ガイアナ | Guyana > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.犯罪発生状況
(1)ガイアナでは,強盗目的の殺人や建物への侵入犯罪,性的暴行の件数は依然として多く,治安が良いとは言えません。特に2016年から2017年10月までの間に日本人が強盗被害に遭う事件が7件(在留邦人4件,短期渡航者3件)発生していますが,在留邦人数が20数名程度であり,他国に比べて日本人渡航者も少ないことを考えれば,この被害件数は非常に多いと言えます。また,2016年1月には英国人が強盗目的で殺害されるなど,外国人が凶悪犯罪に巻き込まれるケースも発生していますので,これまで以上に注意が必要です。

(2)銃器のまん延により,殺人・強盗などで銃器が用いられるケースが増加しています。集団強盗も珍しくなく,過去には警察署やテレビ局が強盗団に襲撃されるといった大きな事件も発生しています。首都ジョージタウンにおいても,ひったくりや強盗などの路上犯罪が頻発していますので,貴重品管理に注意してください。また,レストランや商店など,現金を取り扱う場所にて強盗などに襲われるケースが増えているので,夜間には利用を控えるなどの特別な注意が必要です。

(3)薬物犯罪については,隣国(スリナム,ベネズエラ,ブラジル)と陸続きであり,内陸部は当局の管理が行き届いていない地域も多いことから,薬物密輸ルートが多く存在すると言われています。国境付近では強盗集団や麻薬の密輸団などが暗躍している地域もあります。
奥地(国境地帯)に入る必要がある場合は,必ず現地の業者など現地に精通し信用できる案内人の同行を求めることをお勧めします。

(4)この他にも,警察官が殺害された事件(2015年9月及び2016年3月),刑務所での暴動(2016年3月)や脱獄事件(2017年7月に2件発生)など,強盗以外の凶悪犯罪も頻発していますので,ガイアナ滞在の際は十分な注意が必要です。

2.犯罪被害危険地域
(1)首都ジョージタウンのタイガーベイやアルボーイズ・タウン等治安の悪い地域には近づかないでください。また,中心街であるスターブロック・マーケットやリージェント・ストリート,ウォーター・ストリート周辺も,多くの人が訪れる地域ですが,危険な地域に近いことから十分注意する必要があります。

(2)2010年1月には,首都ジョージタウンのスターブロック・マーケットで手榴弾が暴発し,多くの死傷者が出ました。また,2016年6月にはジョージタウンにある新聞社職員の車両脇に手榴弾が置かれていた事件が発生しています(警察が迅速に対応し,被害は発生していません。)。

(3)人通りの多い場所や,見通しの良い場所,一見安全に見える場所であっても犯罪が発生していますので,注意が必要です。外出する際には複数で行動し,日没後の行動は避けてください。

3.テロ対策
 これまでに,ガイアナにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する最新の情報については,在中国ガイアナ大使館(電話:国番号(86)-1-532-1601),ガイアナ当局や在トリニダード・トバゴ日本国大使館等にお問い合わせください。)
1.査証
出国の航空券を所持しており,十分な滞在費及び宿泊先が証明できれば入国査証の取得は免除されています。ただし,3か月を超えて滞在する場合,または許可日数を超えて滞在する場合には,入国時に許可された滞在期間中に内務省(Ministry of Citizenship)へ出向き,滞在延長許可を取得する必要があります。

2.出入国審査
(1)入国時に入国管理官に対し,入国目的を説明の上,滞在予定日数を申告すれば,通常3か月を上限として必要な日数の滞在が許可され,旅券に滞在期間が記載されます。なお,入国時には旅券の残存有効期間が6か月以上必要です。

(2)出国時には,4,000ガイアナ・ドルの出国税が課せられますが,基本的には「TRAVEL TAX」もしくは「DEPARTURE TAX」として航空賃に含まれています。航空賃に含まれていない場合には,空港のGuyana Revenue Authority Boothで支払う必要があります。

3.外貨申告
 出入国に際して,10,000USドル相当までの外貨持ち込み及び持ち出しは申告する必要はありませんが,これを超える場合には税関に申告する必要があります。

4.通関
(1)銃器の持ち込みは特に厳しく規制されています。犯罪の多くに違法銃器が使われている背景もあり,治安当局も厳重に取り締まっています。

(2)麻薬の持ち込みも禁じられており,違反者には厳しい刑罰が科せられます。

(3)肉類,野菜,果物,植物類の持ち込みは,税関に申告して検疫を受ける必要があります。

● 滞在時の留意事項


1.旅行制限
 旅行制限地域としては,先住民であるアメリ・インディアンの保護区がありますが,事前に先住民問題省の許可を取得すれば旅行は可能ですので,地元の旅行社などに確認してください。

2.各種取締法規
(1)麻薬
 麻薬や銃器の密輸は,厳しく取締まられています。絶対に保持・使用したり入手を試みたりしないでください。
麻薬犯罪者により,旅行者が自分では気付かないうちに麻薬の運び屋にされることもありますので,見知らぬ人の荷物を預かったり,荷物から目を離したり,人に荷物を預けたりしないようにしてください。

(2)不法就労
 不法就労者は国外退去処分になります。

(3)旅券等の携行
旅券などの身分証明書の常時携帯義務はありませんが,コピーや緊急連絡先などを記載したメモ等を携行することをお勧めします。

(4)両替
現地通貨のガイアナ・ドルは,銀行やホテルで両替が可能です。市内には闇両替所がありますが,偽札を扱うなどの危険性があり,治安当局の取締の対象となっていますので,利用は避けてください。

