ボリビア | Bolivia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.概況
(1)2016年におけるボリビアの犯罪統計は,殺人866件,強盗13,617件,強姦2,116件,窃盗5,373件となっています。

(2)ボリビア各地においては,旅行者をねらった強盗,窃盗(スリ,置引き等)が頻発しています。特にラパス市及びチチカカ湖畔のコパカバーナ市の観光地区及びバスターミナルにおいては,日本人旅行者が偽警察官や首絞め強盗の被害に遭っています。

(3)これまでに,ボリビアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2. 犯罪発生状況
(1)拳銃強盗
 ア 日本人の犯罪被害事例
(ア)男性が銀行で現金を引き出した後,車でショッピングセンターまで移動し,現金の入ったカバンを肩に掛けて徒歩で移動中,背後からカバンをひったくられそうになった。抵抗したところ,犯人が拳銃を取り出し3発発砲し,そのうち1発が右手中指に当たり負傷した。
(イ)スーパーマーケットで買い物中,現金入りのバッグをひったくられそうになったため抵抗したところ,けん銃のグリップ部分で頭部を殴打され,バッグを強奪された。

 イ 防犯対策
(ア)銀行などで多額の現金を一度に引き出さない。やむを得ず引き出す場合は,必ず複数人で行動し,常に周囲を警戒する。夜間は複数であってもATM等から現金を引き出さない。
(イ)車両で移動する際は,バックミラーなどで後方を確認し,特に二人乗りのオートバイが接近していないか注意する。
(ウ)犯罪に遭った際,生命の安全を第一に考え,金品の要求に際しては決して抵抗せず,犯人を刺激しないようにする。

(2)窃盗(スリ,置引き)
 ア 日本人の犯罪被害事例
(ア)ラパス・エルアルト空港のチェックインカウンターで搭乗手続き中,足元に置いていた貴重品を入れたカバンを盗まれた。
(イ)発車前の長距離バスの中で,乗務員風の男に荷物を棚に載せるよう指示され,従ったところ,外から見知らぬ人物に窓を叩かれたので,応対しているうちに棚に置いた荷物を奪われた。
(ウ)市場で買い物中,バッグを切られて財布を抜き取られた。
(エ)前を通りかかった人物が物を落としたので,それを拾って渡したところ,その隙に足下に置いてあった自分の荷物を奪われた。
(オ)ラパス市内のレストランで,複数で食事をしていたところ,椅子の背もたれにかけていたバッグを誰も気付かないうちに持ち去られた。
(カ)インターネットカフェで子供に声をかけられたので応対していたところ,反対側に置いていたリュックサックを盗まれた。
(キ)車で走行中,道路脇にいた人物に物を投げられ,車から降りて傷を確認している隙に,助手席に置いていたバッグを盗まれた。
(ク)人混み(バスターミナル,大通り,市場等)を歩いていたところ,急に前方を塞がれ,立ち止まった瞬間にリュックサックを開けられ,貴重品を盗まれた。
(ケ)ツアーに出発する際,旅行代理店の勧めで代理店の受付に荷物を預けたが,数日後ツアーから帰ってくると,荷物がなくなっていた。
(コ)夜行バス車内の頭上荷物置きや座席の下に貴重品が入ったバックを置いて就寝していたところ,気づいたらバッグがなくなっていた。

イ 防犯対策
(ア)ウユニ塩湖からラパス市内間の長距離バス車内での置引きが頻発していることから,貴重品は常に複数か所に分散して肌身離さず持つ。
(イ)手荷物からは常に目を離さない等注意する。
(ウ)外出時には,貴重品や多額の現金を持ち歩かない。
(エ)見知らぬ人に親切そうに声を掛けられても,相手にしない。
(オ)外出時は,常に周囲を注意しながら目的地へ向かう。
(カ)車の助手席等,外から見える場所に貴重品等を置かない。
(キ)車から降りる際は,周囲に怪しい人物がいないか注意を払う。
(ケ)荷物を預ける際は,空港の手荷物預かり所等,信用できるところを選ぶ。
(コ)夜間,早朝の外出は避け,複数で行動するようにする。
(サ)バス内の荷物置きや座席の下に,貴重品の入っている荷物を置かない。

