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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪の発生状況
(1)一般的状況
 モルディブのリゾート島の治安は良好で,日本人を含む外国人が犯罪に巻き込まれることは少ないとされていますが,警察は,治安に関する懸念要因として「違法薬物の蔓延」「犯罪集団(ギャング)の存在」「イスラム過激思想の流入」を挙げ,各種対策をとっています。特に首都マレ島東部の人口浜周辺は注意してください。若者や失業者が犯罪集団の構成員となり,違法薬物を密売し,蔓延させているほか,「イスラム過激思想」に感化された活動を行う可能性も指摘されています。また,2015年4月から5月に行われた政治的な集団抗議行動では,犯罪集団(ギャング)も参加していたとされ,警察官側に多数の負傷者が出ました。
 2018年は大統領選挙,2019年には国会議員選挙が実施される予定で,関連する政治活動が年間を通し行われるため特に集会等には注意して下さい。

(2)テロ等に対する注意
 モルディブは穏健なイスラム教国家で,近年,国内での特定の反政府武装勢力及びイスラム過激派組織による暴力的な活動は確認されていないことから,現時点ではテロの差し迫った脅威はありません。しかしながら,シリア等においてISIL(イラク・レバントのイスラム国)戦闘員として活動したモルディブ人は相当数存在し,2016年9月,国防大臣は記者会見で,ISILへ参加しようとしたモルディブ人を拘束した事案を公表するなど,国内には過激派の分子が少なからず存在していることを認めています。
 実際に,2014年9月には,マレ市内で群衆がISILの旗を掲げ,イスラム法(シャリーア)による統治を求めるデモが発生しました。また,2017年11月には,ISILに関与したとされる者が当局に勾留されました。
 こうした出来事に先駆けて,2015年10月,政府は,自国民の紛争地域への渡航,戦闘行為への参加,及び他人を紛争地域へ渡航させる,また戦闘に参加させる行為を処罰の対象とする「テロ対策新法」を制定しました。また,2016年2月には,「国家テロ対策センター(NCTC)」を設立するなど,各種対策を取っています。

 これまでに,モルディブにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,以下も参考に状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 防犯対策
 首都マレでは,窃盗事件,特にひったくりが多く発生しており,歩行中は車道側にハンドバッグ等を持たないようにするなど注意が必要です。
リゾート島(リゾート施設のある島)では外国人が被害者となる犯罪例は少ないですが,水泳中の置き引きや空き巣には十分注意する必要があります。ホテル等での滞在中は,ドアや窓は確実に施錠する,セーフティー・ボックスを利用するなどして貴重品を管理する,多額の現金は持ち歩かない,不特定多数の人が集まる空港等では荷物から目を離さない等の,海外旅行の基本的な防犯対策に留意してください。

査証、出入国審査等

 モルディブ政府の手続きや規則等については,必ず最新の情報を確認してください。最新の情報については,駐日モルディブ共和国大使館(電話:03-6234-4315,email:info@maldivesembassy.jp)等にお問い合わせください。

1 査証
 観光等でモルディブに入国する場合,事前の査証取得は不要です。空港での入国時に,復路の航空券を提示することで30日の滞在の許可を取得することができます。

2 出入国審査
 黄熱の感染地域から入国する場合には,イエロー・カードが必要です。

3 外貨申告
 外貨の持ち込みに制限はありません。空港内の銀行において,主要通貨からモルディブ通貨(ルフィヤ)に両替ができます。首都マレやリゾート地区等では米ドルで支払えるレストラン等は多いですが,釣銭は現地通貨になることが殆どです。

4 通関
 武器・凶器,ポルノ,麻薬類などの持ち込みは禁止されています。また,モルディブはイスラム教国であるため,酒類及び豚肉(ハムを含む)も持ち込みが禁止されています。他国において免税購入した酒類も没収されます。入国時の荷物検査では,X線検査後にスーツ・ケースを開けるよう要求されることがあります。ビデオテープやDVDを持ち込む場合,税関では一時的に預かり(預かり証を発行),内容をチェックします。チェック後,預かり証と引き替えに返却してもらえますが,返却までに時間を要します。

