ナウル | Nauru > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


(ナウルには日本国大使館がないため,事件や事故等に遭った場合,まず現地警察に連絡し,必要に応じて在フィジー日本国大使館(ナウル兼轄,連絡先は末尾)に連絡してください。)
1. 2017年2月現在,在留邦人は存在せず,邦人旅行者数も極めて少ないこともあり,日本人の被害例は報告されていません。また,国民は一般的に親日的で特段の反日感情もありません。

2.悪質な犯罪の発生率は低く,治安状況は概ね良好ですが,ナウル警察は定員割れが続いており,警察官の派遣等早急な対応が困難なことが予想されます。

3.特に治安が悪い地域等はありませんが,飲酒が可能なバーやレストラン等では,飲酒に起因するけんか等に巻き込まれないように注意してください。宿泊者のみが利用できるホテルのバーなどがより安全です。

4.ホテル内では盗難も発生していますので,貴重品の管理には常に注意が必要です。また,外出する際は,ホテルのフロント等から現地事情を入手し,通常旅行者が訪れない島内部や奥まった集落に気軽に立ち入ることは避けてください。性的被害に遭わないよう,肌を著しく露出する服装は避けてください。また,ナウルには街灯が少ないので,夜間の単独外出(特に女性)は避け,夜間に外出する用がある場合には,レンタカーを利用するか,知人等に迎えに来てもらうことをお勧めします。なお,レンタカーはホテルのフロントを通じて予約できますが,ホテルを介して車を所有している個人と連絡を取り,値段交渉の上,料金を決めることになります(料金は1日約75~100豪ドル(2017年2月現在1豪ドル=約87円))。ただし,車の状態は必ずしも良好と言えないため,運転には注意してください。

5.ナウルにおいて,日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及バングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が複数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新の情報については,ナウル入国管理局(電話:国番号674-557-3080),ナウル政府観光局(電話:国番号674-557-3142,ナウル航空(ホームページ:http://www.ourairline.com.au )等に確認してください。)

1.査証の手続き
日本国籍の方が観光等でナウルに滞在する場合には,基本的に事前に査証取得のための手続きを済ませておく必要があります。査証の取得手続きは,2017年2月現在では次のとおりとなっています。商用・報道等の査証については,直接ナウル入国管理局にお問合せください。

(1) 査証申請の方法
ア ナウル訪問を希望する方は,まず以下の必要書類(英文)を揃えてください。
(ア)旅券の人定事項記載面のコピー等,有効な旅券の所持を証明する書類及び現在の職業を証明できる書類
(イ)旅行日程
(ウ)ホテルに宿泊する場合には予約確認書,知人等を訪問する場合はその氏名及び住所等連絡先
(エ)ナウル到着及び出発時の航空券(eチケット)
(オ)申請者の住所等連絡先の詳細(郵便局の私書箱番号は住所として取り扱われず,記載事項に誤りや虚偽がある場合は査証発給を拒否されます)
(カ) 査証申請用紙
※査証の取得に長期間を要することもあるので,ホテルや航空券の予約はキャンセル時に返金を受けられるようにしておく方が望ましい。

イ 以上の書類等を揃え,ナウル入国管理局宛に,郵便又は電子メールで送付してください。ナウル入国管理局から請求書を受領後,送金してください。
   住所: Department of Justice,Government Building, Yaren District,
       Republic of Nauru
   電話: 国番号674-557-3180
   E-mail: 上記電話により確認してください。

ウ 以上の手続きが完了すると,首席入国管理官より査証に代わる証明書が発給・送付されます。その証明書を出発地の航空機搭乗手続係員に提示して航空機に搭乗し,到着時に証明書,旅券,ホテルの予約証明書及びナウル出国時の航空券を入国審査官に提示してください。旅券及び証明書は査証発給手続きのために一旦預け,後日入国管理局事務所で査証手数料を支払い,旅券を受け取ってください。滞在予定期間に応じて,通常1か月の滞在許可が出され,手数料は50豪ドルとなります。

