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ナウル
安全対策基礎データ

更新日 2025年05月23日

1 犯罪発生状況
 治安状況はおおむね良好ですが、強盗、窃盗、違法薬物、性的犯罪といった悪質犯罪が少数ながら発生していることが報告されています。

2 防犯対策
(1)窃盗および強盗被害から身を守るために、華美な装飾品は身に着けないなど目立たないようにすることが有効です。万が一、強盗やスリ被害にあってしまった時のために、現金や貴重品の携行は最小限にとどめることを推奨します。
(2)飲酒が可能なバーやレストラン付近では、飲酒に起因する暴力事件(けんか)等に巻き込まれないようにご注意ください。
(3)ホテル内で盗難が発生した事例がありますので、貴重品の管理には常に注意が必要です。また、外出する際は、ホテルのフロント等から現地事情を入手し、島内部や集落に不意に立ち入ってしまうことがないよう注意してください。
(4)夜間に外出する際は、できるだけ単独行動を避けてください。

3 事件や事故等に遭った場合は現地警察に連絡・通報し、在フィジー日本国大使館(ナウル兼轄、連絡先は末尾)に連絡してください。

4 テロ・誘拐
 ナウルのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_196.html )をご確認ください。

 ナウルの各種査証・入国手続や規則等に関する最新情報については、ナウル入国管理局ホームページでご確認ください。
 ◎ナウル入国管理局:https://justice.gov.nr/immigration-division/

1 査証・入国審査
 日本人が渡航する場合は、事前に査証を取得する必要があります。また、入国時は残存有効期限が3ヶ月以上ある旅券が必要です。査証の取得手続きには最低3週間必要とされておりますので、期間に余裕をもって申請してください。査証取得に必要な申請書や求められる書類、手数料については、取得する査証の種類によって異なりますので、詳細はナウル入国管理局ホームページをご覧いただくか、豪州ブリスベンに所在するナウル総領事館にお問い合わせください。
 ◎在ブリスベン ナウル総領事館:nauru.consulate@brisbane.gov.nr
 ◎査証担当:Mr. Cramer Cain : cramer.cain@brisbane.gov.nr
(1)観光ビザ取得に必要な書類(短期滞在)
 以下ア~カの書類を在ブリスベン ナウル総領事館宛に送付し、ビザ取得の手続きを依頼してください。
ア 記入済みの査証申請書
イ パスポートの顔写真ページのコピー
ウ ナウルの入国日及び出国日を証明する航空チケットまたは旅程票
エ ナウル国内の宿泊先を証明するホテル予約票
オ 職業や身分を証明する書類または銀行預金残高等の経済状況を証明する書類
カ ナウル航空を利用し、豪州を経由してナウルへ入国する場合はAustralia ETA(Electronic Travel Authority)表示画面のスクリーンショット等
(2)観光ビザ取得に必要な費用及び支払い方法
 観光ビザの取得には50豪ドルを支払う必要があります。支払い方法や送金宛先については在ブリスベン ナウル総領事館の指示に従ってください。

2 検疫・税関等
(1)入国時の現金の持込みに制限はありませんが、出国時の現金の持出しは5,000豪ドルまでに制限されており、それ以上の額の持出しには許可が必要です。
(2)18歳以上の方は、酒類の持ち込みは一人あたり2.25リットル、たばこの持ち込みは一人あたり200本まで許可されています。電子たばこ類の持ち込みは禁止されています。
(3)ドローンを持ち込む場合は許可が必要になりますので、税関に申告してください。
(4)検疫に関する最新の情報は在ブリスベン ナウル総領事館にご確認ください。

1 立入制限
 政府関連施設や敷地、私有地等に立ち入る場合には、管理者から事前に許可を得るなどし、トラブルが発生しないよう手続きを行ってください。

2 写真・動画撮影
 一般論として、撮影が禁止されている場所での写真・動画撮影は控え、私有地内での撮影やプライバシーに関わる場所などでは、事前に相手の許可を得るなどして、トラブルが発生しないよう配慮してください。
3 水、物資等の不足
 ナウルは多くの物資を輸入に頼っているため、生活必需品、食料、燃料等が不足することがあります。また、燃料不足や水不足のため、計画停電および断水などが発生することがありますので、渡航前には十分な情報収集を行ってください。

4 銀行、両替
 ナウルの通貨は豪ドルです。主要なホテルにはATMがありますが、故障等により稼動していないことがあります。クレジットカードやデビットカードは使用できないことがあるため、あらかじめ十分な額の現金(豪ドル)を用意しておくことを推奨します。

