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ニュージーランド
テロ・誘拐情勢

更新日 2020年08月12日

1.概況
 2019年3月15日、ニュージーランド南部のクライストチャーチにおいて銃撃テロ事件が発生しました。事件後、NZ政府は銃規制を強化するなどテロ防止に向けた対策を推進していますが、国内には依然として多くの猟銃等が流通しており、引き続き、テロに対する警戒が必要です。

2.各組織の活動状況又は各地域の治安情勢
(1)2019年3月15日、クライストチャーチに所在する2か所のモスクで男が自動小銃を乱射し、51人が死亡,数十人が負傷しました。同日、警察は本件の実行犯であるオーストラリア国籍の28歳の男を逮捕し、アーデーン首相はこの事件を「テロ攻撃である」と発表しました。報道によると、実行犯はイスラム系移民を敵視し白人至上主義を主張する過激思想の持ち主で、逮捕時、軍用スタイルの半自動小銃等5丁の銃器を所持していたとされています。
(2)一方、現在のところ、ISILを始めとするテロ組織の活動は確認されていません。

3.誘拐事件の発生状況
 国家警察の統計によると、ニュージーランド国内では2019年1月から12月の間に416件の誘拐事件が発生しましたが、テロ等に関連した誘拐事件は確認されていません。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに、ニュージーランドにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、前述の銃撃テロ事件の実行犯に限らず、移民を敵視する者等が、イスラム系のみならず日本人を含む外国人を標的としたテロ行為に及ぶ可能性は否定できません。また、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

テロについて

 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には,特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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