ザンビア
テロ・誘拐情勢
更新日 2025年01月27日
1 概況
(1)ザンビアにおいては、テロ組織・反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。
(2)ザンビアにおいては、日本人を標的とした誘拐の情報は確認されていないものの、2024年には、首都ルサカを中心として、性犯罪目的及び金銭目的の誘拐事件が発生しています。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
当館で把握している2024年の誘拐事件は7件であり、未成年女子への性犯罪を目的とした誘拐と身代金要求(年齢及び性別問わず)を目的とした誘拐が確認されました。また、貧困地区にて公共交通機関(ミニバス)を装い学校から帰宅途中の女子中学生6名を乗車させた誘拐未遂事件(不審に思った当事者達が減速時にミニバスから飛び降り未遂事件となった)も確認されました。
ザンビアにおいて、日本人が誘拐事件の標的となった例は確認されていませんが、過去に外国人子女等の誘拐事件も発生しているため、日本人が被害に遭う可能性は排除されません。
4 日本人・日本権益に対する脅威
現在のところ、ザンビアにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。