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クウェート
テロ・誘拐情勢

更新日 2025年01月10日

1 概況
(1)2015年以降、クウェートにおいてテロ事件は発生していませんが、ISIL等過激派組織や過激思想に感化された者が逮捕される事案は発生しています。2024年1月にはシーア派礼拝施設を対象としたテロを計画したとするチュニジア人3名の逮捕、4月には米軍基地を対象としたテロを計画したとするクウェート人複数名の逮捕、また7月には過激派組織に加入したとするクウェート人複数名の逮捕など、治安当局は取締まりを強化しています。
(2)テロ組織等による誘拐事件及び駐在員等が標的となる誘拐事件はこれまで確認されていませんが、アジア系やアフリカ系女性に対する性的暴行を目的とした誘拐事件は発生しています。夜間や人気の少ない場所での一人歩きを控え、また繁華街で見知らぬ人から声をかけられても相手にしないなど、細心の注意を払う必要があります。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 「1 概況」のとおり。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでクウェートにおいて日本人や日本権益に対するテロや誘拐事件の脅威は確認されていませんが、アジア人が巻き込まれた誘拐事件は発生していますので注意が必要です。
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
 テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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