エ 滞在期間の延長を希望する場合は,査証有効期間内に入国管理局事務所で申請してください。

(2) 滞在中の注意事項
 観光等の目的で滞在許可を取得される方は,以下の事項に該当した場合,滞在許可取消あるいは不法滞在者として罰せられますので注意してください。
ア 入国管理局による事前の許可無しでの就労,商業活動,宗教活動及びその他の組織的な活動

イ 入国管理局による延長許可無しでの滞在期間の超過

2.出入国審査
(1) 入国時に持ち込む現金及び譲渡可能証券類の合計額が10,000豪ドル相当を超える場合には,税関に申告することが義務付けられています。出国時の現金の持ち出しは,2,500豪ドルまで認められており,それ以上の額の持ち出しには許可が必要です。また,出国時に所持する現金及び譲渡可能証券類の合計額が10,000豪ドルを超える場合には,税関に申告する必要があります。
(2) 入国時は検疫検査官の指示に従い,所要の申告等を行います。
(3) 免税品の範囲は,21歳以上一人当たり酒類2リットルまでと,16歳以上タバコ200本又は250グラムまでです。
(4) 麻薬,けん銃,公序良俗に反する雑誌,ビデオ,DVD等の輪出入は固く禁じられているほか,野菜,果物,肉類についても持込み禁止となっています。また,ペットを含む動物,テレビ等電気製品の持ち込みも非常に厳しく,許可制または課税扱いとなります。
(5) 出国する際には,大人1人当たり50豪ドルの出国税が課せられます(通常は航空券の値段に含まれています)。
(6)ナウル発のすべての国際航空便において,液体,エアゾール及びジェルの機内持ち込みに関する規則が適用され,容量100ミリリットル以内の容器に入れ,さらにそれを容量1リットル以内の透明なビニール袋に入れる必要があります。

● 滞在時の留意事項


1.ナウルでは,多くを輸入に頼っているため,物資,食料,燃料等が不足することがあります。また,燃料不足や水不足のため,計画停電及び断水などが発生することがありますので,渡航前には十分な情報収集に心掛けてください。

2.査証取得のため,渡航前に必ずホテルを予約するか知人宅等の滞在先を決めておく必要があります。現在,同国のホテルは満室の状態が常態化しており,予約を取るのが非常に困難となっていますので注意が必要です。

3.ナウルの銀行は,実質的に機能していません。主要なホテルには現金自動支払機がありますが,故障等により稼動していないことがあります。また,ナウルでは豪ドル以外はほとんど使用できず(主要なホテルでは,豪ドル及び米ドルが使用可能),他の通貨からの換金はできません。従って,あらかじめ十分な額の現金(豪ドル)を用意しておくことが必要です。(クレジットカード/デビットカードは使用不可。)

4.島の中央部はリン鉱石の採掘跡が広がっており,場所によっては深さ十メートル以上の穴があり,大きな洞窟へとつながっていますので,この付近を歩く際は十分な注意が必要です。

5.海岸線には尖塔状の岩が多く,また流れが速く比較的波が高いところが多いので注意が必要です。アニバレ湾(Anibare Bay)等の安全な場所以外での遊泳やシュノーケリングは控えることをお勧めします。また,近海にはサメが生息しており,サメに襲われる被害も報告されていますので注意が必要です。

6.麻薬の不法栽培・所持・販売等は特に取締りが厳しくなっており,これに該当した場合は麻薬取締法により懲役刑となります。外国人といえども例外的取り扱いはされません。

7.外国人が働くためには就労許可が必要です。不法就労が発覚した場合には,雇用者,被雇用者ともに厳罰に処せられます。

8.外国人の政治活動は厳に禁じられており,違反者に対しては滞在許可の取り消し,強制退去等の処分の可能性もあり得ます。

9.島内にタクシーはなく,レンタカーも数が少ないため,車両による移動を予定している場合は,事前にホテル等で予約することをお勧めします。車両は良好な状態に整備されているものが少ないので,運転時には十分に注意してください。