(3)首絞め強盗
ア 犯罪手口
 バスターミナルでバスを探したり,観光地でレストランを探している旅行者に,案内をすると声を掛け,ひと気のない路地に連れて行き,突然後ろから旅行者の首を絞めて気絶させ,所持品を奪う。(主な発生場所は,ラパス市内の大統領府のあるムリージョ広場近辺及びセメンテリオ(墓地)周辺,土産物店が集まるサガルナガ通り,チチカカ湖畔のコパカバーナ市等で,特に人通りの少ない日曜日や夜間に発生。)

イ 日本人の犯罪被害事例
(ア)日曜日の午後,サガルナガ通り付近にあるホテルの手前約10mの地点で,何者かにいきなり背後から首を絞められ,気絶している間に,現金約300米ドル,パスポート,腕時計等を奪われた。
(イ)夜8時頃,ムリージョ広場近辺のホテルに向かって歩いていると,突然数人に囲まれて,首を絞められて気絶。貴重品が入ったバックを盗まれていた。
(ウ)コパカバーナ市郊外を単独で歩行中,見知らぬ者に声をかけられ,気を取られた隙に,背後から忍び寄った別の者に首を絞められ,気絶。現金180米ドル及びデジタルカメラを奪われた。
(エ)ホテルに入る直前,何者かにいきなり背後から首を絞められ,気絶している間に,パスポート,現金800米ドル及びカード類を奪われた。
(オ)赤線テレフェリコを利用し,エルアルト駅で下車したところ,男から話しかけられ前方をふさがれた。後方を別の男1人にふさがれ,羽交い締めにされた後,首を絞められ,所持していたリュックサックを奪われた。

ウ 防犯対策
(ア)人通りの少ない場所への立ち入りは避ける。
(イ)宿泊先はなるべく人通りの多い通りに面し,安全対策のしっかりした宿を選ぶ。
(ウ)見知らぬ者に親切そうに声を掛けられても相手にしない(首絞め強盗及び偽警察官等の犯罪では最初に声をかけられることが多いので,見知らぬ者に声をかけられた場合は犯罪の兆候だと警戒する)。
(エ)夜間,早朝の外出は避ける。
(オ)外出時は,時折後ろを振り返る等して常に周囲に注意しながら行動する。
(カ)複数人で行動する。

(4)偽警察官
ア 犯罪手口
(ア)外国人旅行者になりすました犯人グループの一人が近寄って,時間や道を聞いてくる。これに応対していると,私服又はスーツ姿の警察官と称した者が近付いてきて,麻薬,偽米ドル,偽造カード所持の取締り,不法滞在やテロリストの取締り,身分証明書の不携帯(いずれも犯人グループのでっちあげ)等の言いがかりを付けて,犯人が用意した車(タクシーの場合もある)で警察署に連行しようとする。乗車後,移動中又はひと気のない場所まで連れて行かれた後,車内で所持品検査の名目で金品が物色された上,盗まれる。また,偽造クレジットカードではないかとの名目で暗証番号を言わされたり,被害者が気づかないうちに現金を引き出される。
(イ)長距離バスターミナルからタクシーに乗車すると,数百メートル進んだところで運転手が「車が故障したので後ろから来る車に乗り換えてくれ」と指示する。指示された車に乗ると,警察官になりすました男が乗り込んできて所持品検査と称して金品を物色しつつ,抜き盗る。なお,偽警察官に一旦車両に連れ込まれてしまった後,連れ込まれた車内で所持品検査等を拒否すると誘拐や殺人等の被害に遭う可能性があるので要注意。
(この手口は,バスターミナル付近の取締まりが厳しくなってきたため,真正なタクシー運転手が共犯となっている手口と考えられます。)
 
イ 日本人の犯罪被害事例
(ア)早朝にバスターミナル付近を歩行中,無理矢理偽警察官グループのタクシーに乗せられた後,車内で所持品検査をされ,貴重品を奪われた。その後,自力で脱出するまで数十分間拘束された。
(イ)サンフランシスコ教会内を観光していたところ,30代くらいの英語を話す女性に話しかけられた。その女性と話していたところ,警察官を名乗る男から,所持品の検査をするので車に乗るように言われ,それに従った。車内での所持品検査実施後,邦人旅行者のみ降車させられ,手荷物を確認すると貴重品が盗まれていた。
(ウ)サンタクルス市内旧バスターミナルで空港行きのバスを探していたところ,中年の女性に誘われタクシーに乗車した。その後に偽警察官が同乗してきて,同乗女性と共に荷物検査を実施された後,貴重品を抜き取られ空港付近で降ろされた。

