モザンビーク | Mozambique > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1 犯罪発生状況
 モザンビークでは,貧富の格差や経済情勢の悪化を背景に,一般犯罪が増加傾向にあり注意が必要です。特に都市部において,強盗,誘拐,性犯罪,住居侵入(空き巣含む),車上狙い,スリ,置き引き,ひったくり,麻薬売買等が発生しています。犯行には,銃器やナイフ等の凶器が使用されることが多く,凶悪化が進んでいます。地方都市においても治安状況は悪化傾向にあり,日本人を含む外国人の被害が増加していますので十分注意が必要です。

(1)首都マプトにおいては,以前から注意が必要とされていたダウンタウン付近(バイシャ地区)や海岸通り及び高級ホテル付近だけでなく,ソマーシールド地区やポラナ地区といった高級住宅地及び商業地においても強盗事件が発生しています。
(2)発生時間は夜間だけでなく,日中の人通りのある場所でも発生しています。
(3)これまでに,モザンビークにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 日本人の被害例
(1)強盗
ア 日中,徒歩で移動していたところ,突然付近の茂みから若い男2名がナイフを手に飛びかかり,1名が被害者の腕を刺し,抵抗できなくした上で財布,携帯電話,ナップザックを奪い逃走した。
イ 夜間,友人とレストランにて食事中,突然後ろから突き飛ばされ,持っていたバッグを強奪された。バッグには携帯電話,デジタルカメラ,パスポート,財布などが入っていた。
ウ タクシーで移動中,運転手がガス欠になったとして車を離れた後,2人組の男が車両を囲み,持っていたバッグを強奪した。バッグには,パソコン,携帯電話,旅券及び現金等が入っていた。
(2)盗難
ホテルに滞在中,仕事のため外出したところ,室内に置いてあったスーツケースがバールのようなものでこじ開けられ,中に入れていた現金やタブレット端末などが盗まれた。
(3)住居侵入
ア 日中電力公社を名乗る男が自宅裏口を訪れたため,鍵を開けたところ,突然男に家の中に押し入られ,テープで手足を縛られ納戸に監禁された。犯人が室内を物色しているところに被害者の友人が訪問してきたため,犯人はそのまま逃走した。
イ 留守中に鉄格子を焼き切られて侵入され金品を奪われた。
ウ 留守中に玄関鉄柵の南京錠及び扉が破壊され,現金を奪われた。
(4)スリ
ア 日中,公共交通機関の乗り合いバス(通称:シャパ)に乗車中,ポケットに入れていた財布を盗まれた。
イ 日中,シャパに乗車中にバッグの一部を切られ,中にあった金品を盗まれた。
(5)置き引き
ア 空港のチェックインカウンターにて搭乗手続きをするため,貴重品の入ったリュックを数十秒足下に置いたところ,何者かによってリュックを盗まれた。
イ ホテル内,野外の喫煙スペースで喫煙中,バッグから視線を外した隙に,自分のバッグが別のバックにすり替えられており,パソコン,タブレット端末及び現金が盗まれた。
ウ レストランにて昼食中,椅子の背もたれに置いていたバッグが盗まれていた。
(6)その他(警官による恐喝等)
夜間,宿泊していたホテル前の公道で同僚と歓談していたところ,警官6名が近付いてきた。被害者はトラブルを避けるためホテル玄関に向かったが,玄関内側にいた警備員は被害者が戻ってくるのを見て,玄関扉を閉め施錠してしまった。被害者は職務質問を受けざるを得なくなり,警官から,被害者が深夜に外出していたことを理由に連行するなどと脅された後,金を払えば解放すると言われたため,やむなく2,000メティカルを支払った。被害者はすぐにその場を立ち去るべく,ホテル内にいた警備員に扉を開けるよう求めたところ,警備員は首を振り,ジェスチャーで金を出すよう要求した。背後にまだ警官がいたためやむなく警備員に500メティカル渡したところ,警備員は扉を開け被害者を中に入れた。被害者は,その後警備員が警官から金を受け取るのを目撃した。

