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サントメ・プリンシペ
安全対策基礎データ

更新日 2024年04月02日

1 犯罪発生状況
 サントメ・プリンシペでは、2022年11月にクーデター未遂が発生したものの、治安情勢は比較的安定しています。しかし、一般犯罪については、インフレ率や失業率が高水準にあることから、首都サントメを中心に強盗やスリ、ひったくり等の犯罪が多く、薬物の蔓延も問題になっています。
 また、ギニア湾では海賊による船舶への攻撃、乗組員の拉致等が頻発しています。

2 防犯対策
 外国での犯罪被害を防ぐためには、日本とは異なる治安状況にあることを理解し、事前に必ず訪問国の情報収集を行ったうえで、歴史や文化、現地住民の慣習等を尊重した行動を心掛けるなど、無用のトラブルを避ける努力が極めて重要です。
主な防犯対策は以下のとおりです。
(1)外出の際には身の回りの安全に十分気をつけ、観光客が立ち寄らないような地域を訪問することは避けてください。また、夜間や単独での外出も控えてください。
(2)多額の現金や貴重品は持ち歩かず、スマートフォン等を手に持ったまま歩くこと、高価な装飾品を身につけて外出することなど、目立つ行動は控えてください。バッグ類を持ち歩く際は、車両や通行人の反対側に携帯する、上着で隠すなどしてひったくりに十分注意してください。防犯ブザーを携帯し、周囲の状況をよく確認するなど、警戒を怠らないことが重要です。
(3)自動車に乗車中は必ずドアをロックし、極力窓は開けないようにしてください。また、降車後は車内に貴重品等を残さないよう注意してください。
(4)万一犯罪に遭遇した場合には、犯人が凶器を所持している可能性がありますので、無理な抵抗や追跡等をせず、生命・身体の安全を最優先に考えてください。

3 テロ・誘拐
 サントメ・プリンシペにおけるテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_280.html )をご確認ください。

※手続きや規則に関する最新の情報については、各国所在のサントメ・プリンシペ大使館等にお問い合わせください。

1 査証(ビザ)
 滞在期間が15日を超える場合は査証が必要ですので、事前に渡航目的に応じた査証を申請・取得してください。日本にはサントメ・プリンシペの大使館はありませんので、同国大使館が設置されているポルトガル、ベルギー、フランス、アンゴラ、ガボン、中国等において査証申請・取得の手続きを行ってください。

2 出国審査
 出国時には、旅券、搭乗券のほか、次の渡航先がある場合はその国の査証の提示も求められる場合がありますので、極力事前に取得しておくことをおすすめします。

3 検疫
 入国時に、旅券、査証(15日を超えて滞在予定の場合)のほか、黄熱予防接種証明書(イエローカード。黄熱非危険国から直接入国する場合を除く。)の提示が必要です。

4 医薬品の持込み、持出し
 医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては、以下の厚生労働省のホームページを参照してください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

※サントメ・プリンシペには日本大使館や総領事館はありません。緊急の場合には在ガボン日本国大使館(サントメ・プリンシペを兼轄。連絡先末尾)にご連絡ください。

1 写真撮影
 空港、軍事施設、大統領府等の周辺での写真撮影は禁止されています。これらの場所では、スマートフォンやカメラ等を手に持っているだけでトラブルになるおそれがありますので、注意が必要です。また、現地の人々は無断で撮影されることを望まない場合が多いので、撮影する際は相手の同意を得るとともに、不特定多数の人々が集まる市場や街中等では、トラブルの原因となるため、撮影を控えることをおすすめします。

2 旅券等の携行義務
 滞在中は、旅券や滞在許可証等を常時携行する義務があり、所持していない場合、検問時等にトラブルになるおそれがありますので、注意してください。
 なお、サントメ・プリンシペには日本大使館や総領事館はありません。パスポートの紛失等緊急の場合には、在ガボン日本国大使館が対応しますが、手続きに時間を要し、予定通り出国できない可能性がありますので、パスポートの盗難や紛失等には十分ご注意ください。