ウ 防犯対策
(ア)バスターミナルには,深夜,早朝以外は制服の観光警察官(緑色の制服で胸に名札がついている)が常駐しているので,タクシーを利用する際は,どのタクシーに乗れば安全かアドバイスを求める。
(イ)警察官を名乗る者に指示された車には安易に乗らない。警察官が警察署への同行にタクシーや自家用車等を利用することはない。
(ウ)声を掛けられたら近くにいる制服警察官を呼ぶ,もしくは観光警察,在ボリビア日本国大使館,在サンタクルス領事事務所に連絡する。(各電話番号は下記の「緊急時の連絡先」を参照。)
(エ)深夜又は早朝にバスターミナルに到着するような長距離バスの利用はできる限り避ける。
(オ)ユンガス地方,ルレナバケ地方からラパス市に到着するバスのうち,ビジャロエル地区に日没後到着するバスには乗らない。
(カ)偽警官に注意する。ボリビアの警察は,裁判所の令状なしで所持品検査は出来ないこと,また必ず制服を着用していることを理解しておく。

(5)待ち伏せ誘拐
ア 犯罪手口
 コパカバーナ市やティワナク遺跡等の観光地及びラパス市内等で,タクシーやミニバス(ワンボックスタイプの乗用車に座席を多数配置し,10数人が乗車できるよう改造したもの)で客を待ち伏せし,乗客をそのまま誘拐,監禁してクレジットカード等を奪った上,脅迫して暗証番号を聞き出す。

イ 防犯対策
(ア)コパカバーナ市やティワナク遺跡等の観光地を訪れる際は,できるだけ個人旅行は避け,ツアーに参加する。
(イ)ツアーではなく個人旅行の場合は,「待ち伏せ誘拐」の手口に利用されることが多いミニバスは避け,大型のバスで移動するよう心掛ける。
(ウ)執拗に乗車を勧誘してくるタクシーの利用は避け,宿泊先ホテル等に依頼してラジオタクシーを呼んでもらう。付近に警察官がいる場合はどのタクシーが安全かアドバイスを求める。
(エ)単独旅行者に限らず,グループ(親子,恋人,友達)で被害に遭っている事例もあるので,複数行動の場合でも油断しない。

(6)その他
ア ラパス市においては,空き巣被害が急増しています。比較的治安が良いと言われる南部地区においても,日本人宅への侵入強盗事件が発生しています。

イ ラパス市に隣接し国際空港のあるエルアルト市は,貧困層が多く,昼夜を問わず犯罪が頻発しています。

ウ サンタクルス市及びその周辺地域では,窃盗(スリ,置引き等),空き巣,自動車強盗(主にタクシーを標的とし,拳銃等で武装した犯人が停車又は走行中の車の前を突如塞いで襲う等)といった犯罪が増加しています。

エ ブラジルとの国境においては,麻薬や盗難車両の密輸が横行し,密輸組織の武装化に伴い警察官に対する傷害事件も発生しています。

オ 2018年2月10日及び13日,オルーロ県オルーロ市でのカーニバルにおいて,ダイナマイト等による複数の爆発により,死傷者が発生しました。これらの事案の背景等詳細については現時点で必ずしも明らかではありませんが,今後も類似の事案が発生する可能性は否定出来ず,引き続き注意が必要です。

● 査証、出入国審査等


(ボリビア入国手続や規則に関する最新の情報については,在京ボリビア多民族国大使館(電話:03-3499-5441)にお問い合わせください。)

1. 査証
 観光目的で入国する場合,入国時に30日の滞在許可が得られます。その後,ボリビア国内の移民局で滞在期間延長の手続を行うことにより,1年間(1月1日~12月31日の間)に最大90日滞在することができます。延長手続は1年間に2回行うことができ,(各30日の延長),費用は無料です。仮に,一度ペルーやチリ等の外国に出国し,ボリビアに再入国したとしても1年間で累計90日以上滞在はできません。不法滞在した場合,1日当たり12UFV’s(約26ボリビアーノス)の罰金が科されます。留学や就労目的でボリビアに長期滞在する場合,滞在の期間,資格,目的に応じた査証や外国人身分証明証(Carnet de Extranjero)を取得する必要があります。査証の種類により提出書類等が異なりますので,詳細はボリビア移民局又は在京ボリビア多民族国大使館にお問合せください。
 なお,入国に際しては6か月以上のパスポートの残存有効期間が必要です。

