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マーシャル
安全対策基礎データ

更新日 2021年02月12日

1. マーシャル諸島共和国の一般的な治安は比較的良好だとされています。殺人、強盗等の凶悪犯罪の発生は極めて少ないものの、盗難、空き巣等の一般犯罪は多く発生しています。また、飲酒運転による事故を始め、自動車事故が多く発生しているので注意が必要です。万が一、事件・事故に巻き込まれた際は、警察に通報すると同時に、念のため在マーシャル日本国大使館に連絡してください。

2. 首都マジュロのダウン・タウンでは麻薬の売買や売春等の違法行為が横行しており、これに関連する傷害事件等が発生していますので、いかがわしい場所には立ち入らない等の注意が必要です。

3. 街灯は、ホテル周辺を除けば基本的に設置されていませんので、事件・事故に巻き込まれないためにも、日没後の外出は控えるようにしてください。また、女性を狙った暴行事件も発生していることから、乗り合いタクシー等を利用する際は、一人での利用を避ける等の注意が必要です。

4. テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

(手続や規則に関する詳細・最新の情報は、駐日マーシャル諸島共和国大使館(電話:03-6432-0557)に直接お問い合わせください。)

1. 査証
 日本とマーシャル諸島共和国の間に査証免除協定はありませんが、短期滞在者の場合、マーシャル到着時に空港で査証を申請することができます。有効な旅券、滞在費用、マーシャルを出国するための航空券(eチケット)を所持していれば30日の滞在許可が与えられます。なお、手数料は必要ありません。
 また、滞在期間を延長する場合には、法務省移民局で再度申請することにより更新することが可能です。

2. 出入国審査
(1)入国
 機内で配布される出入国カードに記入・提出すると、空港の入国管理窓口で審査が行われます。査証のない人は、この時に査証を申請します。(日本国籍者で、30日以内の滞在であれば、入国管理官からのいくつかの質問への回答で問題がないと判断されれば、入国が許可されます。)
(2)出国
 保安検査を通過した後に、入国管理窓口で出国手続きを行います。

3. 外貨申告
 外貨の持込み・持出しの合計金額がそれぞれ10,000米ドル相当額以上ある場合は、税関申告書に記入し申告する必要があります。
 なお、マーシャルの通貨は米ドルです。現地通貨はありません。

4. 税関
 機内で配布される税関申告書に記入し、空港で税関職員に提出します。以下のような高額物品に対しては、一定の税金が課される場合があります。申告の際には購入時の領収書等、物品の価格を証明できる書類を求められることがあります。
 たばこ及び酒類の免税の範囲は、成人(21才以上)1人あたり、たばこ15箱(1.5カートン)、酒類2リットルまでです。
 麻薬、銃器等の持込みは禁じられています。これらを所持している場合、違法行為として身柄を拘束されますので、絶対に持込まないようにしてください。
 毒性のある動植物及び爬虫類の持込みは一切禁止されています(マーシャルに蛇は生息していません)。持込んだ場合は、身柄を拘束され、厳しく処罰されますので、絶対に持込まないようにしてください。

【課税対象となる主な高額物品】
(1)デジタルカメラ、デジタルビデオ、高級腕時計、貴金属・宝石等の装飾品については、税関職員が個人的な使用のための物品でないと判断した場合、(税関判断で10~50%)課税されることがありますのでご注意ください。
 販売等を目的とした密輸と判断された場合は、没収の上、身柄を拘束される場合があります。結婚式等で高額な宝飾品を使用する際は、結婚式等の開催日時や場所等が明記された書類を携行することをお勧めします。
(2)基本的に、個人使用していることを明確に分かるように説明して、出国時に持出すことを確認できれば、多くの場合は免税されます(旅券の提示を求められることがあります。)。

