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モルディブ
安全対策基礎データ

更新日 2020年09月07日

1 一般的状況
 モルディブのリゾート島の治安は良好で、日本人を含む外国人が犯罪に巻き込まれることは少ないとされていますが、警察は、治安に関する懸念要因として「違法薬物の蔓延」、「犯罪集団(ギャング)の存在」、「暴力的過激主義の流入」を挙げ、各種対策をとっています。特に首都マレ市マレ島東部の人工浜周辺では、若者や失業者が犯罪集団の構成員となり、違法薬物を密売している等報じられていますので、注意が必要です。

2 テロ等に対する注意
 モルディブでは、2007年のマレ島におけるスルタン公園爆発事件(日本人2名、英国人2名、中国人8名負傷)以降、テロ事件は発生していませんが、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の戦闘から帰還したモルディブ人がモルディブ国内に一定数(100~200名)存在すると言われており、2014年にはマレ島でISILの旗を揚げた一団がイスラム法による統治を要求するデモが発生しました。2020年2月には、マレ市フルマレ島にて外国人3名が過激主義グループにより鋭利な凶器で刺され負傷しました。同年4月、アリフダール環礁マヒバンドゥ島にて救急艇、警察及び島評議会のスピードボート複数が炎上し、イスラム過激組織ISISが犯行声明を発出する事件が発生しました。
 モルディブ政府は2015年にテロ対策法を成立させ、2016年には国家テロ対策センター(NCTC)を設立して、法整備及び組織作りを進めるとともに、ISILに関与するイスラム過激派の取り締まりを強化しており、モルディブ国軍と警察が中心となって、マレ島、住民島及びリゾート島(リゾートホテルのある島)へのテロ攻撃の可能性を念頭に本格的な対策を講じていると報じられています。
 モルディブはその国民がイスラム教徒のみで構成される穏健なイスラム国家ですが、一般市民に混じってイスラム過激主義者が存在していることが指摘されており、引き続きテロに対する警戒が必要です。このような状況を十分に認識し、テロに巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、以下も参考に、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

3 防犯対策
 マレ市では、窃盗事件、ひったくりが発生していますので、歩行中は車道側にハンドバッグ等を持たないようにするなど注意が必要です。
 リゾート島では外国人が被害者となる犯罪例は少ないですが、遊泳中の置き引きやホテル室内への侵入には十分注意する必要があります。ホテル滞在中は、ドアや窓は確実に施錠する、セーフティー・ボックスを利用するなどして貴重品を管理する、多額の現金は持ち歩かない、また、不特定多数の人が集まる空港等では荷物から目を離さない等の、海外旅行の基本的な防犯対策に留意してください。

 モルディブ政府の定める手続きや規則等については、必ず最新の情報を確認してください。最新の情報については、駐日モルディブ共和国大使館(電話:03-6234-4315、email:info@maldivesembassy.jp)等にお問い合わせください。

1 査証
(1)観光
 モルディブの空港で、残存有効期間6か月以上で機械読取領域(MRZ)のある旅券、航空券、ホテルの予約及び渡航費用等を提示すれば、観光目的の場合、30日間までの滞在が許可されます。30日以上の滞在の場合、モルディブ入国後に入国管理局にて滞在期間延長の申請が必要となります。駐日モルディブ大使館では査証の取得はできませんので、ご注意ください。

(2)観光以外
 事前に査証申請が必要です。詳細は、駐日モルディブ大使館等にご照会ください。

2 出入国審査
 黄熱病の感染地域から入国する場合には、イエロー・カードが必要です。

3 外貨申告
 2万米ドル相当額以上の現金の持込・持出は、税関当局に申告が必要です。

4 通関
(1)総額6,000ルフィヤ(約400米ドル相当)以上の物品(ただし、個人で使用する適切な数の宝飾品、腕時計、ペン、カメラ、ラジオ、パソコン、化粧品は除きます。)。
(2)免税品例(2020年7月現在)
私文書、商業的価値のない書籍、電子書籍、リーフレット、パンフレット、50米ドル以下のサンプル品、個人使用の衣類・宝石・時計・ペン・携帯機器等、タバコ200本、葉巻25本、タバコ25グラム以下
(3)持込禁止例(2020年7月現在)
麻薬、違法薬物、ポルノに関する物品、イスラムを冒涜する物品、宗教偶像、生きた豚
(4)規制品例(2020年7月現在)
アルコール飲料等、豚肉、製品、化学薬品、医薬品(持ち込む場合は処方箋が必要)、愛玩動物、動植物、花火、爆発物、及び武器及び弾薬、通信機器(高出力の無線)。
参照:モルディブ税関 http://www.customs.gov.mv

