マダガスカル
テロ・誘拐情勢
更新日 2024年01月01日
1 概況
マダガスカルにおいては、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されておりません。ただし、誘拐事件については、身代金目的の誘拐事件が多く発生しており、注意が必要です。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
1.概況のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
マダガスカルでは、2023年にも多数の誘拐事件が発生しています。富裕層を標的とした身代金目的の犯行が大半を占め、特にインド・パキスタン系実業家や、中国系企業経営者、マダガスカル人富裕層が標的とされた事件が報告されています。
4 日本人・日本権益に対する脅威
これまでマダガスカルにおいてテロによる日本人の被害は確認されていません。
他方、テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的な傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しています。これらは組織性が低い単独犯によるテロが多く、事前の取締りが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、警備や監視が手薄で不特定多数の人が集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。