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テロ・誘拐情勢

2016年02月17日

1.概況
(1)カメルーンにおいては、近年、極北州において、隣国ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(BH)」(「ISIL西アフリカ州」と称しての活動も認められる)による襲撃事件や自爆テロ事件が断続的に発生しています。
(2)極北州においては、ボコ・ハラムによる誘拐事件が多発しているほか、同組織以外の実行犯によるとみられる外国人を標的とする誘拐事件も発生しています。また、北部州のチャド国境付近、東部州の中央アフリカ国境付近、ドゥアラ、ヤウンデ等の大都市でも誘拐事件の発生が報じられています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1.概況のとおり。

3.誘拐事件の発生状況
 カメルーンにおいては、特に極北州を中心に、イスラム過激派組織等による誘拐事件が発生しています。最近の主な誘拐事件は以下のとおりです(以下(1)~(7)はすべて2015年中に発生した事件)。
(1)1月7日、極北州ブラムで、家族6人がボコ・ハラムに誘拐された。
(2)1月18日、極北州マバスとマクスで、ボコ・ハラムの襲撃があり、3人が死亡し、子供50人が誘拐された。
(3)3月21日、北部州トゥボロで、バスに乗っていた子供1人を含む9人が武装集団に誘拐された。
(4)4月22日、北部州ムベングで、女性3人が武装集団に殺害され、子供3人を含む5人が誘拐された。
(5)6月13日、極北州ジゲで、村長がボコ・ハラムに誘拐された。
(6)8月8日、北部州ウロ・ベルドゥムで、ビジネスマン2人が武装した男らに誘拐された。
(7)11月2日、極北州ケラワ付近で、6人がボコ・ハラムに誘拐された。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 カメルーン北部では、外国人を標的としたとみられるイスラム過激派組織等による誘拐事件が発生しており、今後日本人も標的となる可能性は排除されません。
 また、近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。