マーシャル | Marshall > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


(1)マーシャル諸島共和国の一般的治安は比較的良好だとされています。殺人,強盗等の凶悪犯罪の発生は極めて少ないですが,盗難,自動車事故,空き巣狙い等が多く発生しています。特に飲酒運転による事故が多いので注意が必要です。但し,警察の対応が非常に遅いので,事件に巻き込まれた際は,警察に通報するのと同時に,念のため大使館に連絡してください。
 ダウン・タウンでは麻薬の売買,売春等があり,これに関して傷害事件等が発生していますので,いかがわしい場所には出入りしないでください。
 街灯は,ホテル周辺を除けば基本的にありませんので,事件・事故に巻き込まれないためにも,日没後の外出は控えるようにしてください。特に最近,レイプ事件が多発していますので,乗り合いタクシー等を利用する際は,一人での利用を出来る限り避けて下さい。
(2)現在,マーシャル諸島共和国において,日本人を直接の対象とした具体的なテロ等の差し迫った危険性は確認されていませんが,近年,シリアやチュニジアにおける日本人殺害テロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する詳細・最新の情報は,駐日マーシャル諸島共和国大使館(電話:03-5379-1701)に直接お問い合わせください。)

1. 査証
 日本と当国の間に査証免除協定はありませんが,短期滞在者の場合,マーシャル到着時に空港で査証を申請できます。有効な旅券,滞在費用,マーシャルを出国するための航空券を所持していれば30日の滞在許可が与えられます。なお,その場合の手数料は必要ありません。
 また,滞在期間を延長する場合には,法務省の移民局で再度申請することにより更新が可能です。

2. 出入国審査
(1)入国
 機内で配布される出入国カードに記入,空港の入国管理窓口で審査が行われます。査証のない人は,この時に査証の申請を行います。(日本国籍の方で,30日以内の滞在であれば,入国管理官からの幾つかの質問に応答する形で問題がないと判断されれば入国が許可されます。これまで,問題が生じたことは殆どありません。)
(2)出国
 セキュリティー・ゲートを通過した後に,入国管理窓口(並んで2カ所あります)で,出国手続きを行います。

3. 外貨申告
 外貨の合計が10,000ドル以上ある場合は,税関申告書に記入する必要があります。
なお,マーシャルでの通貨はアメリカドルです。現地通貨はありません。

4. 税関
 機内で配布される税関申告書を記入し,空港で税関職員に提出します。次のような高額物品に対しては,たとえ個人使用であっても一定の税が課せられます。申告の際には購入時の領収書等の価格を証明できる書類を求められることがあります。
 免税の範囲は,成人(21才以上)1人あたり,たばこ15箱(1.5カートン),アルコール類2リットルまでです。
 麻薬,銃器等の持ち込みは禁じられています。場合によって,身柄を勾留される場合がありますので,持ち込みを行わないようにしてください。
 毒性のある動植物及び爬虫類の持ち込みは一切禁止されています(特に当国に蛇は生息していません)。持ち込み者は,身柄を勾留され厳しい取り調べがなされる場合がありますので,絶対に持ち込みを行わないようにしてください。
【課税対象となる主な高額物品】
●基本的に,個人使用していることが明確に分かるように説明し,出国時に持ち出すことができれば,多くの場合課税が免除されます。(旅券の提示が求められることがあります)
●デジタルカメラ,デジタルビデオ,高級腕時計,貴金属・宝石などの装飾品については,税関職員が個人的使用でないと判断した場合,(税関判断で10~50%)で課税されることがありますのでご注意下さい。特に販売を目的とした密輸等と判断された場合は,没収の上,身柄が勾留される場合があります。結婚式等で高額の宝飾品を御利用になる際は,結婚式の予定日時場所等を明確にした書類を携行してください。

● 滞在時の留意事項


1. 長期滞在者の在留登録
(1)外国人が30日を超える長期間滞在する場合には,在留登録を行う義務があります。必要書類は,滞在目的によって異なりますが,(警察証明書(無犯罪証明書),健康診断書,及び職業証明書は携行してください),入国時に入国管理事務所で申し出を行い,数日中に入国管理局本局(空港入国管理事務所で指示されます)に出頭し申請する必要があります。
 若干でも国内において就労して収入を得るような滞在型の場合は,事前に働く先からの労働契約書または採用通知書を入国管理局で求められることがありますので,上記書類警察証明書(無犯罪証明書),健康診断書,及び現職業証明書)に加え,必ず携行してください。
 在留登録の方法や必要書類の詳細については,必ず渡航前に駐日マーシャル諸島共和国大使館(電話:03-5379-1701)に確認してください。なお,現在駐日マーシャル諸島共和国大使館で査証発給事務は行っておりません(平成28年6月1日現在)。
(2)現地に3か月以上滞在される方は,「在留届」の提出が義務づけられており,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在マーシャル日本国大使館に在留届を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は現地から転出するときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また,郵送,FAXによっても届出を行うことができますので,在マーシャル日本国大使館まで送付してください。
(3)在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者など)について,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日より,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,是非活用してください。

