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アンゴラ

2019年02月04日

1 概況
 アンゴラでは,2002年に内戦が終結した後,反政府勢力であったUNITA(アンゴラ全面独立民族運動)の武装解除及び政治政党への移行等が順調に進んだ結果,現在,反政府組織及びイスラム過激派を含む国際的なテロ組織等の活動は確認されていません。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)豊富な石油資源を有するアンゴラ北部の飛び地であるカビンダ州においては,1960年代から同州の分離独立を目指す「新カビンダ解放戦線(FLEC-R:FLEC Renovada)」及び「カビンダ解放戦線カビンダ軍(FLEC‐FAC:FLEC Forcas Armadas de Cabinda)」の2つの反政府組織が活動していましたが,FLEC-Rについては,2006年のアンゴラ政府との和平合意以降,特筆すべき反政府活動等は確認されていません。
(2)一方,FLEC-FACは散発的な襲撃事件等を繰り返しており,2010年1月には,サッカーのアフリカ選手権大会参加のためコンゴ共和国からバスでカビンダ州に入ったトーゴ選手団を襲撃し,死傷者が発生する事件を起こしています。この事件には,カビンダ独立運動の存在を世界的にアピールする目的があったものとみられていますが,アンゴラ政府はこれをテロ行為であると強く非難の上,取り締まりを強化し実行犯とみられる2名を拘束しました。その後,カビンダ州において独立運動に関連したテロ事件は確認されていません。

3 誘拐事件の発生状況
 アンゴラ国内において,反政府組織や国際的テロ組織による誘拐事件は確認されていませんが,2016年に証券会社役員,商店店主,中国人等を狙った身代金目的と思われる誘拐事件が年間38件発生したとの報道があったほか,2017年5月には金品強奪目的で誘拐された中国人が死亡する事件が発生しており,更に2018年7月には,ルアンダ市内において,ナイジェリア人が身代金目的でインド人男性1名を誘拐する事件も発生しています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに,アンゴラにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。

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