3.防犯対策
(1)強盗
 日中の人通りのある場所でも発生しているため,徒歩での移動は極力避け,自動車等を使用してください。やむを得ず徒歩で移動する場合は,必要以上の金品を持ち歩かないよう心掛け,強盗の標的になりやすい携帯電話やデジタルカメラ等は目立たないように携行してください。
(2)盗難
 国内各地において,ホテルでの盗難事件が多発しています。朝食などで部屋を空けた際や,外出のため部屋を空けた際などに部屋のトランクやバッグから現金,電化製品などが盗まれる被害が発生しています。ホテルの部屋を空ける際は短時間でも貴重品等は置かず,携行する(当国のホテルではセーフティボックスも必ずしも安全ではありません)などの対策をとってください。
 車両を駐車した際に,車両から降りドアロックをする間に気付かないうちに半ドアにされ,持ち主が離れている隙に車内が荒らされる事件が発生していますので,降車時は必ずドアロックがされているか確認してください。
(3)自動車運転中の強盗被害
 多くの場合,夜間などの人通りが少ない時間帯に,交差点や自宅駐車場に入る際などの一時停止時に強盗被害が発生していますので,乗車したらドアをすぐにロックし,窓は開けないでください。また,乗り降りの際にも周囲に不審者がいないか十分注意してください。危険を感じた場合には,停止せずに走行し続けるか,最寄りの警察署へ一時立ち寄る等して安全を確認するなどしてください。
(4)住居侵入
 住居や会社への侵入強盗が増えています。警備員の配備,警報装置の設置,窓や寝室の扉への防護柵の設置等を行ってください。また,警備員や使用人が共犯者となる場合もあるため,鍵は渡さない,外出や外泊の行動予定は知らせない等の注意が必要です。
(5)スリ
 シャパに乗車中のスリ被害が多く発生しています。シャパ内は身動きができないほど混雑しており,携行品の防護は困難であるため,利用しないことをお勧めします。やむを得ず利用する場合は,必要以上の金品を持ち込まないようにしてください。
(6)置き引き
 荷物等は常に自分の身近に置くこと,目を離さないようにすることが必要です。特にホテル,レストランでの日本人の被害が増加しています。短時間であっても荷物から絶対に目を離さないでください。
(7)被害に遭った場合の対応について
 強盗に遭遇し銃器やナイフ等で脅された場合は,生命の安全を第一に考え,抵抗せず相手の要求に従ってください。犯人が去った後,警察に通報するなどの事後処理を行ってください。





● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新の情報は,駐日モザンビーク大使館(03-5419-0973)に確認してください。)

1 査証関係
(1)入国にあたっては査証(ビザ)が必要であり,駐日モザンビーク大使館にて滞在期間30日の一次査証,または滞在期間90日の数次査証の申請が可能です。ただし,滞在期間90日の数次査証の場合1回あたりの滞在期間が30日以内となっているため,数次査証を取得された方は一度出国する必要がありますので注意してください。また,全ての査証は,発行日から60日以内に使用されない場合には無効となります。観光,家族・知人訪問,商用の滞在期間30日の一次査証に関しては,現地入国管理局にて最大90日間の滞在延長の申請が可能です。モザンビーク国内の国際空港,国境の入国管理事務所などで発給されていたアライバルビザ(到着ビザ)に関しては,現在,自国または居住国にモザンビーク大使館がない渡航者のみ発給対象となっていますので注意してください。なお,査証取得の際にはパスポートの残存有効期間が180日以上であること及び査証余白が連続4ページ以上(見開き)であることが必要です。
(2)モザンビークでの長期居住許可(Dire)の申請には,日本の警察による無犯罪証明書(英文)が必要となりますので,日本国内で事前に取得することをお勧めします。

2 入国関係
(1)入国には入国申請書への記入が必要です。
(2)外貨の持ち込みは5,000米ドル(相当)まで申告不要ですが,それ以上は入国時に申告が必要です。またモザンビーク貨10,000メティカル以上の持込みは申告が必要となります。(3)税関検査は非常に厳しく,ほとんどの旅行者が検査を受けていますが,個人使用が目的であれば,以下の品目及び数量については免税での持ち込みが認められています。
・たばこ 250g
・蒸留酒(ウィスキー等)1リットル
・ワイン 2.2リットル
・香水 50ミリリットル
・オードトワレ 250ミリリットル
・その他の物品で価格が5,000メティカル(2016年12月現在100メティカル=約1.35米ドル)以下のもの
(4)新品のパソコンを持ち込む場合には,税関で申請が必要です。また新品のデジタルカメラ等を持ち込む場合にもデポジットを請求されることがあります。

3 出国関係
(1)土産品等の持ち出し制限は以下のとおりです。
・カシューナッツは2キログラムまでは無許可で持ち出し可能。
・エビの持ち出しには検疫証明書が必要。
・民芸品,黒檀等は,税関審査官の判断によりますが,個人の土産品の範囲内であれば持ち出しが可能。
(2)外貨5,000米ドル(相当)まで申告不要ですが,それ以上の持ち出しは申告が必要となります。またモザンビーク貨10,000メティカル以上の国外持ち出しは申告が必要となります。

4 手荷物検査場では,青色の制服が税関職員で,灰色の制服が警察官です。手荷物検査場で現金の持ち出し額等を確認する際,賄賂等を要求されることがありますので注意してください。モザンビーク政府は汚職撲滅運動を展開しており毅然とした対応が重要です。