滞在時の留意事項

1 滞在査証
 30日を超えて滞在する場合は,入国後30日以内に首都マレの出入国管理局で滞在許可の延長を申請する必要があります。観光の場合は最大合計90日までの滞在許可申請が可能です。
 赴任者などの長期滞在者は,モルディブに渡航する前に人材・雇用・労働省に事前に許可申請をし,入国後は,入国管理局に対し,長期滞在査証及び身分証明の発行を申請します。その後,1年毎に更新が必要です。
 詳細は,駐日モルディブ共和国大使館(月曜~金曜 午前9時~午後4時,電話:03-6234-4315,Eメール:info@maldivesembassy.jp)にお問い合わせください。
 なお,モルディブでは,金曜日及び土曜日が休日です。公的機関の業務時間は7:30~14:00(銀行は8:30~13:30)ですが,官公庁での手続きは,なるべく午前中に済ませることをお勧めします。

2 旅行制限
 旅行者は,リゾート島以外は旅行制限があります。それらの場所を訪ねるためには,珊瑚島(アトール)行政省から旅行許可証を取得しなければならず,更に,国家保安局で旅行計画,訪問地を提示して身分証明書を発行してもらう必要があります。

3 写真撮影の制限
 国家保安局や大統領官邸警備棟,宗教施設等においては,写真撮影が禁止されています。また,政治活動等の撮影も控えてください。

4 各種取締法規
(1)麻薬
 外国人が麻薬(ヘロイン,ハシッシュ,コカイン,マリファナ,LSDなど)の売買及び使用等に関して逮捕された場合,禁固刑に加え相当の罰金刑が科せられます。単なる所持(量,理由を問わない)でも逮捕・勾留後強制退去となり,再入国が禁止されます。絶対に保持・使用したり,入手を試みたりしないで下さい。
(2)不法就労
 外国人がモルディブで就労する場合は,人材・雇用・労働省において就労許可証を取得しなければなりません。就労許可申請に際しては日本の警察証明(無犯罪証明)が必要です。
(3)治安維持
 反政府的な言動は厳しく監視されており,外国人といえども不用意な発言等を行わないよう十分注意する必要があります。

5 その他特殊事情
 環境保護のため,リゾート島及び周辺の海での珊瑚や魚等の生物採集はもとより,貝殻,砂等一切の自然物の採集は厳しく禁じられています。違反した場合には,相当の罰金が科せられます。ただし,魚釣りについては,リゾート島以外では可能です。

6 交通事情
(1)一般的な交通事情
 現在では自動車や,バイクの台数が多く,車の進行を妨げられる場合があるほか,タクシー運転手の中には歩道に乗り上げながら運転するといった乱暴な運転も見られます。
車は左側通行で,信号機が設置された交差点は非常に少ない状況です。
 モルディブでは,日本の運転免許や国際運転免許を持っていても,運転をすることは認められていません。モルディブで車やバイクに乗る場合はモルディブの運転免許を取得する必要があります。
(2)車を運転する場合の注意事項
 車を運転する際には,一方通行と進入禁止,自転車の飛び出し,方向指示機を作動させずに右左折する車やバイクに注意が必要です。主要道路は舗装されており,道路標識は日本と同様のものが設置されています。
(3)交通事故
 交通事故は比較的多く,事故原因としては,わき見運転,自転車やオートバイの飛び出し,方向指示のミス等が多く見られます。交通事故を起こした場合は,必ず警察に通報してください。事故の補償は,当事者の示談になる場合が多いようです。
(4)その他
 島々の間の交通機関としては,主として船が利用されていますが,定期的な公共輸送機関はありません。船のほとんどは小型船舶であり,ドーニーと呼ばれる発動機付の木造船(20~30人乗)とスピードボートがあります。リゾート島へは,水上飛行機で行く場合もあります。

