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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1.犯罪発生状況
 2015年6月,首都ンジャメナにおいて,イスラム過激派ボコ・ハラムによる自爆テロが発生し,多数の死傷者が出ました。現在も発生数こそ少ないものの,チャド湖周辺においてボコ・ハラム掃討作戦に従事する治安当局に対し,ボコ・ハラムによる武力攻撃が発生しています。2018年9月から10月にかけて,ボコ・ハラムと治安当局が武力衝突した結果,双方に多数死傷者が発生しています。特にチャド湖周辺においてはボコ・ハラムのテロ活動は依然として存在しますので十分留意が必要です。
 また,過去に南東部地方で外国人が誘拐される事件が散発しており,近年外国人が被害となる誘拐事件の発生は確認されていませんが,現在も同地域渡航の際には注意が必要です。治安当局の抑止力が十分でないことから強盗・窃盗などの一般犯罪が頻発しているとの報道があります。
 リビアと国境を接する北部では,治安当局と反政府組織の間で散発的な衝突が生じていますので十分注意が必要です。

2.防犯対策
(1)首都ンジャメナから地方都市へ通じている国内幹線道路では,武装強盗団に注意が必要です。また,首都から地方都市への交通機関は,荷台部分に長椅子を設置し,多数の客を乗車させて移動するトラックが主流ですが,車両は整備不良車が多く安全性に問題があるため,利用は避けてください。
(2)都市における主な公共交通機関はタクシーですが,乗り合いになるため,運転手と客を装った者が共謀し旅行者を襲うケースも見られますので,利用は極力避けることをお勧めします。
(3)ンジャメナでは,夜間を中心に強盗や窃盗等の一般犯罪が発生していますので,夜間における不要不急な外出は避けてください。
(4)テロの標的となり得る軍・警察施設,宗教関係施設や市場等の人が多く集まる場所には可能な限り近寄らないことをお勧めします。なお,イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。
(5)チャドでは外国人は裕福と見なされ犯罪のターゲットになりやすいので,犯罪被害に遭わないため早朝夜間の不要不急な外出は控えて,所持品はなるべく最小限とし,財布,身分証明書等を分散して所持すること等,十分な対策が必要です。

3.チャドのリビア,中央アフリカ,ニジェール及びカメルーン極北州との国境地帯,ラク州並びにチャド湖周辺に危険度レベル4「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」を発出しており,上記地域を除いた地域(首都ンジャメナを含む)には危険度レベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。従って,チャドへの渡航は止めてください。また,退避勧告地域に既に滞在されている方は直ちに退避してください。

査証、出入国審査等

(チャドに危険レベル3「渡航中止勧告」及びレベル4「退避勧告」を発出しています。)
(手続きや規則に関する最新情報は,各国にあるチャド大使館,総領事館等にお問い合わせください。日本に現在,チャド大使館,総領事館等は存在しません。在中国チャド大使館が日本を兼轄しています。)

1.渡航する場合は査証を取得する必要があります。

2. 査証の有効期間は最大3か月です。長期滞在者はチャド入国後72時間以内に入国管理局に出頭し滞在許可証を取得する必要があります。また,チャドで働く場合は労働許可証を取得する必要があります。

3.入国には,パスポート,査証,黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が必要です。また,出国の際は,空港使用税1万CFAフラン(約15ユーロ)の納付が義務づけられています。

4.外貨の持ち込みについては30万CFAフラン(約450ユーロ)相当額まで,外貨の持ち出しについては100万CFAフラン(約1,500ユーロ)相当額まで,それぞれ申告の必要はありません。なお,100万CFAフラン相当額以上の外貨を持ち出す場合は出国前に財務省の許可が必要です。

滞在時の留意事項

(チャドに危険レベル3「渡航中止勧告」及びレベル4「退避勧告」を発出しています。)
1.軍,警察施設及び大統領府付近での写真撮影は厳禁です。また空港,街中の撮影は通信省の許可が必要です。これに違反した場合は,警察に身柄を拘束され,カメラ等も没収される可能性があります。