● 滞在時の留意事項


1 滞在中は身分証明書(旅券等)の常時携帯が義務付けられています。
2 空港,駅,軍関連施設,大統領官邸,市場,港湾施設,刑務所などの治安上重要な施設やほとんどの公共物について写真撮影が禁止されています。
3 麻薬類の売買,使用は禁止されています。特に密輸については,取り締まりが厳しくなっています。
4 モザンビークでは国際運転免許証での運転が認められていません。また,歩行者よりも自動車が優先されており,交通マナーも非常に悪く,交通事故が頻発しています。運転中はスピードを出し過ぎないように注意し,必ずシートベルトを着用してください。
5 都市部と主要幹線道路は舗装されていますが,大通りでも信号の故障や,道路の陥没が見られ,道路事情は良いとはいえません。
6 大統領官邸前は歩行禁止となっています。大統領はじめ政府要人は,サイレンを鳴らした白バイや自動車に護衛されて移動します。移動時に遭遇した場合は,道路脇に寄って通行を妨げないように注意してください。また,高級ホテルに面した道路は政府要人の通行のため,しばしば通行止めとなり迂回が必要となることがあります。
7 シャパの中ではスリに遭う危険性が高く,無理な運転や整備不良を原因とする事故も発生しており,これを利用する際は十分注意する必要があります。
8 タクシーはメーター制ではないので,事前にホテル等で料金相場を確認することをお勧めします。また,タクシー利用の際は,可能な限り,流しのタクシーではなく,知人などから紹介された信用出来る運転手を利用してください。
9 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet ) による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
10 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。 「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1 モザンビークの公用語はポルトガル語です。政府機関や主要ホテル,レストランでは英語も通じますが,日常生活においてはポルトガル語が必須です。また,首都マプトを含む南部地域ではシャンガーナ語などの部族語も多く話されます。モザンビークには,マクアロムエ族,シャンガーナ族等,43の民族が存在しています。宗教については,カトリック教徒が一番多く,次にイスラム教徒の順です。

2 滞在中は,以下の感染症に注意してください。
(1)マラリア:年間を通じて全国で患者が発生しています。主に夜間に活動するハマダラカ(蚊)に刺されることにより感染します。,肌の露出を避け,蚊の忌避剤を使うなど,蚊に刺されないように注意してください。大都市以外に1週間以上滞在,する場合には,抗マラリア薬の予防服用が有効とされますが,必ず事前に専門医にご相談ください。
(2)経口感染症(コレラ,赤痢,A型肝炎等):ホテル,レストラン等での外食を含め,十分に加熱調理した食事やミネラルウォーターを摂取してください。また,飲食前の手洗いを励行してください。特に,例年雨期には,コレラが流行しますので,モザンビークへの渡航・滞在を予定している方,及び既に滞在中の方は,在モザンビーク日本国大使館ホームページ等により,最新情報を随時確認の上,コレラの感染予防に努めてください。
(3)狂犬病:ペットの犬等には予防接種を励行してください。また,むやみに野犬や野生動物には触らないよう注意してください。

3 感染症対策には破傷風,A型肝炎,B型肝炎,狂犬病,腸チフス,髄膜炎の予防接種が有効ですので,医師と相談の上検討してください。
なお,黄熱については,感染する危険のある国ではないので予防接種は求められていませんが,周囲の黄熱汚染国から入国する場合,黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められます。

4 医療機関は公立及び私立の病院がありますが,医療レベルは決して高くないので,手術や輸血が必要な場合は,南アフリカなど医療レベルが比較的高い国での受診をお勧めします。なお,重病・重傷により緊急移送が必要な場合に備え,十分な補償内容の海外旅行保険に加入するようお勧めします。

5 在外公館医務官情報
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/mozanbiq.html ) において,モザンビーク国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページも参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/



● 緊急時の連絡先


◎警察:TEL:112
◎消防:TEL:21-322222       
◎救急車(以下の病院に直接連絡して救急車を要請する):
Hospital Privado de Maputo(プライベート病院:マプト)
              TEL:21-493687
◎在モザンビーク日本国大使館:
TEL:21-499819~20
 国外からは(国番号258)21-499819~20
FAX:21-498957
国外からは(国番号258)21-498957
開館時間外:(開館日夜間):84-3258360,84-3258380
国外からは(国番号258)84-3258360,84-3258380
(休館日) :84-4171150
国外からは(国番号258)84-4171150





(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
 電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐・感染症関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)3047
○外務省領事局政策課(感染症関連)
  電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2850
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在モザンビーク日本国大使館
住所 : Av.Julius Nyerere,2832,P.O.BOX 2494, Maputo, Mozambique
電話 :21-499819~20
国外からは(国番号258)21-499819~20
  FAX   : 21-498957
国外からは(国番号258)21-498957
ホームページ:http://www.mz.emb-japan.go.jp/