モーリタニア | Mauritania > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1 犯罪発生状況
(1)一般犯罪
モーリタニアでは,特に首都ヌアクショットにおいて,一般犯罪が増加傾向にあります。日本人をはじめとする外国人は周囲の目を引き,スリや置き引き,ひったくり等の対象になりやすいため,混雑する場所に赴く場合や夜間の外出の際は特に注意が必要です。

(2)テロ
ア モーリタニア周辺国では,「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)」等イスラム過激派組織の活動が確認されており,外国人を対象としたテロ事件や誘拐が発生しています。軍,警察等の政府関係施設や各国(特に欧米)大使館には極力近づかず,また,外国人が多く利用するホテル,レストランはテロの対象となる可能性があることに十分留意してください。
イ これまでに,モーリタニアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 防犯対策
 モーリタニア滞在中の心構えとして,以下の点に注意する必要があります。
(1)多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
(2)現金や貴重品の入ったバッグは必ず手元に置き,目を離さないようにする。
(3)市場等の混雑した場所に赴く場合は,荷物の管理に十分注意する。
(4)過度に目立つ行動や服装を避ける。
(5)見知らぬ相手に対し,滞在先,旅行日程,等を教えない。
(6)夜間の一人での外出は避ける。また,昼間であっても人通りの少ない道の通行は避ける。

● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新の情報は,駐日モーリタニア大使館(電話:03-3449-3810)にお問い合わせください。)

1 入国するに当たり,その目的を問わず査証が必要です。日本には駐日モーリタニア大使館が存在しますが,現在,同大使館では入国査証の発給を停止しており,入国のためにはモーリタニアの空港等で入国査証を取得することになります。
 モーリタニア政府は,「ヌアクショット国際空港」,「ヌアディブ国際空港」,「セネガル国境の入国管理局(ロッソ市及びディアマ市)」等において入国査証(有料)を発給しています(注:ヌアディブ市と西サハラが接している地域(PK55)においても入国査証の発給を行っていますが,西サハラ側の同地域は,多くの地雷が未撤去であり,イスラム過激派組織が活動しているおそれがあることから,西サハラ経由での入国は厳に避けてください。)。また,申請時にはパスポートの残存有効期間が6か月以上あることが要件です。

2 外貨の申告,持込み・持ち出しに関する規則が適用されています。外貨の持込み額の制限はありませんが,入国の際,3,000ユーロ相当以上の外貨を持ち込む場合は,税関に申告の上,証明書の交付を受ける必要があります。また,出国時には,持ち込んだ額を超える外貨の持ち出しは禁止されており,入国時に税関から発給された証明書を提示する必要があります。

● 滞在時の留意事項


1 警察,空港,軍等の政府関係施設の写真撮影は禁止されています。

2 酒類の持ち込み,販売等は禁止されています。また,麻薬の輸出入,所持,売買,使用等も一切禁止されています。

3 外国人が許可を得ずに就労することは禁じられており,違反が判明した場合には,強制送還等厳しい措置がとられることがあります。

4 無許可による銃器の持ち込み,所持,売買等は禁止されています。

5 首都ヌアクショットでは,自動車がほぼ唯一の交通手段であり,朝夕の通勤時間帯に渋滞が発生します。また,道路は,主要都市及び幹線道路を除いてほとんど整備されていません。ラクダやロバ等の家畜が突然道路を横断することもあり,また運転マナー及び技術は著しく低いため,自動車を運転する際には注意が必要です。

6 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在モーリタニア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在モーリタニア日本国大使館まで送付してください。

7 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在モーリタニア日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1 モーリタニア国民は敬虔なイスラム教徒であり,都市部・地方を問わず宗教上の慣習等に配慮しつつ行動する必要があります。礼拝堂であるモスクに非イスラム教徒が出入りすることは基本的に禁止されており,外からの写真撮影も許可が必要です。また,イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 ヌアクショット等の沿岸地域では,日中の気温が40度以上の日が続くこともあります。また,乾季となる12月から4月にかけては,朝晩の気温が20度以下になることがあります。夜間は日中との寒暖差が年間を通して15度前後と大きく,特に砂漠地帯ではその寒暖の差が一層激しくなるため,温度調節をするための衣類を用意しておくことが必要です。

3 感染症
 注意する感染症は次のとおりです。
(1)黄熱
 黄熱は,日中に活動するネッタイシマカを媒体とする感染症です。モーリタニアはWHOにより黄熱感染リスク国に指定されています。特に,サハラ砂漠南部へ渡航予定がある生後9か月以上の方は,黄熱予防接種を受けることをお勧めします。
(2)マラリア
 モーリタニアを含む西アフリカでは,マラリアの中でも一番致死率の高い熱帯熱マラリアが多く発生します。感染すると1~4週間後に発熱,頭痛,寒気などの症状が現れますが,症状には個人差があるため,発見・治療が遅れ,死亡する例もあります。発熱などがあった場合にはマラリアを疑い,早急に医療機関での検査を受けることをお勧めします。マラリア予防には,蚊に刺されないようにすることが大切です。夜間の外出を控え,長袖・長ズボンなど肌の露出を控えた服装を心がけ,防虫剤などを利用してください。就寝時は蚊帳や虫除け剤などの利用をお勧めします。抗マラリア薬の予防内服については,必ず事前に専門医に相談してください。
(3)髄膜炎菌性髄膜炎
 空気の乾燥する10月~6月に多く発生する髄膜炎菌性髄膜炎は,感染者の咳やくしゃみなどによって飛沫感染し,発症するとまず発熱・頭痛,やがて頸部硬直や意識障害などの症状が現れます。悪化すると入院治療が必要となり,死亡することもあります。予防に有効なワクチンがありますので,渡航前にトラベルクリニックなどに相談することをお勧めします。
(4)その他
 コレラ,赤痢,狂犬病、腸チフス、A型肝炎などにも注意が必要です。また,水道水は飲用には適していませんので,歯磨き,コンタクトレンズの洗浄を含め,なるべくミネラルウォーターを使用することをお勧めします。

4 医療機関・施設等
 クリニックや健康診断が可能な病院はありますが,日本人の利用には適していません。また,薬局はヌアクショット市内に複数存在しますが,劣悪な保存状態により品質が必ずしも良くないため,日本人が服用することは好ましくないことから,予め,かかりつけの医師などに相談し,常備薬等を持参することをお勧めします。なお,モーリタニアにおいて,重傷・重態となった場合は,医療先進国への緊急移送等が必要となり,高額の費用が発生しますので,日本出発前に,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くお勧めします。
 モーリタニア国内の医療施設等の情報を含め,詳細については「世界の医療情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/mauritania.html )をご参照ください。また,そのほか必要な予防接種等については,以下の厚生省検疫所ホームページもご参考ください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

● 緊急時の連絡先


◎警察(国内共通):117
◎消防(国内共通):118
◎憲兵隊(都市部以外):116
◎在モーリタニア日本国大使館:(市外局番なし)4525-0977

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)


○在モーリタニア日本国大使館
  住所:Lots 861, 862 and 519 Ilot E Nord, Tevragh Zeina, B.P. 7810, Nouakchott
  電話:(市外局番なし)4525-0977
   国外からは(国番号222)4525-0977
  FAX:(市外局番なし)4525-0976
   国外からは(国番号222)4525-0976
  ホームページ:http://www.mr.emb-japan.go.jp/j/