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アラブ首長国連邦
テロ・誘拐情勢
更新日 2026年05月08日
1 概況
アラブ首長国連邦(UAE)においては、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。
(1)近年のテロ情勢
これまでもUAEは、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)等のイスラム過激派組織から攻撃対象として位置付けられているほか、2025年11月には、「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)が、スーダンの危機的状況に対する報復として、世界各地にあるUAE権益に対する攻撃の呼び掛けを行っています。これらを踏まえると、テロの脅威は少なからず存在すると言え、引き続き注意は必要です。
(2)国内のテロ組織等について
「イスラ―ハ」(UAE国内のムスリム同胞団)は、UAE当局の摘発により、現在組織として存続しているか不明ではあるものの、UAE政府にテロ組織指定されており、引き続き注意が必要です。
(3)近年の誘拐情勢
UAE国内における誘拐事件として、外国人を標的とした事案が複数発生しています。予防のため、多額の現金を持ち歩かない、見せない心構えが必要です。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
UAE政府が発表している誘拐事件発生件数は、年間約10~45件の間で推移しています(2012年から2021年の10年間。)。2024年に発生した誘拐事件は、外国人を標的とした金銭目的が大半です。一方、同年11月下旬にイスラエル及びモルドバ国籍を保有するユダヤ教指導者がドバイ首長国で誘拐され、アブダビ首長国アル・アインで遺体で発見される事件も発生しています。
4 日本人・日本権益に対する脅威
近年、UAE国内において、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。しかし、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。また、誘拐についても同様に注意を要します。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐等に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に務め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

