大韓民国(韓国)
テロ・誘拐情勢
更新日 2024年12月31日
1.概況
韓国においては、近年テロ事件は発生していません。
2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3.誘拐事件の発生状況
これまで日本人を標的とした誘拐事件の発生は確認されていませんが、韓国警察庁の統計によれば、韓国における2023年中の略取・誘拐事件(性犯罪や営利目的の犯行を含む)は472件発生しているので留意してください。
4.日本人・日本権益に対する脅威
韓国においては、日本人・日本権益に対する直接的なテロ・誘拐の具体的な兆候や脅威はこれまで確認されていません。他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。