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モルディブ
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年05月10日

1 概況
 2007年、首都マレ市スルタン公園(現Rasrani Bageecha公園)で爆弾テロが発生し、日本人2名を含む観光客12名が負傷しました。モルディブ政府は2015年にテロ対策法を制定した後、2016年国家テロ対策センターを設立し、同年国会では「テロリズム及び過激主義にかかる国家対策」が承認され、海外での戦闘参加を企図した者の出国を差し止めるとともに、戦闘経験者を拘束しています。また、モルディブには暴力的過激主義者が約1,400名存在すると報道されています。
 2021年5月6日には元大統領を狙った爆破暗殺未遂事案が発生しています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 首都マレ市を含み、モルディブ国内の住民島には若者を中心としたギャング団が存在します。過激主義者・グループもこれらの住民島に点在すると言われていますが、テロ組織の存在は報じられていません。

3 誘拐事件の発生状況
 外国人に関する誘拐事件は報じられていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでモルディブにおいて日本人・日本権益を標的とする具体的脅威は確認されていません。しかし、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。



テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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