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モザンビーク

2019年02月21日

1 概況
(1)近年,モザンビークは高い経済成長を続けてきましたが,ここ数年は非開示債務問題の発生や資源価格の下落等の影響により経済情勢が悪化し,所得格差が拡大したため,強盗,誘拐,性犯罪,空き巣,車上荒らし等の犯罪が多発し,治安の悪化が社会問題化しています。また,モザンビークでは,1992年の内戦終了後も,内戦で戦った政府与党フレリモと野党レナモとの間に政治的な緊張関係が存在し,レナモ支持の強い北中部地域の一部では,政府軍や警察とレナモ武装集団との間で衝突が発生してきました。2016年末に対立の一時停止が合意されるなどの成果がありましたが,野党指導者が2018年5月に死亡したため,今後の対話の展開を注視する必要があります。
(2)また,モザンビーク北部に所在するカーボ・デルガード州では,身元不明の武装集団による襲撃事件が頻繁に発生しております。これらの事件へのイスラム過激派の関与を疑う報道もありますが,実態は解明されておりません。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1 概況のとおり

3 誘拐事件の発生状況
 モザンビークでは誘拐事件が断続的に発生しています。主に身代金目的の誘拐であり,特にインド,パキスタン等のアジア系の外国人やポルトガル人の会社経営者など,富裕層が狙われています。2018年には外国人企業家(ポルトガル人)が要求された身代金を払ったにも関わらず殺害されるといった凶悪事件も発生しており,十分注意が必要です。また,北部のカーボ・デルガード州では 2017年以降,村への襲撃や村民の誘拐事件が断続的に発生しています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに,モザンビークにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。

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