1 滞在査証
 30日を超えて滞在する場合は、入国後30日以内にマレ島の出入国管理局で滞在許可の延長を申請する必要があります。観光の場合は最大合計90日までの滞在許可申請が可能です。
 赴任者などの長期滞在者は、モルディブに渡航する前に、モルディブ在住の招聘者等を通じ、モルディブ移民局から滞在資格に関する許認可を取り付ける必要があります。許認可がおりた後は、招聘者等から許認可のコピーを送付してもらい、入国後、入国管理局に提出し、長期滞在査証及び身分証明書の発行を申請します。その後、査証及び身分証明書については1年毎に更新が必要です。
 詳細は、駐日モルディブ共和国大使館(電話:03-6234-4315または090-9851-8188、Eメール:info@maldivesembassy.jp)にお問い合わせください。
 なお、モルディブでは、金曜日及び土曜日が休日です。公的機関の業務時間は午前8時~午後2時(銀行は午前8時半~午後2時)ですが、官公庁での手続きは、なるべく午前中に済ませることをお勧めします。

2 旅行制限
 近年、住民島のゲストハウスが外国人旅行者に徐々に開放されてきたため、旅行者はリゾート島だけでなく、他の島々にも旅行できるようになってきています。しかし、この方針は突然変更されることがありますので、リゾート島以外を訪れる場合は、必ず事前に駐日モルディブ共和国大使館、モルディブ出入国管理局、環礁(アトール)評議会またはその傘下の島評議会に照会して下さい。

3 写真撮影の制限
 大統領府、国防省、国軍施設及び警察の外観の写真撮影と、モスクの内部の写真撮影は禁止されています。また、女性を撮影する場合には事前の許可を得てからにし、不用意に女性にカメラを向けないように注意してください。さらに政治集会、デモ隊、警備にあたる治安部隊の撮影も避けて下さい。

4 各種取締法規
(1)麻薬
 外国人が麻薬(ヘロイン、ハシッシュ、コカイン、マリファナ、LSDなど)の売買及び使用等に関して逮捕された場合、禁固刑に加え相当の罰金刑が科せられます。単なる所持(量、理由を問わない)でも逮捕・勾留後強制退去となり、再入国が禁止されます。
 麻薬が隠されている荷物や小包を預かり、知らないうちに共犯者にされることもありますので、絶対に他人から荷物は預からないでください。

(2)不法就労
 外国人がモルディブで就労する場合は、関係省庁から就労許可証を取得しなければなりません。就労許可申請に際しては日本の警察証明(無犯罪証明)が必要です。

(3)治安維持
 反イスラム的及び反政府的な言動は監視されているので、外国人といえども不用意な発言等を行わないよう十分注意する必要があります。

5 その他特殊事情
 環境保護のため、リゾート島及び周辺の海での珊瑚や魚等の生物採集はもとより、貝殻、砂等一切の自然物の採集は厳しく禁じられています。違反した場合には、相当の罰金が科せられます。ただし、魚釣りについては、リゾート島以外では可能です。

6 交通事情
(1)一般的な交通事情
・マレ島は道路が狭く、歩道が整備されていない場合があります。
・バイクや車は、整備が不十分なことがあります。
・バイクや車は、横断歩道でも一時停止しません。また、狭い道路でもスピードを緩めません。
・交差点の信号機は、ほとんど稼働していません。
・歩行者への配慮は少なく、速いスピードで傍を通り抜けます。
・日本の運転免許では、運転できません。
(モルディブは、ジュネーブ条約に加盟していませんので、日本の運転免許でモルディブ国内運転することはできません。モルディブで運転する場合には、現地で免許の取得が必要です)

(2)バイク・車を運転する場合の注意事項
・車を運転する際には、一方通行と進入禁止が多いこと、自転車の飛び出し、方向指示機を作動させずに右左折する車やバイクに注意が必要です。マレ島の主要道路は舗装されていますが、道路標識は日本と異なります。
・シナマレ橋をバイクで通行する場合はヘルメットの着用が義務付けられています。

