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ドイツ

2019年07月19日

1 概況
近年,欧州各国で不特定多数を標的とするテロや襲撃事件が頻発しており,ドイツにおいては2016年12月にベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックが突入するテロ事件が発生しました(12名死亡,53名重軽傷)。これ以降,ドイツでは同様の大規模なテロ事件はみられず,2018年中にイスラムテロ事件は発生しておりません。しかしながら,最近もドイツ各地でテロを計画した容疑者やイスラム過激主義者が治安当局に相次いで摘発・逮捕されるなどしており,ドイツ国内は依然としてテロの脅威にさらされています。

2 各組織の活動状況及び各地域の治安情勢
(1)上記1のとおり,ドイツ治安情報機関が未然にテロ計画を摘発するなど,ドイツがイスラム過激主義のターゲットとされていることに変わりはなく,ドイツ国内におけるテロ攻撃の危険性は依然として高いことに留意する必要があります。
(2)この他,2018年には,ドイツ東部の各都市で大規模なデモや集会が頻発し,一部の参加者が暴徒化する騒擾事件に発展しています。今後も主義・主張を異にする過激なグループ同士による大規模な衝突事案の発生は排除できません。

3 誘拐事件の発生状況
2018年中,ドイツにおける誘拐事件は33件発生しましたが,日本人を標的とした事件は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
これまでに,ドイツにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュ及びスリランカにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界各地で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。

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