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ドイツ
テロ・誘拐情勢

更新日 2026年01月08日

「ドイツにおけるテロ・誘拐情勢」

2026年1月8日現在
在ドイツ大使館
1 概況
ドイツでは2016年12月にベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックが突入するテロ(12名死亡、53名重軽傷)が発生して以降、同規模の大規模テロは確認されていませんでした。しかし、2023年10月7日に発生したイスラエルとパレスチナ武装勢力間の衝突を契機に、ドイツを含む欧州諸国におけるテロの脅威は一層高まっています。

(1) 近年のテロ情勢
 ドイツ国内では、2024年5月にマンハイム市、同年8月にゾーリンゲン市において刃物を用いたテロが発生しました。同年12月、マクデブルク市でクリスマス・マーケットに対する車両突入事案が発生(26名死亡、300名以上重軽傷)しました。これらの事案に加え、複数のテロ企図事案が摘発されているなど、テロの脅威は現実のものとなっています。
(2) 国内のテロ組織等について
 上記(1)のとおり、ドイツ国内で実際にテロ等が発生しているほか、治安情報機関によるテロ計画の未然摘発も行われており、ドイツがテロのターゲットとされていることに変わりはありません。中東情勢の悪化を背景に、国内におけるテロ発生リスクは依然として高い水準にあることに留意する必要があります。また、2023年10月7日以降、中東情勢に関連する抗議活動やデモが多く行われており、関連した事件も発生しています。ベルリン州では、特に多くの抗議活動等が行われ、中には暴徒化して多数の逮捕者が出たものもあります。
(3) 近年の誘拐情勢
ドイツ憲法擁護庁が2025年6月に公表した資料によれば、2024年中、ドイツ国内で発生した誘拐事件は36件に上りますが、これらはいずれもテロと関連するものではありません。

2 各組織の活動状況又は各地域の治安情勢
 「1 概要」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 「1 概要」のとおり。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 現在のところ、ドイツにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
 一方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
 テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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