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カメルーン

更新日 2020年03月23日

1 概況
 カメルーン極北州では,隣国ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(シェカウ派)」による自爆テロ,誘拐,手製爆弾の隠匿設置,治安当局への武力攻撃,宗教関連施設への襲撃,家畜の強奪,強盗等が発生しており,予断を許さない状況です。イスラム過激派組織の活動は特にチャド湖周辺において活発で,同地域に展開する治安機関及び集落等に対する襲撃が後を絶たず,多数の死傷者が出ています。また,イスラム過激派組織は女性や年少者を誘拐し,洗脳した後に自爆テロを敢行させる等のテロ行為も行っています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1 概況のとおり

3 誘拐事件の発生状況
 統計がないため正確な発生数は不明ですが,報道によると,極北州において誘拐事件が多発しており,そのほとんどはイスラム過激派組織によるものとみられています。カメルーン人を狙った誘拐はイスラム過激派組織の戦闘員,自爆テロ要員又は支援者にするためと言われており,女性,子どもを問わず,洗脳し自爆テロ犯に仕上げる残忍な手段を用いています。
 また,東部の中央アフリカ国境地帯や北東部のチャド国境地帯でも誘拐事件が頻発しています。これは中央アフリカから流入してきた武装勢力によるもので,当局により逮捕された同胞の釈放や身代金を要求しています。
その他,ドゥアラやヤウンデ等の都市部においては女性及び子どもを対象とした誘拐事件が,また,アダマワ州においては幹線道路を通行する車両を標的とした身代金目的の誘拐事件が発生しています。
 英語圏(北西州及び南西州)においては,地元有力者(政治家,資産家等)が英語圏分離独立派武装グループに身代金目的で誘拐され,殺害される又は行方不明になる事件が発生しています。2018年3月には,外国人技師が英語圏分離独立派武装グループにより身代金目的で誘拐され,殺害されています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 カメルーンにおいては,上記のとおり,イスラム過激派組織による自爆テロや襲撃が発生しているほか,誘拐事件等が断続的に発生しており,日本人・日本権益がテロ・誘拐事件の標的となる,あるいは巻き添えとなる可能性も否定できません。
このような状況を十分に認識し,テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は,このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり,本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。 
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