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バルバドス
安全対策基礎データ

更新日 2021年02月10日

● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
バルバドスは、人口約28万人の島国ですが、欧米からの定期直行便が就航し、観光客が多く訪れています。観光資源が国の大きな収入源であることから、政府は治安対策を重要な課題として治安向上に取り組んでおり、カリブ諸国の中では比較的治安が良好な国であるとされています。しかし、近年では窃盗や強盗、性犯罪などが多く発生し、麻薬のまん延も社会問題となっています。2019年の殺人・強盗を含む対人重犯罪は対前年比約10%減となる558件でしたが、治安が改善傾向にあるとは一概に言えない状況です。また、銃が使われる凶悪犯罪は対前年比1.6%減となる129件ですが、当地人口と比較すると決して低い数字ではありません。犯罪発生数が高い水準で推移している背景には、大きな社会問題となっている違法薬物取引等の存在が挙げられます。そのほか、窃盗や恐喝、住居侵入(空き巣や忍び込み、ホテルの客室荒らしなど)といった犯罪についても、データ上は減少しているとはいえ、外国人観光客が被害に遭うケースはしばしば見られます。

2 犯罪多発地域
・首都ブリッジタウン近郊にある「ブラウンビーチ(Brown Beach)」を代表とする各ビーチは、日中は観光客で賑わいますが、日没後は麻薬の密売人や売春婦が出没するなど昼夜で治安状況が激変することから、夜間は不用意に近づかないでください。また、日没後は、たとえホテルの近くであっても、外出は控えてください。
・ブリッジタウン付近の「ネルソンストリート(Nelson Street)」及び「ウェリントンストリート(Wellington Street)」には、夜間は近付かないでください。
・セント・ルーシー教区(St. Lucy)の「クラブ・ヒル (Crab Hill)」やセント・マイケル教区(St. Michael)の「ザ・アイヴィー (The Ivy)」、「ニュー・オリンズ(New Orleans)」、「パイン(Pine)」、「キャリントンビレッジ(Carrington Village)」、「グリーンフィールズ(Green Fields)」地域は発砲事件や強盗、麻薬に係る事件が多発しているため、日中でも近づかないでください。

3 防犯対策
(1)常に貴重品の管理など、防犯対策(滞在先の窓や扉の施錠)に十分注意してください(不法侵入の被害に遭った住居やホテルの部屋については、施錠や屋外照明等の防犯対策が十分に施されていなかったケースがしばしばみられます)。
(2)夜間の不要な外出は避けてください(特に8月のフェスティバルシーズン)。やむを得ず外出する場合には車両を利用し、タクシーを利用する場合には、事業登録のされていない違法タクシー(いわゆる「白タク」)の利用は避けてください。
(3)車の運転中は、窓を閉め、ドアを施錠してください。人待ち等で乗車のまま路駐している状況でも犯罪被害に遭う可能性のあることから、街中でも不用意に車を停めないよう注意することが必要です。また、車の乗降時や駐停車の際には、周囲に十分注意するとともに、荷物は外部から見えない位置に置くことを心掛けてください。

4 テロ対策
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や避難勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く利用する公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
このようにテロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

● 査証、出入国審査等
(手続や規則に関する最新の情報については、バルバドスの関係当局にお問い合わせください。)

1 査証
 日本とバルバドスとの間には査証の免除取決めがあります。同取決めによれば、観光や報酬を伴わないビジネス等の目的でバルバドスに入国する場合には、バルバドス出国の航空券及び十分な滞在費を所持し、滞在先が確保されており、更に、90日以内の滞在であれば、入国査証を事前に取得する必要はありません。ただし、旅券は入国時に有効期間が6か月以上残っていること、また、帰りの航空券がEチケットの場合は印刷して所持している必要があります。

2 外貨申告
(1)出入国に際して、10,000BBD(バルバドス・ドル、米貨約5,000ドル)相当額以上の外貨持込み及び持出しは税関に申告する必要があります。なお、両替は、米ドルやユーロからBBDへは銀行またはホテルでできますが、日本円は両替できません。
(2)出国する際には出国税を1人当たり25BBD支払う必要があります(出国税は航空券代に含まれています)。