5 通行・レジャー等で注意が必要な地域
(1)島の中央部はリン鉱石の採掘跡が広がっており、場所によっては深さ十メートル以上の穴があり、大きな洞窟へとつながっていますので、この付近を歩く際は十分な注意が必要です。
(2)海岸線には尖塔状の岩が多く、流れが速く波が高い箇所も多いため注意が必要です。アニバレ湾(Anibare Bay)等の安全な場所以外での遊泳やシュノーケリングは控えてください。また、近海にはサメが生息しており、サメに襲われる被害も報告されていますので、十分注意してください。

6 違法薬物
 違法薬物の製造、輸出入、譲受渡および所持は、当国の法令により禁止されており、違反した場合には重い刑罰が科せられます。外国人であっても例外扱いは一切ありません。また、日本の法律による処罰の対象にもなります(大麻取締法第24条の8(国外犯処罰規定))。街中で売人らしき者から声をかけられても相手にせず、最寄りの警察署に通報してください。

7 各種取締法規
(1)就労許可
 外国人が働くためには就労許可が必要です。目的や滞在期間に応じた査証取得または延長の手続きを行ってください。
(2)政治活動
 外国人の政治活動は厳に禁じられており、違反者に対しては滞在許可の取り消し、強制退去等の処分の可能性があります。
(3)賭博
 賭博は法律で禁じられており、公営ギャンブルの類はありません。

8 交通事情
(1)交通機関
 島内に公共交通機関やタクシーはなく、レンタカーも限られているため、車移動を予定している場合は、事前にホテル等で予約することをおすすめします。車両は良好な状態に整備されているものが少ないので、運転時は十分に注意してください。
(2)車の運転
 自動車は日本と同じく左側走行です。交差点等はほとんど無く、信号機もありません。
(3)運転免許証
 日本の運転免許証を所持していれば、ナウル入国日から起算して最長1か月運転が可能です。その期間を超えて運転する場合には、ナウルの運転免許証が必要になります。試験(英語)を受けて合格した後、日本の運転免許証を提示して発行手続きを行えば、通常当日中にナウルの運転免許証が発行されます。手数料は免許証の有効期間により異なりますので、手続き時にご確認ください。試験には日本の運転免許証およびパスポートをお持ちください。

9 通信
 現地でSIMカードを購入することでインターネットが利用可能です。

10 在留届
 ナウルに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在フィジー日本国大使館(ナウルを兼轄、連絡先は末尾)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
 この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

11 たびレジ
 在留届の提出義務がない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ナウルで事件や事故、自然災害等が発生し、在フィジー日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 宗教、習慣
 ナウル人のほとんどはキリスト教徒(カトリック系約70%、プロテスタント系約30%)です。

2 飲酒
 スーパーマーケットでの夜6時以降のアルコールの販売は、法律により禁止されていますが、レストランやバーでは夜6時以降もアルコールを提供しています。レストラン等以外の公衆の場での飲酒は禁じられています。

3 衛生・注意すべき病気・医療事情等
(1)一般事情
 ナウルの医療や公衆衛生の水準は、先進国に比べ低いと言わざるを得ません。必要に応じて、常備薬等を携行してください。ナウル国内の衛生・医療事情等については、厚生労働省検疫所ホームページでご覧いただけますのでご確認ください。
 ◎感染症情報厚生労働省検疫所FORTH 地域別情報(ミクロネシア):https://www.forth.go.jp/destinations/country/micronesia.html
(2)病院は2か所のみで、Ron Hospitalでは診療や治療を受けられますが、治療設備は十分とは言えません。また、Nauru General Hospitalは健診・予防活動を中心に行う病院です。
(3)海外旅行保険
大きな病気やケガの場合には、オーストラリアやニュージーランド等の最寄り先進国へ渡航する必要があり、急ぐ場合はチャーター機による緊急搬送となる可能性もあります。これらの医療費は高額となりますので、十分な補償内容の海外旅行保険に加入してください。外務省海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」もご確認ください。
 ◎海外旅行保険加入のおすすめ:https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
(4)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省ホームページをご確認ください。
 ◎厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

 ◎警察:電話110
 ◎消防:電話112
 ◎救急車:111
 ◎病院:電話444-3883
 ◎観光局:電話444-3252 / 444-3113
 ◎在フィジー日本国大使館(ナウルを兼轄):電話(国番号679)330-4633
 ※ ナウルには日本国大使館がないため、事故等に遭われた場合、現地警察および在フィジー日本国大使館に連絡してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地在外公館連絡先)
○在フィジー日本国大使館
  住所:Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji(G.P.O. Box 13045)
  電話:(国番号679)3304633
  ホームページ:https://www.fj.emb-japan.go.jp/jointad/nr/ja/index.html
  ※ ナウルは在フィジー日本国大使館が兼轄しています。

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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