2.麻薬に係る犯罪への処罰は厳しく,禁固刑となります。絶対に関わらないでください。

3.国内の要所で検問が行われていますので,身分証明書,パスポート等を携帯する必要があります。この際,原本の紛失を避けるため,原本のコピーに警察で原本証明を受け,それを携帯することをお勧めします。また,チャド滞在が研究目的の場合は,フランス語又は英語の派遣証明書を携帯することも必要です。

4.銃器の所持は法律で禁止されています。

5.これまでに,チャドにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

6.チャドに日本国大使館はありません。やむを得ずチャドに渡航しなくてはならない方は,不測の事態に備えて,3か月以上の長期滞在者はもちろん,短期滞在者であっても,在カメルーン日本国大使館(チャドを兼轄)に現地の宿泊先や連絡先を伝え,同大使館と緊密に連絡をとるようにしてください。

7.在留届
 やむを得ず現地に3か月以上滞在しなくてはならない方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在カメルーン日本国大使館(チャドを兼轄)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在カメルーン日本国大使館まで送付してください。

8.「たびレジ」
 やむを得ずチャドに渡航(3か月未満の滞在)しなくてはならない方は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,チャドで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在カメルーン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1.宗教(キリスト教,イスラム教,アニミズム等)も民族(約300部族)も多様性に富み,習慣も地方によって異なります。

2.チャドは,黄熱流行国であり,WHOにより黄熱リスク国に指定されています。サハラ砂漠以南に渡航する生後9か月以上の全ての渡航者は黄熱予防接種が必要です。黄熱予防接種証明書(イエローカード)は接種後10日後から有効となりますので,渡航を予定されている方は,早めに接種を行い,渡航時には証明書を忘れず携行してください。
 なお,黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について,2016年7月11日以降は生涯有効と変更され,既にお持ちの有効期間が過ぎた証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。
 黄熱の詳しい説明は以下の厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。
https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html

3.コレラなどの経口感染症(特に感染性下痢症)が発生していますので,飲用水は水道水や氷水を避けて市販のミネラルウォーターを飲用する,外食は信頼のおける飲食店で行う,生野菜やカットフルーツなどの「なまもの」の摂取は避ける,肉や魚などは十分に加熱調理されたものをとる,手洗いを励行する等の注意が必要です。

4.マラリアの感染率が高いため,マラリアを媒介するハマダラカに刺されないようにする必要があります。予防策として,蚊が活動する夕方から明け方の外出を控え,外出するときはなるべく長袖,長ズボンを着用し,虫除けスプレー等を使用するなどの対策をお勧めします。また,流行地に2週間以上滞在し野外活動に従事する場合には,抗マラリア薬の内服が効果的ですが,必ず事前に専門医に相談してください。急な発熱,体調不良などを感じた場合には軽視せず,信頼のおける医療機関を受診することをお勧めします。

5.チャドにおいて,先進国並みの医療を受けることはできません。重症あるいは外科的加療を必要とする場合には,対応可能な施設を有する近隣諸国またはヨーロッパ等へ緊急移送を行うことになるので,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/chad.html )において,チャド国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報 (https://www.forth.go.jp/index.html )

緊急時の連絡先

◎警察 TEL:17(中央警察署52-55-03)
◎消防 TEL:18
◎在カメルーン日本国大使館(チャドを兼轄)
 TEL:(市外局番なし)222-20-62-02,222-20-65-85
     国外からは(国番号237) 222-20-62-02,222-20-65-85
 FAX:(市外局番なし)222-20-62-03
     国外からは(国番号237)222-20-62-03

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在カメルーン日本国大使館(チャドを兼轄)
 住所:1535, Rue1828, Bastos-Ekoudou, Yaoundé, Cameroun
 TEL:(市外局番なし)222-20-62-02,222-20-65-85
     国外からは(国番号237) 222-20-62-02,222-20-65-85
 FAX:(市外局番なし)222-20-62-03
     国外からは(国番号237)222-20-62-03
 ホームページ:https://www.cmr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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