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モザンビーク
テロ・誘拐情勢

更新日 2021年06月30日

1 概況
(1)北部カーボデルガード州では、2017年10月以降、武装集団による襲撃事件が多発しています。当該武装集団と「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)との直接の関連性は不明なるも、2019年6月以降は「イスラム国中部アフリカ州」(ISCAP)名義での犯行声明が度々発出されています。ISCAPの声明では、イスラム法による統治の実現や政府に対する反感について言及されており、一般市民に加え、軍・治安機関関係者も武装集団の標的とされるなど、甚大な被害が発生しています。
(2)中部ソファラ州では、政権に不満を抱く野党レナモ党の分派の武装集団(自称「レナモ軍事委員会」)が、バスや一般車両の襲撃事件を引き起こしています。
(3)首都が所在するマプト州やソファラ州で、誘拐事件が多発しています。標的は主にインド人やポルトガル人の企業経営者などの富裕層であり、金銭目的の犯行とみられています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)北部カーボデルガード州
ア カーボデルガード州では、2017年10月以降、武装集団による襲撃事件が相次ぎ、多数の住民や軍・治安機関関係者が殺害されています。当該武装集団とISILとの直接の関連性は不明なるも、2019年6月以降はISCAP名義での犯行声明が度々発出されています。襲撃による死者数はこれまでで2,600人以上に上っており、住民約70万人以上が居住地からの避難を余儀なくされています。
イ 2020年8月には、モシンボア・ダ・プライアの市街と港湾が武装集団により襲撃・占拠されました。また、2021年3月には、国際液化天然ガス(LNG)事業サイト付近のパルマが武装集団の襲撃を受け、銀行を含む多数の建造物が破壊・略奪の被害にあったほか、外国人を含む数十名人が殺害され、住民数千人が避難民となるなど、甚大な被害が発生しました。
(2)中部ソファラ州
 ソファラ州では、2019年8月の恒久的和平協定署名後、野党レナモ党の武装解除が進みつつありましたが、同党の分派の自称「レナモ軍事委員会」が再び襲撃事件を引き起こしています。レナモ軍事委員会は、2020年4月に同州ムディンディリにおいてバス2台を襲撃(負傷者5人)、2020年9月に同州ゴロンゴーザ付近においてバス4台を襲撃(死者2人、負傷者8人)するなど、バスや一般車両、警察を標的とする襲撃を繰り返しており、2020年中、こうした襲撃により20人以上の死傷者が発生しています。

3 誘拐事件の発生状況
(1)2020年中、マプト州で4件、ソファラ州で6件の誘拐事件が発生しました。標的は主にインド人やポルトガル人の会社経営者などの富裕層であり、金銭目的の犯行とみられています。犯行は、明確な目標設定と入念な準備の下、計画的に実行されています。日頃から、標的にされないように、目立たない、行動を予見されない、用心を怠らないことを心掛けてください。
(2)カーボデルガード州では、集落の襲撃後、住民が誘拐される事件が多発しています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 現在のところ、モザンビークにおいて、日本人及び日本権益を直接の標的としたテロ・誘拐の脅威は確認されていませんが、上記のとおり、カーボデルガード州やソファラ州で襲撃事件が多発しているほか、マプト州等で外国人を標的とした誘拐事件も発生しています。
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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