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ブラジル
安全対策基礎データ

更新日 2024年08月13日

1 犯罪発生状況
 ブラジルでは、一般犯罪や薬物に絡む組織的な犯罪が頻発しています。これらの犯罪の手口は凶悪で、多くの犯行にけん銃等が使用され、抵抗すると殺害されることもあり、観光地においても同様に油断できません。また、「ファベーラ」と呼ばれるスラム街は犯罪の温床となっており、立ち入った者が殺害されることもあります。

(1)強盗・窃盗
 けん銃等を使用した強盗には日本人も多数被害に遭っており、抵抗すると殺害されることもあります。ATMで現金を引き出した後及びショッピングセンターなどから出た後が狙われやすくなっています。
 また、徒歩にて街中を移動中に突然狙われるひったくり被害が非常に多く発生しており、身の回りの所持品や手に持っていたスマートフォンを盗まれ、その拍子にけがをするケースも少なくありません。

(2)短時間誘拐
 拳銃等を使って被害者を一時的に脅迫・拘束し、金品や車両を強奪する、短時間誘拐(電撃誘拐)と呼ばれる犯罪が頻発しています。拘束後は、ATMで現金を引き出させ、金品等の貴重品や携帯電話、車両を奪った後に、連絡手段のない市街から離れた場所で解放するのが特徴です。車の乗り降り時及び停車時に狙われやすいので、常に周囲の状況を確認し、不審な者がいないか十分に注意してください。

(3)スキミング被害
 クレジットカードのスキミング被害が頻発しており、一流ホテルでも多くの日本人が被害に遭っています。クレジットカードを店員に預けず、自分の目の前で決済させる等の注意が必要ですが、スキミング行為は瞬時に行われ防ぎきれない面もありますので、利用明細書等を小まめに確認してください。

2 テロ・誘拐
 ブラジルにおけるテロ・誘拐については、「テロ・誘拐情勢( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_259.html )」をご確認ください。
 
3 都市別の状況
【リオデジャネイロ】
(1)犯罪発生状況
 リオデジャネイロ州公安局の犯罪統計によれば、2023年リオ州では殺人事件が3,283件、強盗事件が91,489件発生しています。人口10万人当たりの発生率は殺人事件が約20.45件、強盗事件が約569.85件となっており、近年増加傾向にあります。依然としてコパカバーナやセントロ地区といった観光地を含め、薬物密売組織の抗争事件、銃器やナイフを使用した強盗、置き引き、ひったくり事件が発生しています。
 薬物密売組織間の抗争に治安当局が介入した銃撃戦がファベーラで昼夜を問わず発生し、多くの一般市民が巻き添えになるケースが頻発しています。過去には、ファベーラの観光ツアーに参加していた外国人旅行者が警戒中の警察官による誤射を受けて死亡する事件も発生しております。ファベーラへの立ち入りはツアー参加の場合も含め絶対に止めてください。
 通行人を狙った強盗・窃盗の手口としては、オートバイで接近し、けん銃を示し所持品を強奪する、自転車または徒歩で近づき後ろから追い越しざまにひったくる、数人で前後から挟み込んだり、取り囲んだりして財布や手荷物を奪う、親しげに話しかけ、気をそらした隙に他の仲間が荷物を奪い取る等があります。スマートフォン、腕時計、カメラ、ビデオおよび装飾品等も狙われます。
 路線バス内での強窃盗事件が頻発していますので、市内を移動する際は、タクシー(可能な限りタクシー乗り場を利用)やアプリ等の配車サービスを利用してください。車両で移動中も、窓を割って所持品を強奪する事件も発生しています。所持品はトランクや車内の足下に置くなど、外から見えないように注意してください。

