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テロ・誘拐情勢

2016年03月22日

1.概況
(1) これまでコートジボワールにおいては、テロ事件の発生はありませんでしたが、近隣のマリの首都バマコ(2015年11月)やブルキナファソの首都ワガドゥグーにおけるホテル襲撃テロが発生しており、今般、2016年3月13日、沿岸部主要都市アビジャン(実質上の首都)の東に位置する観光地「グラン・バッサム」のホテルや隣接する海岸が武装集団に襲撃され、外国人を含む多数の死傷者が出ました。本件については、イスラム過激派組織イスラム・マグレブ諸国のアル・カイーダ(AQIM)が犯行声明を出しました。
(2)コートジボワールは、AQIMが攻撃対象としている駐留フランス軍とも連携し、かつ国連マリ多面的統合安定化ミッション(MINUSMA)にも軍を派遣しており、今後も標的とされる可能性は排除されません。
(3) マリを拠点とするイスラム過激派組織アンサール・ディーンに関連する休眠テロ細胞が過去にコートジボワール国内で解体されている事例もあり、潜在的に同国内にテロ細胞が存在している可能性があります。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1.概況のとおり。

3.誘拐事件の発生状況
 外国人を標的とする誘拐事件の発生は確認されていません。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 コートジボワールにおいては、日本人・日本権益を標的としたテロや誘拐事件の脅威は特に確認されていません。しかしながら、上記のとおり、国内で武装集団よる襲撃事件が発生したことに加え、西アフリカにおいては、AQIMをはじめとするイスラム過激派組織によるテロ事件が多く発生しています。
 また、その他の地域においても、近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。