2. 出入国審査
(1)入国の際は,機内や国境で配布される入国用紙に必要事項を記入し,移民局職員に提出します。最近,日本人が入国を拒否された例はありませんが,ペルー等の近隣国へ出入国を繰り返すと商用目的の滞在と疑われ,移民局へ出頭しなければならない場合があります。また,ボリビア国内で訴訟の相手方として訴えられると出国できないこともあります。

(2)不法滞在や麻薬密輸関係の取締強化から,国境や県境にて警察官や移民局職員による身分証の所持検査が行われていますので,旅券等の身分証(場合によってはコピー)を必ず携行するようにしてください。
また,ブラジル等から陸路でボリビアに入国する際,職員が入国スタンプの押印を忘れる場合があります。その場合,ボリビア入国当日であれば,移民局にて罰金が発生せずに入国スタンプを押印してもらえますが,翌日以降だと外国人の場合,罰金300Bsを支払う義務が発生しますので,入国スタンプの有無を入国時に確認してください。

(3)2017年3月14日,ボリビア国内における黄熱の新たな発生を防止するため,省令第028/2009号に基づき,ボリビアの関係当局は以下の予防的措置を取ることとしました。
ア 黄熱感染国以外からボリビアに入国し,ボリビア国内の黄熱高レベル危険地域を訪問する予定がない場合,イエローカードは不要である。

イ 黄熱感染危険地区,地域又は国(下記リスク国一覧参照)からボリビアに入国する場合は,ボリビアに入国する際,イエローカードを所持する必要があるが,イエローカードを所持せず,黄熱の病状又は兆候を呈している場合,国境における出入国管理当局担当官は,これらの者に対し,予防接種を受ける又はボリビアの保健機関で受診するよう指導する。

ウ 黄熱感染高レベル危険地区,地域又は国以外からボリビアに入国する者がボリビア国内の黄熱危険地域の訪問を予定する場合,イエローカードを所持する必要がある。イエローカードを所持しない場合,国境における出入国管理当局担当官は,これらの者に対し,ボリビアの保健機関で予防接種を受けるよう指導する。

エ 黄熱感染危険地区,地域又は国に向けて出国を予定する者は,イエローカードを所持する必要があるが,イエローカードを所持しない場合,国境における出入国管理当局担当官は,即時に国境付近のボリビア又は訪問国の保健機関で予防接種を受けるよう指導する。