2. 旅行制限
 クワジェリン環礁以外の国内の移動は自由です。
クワジェリン環礁は,その一部がアメリカ合衆国の軍事基地として利用・管理されているため,基地に入るためには1ヶ月前までにエントリー・リクエスト・フォーム(入域申請書)を首都マジュロのアメリカ大使館に提出して許可を得る必要があります。
 また,同環礁のアメリカ軍基地以外の地域への渡航は,入域許可を得る必要はありませんが,クワジェリン空港到着時に所定のフォーム(届出書)に記入する必要があります。

3. 国内・国外への移動
(1)国内での移動
 首都のあるマジュロ環礁から他の遠くの環礁,島等への移動は,エアー・マーシャルが航空便を運航していますが,週1便程度の所が多く,また突然の欠航もあります。
近くの島へは船便がありますが,定期便ではありません。従って,目的地で長期の滞在を余儀なくされる事があります。
(2)国外への移動
(ア)国際空港は,マジュロ及びクワジェリンの両環礁にあります。但し,日本との接続フライトは,ユナイテッド航空のみになります。このフライトも島から島へと離発着をくり返すアイランド・ホッパーとよばれる運航形態をとっており,グアム行き運航便が週3日(火,木,土),ホノルル行き運航便が週3日(月,水,金)のみ運航されています。
(イ)タラワ(キリバス)からマジュロ(マーシャル)での乗り換えの際にも,注意が必要です。ユナイテッド航空とアワ・エアー(Our Airline)相互の乗換えは,運航便が頻繁に遅延または欠航すること,グアム行き航空便は週3日しか運行していないにもかかわらず,実際に空席が無く希望の便に乗れなかったり,ダブルブッキングで予約席が無くなったりした例も少なからずあり,マジュロで余計な時間を過ごされた例もありますので,乗り換えには留意してください。
(ウ)最近はチューク=ナンディ間の便(マジュロ経由)がアワ・エアーにて週2便(往路1便,復路1便)運航されるようになりました。毎週日曜日にタラワ(キリバス),ナウル(ナウル)及びナンディ(フィジー)方面に,毎週金曜日にコスラエ(ミクロネシア),ポンペイ(ミクロネシア)及びチューク(ミクロネシア)方面にアイランド・ホッパー便が運航されています。

4. 写真撮影
 クワジェリン環礁の米軍基地内は,撮影が禁止されています。他の地域については,常識的な撮影は問題ありません。

5. 各種取締法規の留意事項
(1)麻薬
 麻薬所持は禁止されています。麻薬(マリファナ)の密売が行われていますが,相手にしないことが肝要です。
(2)就労
 就労許可を取得していない場合,就労はできません。
(3)治安維持
 外国人の政治参加は禁止されています。
(4)銃器等
 銃器等の所持は禁止されています。
(5)その他特殊事項
 日曜日及び22時以降は,アルコール類の販売は禁止されていますので,購入することは出来ません。また,戸外での飲酒は認められていません。
(6)交通事情
 幹線道路は1本のみで,信号はありません。公共の交通機関はタクシーのみです(鉄道,バス等はありません。)。なお,タクシーは乗り合い制なので,途中客を拾いながら運行しています。