10.自動車は日本と同じく左側走行です。交差点等はほとんど無く,信号機もありません。運転する際は、国際運転免許証かナウルの運転免許証を所持している必要があります。ナウルで国際運転免許証で運転ができるのは最長で1か月で,その期間を超えて運転する場合には,ナウルの運転免許証が必要になります。日本の運転免許証が確認され,試験(英語)を受けて合格した後,手数料を支払い発行手続きを行えば,通常当日中にナウルの運転免許証が発行されます(手数料は免許証の有効期間により,1年有効は15豪ドル、2年有効は30豪ドルとなります)。試験には日本の運転免許証およびパスポートをお持ちください。

11.賭博は法律で禁じられており,公営ギャンブルの類はありません。

12.徒歩での外出の際には,野良犬が多いので特に注意してください。狂犬病の発生は確認されていませんが,犬に噛まれた場合は感染症の恐れがありますので,注意してください。

13.現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡等に必要ですので,到着後遅滞なく在フィジー日本国大使館(ナウルを兼轄。連絡先は末尾)に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はナウルを退去する(一時的な旅行を除く。)ときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届の提出は在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/ RRnet)による登録をお勧めします。また,郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,その場合は在フィジー日本国大使館に送付してください。

14. 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在フィジー日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1.赤道直下に位置しており,1年中日差しが強いので,日射病にかかることがあります。日除けの帽子を着用したり,水分の補給を十分に行う等注意が必要です。ナウルの直射日光は日本に比べ極めて強いため,長時間戸外にいる場合は軽い火傷症状になるケースもあり,また曇天であっても日焼けをするので,日焼け防止クリーム等を用意する等の対策をお勧めします。

2.水道の水は雨水を溜めて利用しているため,煮沸及び濾過して飲むか,ミネラル・ウォーター等を飲むことをお勧めします。ミネラル・ウォーターはホテルやスーパー等で購入できます。

3.特別な伝統的習慣等はありませんが,ナウル人のほとんどはキリスト教徒(カトリック系約70%,プロテスタント系約30%)ですので,一般的な宗教に対するマナーは遵守してください。

4.スーパーマーケットでの夜6時以降のアルコールの販売は,法律により禁止されていますが,レストランやバーでは夜6時以降も閉店まではアルコールを販売しています。なお,レストランやレセプション会場等以外の公衆の場での飲酒は禁じられています。

5.マラリア及び黄熱は発生していないものの,デング熱及びフィラリア症は発生しています。デング熱には予防薬や予防接種がなく,蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法です。虫よけスプレー等を利用すること,肌の露出を控えた服装を心がけることをお勧めします。なお,デング熱はまれに重症化し,デング出血熱となることがあります。旅行中及び帰国後1週間以内に関節痛,頭痛,目の奥の痛みなどを伴う急な発熱があった場合には,最寄りの医療機関を受診してください。
 (参考) 感染症広域情報 「アジア・大洋州におけるデング熱の流行」
    http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp

また喘息や性感染症等が多発しており,結核及びハンセン病も時々発生しています。病院は2か所のみで,Ron Hospitalでは診療や治療を受けられますが,治療設備は十分とは言えません。また,Nauru General Hospitalは健診・予防活動を中心に行う保健所的な役割の病院です。病室はほぼ満室で薬品等の備蓄もほとんど無く高度な治療は不可能なため,重病や重大な怪我をした場合はオーストラリア等近隣先進国で治療を受けることになりますので,緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


●緊急時の連絡先

警察:電話110
消防:電話112
救急車:111
病院:電話444-3883
観光局:電話444-3252 / 444-3113
在フィジー日本国大使館(ナウルを兼轄):電話(国番号679)330-4633

※ナウルには日本国大使館がないため,事故等に遭われた場合,現地警察,及び在フィジー日本国大使館に連絡してください。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
   http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
   http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
   http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)



(現地在外公館連絡先)
○在フィジー日本国大使館
  住所:Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji(G.P.O. Box 13045)
  電話:3304633
    国外からは(国番号679)3304633
  ファックス: 3302984
    国外からは(国番号679)3302984
  ホームページ:http://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
  * 在フィジー日本国大使館は,在ナウル日本国大使館を兼轄する。