オ 健康上の理由により黄熱の予防接種を受けられない場合は,現行の国際保健規則に従い,所管当局による証明書を得なければならない。
(ア)黄熱リスク国一覧
[米州]
アルゼンチン,ボリビア,ブラジル,コロンビア,エクアドル,仏領ギアナ,ガイアナ,パラグアイ,ペルー,スリナム,トリニダード・トバゴ,ベネズエラ
 [アフリカ]
アンゴラ,ベニン,ブルキナファソ,ブルンジ,カメルーン,チャド,コンゴ共和国,コートジボワール,エチオピア,ガボン,ガンビア,ガーナ,ギニア,ギニアビサウ,赤道ギニア,ケニア,リベリア,マリ,モーリタニア,ニジェール,ナイジェリア,中央アフリカ,コンゴ民主共和国,セネガル,シエラレオネ,スーダン,南スーダン,トーゴ,ウガンダ
(イ)ボリビア政府が定める黄熱危険地域
一般的に観光客が訪れるラパス市,サンタクルス市,コチャバンバ市などの都市部及びウユニ塩湖を含むウユニ市周辺は黄熱危険地域には指定されていません。なお,オキナワ日本人移住地は危険地域に指定されていませんが,イチロ郡サンファン日本人移住地は危険地域に指定されています。
 [チュキサカ県]
アスルドゥイ郡アスルドゥイ市,エルナンド・シレス郡モンテアグド市,エルナンド・シレス郡ワカレタ市,ノル・シンティ郡インカワシ市,ベリサリオ・ボエト郡ビリャ・セラノ市,ルイス・カルボ郡バカ・グスマン市,ルイス・カルボ郡ワカヤ市,ルイス・カルボ郡マチャレティ市
 [ラパス県]
ラレカハ郡グアナイ市,ラレカハ郡ティプアニ市,ラレカハ郡マピリ市,ラレカハ郡テオポンテ市,フランツ・タマヨ郡アポロ市,インキシビ郡インキシビ市,インキシビ郡カフアタ市,スール・ユンガス郡チュルマニ市,スール・ユンガス郡イルパナ市,スール・ユンガス郡パロス・ブランコス市,スール・ユンガス郡ラ・アスンタ市,アベル・イトゥラルデ郡イクシアマス市,アベル・イトゥラルデ郡サン・ブエナベントゥーラ市,カラナビ郡カラナビ市
[コチャバンバ県]
アヨパヤ郡モロチャタ市,チャパレ郡ビリャ・トゥナリ市,カラスコ郡チモレ市,カラスコ郡プエルト・ビリャロエル市,カラスコ郡エントレ・リオス市,ティラケ郡ティラケ市
[タリハ県]
アルセ郡パッドカヤ市,アルセ郡ベルメホ市,グラン・チャコ郡ヤクイバ市,グラン・チャコ郡カラパリ市,グラン・チャコ郡ビリャ・モンテス市,ブルネット・オコノル郡エントレ・リオス市
[サンタクルス県]
アンドレス・イバニェス郡(注:サンタクルス市が属する郡),ワルネス郡及びフロリダ郡を除く全地域
[ベニ県]
全地域
[パンド県]
全地域

3. 外貨申告
 1万米ドル相当以上の現金を所持している場合,税関に申告が必要です。国境若しくは搭乗機内にて申告用紙が手渡されます。

4. 通関
 機内や国境で配布される申告用紙に記入し,税関職員に提出します。入国時の持込禁止品は銃器,麻薬類等です。電化製品,繊維製品等は,数量が多いと商業貨物とみなされ課税される場合があります。出国時の持出禁止・制限品は,麻薬類,野生獣毛皮,骨董品,三葉虫等の化石,植民地時代の絵画等です。出国時には所持品検査が行われます。

● 滞在時の留意事項


1. 長期滞在者向けの注意事項
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ボリビア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在ボリビア日本国大使館まで送付してください。

2.短期滞在者向けの注意事項
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在ボリビア日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

3.旅行制限
 ボリビアではしばしば発生するデモや道路封鎖等の抗議行動により,陸路での移動が困難になります。旅行会社や新聞,インターネット,テレビ,在ボリビア日本国大使館,在サンタクルス領事事務所等で事前に最新の交通情報を入手するとともに,余裕のある日程で旅行するように心掛けてください。

4.写真撮影の制限
 一般的に,軍関係の施設は撮影禁止です。禁止区域で撮影すると逮捕されることがあります。また,大統領府,政府機関,国会議事堂内部の撮影には,それぞれの官庁の許可が必要です。

5.各種取締法規
(1)麻薬
 ボリビアは,麻薬の原料となるコカ葉の世界的生産地の一つです。政府がコカインの製造や密輸出の撲滅に力を入れているため,空港や国境での所持品検査,身体検査が抜打ちで行われることがあります。麻薬の持込みや所持,使用等への刑罰は厳しく,知らないうちに麻薬の運び屋とされないよう,見知らぬ者から品物を預からないことが肝要です。また,麻薬所持検査を装って金品を奪う偽警察官による被害も多く,注意が必要です。正規な警察官は空港,国境,幹線道路料金所以外で麻薬所持検査をせず,必ず制服を着用しています。

(2)不法就労
 短期滞在資格による就労はできません。違反した場合,法規上は国外退去処分となります。就労を希望する場合は,移民局で滞在資格の変更を申請してください。

(3)外国人の政治活動
 政治活動等,滞在資格外の行動を行うと,国外退去の対象となります。

(4)銃器
 銃器を所持するには警察の許可が必要です。

(5)不正両替,賭博
 街中にいる個人の両替商により偽札をつかまされたり,両替額をごまかされたりする等,邦人旅行者が被害に遭っているので注意が必要です。また,政府公認以外の私的な賭博行為は禁止されています。

