マラウイ
テロ・誘拐情勢
更新日 2023年08月31日
1 概況
マラウイにおいては、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。マラウイで発生した外国人の誘拐事件は、身代金を要求する金銭目的のものでした。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
これまで外国人を標的とした誘拐事件は発生していませんでしたが、2022年、外国人の少女が身代金目的で日中に誘拐される事案が発生しました。交渉が長引いた結果、同少女は居住地から離れた南部の街に放置され、その後保護されました。
また、反政府デモの主催者の一人が誘拐される事案が発生しましたが、翌日に解放されました。同事案は、政治的動機による特定目的の誘拐と推察されています。
4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。