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セーシェル
テロ・誘拐情勢

更新日 2024年12月18日

1 概況
(1)セーシェルにおいては、現時点でテロ組織や反政府組織の活動は確認されていません。
(2)海賊活動については、これまで下火になっていたものの再活性化が懸念されています。2024年1月にセーシェル国防軍及び沿岸警備隊がソマリア武装海賊に乗っ取られた漁船からスリランカ人漁民6名を救出し、海賊被疑者3名を拘束する事案が発生しておいます。
(3)テロとの関連性は不明ですが、近年、セーシェルでは以下の不審な事案が発生し、警察が事件として捜査しています。
ア 2024年4月から、マヘ島内の小中学校、国民議会、最高裁判所、空港等で、化学物質系の気体の異臭事件が5件以上発生し、児童等が呼吸不全や頭痛等を発症しました。
イ 2023年12月7日未明、マヘ島プロビデンス地区で建設会社の爆薬庫の爆薬が爆発し、178名が負傷しました。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 近年、セーシェルにおいて誘拐事件の発生は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 現在のところ、セーシェルにおいてテロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
 他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
 また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
 テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。



テロについて

「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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