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ドイツ
テロ・誘拐情勢

更新日 2021年01月29日

1 概況
 近年、欧州各国で不特定多数を標的とするテロや襲撃事件が頻発しており、ドイツにおいては2016年12月にベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックが突入するテロ事件が発生しました(12名死亡、53名重軽傷)。これ以降、ドイツで同様の大規模なテロ事件の発生はみられず、2019年については、イスラム過激主義組織によるテロ事件は発生していません。しかしながら、ドイツ各地でテロを計画した容疑者やイスラム過激主義者が治安当局に相次いで摘発・逮捕されるなどしており、ドイツ国内は依然としてテロの脅威にさらされています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)上記1のとおり、ドイツ治安情報機関が未然にテロ計画を摘発するなど、ドイツがイスラム過激主義のターゲットとされていることに変わりはなく、ドイツ国内におけるテロ攻撃の危険性は依然として高いことに留意する必要があります。
(2)この他、2020年には、ドイツ東部の各都市で大規模なデモや集会が頻発し、一部の参加者が暴徒化する騒擾事件に発展しています。今後も主義・主張を異にする過激なグループ同士による大規模な衝突事案の発生は排除できません。

3 誘拐事件の発生状況
 2019年中、ドイツにおける誘拐事件は33件発生しましたが、日本人を標的とした事件は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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