7 在留届の届出
 モルディブに3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在モルディブ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届け出等は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックス,電子メールによる届け出も可能です。在モルディブ日本国大使館まで送付してください。

8 「たびレジ」への登録
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など),またモルディブに在留届出を行い長期滞在中の方が第三国へ渡航する場合は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。
「たびレジ」に登録すると,渡航先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受信先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1 風俗,習慣,国民性に関する留意事項
 国民のほぼ100%がイスラム教徒(スンニ派)であり,イスラム教の教義に基づいた生活をしています。女性は首都マレを除きあまり外に出歩かず,食料の買い物等はもっぱら男性の役割となっています。その他,モルディブの人々は,群島をなす小さな島々で暮らしているためか,外国人に対し警戒心を持っている場合が少なくないので,不用意な態度で接することがないよう留意した方がよいでしょう。
 イスラム教国のため,飲酒はリゾート島以外では禁じられており,酒類は販売されていません。また,断食期間(ラマダン)には,リゾート島を除き日中の飲食も禁じられているので注意が必要です。なお,イスラム教のモスクを訪れる時には,肌を過度に露出した服装は避けることが必要です。

2 衛生事情,病気,医療事情
(1)熱帯特有の伝染病として,ジカウイルス感染症,デング熱,チクングンヤ熱,フィラリア,腸チフス,赤痢等が発生しており,伝染病を媒介する蚊や飲料水に対する注意が必要です。飲料水は十分煮沸したものか市販のミネラルウォーター以外は,調理や飲料に用いないようにしてください。
(2)医療施設については,首都のマレと他の珊瑚島で大きく異なります。マレには国立の病院や外国人の運営する私立のクリニックもあり,ある程度の外科手術まで行えますが,技術的に高度なものは期待できません。他の珊瑚島では,軽傷の疾病以外の治療は困難と考えておいた方がよく,重傷の疾病は首都マレか他国での治療を検討する方が賢明です。首都マレでは,処方せんなしでも種々の薬剤の入手は可能ですが,種類は多くありません。
(3)その他,世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/maldives.html )において, モルディブの衛生・医療事情を案内していますので,渡航前にご覧ください。
 また,以下の厚生労働省検疫所ウェブサイトも参考としてください。
http://www.forth.go.jp/

3 水難事故
 モルディブではマリンスポーツが盛んですが,日本人旅行者のシュノーケリングやダイビング中の死亡事故が発生しています。リゾート島の周辺には海流の速い箇所が多いので,単独での遊泳やシュノーケリングを控えるとともに,ダイビング等の際には,現地のダイビング・ショップ,インストラクターの直接指導の下で行動する等,十分に注意する必要があります。
 なおBandos島とKuramathi島のクリニックには潜水病のための再圧チャンバー施設がありますが,治療費は非常に高額ですので,ダイバー保険等に加入しておくことをお勧めします。

緊急時の連絡先

◎警察 電話:119
◎救急車 電話:102
◎消防車 電話:118
◎主な病院
  (ア)ADK Hospital 
   電話:331-3553
  (イ)IGMH(Indira Gandhi Memorial Hospital)
   電話:333-5335
  (ウ)AMDC Clinic
   電話:332-5979
  (エ)Bandos Medical Clinic and Hyperbaric Treatment Center (マレより高速艇で10分のBandos島の潜水病治療施設)
   電話:44-0088

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 (内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 (内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/
 http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在モルディブ日本国大使館
 住所:8th Floor, Aagé Building, 12 Boduthakurufaanu Magu, Henveiru, Malé,
20094, Republic of Maldives
 電話:(国番号+960)-330-0087
 FAX:(国番号+960)-330-0065
 ホームページ:http://www.mv.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
 e-mail : ryoujimale@mo.mofa.go.jp

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