1. 長期滞在者の在留登録
(1)外国人が30日を超えて長期間滞在する場合には、在留登録を行う義務があります。必要書類は、滞在目的によって異なりますが(警察証明書(無犯罪証明書)、健康診断書、職業証明書は必要となります。)、入国時に空港の入国管理事務所で30日を超えて滞在する旨を申し出て入国した後、数日中に入国管理局本局(空港入国管理事務所で指示されます。)に出頭し、手続きする必要があります。
 少額であってもマーシャル国内において就労して収入を得るような滞在の場合は、就労先からの労働契約書または採用通知書を入国管理局で求められることがあります。就労を予定している場合には、上記書類(警察証明書(無犯罪証明書)、健康診断書、及び職業証明書)に加え、労働契約書または採用通知書を必ず携行してください。
 在留登録の方法や必要書類の詳細については、必ず渡航前に駐日マーシャル諸島共和国大使館(電話:03-6432-0557)に確認してください。
 なお、現在駐日マーシャル諸島共和国大使館で査証発給事務は行っていません(令和3年1月現在)。

2. 在留届・「たびレジ」
(1)在留届
 マーシャルに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在マーシャル日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送及びファックスでも届出を行うことができますので、在マーシャル日本国大使館まで送付してください。
(2)「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者を含む)は「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。
 「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、マーシャルで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在マーシャル日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

3. 旅行制限
 クワジェリン環礁以外の国内の移動は自由です。
 クワジェリン環礁は、その一部がアメリカ合衆国の軍事基地として利用・管理されているため、基地に入るためには入る1ヶ月前までにエントリー・リクエスト・フォーム(入域申請書)をマジュロのアメリカ大使館に提出して許可を得る必要があります。
 また、同環礁のアメリカ軍基地以外の地域への渡航は、入域許可を得る必要はありませんが、クワジェリン空港到着時に所定のフォーム(届出書)に記入・提出する必要があります。

4. 国内・国外への移動
(1)国内での移動
 首都のあるマジュロ環礁から他の遠くの環礁、島等への移動手段としては、エアー・マーシャルが航空便を運航していますが、週1便程度の就航であり、突然欠航する場合もあります。また、近くの島へは船便がありますが、定期便ではありませんので、目的地で長期の滞在を余儀なくされることがあります。移動には十分な余裕を見込んでください。
(2)国外への移動
 ア 国際空港は、マジュロ及びクワジェリンの両環礁にあります。日本との接続フライトは、ユナイテッド航空のみになります。このフライトは島から島へと離発着をくり返すアイランド・ホッパーとよばれる運航形態をとっており、ホノルル行き運航便が週4日(日、月、水、金)、グアム行き運航便が週4日(月、火、木、土)運航されています。
 イ この他、マジュロへはナウル航空(Nauru Airline)が乗り入れていますが、運航便の遅延または欠航が度々発生していますので、注意が必要です。

5. 写真撮影
 クワジェリン環礁の米軍基地内は、撮影が禁止されています。他の地域については、常識的な範囲での撮影は問題ありません。

6. 各種取締法規の留意事項
(1)麻薬
 麻薬所持は禁止されていますが、麻薬(マリファナ)の密売が行われています。仮に声をかけられたとしても絶対に相手にしないでください。
(2)就労
 就労許可を取得していない場合、就労することはできません。
(3)治安維持
 外国人の政治参加は禁止されています。
(4)銃器等
 銃器等の所持は禁止されています。
(5)その他特殊事項
 戸外での飲酒は認められていません。また、日曜日終日及びその他の曜日の22時以降は、アルコール類の販売は禁止されていますので、購入することは出来ません。
(6)交通事情
 幹線道路は1本のみで、信号はありません。公共の交通機関はタクシーのみです(鉄道、バス等はありません。)。なお、タクシーは乗り合い制なので、途中客を拾いながら運行しています。

