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サウジアラビア
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年03月23日

1 概況
(1)サウジアラビアでは、近年では、2020年10月に、マッカ州ジッダで、フランス総領事館守衛刺傷事案が発生したほか、同年11月には、同市の非イスラム墓地で行われていたフランス総領事館主催戦没者追悼記念式典の最中に爆発テロが発生しました。2021年12月には、ジッダで、ダカール・ラリー参加車両が爆発し、フランス人1名が負傷する事案が発生したことを踏まえ、本事案に関しては、フランス当局による(テロ)捜査が開始されたとの報道があります。サウジアラビア当局は、治安対策を引き続き強化しており、各地で拘束したテロ組織関係者に死刑を執行しています。
(2)2021年3月、マッカに所在するマスジド・ハラームの治安機関は、テロ組織を支持する発言を繰り返し、刃物を所持していた人物1人を拘束しており、サウジアラビアにおけるテロの潜在的脅威が懸念されます。
(3)また、サウジアラビアの治安情勢は、周辺諸国の情勢と不可分であり、特にイランやイエメン、イラクを始めとする周辺地域の状況がサウジアラビアの治安情勢に及ぼす影響に注意する必要があります。また、イエメンとの国境においては、サウジアラビア治安当局が国境管理を強化していますが、依然として麻薬密輸グループ等による不法な出入国が続いている模様であり、このような事案の摘発も続いています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 2021年中、サウジアラビアでは、誘拐事件発生に関する情報は確認されていません。しかしながら、2017年、同国内務省報道官は、同年に320件の誘拐があったと報告しており、十分な注意が必要です。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 サウジアラビアにおいては、これまでのところ、日本人及び日本権益に対する具体的な脅威情報は確認されていません。しかし、アル・カーイダ及びイラク・レバントのイスラム国(ISIL)は、サウジアラビアもテロの標的に含まれる旨の声明を発出しており、外国公館・政府機関だけでなく、ホテル、ショッピングモール等、人が多く集まる場所を標的とする恐れがあり、注意が必要です。また、過去、日本を攻撃対象として名指しする声明がISILによりインターネットを通じて発出されていることを考慮すれば、日本が直接の標的とされる可能性も完全には排除できず、注意が必要です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に務め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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