アラブ首長国連邦 | United Arab Emirates > テロ・誘拐情勢

テロ・誘拐情勢

2016年03月11日

1.概況
(1)アラブ首長国連邦(UAE)においては、2014年12月、アブダビ市内リーム島のショッピングモールにおいて、イスラム過激派の思想に感化されたUAE国籍の女性による米国人女性殺害事件及び手製爆弾による爆弾テロ未遂事件が発生しましたが、それ以降、UAE国内においてテロ事件の発生は確認されていません。UAEにおいては2011年以降本格化したとみられる当局による摘発により国内におけるテロ組織は大部分が弱体化しているとみられます。
(2)UAE国内においては、各種の警備機器等の充実をはじめとして高度な治安対策がとられているものの、イスラム過激派組織ISILによってアブダビ等が攻撃対象と位置づけられていることから、今後UAE国内においてテロが発生する可能性は完全には排除されません。
(3)また、UAEは2015年3月以降、イエメンにおける軍事作戦に積極的に参加しています。UAE国内においては、イエメンの反体制派組織の関係者が摘発されており、今後そのような者によるテロが発生する可能性も否定できません。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1.概況のとおり。

3.誘拐事件の発生状況
 UAEでは、性的暴行や身代金目的の外国人を標的とする誘拐が、毎年数件発生していることが報じられています。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 これまで日本人や日本の企業を対象とするテロ事件は発生していません。しかしながら、近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。