ザンビア
テロ・誘拐情勢
更新日 2023年01月26日
1 概況
(1)ザンビアにおいては、テロ組織・反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。
(2)当地における誘拐事件としては、邦人を標的とした誘拐の情報は確認されていないものの、2022年は、金銭目的及び女性が標的となった誘拐事件が発生しています。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
当地において、当館で把握している2022年の誘拐事件は、ザンビア人の少年へ声を掛け、車で送迎を申し出た男性2名によって、強盗及び暴行された事件と、身代金等の目的によって計12名の女性が誘拐された事件です。
当地において、日本人が誘拐事件の標的となることは、通常の状況下では想定し難いですが、過去に外国人子女等の誘拐事件も発生しているため、日本人が被害に遭う可能性は排除されません。
4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。