● 風俗、習慣、健康等


1. 風俗,習慣
 首都のあるマジュロ環礁を除く離島においては,いまだに自給自足を中心とした生活が営まれています。社会制度においても,近代的な民主政府と酋長制の二重構造となっています。日常生活においても,伝統的なものが占める割合は大きく,各自の所属するコミュニティーの行事を何よりも最優先とする等,外国人には理解しにくい側面があります。
 マーシャルでは,週末に教会へ通う姿がよく見られるように,国民のほとんどが熱心なクリスチャンであり,文化的背景・宗教上の理由等から肌を露出させることを嫌います。日本人の方は熱帯海洋性気候のため肌の露出の多い服装をとりたくなりがちですが,注意が必要です。特に女性は,肩・ひざの露出する服装は,控えるようにしてください。
 使用言語として,首都のあるマジュロ環礁,マーシャルで2番目に人口の多いクワジェリン環礁等においては,一般に英語が通じますが,他の環礁・離島では,ほとんど通じないことがありますので注意してください。また,戦前,日本が約30年間統治していたこともあり,日本との歴史的関係が深く,日本人の血が流れている人が多数います。従って,多くのマーシャル人は日本に親しみを感じており対日感情は非常に良好です。太平洋戦争前に日本の教育を受けた世代の人々の中には,日本語を理解する人たちもいますが,年々減少傾向にあります。

2. 健康
 特に風土病はなく,マラリア等の発生は報告されていませんが,最近では,デング熱ジカウィルス感染症・チクングニア熱による症例が発生していますのでご注意ください。◎海外安全情報(感染症危険情報:中南米等におけるジカウィルス感染症の流行:妊婦及び妊娠予定の方は特にご注意ください。)http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1
 更に,結核が増加していること,流行性の結膜炎が流行していますので,握手したり・感染した者と接触がある際は,うがい・手洗い(あるいは消毒ティッシュの利用)等を励行してください。
また,狂犬病に関する公式報告はなされていませんが,野犬も少なくないため,咬まれた際は,ワクチンの接種を受けることをお勧めします。ワクチンの接種は,マジュロ病院で受けることができますが,常に保管されているわけではありませんので注意が必要です。
病院は,首都のあるマジュロ環礁には,マジュロ病院及び個人の診療所が1軒あるのみです。また診察を受けるには長時間待たなくてはいけません。更に医療設備は充実しておらず,外科手術,専門的な分野での医療行為は,ほとんど受けることができません。最近あった例としては,骨折した方がマーシャルではエックス線検査ができなかったため,ハワイへ緊急移送されました。
 なお,国外への航空便が,ホノルル行きとグアム方面行きが週各3便しかないこと,また航空便の遅延・欠航もしばしばあり,真に急を要するケースには対応しきれない場合もありますので,ご留意ください。
建物の中は冷房が効いており,内外の温度差が激しいので体調を崩すことがありますので,注意してください。
「在外公館医務官情報」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/marshall.html )において,マーシャル諸島共和国国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

3.飲食物など
 輸入食品は,高温多湿の気候であり傷みが早く,保存状態が悪いことが多く,有効期限を過ぎたものが店頭に並んでいることもあるので,購入時には賞味期限及び状態をよく確認するようにしてください。
 水道水は雨水を利用しており,直接飲用するには適しません。煮沸するか,海水を淡水化した水,市販のミネラルウォーターを購入して飲むことをお勧めします。上水道についても大腸菌が混入していることがあり,非常に危険ですので,飲料しないようにしてください。
 首都のあるマジュロ環礁については,マジュロ病院の近くに小さな薬局が2軒ありますが,他の環礁・離島に薬局はなく,スーパーマーケットで少量の風邪薬等を販売しているのみですので,常備薬は日本から携行することをお勧めします。
 また,外国からの輸入機材については,一般的に保管・メンテナンスの状況が悪いので注意してください。

● 緊急時の連絡先


<マジュロ環礁>
 ◎警察,消防:電話625-8666
 ◎地方警察:電話625-8999
 ◎救急,病院:電話625-4144
<イバイ島>
 ◎警察:電話329-6911(消防と同じ)
 ◎地方警察:電話329-5911
 ◎消防:電話329-6911(警察と同じ)
 ◎救急,病院:電話329-9911
 ◎在マーシャル日本国大使館
 電話:247-7463
   国外からは(国番号692)-247-7463, ファックス:247-7493
   国外からは(国番号692)-247-7493

※ 在留邦人向け安全の手引き
  現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.anzen.mofa.go.jp/manual/marshal.html )も御参照ください。

(問い合わせ先)


○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在マーシャル日本国大使館
  住所:A-1 & 2 Lojkar Appartment, Rairok, Long Island, Majuro
     (郵便物宛先:Embassy of Japan,P.O.Box 300, Majuro, Republic of the Marshall Islands, MH96960)
  電話:247-7463
    国外からは(国番号692)-247-7463
  ファックス:247-7493
    国外からは(国番号692)-247-7493
  ホームページ:http://www.mh.emb-japan.go.jp/j/