3 通関
 規定量以上の酒(ワイン、蒸留酒は1Lまで。ただし、外国産のラム酒は持ち込み禁止。ビールについては常識の範囲内の量まで)、及びタバコ(免税対象外)の持込みには申告が必要です。麻薬、銃剣類、農産物は持込み、持出しともに禁止されています。

4 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯により持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

● 滞在時の留意事項
1 各種取締法規
(1)麻薬類
麻薬(マリファナ、コカインなど)の所持、使用、運搬などは違法であり、違反者には懲役と高額な罰金が科せられます。絶対に入手を試みたり、使用したりしないでください。
(2)不法就労
外国人が就労するには、入国後に就労許可を取得する必要があります。不法就労は、罰金、懲役、強制送還の対象となります。

2 交通事情
(1)交通手段
島内の交通手段として、バス、ミニバン(乗合)及びタクシーがあり、それらは一般的に安全であると言われていますが、ミニバンの車内で傷害事件が発生した例もあり注意が必要です。ホテルに信頼のおけるタクシーの手配を依頼し、利用することをお勧めします。
(2)運転免許証
 バルバドスで車を運転するためにはバルバドスの運転免許証が必要です。運転免許センター(License Office)またはレンタカー会社で、所持している運転免許証または国際運転免許証のいずれかを提示すれば作成できます。有効期間は1年間または所持している運転免許証の有効期間のうち短い方で、手数料は100BBDです。免許証の有効期間が2か月以下の場合は、手数料は10BBDです。
(3)道路事情
内陸部を南北に走る幹線道路以外は片側1車線の道路がほとんどです。道幅は狭いところが多く、地域によっては街灯やカーブミラーがないところも多いため、特に夜間の運転の際には対向車や歩行者への注意が必要です。主要道路でも舗装状態は良好ではなく、路面の陥没が多いため、運転の際には注意が必要です。
(4)交通マナー
交通マナーは比較的良いといえますが、交通事故は頻繁に発生していますので、万一に備えて交通事故損害保険に加入することをお勧めします。

3 その他(自然災害)
ハリケーンや地震、津波などの自然災害に対する備えが必要です。特にハリケーン・シーズン(雨季の6月から11月頃まで)には、テレビやラジオ、インターネットなどから情報収集に努めてください。大手のホテルでは、比較的防災設備が整っていますので、緊急時に備え、事前に確認しておいてください。

4 在留届の届出
現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在バルバドス日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、在バルバドス日本国大使館まで送付してください。

5 「たびレジ」への登録
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、バルバドスで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在バルバドス日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等
1 衛生事情
スーパーや市場などの衛生管理は比較的行き届いており、水道水の衛生状態も良好と言われています。ただし、慣れないうちはミネラル・ウオーターなど市販されているものの使用をお勧めします。

2 病気
カリブ地域一帯は、エイズへの感染率が高いので注意が必要です。また、熱帯地域に多い蚊を介した感染症(ジカウイルス感染症、デング熱など)には注意する必要があり、虫除け液やスプレーを活用し、滞在先によっては、暑くとも長袖長ズボン、靴下を着用するなどの防虫対策が必要です。
・ジカウイルス感染症
ジカウイルス感染症が、バルバドス国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか、母胎から胎児への感染、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を起こすことがあることから、特に妊娠中または妊娠を予定している方は、流行地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea
・新型コロナウイルス
 新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されていますので、引き続き外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。

3 医療事情
 24時間対応する総合病院はありますが、専門の医師が常駐しているとは限りません。救急車も通報してから到着するまでに時間がかかることがあります。入院や手術を要するような重症(重傷)の場合には、早めに米国や日本への転院を考える必要があります。万一に備えて、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に事前に加入しておくことをお勧めします。
「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/barbados.html )において、バルバドス国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページ(http://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。

● 緊急時の連絡先
◎警察:電話211
◎消防:電話311
◎救急:電話511
◎在バルバドス日本国大使館
電話:+1-246-538-5700、 FAX:+1-246-538-5701

※在留邦人向け安全の手引き
現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も御参照ください。

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在バルバドス日本国大使館
住所: Building 2, Ground Floor, Chelston Park, Collymore Rock, St. Michael, Barbados
電話: 538-5700
国外からは+1-246-538-5700
FAX: 538-5701
国外からは+1-246-538-5701
ホームページ: https://www.tt.emb-japan.go.jp/index_japan_barbados.html
E-mail: barbados@rt.mofa.go.jp

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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