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セネガル

更新日 2020年03月02日

1 概況
 近年,セネガルにおけるテロ事件の発生は確認されていません。しかし,2012年6月にセネガルがマリへの西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)軍ミッションへの参加を表明して以来,「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)」の指導者がセネガルを攻撃対象と明言するなど,セネガル国内でもテロの脅威が懸念されています。 
 また,カザマンス地方においては,反政府組織である「カザマンス民主勢力運動(MFDG)」の活動が確認されています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)
 セネガル国内では,イスラム過激派組織の活動は確認されていません。一方で,隣国マリの首都バマコやブルキナファソの首都ワガドゥグでは,AQIMやその関連組織によるとみられる大規模なテロ事件が発生しています。AQIMはセネガルをテロ攻撃の対象として言及しているほか,2018年にはナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」をモデルに土着の聖戦細胞組織を作ろうとした計画を立案したとしてセネガル人13人が逮捕され,2019年10月にはテロ容疑で指名手配中のニジェール人がセネガルに入国を図り逮捕されるなど,テロ組織の関係者がセネガル国内においても顕在化し始めています。
(2)カザマンス民主勢力運動(MFDG)
 セネガル政府はMFDGとの和平交渉を継続しつつ,カザマンス地方の経済開発に取り組む姿勢を示しています。近年,MFDGは弱体化しているとも指摘されていますが,散発的な襲撃や地雷による被害も発生しており,特に同地方の国境付近の治安情勢には引き続き注意が必要です。

3 誘拐事件の発生状況
 セネガルでは,過去5年以上,誘拐事件の発生は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は,シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,これまでもチュニジア,ベルギー,バングラデシュ,スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では,単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど,テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように,テロはどこでも起こり得ること,日本人も標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は,このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり,本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。 
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