1. 風俗、習慣
 マジュロ環礁を除く離島においては、いまだに自給自足を中心とした生活が営まれています。社会制度においては、近代的な民主政府と酋長制の二重構造となっています。日常生活においては、伝統的なものが占める割合は大きく、各自の所属するコミュニティーの行事を何よりも優先する等、必ずしも外国人には理解しにくい習慣があります。
 マーシャルでは、週末に教会へ通う姿がよく見られるように、国民のほとんどが熱心なクリスチャンであり、文化的背景・宗教上の理由から肌を露出させることを嫌います。熱帯海洋性気候のため肌の露出の多い服装をとりたくなりがちですが、注意が必要です。特に女性は、肩・ひざを露出する服装は、控えるようにしてください。
 使用言語は、マジュロ環礁、マーシャルで2番目に人口の多いクワジェリン環礁等においては一般に英語が通じますが、他の環礁・離島では、現地語以外はほとんど通じません。なお、戦前、日本が約30年間統治していたことがあり、日本との歴史的関係が深く、日本人の血を引く人が多数います。多くのマーシャル人は日本に親しみを感じており、対日感情は非常に良好です。太平洋戦争前に日本の教育を受けた世代には、日本語を理解する人たちもいますが、年々減少傾向にあります。

2. 健康
 特に風土病はなく、マラリア等の発生は報告されていませんが、最近では、デング熱、麻疹、インフルエンザに加え、世界的規模で新型コロナウイルスの感染拡大への注意喚起が出されていますので、注意してください。
 狂犬病に関する公式報告はなされていませんが、野犬も少なくないため、咬まれた際は、ワクチンの接種を受けることをお勧めします。その他、三種混合、インフルエンザのワクチンの接種も、マジュロ環礁にあるマジュロ病院で受けることができますが、常に保管されているわけではありませんので、注意が必要です。
 病院は、マジュロ環礁には、マジュロ病院の他には個人の診療所が1軒あるのみです。診察を受けるには長時間待たなくてはならない上に、医療設備は充実しておらず、外科手術、専門的な分野での医療行為は、ほとんど受けることができません。最近では、骨折した人がマーシャルではエックス線検査ができなかったため、ハワイへ緊急移送された例があります。
 なお、国外への航空便が、ホノルル行きとグアム行きが週各4便しかないこと、また航空便の遅延・欠航もしばしばあり、急を要するケースには対応できない場合がありますので、ご留意ください。
建物の中は冷房が効いており、内外の温度差が激しいため体調を崩すことがありますので、注意してください。
 マーシャルの衛生・医療情報については、以下の「世界の医療事情」で案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/marshall.html
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 https://www.forth.go.jp

3. 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

4.新型コロナウイルス
 新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されていますので、引き続き外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。また、マーシャルにおいて、現在空路による入国の制限をとっていますが、最新の情報は駐日マーシャル大使館等に問い合わせするなどしてご確認ください。

5. 飲食物など
 輸入食品は、高温多湿の気候から傷みが早く、保存状態が悪いことが多く、消費期限を過ぎたものが店頭に並んでいることもあります。購入時には賞味期限及び状態をよく確認するようにしてください。
 水道水の大半は雨水を利用しており、直接飲用するには適しません(大腸菌が混入していることがあり非常に危険。)。飲用には、煮沸した水、海水を淡水化した水、市販のミネラルウォーターを利用することをお勧めします。
 マジュロ環礁は、マジュロ病院の近くに小さな薬局が2軒ありますが、他の環礁・離島に薬局はなく、スーパーマーケットで少量の風邪薬等を販売しているのみです。常備薬は日本から携行することをお勧めします。

<マジュロ環礁>
 ◎警察、消防:電話625-8666
 ◎地方警察:電話625-5911
 ◎国立マジュロ病院:電話625-3399 救急625-4144
<イバイ島>
 ◎地方警察、消防:電話329-6911
 ◎救急、病院:電話329-9911

 ◎在マーシャル日本国大使館
  電話:625-3311
   国外からは(国番号692)-625-3311
  ファックス:625-3312
   国外からは(国番号692)-625-3312

※ 在留邦人向け安全の手引き
  在マーシャル日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.mh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consul_j.html )も御参照ください。

○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)4965
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在マーシャル日本国大使館
  住所:AC Building, Jebel Weto, Delap, Majuro
     (郵便物宛先:Embassy of Japan, P.O.Box 300, Majuro, Republic of the Marshall Islands, MH96960)
  電話:625-3311
    国外からは(国番号692)-625-3311
  ファックス:625-3312
    国外からは(国番号692)-625-3312
  ホームページ:https://www.mh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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