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チャド
テロ・誘拐情勢

更新日 2021年05月27日

1 概況
 チャド西部のチャド湖周辺地域では、隣国ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州」(ISWAP)による自爆テロ、誘拐、手製爆弾の隠匿設置、治安当局への武力攻撃、宗教関連施設への襲撃、家畜の強奪及び強盗等が発生しており、予断を許さない状況です。これらイスラム過激派組織の活動は特にチャド湖周辺において活発で、最近では主に国軍に対する攻撃が発生しており、多数の死傷者が出ています。また、これら組織は、女性や子どもを誘拐し、洗脳した後に自爆テロを敢行させる等のテロ行為も行っています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 2019年10月、チャド湖周辺において医療関係者3名がボコ・ハラム戦闘員により誘拐されたとの報道が出ているほか、2020年9月には、別の民間人がボコ・ハラム戦闘員により誘拐されたとの報道も出ています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 チャドにおいては、上記のとおり、西部のチャド湖周辺地域でイスラム過激派による自爆テロや襲撃等が多発しているほか、誘拐事件も発生しており、日本人もテロ・誘拐事件に巻き込まれるおそれがあり、極めて危険です。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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