3 バイクタクシーの利用自粛
 現地での交通手段として、バイクタクシーは安価で利便性がある一方、運転免許証を取得していない者や整備不良車両の場合が多いため、交通事故に遭う危険性が高まります。また、多くの者がヘルメットを着用しておらず、乗客用としてもヘルメットがないケースが想定されることから、利用は極力控えてください。

4 デモ・集会
 政治情勢等によってはデモが発生し、治安機関と激しく衝突するおそれがあります。大変危険ですので、デモや集会等には近寄らないようにし、万一そのような場面に遭遇した場合には、速やかにその場から離れてください。

5 在留届
 サントメ・プリンシペに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在ガボン日本国大使館(サントメ・プリンシペを兼轄)に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )のご利用をおすすめしますが、郵送によって行うこともできますので、大使館宛に送付してください。

6 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、サントメ・プリンシペで事件や事故、自然災害等が発生し、在ガボン日本国大使館(サントメ・プリンシペを兼轄)が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 医療事情
 医療設備や医薬品の不足等から、サントメ・プリンシペでは迅速・必要な治療が受けられない可能性があるため、病気や怪我には十分注意してください。

2 感染症
(1)マラリア等
 サントメ・プリンシペは、蚊の媒介するマラリア(主に熱帯熱マラリア)に感染するおそれのある地域です。適切な治療が遅くなれば死亡する場合もあるので注意が必要です。また2022年から2023年までデング熱の流行がありました。繰り返し感染することで死亡率の高いデング出血熱を発症するリスクがあります。肌の露出を避け、防蚊剤を使用する等、防蚊対策を十分に行いましょう。
 2週間以上流行地に滞在し、野外作業に従事する場合は、抗マラリア薬の予防内服が望ましいとされますが、必ず事前に専門医にご相談ください。また、急な発熱や頭痛、吐き気等の症状が現れたらマラリアを疑い、早急に血液検査を受け抗マラリア薬の治療を受けるなど適切に対処してください。  
デング熱について発症後に有効な治療はなく、症状に対する対症療法のみとなります。
(2) 狂犬病
 首都を中心に、町中では野良犬の徘徊が目立ちます。くれぐれも近寄ったり、触ったりすることのないよう注意してください。

3 予防接種
 予防接種としては、滞在期間が長期となる場合には、肝炎、破傷風、腸チフス、狂犬病等の予防接種をおすすめします。その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/

4 海外旅行保険への加入 
 医療水準は低く、衛生面の問題もあることから、重症の場合は緊急移送によりヨーロッパ等で治療を受ける必要が生じる可能性があり、移送等の費用は高額となります。渡航前に緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をおすすめします。
 詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎警察:電話 113
◎救急車・消防:電話 112
◎在ガボン日本国大使館(サントメ・プリンシペ兼轄):
  電話(国番号241)11-73-22-97、(国番号241)11-73-02-35、
  閉館時緊急用(国番号241)77-38-73-38
※サントメ・プリンシペには日本大使館や総領事館がありません。緊急の場合でも在ガボン日本国大使館が対応しますので、即応できない可能性があります。

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○外務省海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガボン日本国大使館(Ambassade du Japon au Gabon)※サントメ・プリンシペ兼轄  
  住所:Boulevard du Bord de Mer, B.P.2259, Libreville, Gabon
  電話:011-73-22-97、011-73-02-35
   国外からは(国番号241)11-73-22-97、(国番号241)11-73-02-35
  閉館時の緊急連絡先:077-38-73-38
   国外からは(国番号241)77-38-73-38 
  FAX:011-73-60-60
   国外からは(国番号241)11-73-60-60
  ホームページ:https://www.ga.emb-japan.go.jp/jointad/st/ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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