3.交通事情
(1)運転免許証
ガイアナでは国際運転免許証で運転ができないので,ガイアナで運転するためには,ガイアナの運転免許証を取得する必要があります。パスポート,日本の運転免許証,翻訳(日本国大使館発行の運転免許証抜粋証明)及びガイアナにおける住所を提示し,無料で空港またはLicense Revenue Officeにおいて作成することができます。有効期間は1か月間で,最大2回まで延長することができます。

(2)交通手段
国内における交通手段は,ほとんどが自動車(自家用車,タクシー,レンタカー)及びミニバスです。乗合のミニバスの場合,料金が安くて台数も多いので,格安の旅行をする旅行者には便利なようですが,重傷や死亡を伴う事故が頻発していますので,利用は避けることをお勧めします。
タクシーの場合,ジョージタウン市内の主要ホテルに駐車しているタクシーは,行き先により料金が決まっているので,高額な料金を請求されることもなく,また,流しに比べて運転手の質も良いので,比較的安全と言えます。ただし,夜間にはタクシーを対象とした銃器使用の強盗も発生しています。
なお,道路のない奥地へ行く手段としては,軽飛行機あるいはモーターボートがありますが,国境を越える際は必ず入国審査が受けられる場所を通過するように注意してください。

4.自然災害
ハリケーンの通過地域からは外れているため,ハリケーン災害を伴うような影響を受けることはほとんどありません。一方,首都ジョージタウンを含む沿岸は海抜0メートル地帯がほとんどで,大雨時には頻繁に道路が冠水し,洪水も発生します。

5.その他
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在トリニダード・トバゴ日本国大使館(ガイアナを兼轄)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
なお,在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1.風俗・習慣
ガイアナには未開発の国土が多く,人口の大半は首都ジョージタウン近郊に集中しています。奥地は先住民が住むなど,風俗・習慣も大きく異なりますので,旅行の際は十分な情報収集と事前準備に努めてください。

2.衛生事情
衛生状態は決して良いとは言えないので,食料品については十分選定し,飲料水についても水道水は避け,市販のミネラルウォーターを利用することをお勧めします。

3.病気
(1)感染症
熱帯特有の感染症が度々流行しています。特に,蚊に刺されることで感染する黄熱やデング熱,マラリア,ジカウイルス感染症,チクングニア熱への対策が必要です。蚊に刺されないように注意するとともに,体調の悪化など,病気が疑われる場合は,早めに医師に相談してください。
ア 黄熱
黄熱に感染する危険のある国です。流行地域に渡航する場合は,黄熱予防接種を受けることをお勧めします。また,黄熱に感染する危険のある国からの渡航者に対しては,入国時に予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められますので,該当する場合は忘れずイエローカードを携行するようにしてください。なお,黄熱ワクチンは接種後10日目から生涯有効となります。
詳しくは,厚生労働省検疫所ホームページ(http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html )をご確認ください。
イ デング熱
12月~1月頃の雨季に流行します。デング熱は蚊に刺されることによって感染しますが,ワクチンや予防薬がないので,刺されないことが唯一の予防法です。虫除け用品などを活用し,暑くとも長袖,長ズボン,靴下を着用するなどの対策が必要です。症状は急な発熱,頭痛,関節痛などで,1週間程度で自然治癒しますが,まれに重症化することもありますので,突然の高熱や頭痛などが現れた場合には,早めに医師に相談してください。
ウ マラリア
重症化すると死に至ることもあります。虫除けスプレーなどを活用し,外出するときはなるべく長袖,長ズボン,靴下を着用するなどの対策をお勧めします。流行地に2週間以上の滞在を予定しており,野外作業に従事する場合には,抗マラリア薬の予防内服が望ましいとされていますが,必ず事前に専門医にご相談ください。
エ ジカウイルス感染症
これまでに少なくとも42人の感染が確認されています(2016年8月現在)。上述のとおり,虫除けスプレーの活用や長袖の着用など,蚊に刺されないための対策を取ることが推奨されます。
(参考)外務省海外安全情報:感染症広域情報(中南米等におけるジカウイルス感染症に関する注意喚起)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1
オ チクングニア熱
ガイアナでは,2014年にチクングニア熱が流行し,1,000人以上が感染したと言われています。近年は,感染者数が減少傾向にありますが,引き続き注意が必要です。

(2)その他
海沿いの都市部では,強い日差しに加え,海からの温風により,年間を通じて気温が30度を超えます。慣れないうちは,熱中症や日焼けによる火傷に注意してください。また,内陸部などの奥地でも,気温に加えて湿度も高いので,都市部同様に服装や水分の確保などに十分気を配る必要があります。
 必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報( http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


◎警 察:911/225-6411
◎消 防:911/912
◎救 急:913
◎在ガイアナ日本国名誉総領事(Mr. KASHIR AHAMAD KHAN)
電話:011-592-225-4359
 ※ガイアナには日本の在外公館はなく,在トリニダード・トバゴ日本国大使館が兼轄しています。
※在留邦人向け安全の手引き
現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も参照してください。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先) 
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在トリニダード・トバゴ日本国大使館(ガイアナを兼轄)
住所:5 Hayes Street,St. Clair, Port of Spain, Trinidad and Tobago, W. I.(P.O.Box1039)
(閉館時間・休館日は,(1-868)620-3440/680-6250/684-7267(いずれも携帯電話)に連絡してください。
電話:(国番号1-868)628-5991
FAX:(国番号1-868)622-0858
ホームページ:http://www.tt.emb-japan.go.jp/houjin-page.htm
E-mail: embassyofjapan@po.mofa.go.jp