(6)子の国外同伴
 ボリビアは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

6. 交通事情
(1)車は右側通行で,市内中心部は一方通行が多く,標識が少ないため慣れるまで時間を要します。また,些細な事でクラクションを鳴らす運転手が多いので,イライラしないことが肝要です。
 市内を走る車両のほとんどが小型バスかタクシーで,客を乗せるために所かまわず急停車しますので,後方を走行する際は注意が必要です。夜間ヘッドライトを点灯せずに走行している車両,ブレーキランプや方向指示器等の電球が切れた状態で走行している車両や故障して道路の真ん中で停車している車両が散見されますので,注意してください。
 ラパス市はほとんどが坂道で,急坂も多数あります。前の車に近づきすぎて停車すると,前の車が下がって来て衝突することがあります。

(2)ボリビアには未舗装及び未整備の道路が多く残されており,毎年バスやトラックの転落事故により多数の犠牲者が出ています。特に雨季である12月から3月は雨で地盤が緩くなり,道路状況が普段にも増して悪くなるため非常に危険です。この期間の陸路の移動には特に注意を払ってください。
 都市近郊は,幹線道路であっても街灯がありませんので,夜間の運転には注意してください。
 車優先の風潮があり,歩行者は道路を横断する際,青信号でも注意を怠らないようにしてください。

(3)ボリビア全土において,政府等に対する抗議活動として道路封鎖が頻繁に行われます。陸路で国内移動する際は,ボリビア道路庁のホームページ(http://transitabilidad.abc.gob.bo/mapa/ ,スペイン語のみ),旅行会社や新聞,テレビ,ラジオ,日本国大使館,在サンタクルス領事事務所等で最新の交通情報を入手するとともに,余裕のある日程で旅行するように心掛けてください。

(4)ボリビアの観光地であるウユニ塩湖においては,平成20年5月に日本人観光客5名が乗車した車が他の車と正面衝突し,全員死亡する事故が発生しました。この事故後も同様の事故が発生し,日本人観光客が負傷しています。事故の原因として,塩湖内では交通規制がないため,スピードの出し過ぎ,ガソリンやプロパンなど可燃物を大量に積んでいたこと等安全意識の欠如が挙げられます。ウユニ塩湖のツアーに参加する場合には安全意識が高く評判のよい業者を選定し,かつ運転手に無理な運転はさせないよう注意することが必要です。


● 風俗、習慣、健康等


1. 風習,
 ボリビアは先住民族とスペイン人との闘争の歴史を持っています。先住民族は今でも伝統的な生活習慣を守っていますので,ボリビア社会は民族問題に敏感です。先住民族の住む区域では,彼らの生活習慣を配慮した行動が必要ですので,承諾無しに人や住居などに,カメラを向けないよう注意してください。

2. 衛生事情等
(1)水道水は飲用には適しませんので,市販のミネラルウォーター等を飲用してください。

(2)食べ物については,いわゆる食中毒として,消化管細菌感染症のほか,腸チフス,サルモネラ感染症,寄生虫症,また肝炎に感染する危険性もあります。特に生もの(生卵を含む),食器についている水などにも注意してください。

(3)紫外線が強いので,帽子やサングラスの着用,日焼け止めクリームの使用等紫外線対策も必要です。

(4)しばしば野良犬,時には飼い犬の狂犬病が発生しています。むやみに動物には接触しないようにしてください。

(5)熱帯地方の川には皮膚から体内へ入る寄生虫も存在しますので,河川には安易に入らないように注意してください。

3. 高山病
 ラパス空港は標高4,070m,ラパス市街地でも標高3,200mから3,700mに位置しているため酸素が低地の3分の2程度で,呼吸困難,頭痛,悪心,嘔吐,歩行障害などの高山病の症状を起こすことがあります。特に,早歩き,重い荷物を携帯する,飲酒などにより症状が重くなります。高地に慣れるまでは,なるべくゆっくり行動し,飲酒は控えてください。
(1)発生事例
ア 団体旅行に参加した邦人男性がラパス市(標高約3,700m)に到着した直後から苦しそうな様子を見せ,翌日に多少標高の低いスクレ市(標高約 2,700m)へ移動しても改善が見られなかったにもかかわらず,ホテルで休む等せず連日観光に参加し,数日後ウユニ塩湖(標高約3,700m)観光中に心肺停止の状態で発見された。
イ 米国経由でラパスに到着した邦人旅行者が,夜行バスでウユニ塩湖(標高約3,700m)に行き2日間観光した後,再び夜行バスでラパスに戻った。ラパス到着時のバス内では既に具合が悪かったが,同乗していた者の助けを受け,バスターミナル前のホテルにチェックインした。翌朝,部屋で意識が無い状態で発見された。

