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エチオピア
テロ・誘拐情勢

更新日 2021年06月03日

1 概況
(1)2018年6月、アディスアベバ中心部のマスカル広場で行われていた政治集会(報道等では数百万人の市民が集まったとされている)で、アビィ首相の演説直後に会場内で爆弾が爆発する事件が発生し、2人の死者を含む多数の死傷者が発生しました。アビィ政権に対してテロによって主張を行うという勢力は、いまだ多数存在しています。
(2)2019年9月、首都アディスアベバにおけるテロ攻撃を計画したとして、イスラム過激派組織「アル・シャバーブ」及び「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の構成員が逮捕されたほか、2019年11月には、アディスアベバ、ディレダワ、ジジガ及びモヤレ等の都市におけるテロ攻撃を計画したとして、アル・シャバーブ及びISILの構成員17人が逮捕されたと報道されました。また、2020年11月にも、エチオピア各地においてテロ攻撃を計画したとして、アル・シャバーブ及びISILの構成員が逮捕されています。
(3)エチオピアは、紛争及び難民問題を抱える南スーダンやアル・シャバーブの拠点があるソマリアと国境を接しており、周辺諸国の情勢の影響を受けやすいというリスクがあるため、これらの国の状況を注視する必要があります。また、周辺国の紛争や干ばつに起因する難民を国境付近に多数受け入れていることから、国境地帯を中心に、貧困の深刻化や治安情勢の悪化にも注意が必要です。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
(1)2012年1月、エリトリアとの国境に近い観光地において外国人観光客が襲撃され、殺害・誘拐される事件が発生しました。外国人を標的とした誘拐事件は、それ以降は発生していませんが、2017年12月、同観光地付近において再び外国人観光客が襲撃され死亡する事件が発生しています。同事件は誘拐目的だったともいわれており、国境付近では極めて強い警戒が必要です。
(2)アムハラ州北西部やガンベラ州では、身代金目的と思われる誘拐事件が頻発しています。また、2019年12月には、オロミア州西部ケレム・ウェレガにおいて、アムハラ系民族の学生27人が武装グループによって誘拐される事件が発生しています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 2008年9月、東部ソマリ州オガデン地区において、ソマリアから侵入した犯罪組織が同地区国境付近で活動していた日本人1人を含む国際NGO職員2人を誘拐し、長期間にわたり拘束する事件が発生しました。また、2019年3月には、オロミア州西部西ウェレガ地区において通行中の車両が武装勢力に襲われ、日本人を含む外国人等5人が殺害される事件が発生しました。エチオピアでは、各地において公共交通機関や一般車両が武装勢力に襲撃される事件が頻発しているほか、外国企業のプラントなどに対する攻撃も発生しています。
 また、隣国ソマリアではアル・シャバーブ等の国際テロ組織や犯罪組織の活動が活発であり、エチオピア国内でもテロ・誘拐の危険性は常に存在しています。
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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