オマーン
テロ・誘拐情勢
更新日 2024年01月01日
1 概況
(1)近年、オマーン国内に拠点を置く国際的なテロ組織や反政府組織の活動は確認されていません。しかしながら、周辺諸国の情勢やオマーンに不法入国する外国人が一定数いること等を考慮すると、これらに紛れて国外のテロ組織構成員が侵入し、欧米諸国の権益等に対しテロ攻撃を行う可能性は排除できません。
(2)殊更に外国人を標的とする誘拐事件は確認されていませんが、わいせつ目的や金銭トラブルから発展した誘拐事件等がまれに報道されることから、一般的な注意を払う必要があります。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
「1 概況」のとおり。
4 日本人・日本権益に対する脅威
これまでに、オマーンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていません。
他方、テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設)を標的としたテロが世界各地で頻発しており、このような場所では常に注意が必要です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。