(3)交通事故
 マレ島内、シナマレ橋付近で、スピード超過による交通事故が多発しています。
 交通事故を起こした場合は、必ず警察に通報してください。事故の補償は、当事者間の示談になる場合が多いようですので、十分な補償のある保険への加入をお勧めします。

(4)その他
 島々の間の交通手段としては、主に船・スピードボートが利用されていますが、定期航路(フェリー)が運航している区間もあります。船のほとんどは小型船舶であり、ドーニーと呼ばれる発動機付の木造船(20~30人乗)とスピードボートがありますが、整備不良で漂流する船も少なくありません。リゾート島へは水上飛行機での移動も可能ですが、使用する際には予約が必要です。

7 在留届の届出
 モルディブに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在モルディブ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、在モルディブ日本国大使館まで送付してください。

8 「たびレジ」への登録
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします。 
( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、モルディブで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在モルディブ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗、習慣、国民性に関する留意事項
 国民のほぼ全員がイスラム教徒(スンニ派)であり、イスラム教の教義に基づいた生活をしています。モルディブの人々は、群島をなす小さな島々で暮らしているためか、外国人に対し警戒心を持っている場合が少なくないので、失礼な態度で接することがないよう留意してください。
 イスラム教国のため、飲酒はリゾート島以外では禁じられており、酒類は販売されていません。また、断食の期間(ラマダン月)には、リゾート島を除き日中の飲食も禁じられていますので注意が必要です。モスクを訪れる時には、肌を過度に露出した服装は避けてください。

2 衛生事情、病気、医療事情
(1)熱帯特有の伝染病として、ジカウイルス感染症、デング熱、チクングニヤ熱、フィラリア、腸チフス、赤痢等が発生しており、伝染病を媒介する蚊や飲料水に対する注意が必要です。飲料水や調理には十分煮沸したものか市販のミネラルウォーター以外は、用いないようにしてください。

(2)医療施設については、マレ市と他の住民島で大きく異なります。マレ市には国立の病院や外国人の運営する私立のクリニックもあり、ある程度の外科手術まで行えますが、技術的に高度なものは期待できません。他の住民島では、軽度の疾病以外の治療は困難と考えておいた方がよく、重度の疾病はマレ市か他国での治療を検討する方が賢明です。マレ市では、処方せんなしでも種々の薬剤の入手は可能ですが、種類は多くありません。

(3)ジカウイルス感染症が、モルディブ国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか、母胎から胎児への感染、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中または妊娠を予定している方は、流行地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

(4)「世界の医療事情」( http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/maldives.html
において、モルディブ国内の衛生・医療事情を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報( http://www.forth.go.jp/

(5)医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持ち込み、持ち出しの手続きについては厚生労働省以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

3 水難事故
 2019年始め、外国人観光客の水難事故や死亡事故が頻発しました(邦人も2名死亡)。スキューバダイビングやシュノーケリングを行う際は、引率者のライセンス、救難器具等を確認し、夜間や飲酒時は避けた方が良いです。また、万が一に備え、十分な補償のある保険に加入することをお勧めします。クレジットカード付帯保険等では不十分なこともあるので注意が必要です。
 なお、カーフ環礁バンドス島とアリ環礁クラマティ島のクリニックには潜水病のための再圧チャンバー施設がありますが、治療費は非常に高額ですので、ダイバー保険等に加入することもお勧めします。

◎警察  電話:119
◎救急車 電話:102
◎消防車 電話:118
◎主な病院
  (ア)ADK Hospital 
   電話:331-3553
  (イ)IGMH(Indira Gandhi Memorial Hospital)
   電話:333-5335
  (ウ)Tree Top Hospital(マレ市フルマレ島)
   電話:335-1610
  (エ)AMDC Clinic
   電話:332-5979
  (オ)Bandos Medical Clinic and Hyperbaric Treatment Center (マレ島より高速艇で10分のバンドス島の潜水病治療施設)
   電話:44-0088

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4965
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4475
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在モルディブ日本国大使館
 住所:8th Floor, Aagé Building, 12 Boduthakurufaanu Magu,   
    Henveiru, Malé, 20094, Republic of Maldives
   (1階のBank of Ceylonが目印です。)
 電話:(国番号+960)-330-0087
 FAX:(国番号+960)-330-0065
 ホームページ:http://www.mv.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
e-mail : ryoujimale@mo.mofa.go.jp

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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