(2)予防対策
 高地(特に2,500m以上)に旅行する場合には,以下の予防対策を講じてください。特に高血圧,糖尿病などの既往症のある方は高山病が重症化しやすいので,高地への渡航はお勧めできません。
 ア 高山病の発生には体調が大きく影響するので,余裕のある日程で行動し絶対に無理はしないでください(ツアーに参加する場合には日程をよく確認してください)。

イ 高地に到着してからすぐ,寒さ対策をし,アルコールの摂取,睡眠薬の服用,喫煙,入浴は避け,体調が良くても半日は休養を取るよう心がけてください。

ウ 水分を平地より多めに摂取し,食べ過ぎないように心掛けてください。

エ 必要に応じ,ダイアモックス等の予防薬を服用してください(但し,ダイアモックスは高血圧治療の降圧剤と併用するときは注意が必要です。医師に相談してください。)。

オ 症状が改善しない場合は,すぐに低地に移動してください。

4. サンタクルス,ベニ県等の熱帯湿原地方
 マラリア,デング熱,チクングンヤ熱,ジカウイルス感染症,黄熱などの蚊が媒介する感染症,サシガメが媒介するシャーガス病等が発生することがあり,虫除け対策が必要です。
また,食中毒,コレラや赤痢なども多いので,水や食事の摂取には十分注意してください。特に都市から離れた地方のレストラン等は排水設備が整っていないため,生水や生野菜の摂取は肝炎や腸チフス等にかかる危険が伴います。
 また,狂犬病が発生していますので,野犬,コウモリ等には十分注意してください。
 黄熱,破傷風,A型肝炎,B型肝炎,狂犬病等の予防接種はボリビアでも可能ですが,なるべくボリビア入国前に受けてください。なお複数回の接種が必要なものや,予防接種の種類によっては同時に接種を受けられないもの,又は各接種の間で一定の期間をおく必要のあるものもありますので,余裕を持って計画的に受けてください。
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

5. 医療事情
(1)大都市(ラパス市,サンタクルス市,コチャバンバ市)には,比較的医療レベルが高く救急医療体制の整った病院がありますが,地方都市では十分な治療が受けられる病院はほとんどありません。

(2)世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/bolivia.html
において,ボリビア国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前に必ず御覧ください。

● 緊急時の連絡先


◎パトカー:TEL 110
◎救急車 :TEL ラパス市:165
        コチャバンバ市:165
サンタクルス市118,161
コビハ市:118
タリハ市:118
スクレ市:118
◎観光警察:TEL (市外局番2)222-5016
         国外からは(国番号591)-2-222-5016
◎在ボリビア日本国大使館:TEL (市外局番2)241-9110~3
         国外からは(国番号591)-2-241-9110~3
◎在サンタクルス領事事務所:TEL (市外局番3)335-1268, 333-1329
         国外からは(国番号591)-3-335-1268, 333-1329

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も御参照ください。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4965
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○ 在ボリビア日本国大使館
 住所:Calle Rosendo Gutierrez No.497, esq. Sanchez Lima, La Paz, Bolivia
 電話:(市外局番2) 241-9110~3
   国外からは(国番号591)-2-241-9110~3
 FAX : (市外局番2) 241-1919
   国外からは(国番号591)-2-241-1919
 ホームページ:http://www.bo.emb-japan.go.jp/jp/index.htm

○ 在サンタクルス領事事務所
 住所:Calle Saavedra No.314, Esquina Cochabamba,Santa-Cruz, Bolivia
 電話:(市外局番 3) 333-1329
   国外からは(国番号591)-3-333-1329
 FAX :(市外局番 3) 335-1022
   国外からは(国番号591)-3-335-1022