )への登録をお願いします。「たびレジ」は、滞在先の安全情報などを日本語のメールで受け取ることができる外務省のメールサービスです。登録した情報は、ウズベキスタンで事件や事故、自然災害等が発生し、在ウズベキスタン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

3 滞在登録
 ウズベキスタンに滞在する際は、入国から3日以内に滞在登録をする必要があります。ホテルに宿泊する場合はホテルが滞在登録の手続きを行います。チェックイン時、必ず滞在登録を依頼し、ホテルから滞在登録証を受け取り、出国まで必ず保管しておいてください。

4 身分証明書の携帯
 ウズベキスタンでは身分証明書の携帯が義務付けられています。
 外出中に警察官からパスポートの提示を求められる可能性がありますので、必ず携行してください。また、旅行者の方は滞在登録証も携行するようにしてください。

5 交通事情
 道路事情が悪く、現地のドライバーは交通規則を守らないことが多いため、横断歩道の歩行中や運転の際には注意が必要です。
 タクシーを利用する際は、流しのタクシーを利用するのではなく、防犯上の観点からも、YandexやMY TAXIなどの配車アプリの使用をおすすめします。
※詳細は在ウズベキスタン日本国大使館ホームページ・領事関係をご確認ください。
 https://www.uz.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa-tourism.html

6 ハーグ条約
 ウズベキスタンは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

1 宗教
 イスラム教信仰者が最も多く、その中でもスンニ派が優勢です。
 個人差はありますが、敬虔なイスラム教徒が大勢いますので、公共の場での言動、イスラム教徒を冒涜する行為などは厳に慎んでください。また、モスクへの立ち入り時に肌を露出した服装は避けてください。

2 言語
 公用語はウズベク語です。ロシア語も広く通じますが、英語は都市部の飲食店やホテルを除き、ほとんど通じません。

3 気候
 年間を通じて降水量が少なく空気は非常に乾燥しています。夏は気温が40℃以上になり、日なたを長時間歩くと熱中症の危険がありますので注意が必要です。冬の降雪量は少ないですが、マイナス10℃まで下がることがあります。

4 衛生
 水道水は飲用に適していませんので、ミネラルウォーターを飲用してください。
洗面や入浴等の生活用水としての使用には問題ありません。

5 医療事情
 ウズベキスタンの医療水準は低く、十分な治療を受けることは期待できません。持病のある方はもちろん、健康な方であっても風邪薬や胃腸薬等の医薬品を持参することをおすすめします。長期滞在を予定されている方は、渡航前に健康診断や歯科治療を済ませておくことをおすすめします。
※外務省ホームページ「世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/uzbeki.html )」において、ウズベキスタン国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前に必ずご確認ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 感染症情報(https://www.forth.go.jp/

6 海外旅行保険への加入
 日本人が安心して治療を受けられる医療施設は少ないため、病気や事故などで緊急に高度な治療を受ける必要が生じた場合には、日本や西欧諸国に移送する必要があります。出発前に、緊急移送サービスが付帯されている、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

7 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

1 火災:101
2 警察:102
3 観光警察:+998-90-010-9242(英語可)
4 救急車:103
5 ガス:104
6 災害時のレスキュー:1050

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ウズベキスタン日本国大使館
  所在地:UZBEKISTAN 100047, Tashkent, Sadyk Azimov st., 1-28
  代表電話:+998-78-120-8060/61/62/63
  緊急携帯:+998-91-162-5009
  メール:ryouji@ts.mofa.go.jp
  ホームページ:https://www.uz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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