(2)犯罪多発地域
 リオ市内では、観光地や高級住宅街の周辺にもファベーラが密接しており、その周辺では、薬物密売組織の抗争事件や治安当局の取締りによる銃撃戦等が頻発しています。銃声が聞こえた場合には、すぐさまその場に身を低く屈め、状況を見てコンクリート壁等の陰に避難するという意識を常に持っておいてください。
ファベーラは市中心部と国際空港を結ぶ高速道路周辺にもありますので、特に犯罪が発生しやすい深夜から未明の時間帯の空港の利用、幹線道路の通行は避けてください。
 その他、次のような地区で犯罪被害が発生しており、時間帯や人通りの多少にかかわらず注意が必要です。
ア フラメンゴ地区
 ホームレスやストリート・チルドレンが集まっており、人通りの多い場所であっても十分な注意が必要ですが、特に人通りの少ない場所ではバイクに乗車した強盗犯人が通行人にけん銃を示し、短時間のうちに所持品を強奪する手口が多く発生しています。アテホ・ド・フラメンゴ(海岸沿いの埋立地公園)は、特に夕暮れ時から明け方にかけ、人通りもほとんどなくなることから強盗被害が多発しています。 またスマートフォンを狙ったひったくりも頻発していますので、十分注意してください。
イ ボタフォゴ地区
 日系企業事務所が多数所在するボタフォゴ地区においても、隣接するフラメンゴ地区と同様に通行人を狙った強盗事件が多く発生しています。また、海岸に面した通りでは、深夜、早朝等の人通りの少なくなる時間帯に被害が多発しています。
ウ コパカバーナ地区、イパネマ地区、レブロン地区
 リオデジャネイロの海岸地区には多くのホテルやレストラン等があるため、警察官や警備員が多く配置されていますが、早朝や夕暮れ以降、海岸通りや通りから死角になる波打ち際で外国人旅行者を狙った強盗事件が発生しています。人通りの多い時間帯であっても置き引き、スリ、ひったくり等が発生しており、夜間、早朝には拳銃、ナイフを使用した強盗事件が頻発しています。夜間は、徒歩での移動は避け、タクシー等を利用してください。犯行の大半は未成年者グループによるものですが、銃器、刃物等の凶器を所持している可能性が高いため、強盗被害に遭った場合には、決して抵抗しないでください。また、多くのレストランが歩道上にもテーブルを設置していますが、屋外席は窃盗・強盗の標的となりやすいため、可能な限り屋内席の利用をおすすめします。
エ コルコバードの丘、ポン・ジ・アスーカル
 リオデジャネイロで最も有名な観光名所であり、軍警察官および市警察官が常時配置されていますが、そのような警戒体制にもかかわらず、スリ、ひったくり、置き引き等が発生しています。持ち物には常に気を配り、スマートフォン、カメラ等はできるだけ目立たないように携行し、必要な時のみ使用するようにしてください。
 コルコバードの丘(キリスト像)へ至る登山道では、拳銃使用の強盗事件が頻発していますので、なるべく登山電車を利用してください。登山電車駅周辺には、観光客をターゲットにして法外な値段でガイドを申し出たり、チケットを転売したりする違法業者がいますので注意してください。
オ セントロ地区、カテドラル・メトロポリターナおよびラパ水道橋
 凶器を使用した路上強盗が昼夜を問わず頻発しています。特に、夜間、早朝および週末は人通りが少なくなるので注意が必要です。ラパ水道橋付近には、警察官が配置されていますが、ホームレスや薬物中毒者が多くたむろしているので、観光の際には警察官の視界に入る範囲で行動するように留意してください。また、各観光地は比較的近い距離にありますが、移動には極力タクシーや配車サービスを利用してください。

【サンパウロ】
(1)犯罪発生状況
 けん銃を使用した強盗・殺人等の凶悪事件が昼夜を問わず頻発しています。日本人被害の発生が多い窃盗・強盗事件については、依然として高止まりの状態が続いていますが、被害者が警察に届け出ないケースが多く、警察が認知している以上に事件が発生していると推測されます。けん銃やナイフ等を使用した犯行に遭遇した場合、抵抗したり、逃走したりすれば、身体に危害を与えられる可能性が非常に高くなります。日本とは危険度が全く異なることを認識しておくことが重要です。

(2)犯罪被害多発地域
ア セントロ地区(旧市街)
 サンパウロの起点であり、観光名所として紹介されている大聖堂(カテドラル・メトロポリターナ)があるセー広場付近は、ホームレスが多く集まり治安が著しく悪化しています。同地区は、スリ、ひったくりなどの窃盗事件やけん銃、ナイフといった凶器を使用した強盗事件の多発地域でもあります。記念撮影をしている際に所持品を盗まれるケースや、親切を装って「服が汚れていますよ」などと声をかけてきたり、実際にアイスクリームなどで衣服を汚され、気をそらされた隙に所持品を盗むケースの他、最近では、複数人で取り囲み、所持品を強奪する事件が頻発しています。さらに、毎週日曜日に市場が開かれるヘプブリカ広場も特に注意が必要な場所です。この広場には麻薬常習者が集まり、スマートフォンの窃盗事件が特に多発しています。観光や買い物をする際は貴重品を目立たないように所持し、周囲の状況に常に注意を払うことが重要です。
イ リベルダージ地区
 日本食材が揃い、日本人が多く訪れる東洋人街のあるリベルダージ地区では、人混みの中でのスリ、ひったくりといった窃盗事件や、けん銃使用による強盗事件が昼夜を問わず発生しています。観光客をターゲットにした犯罪が多発しており、特に夜間の一人歩きは避けてください。この地区では、時間帯や人通りの多少に関わらず注意が必要です。
ウ パウリスタ大通り周辺
 高層ビルが建ち並ぶオフィス街であり、多くの日系企業や在サンパウロ日本国総領事館の所在地であるパウリスタ大通りは、一見安全に見えますが、携帯電話を狙った強盗・窃盗事件の多発地区です。さらに、車両強盗や家屋、レストランへの侵入強盗・窃盗事件も発生しており、そのほとんどにけん銃が使用されています。警察官が駐留警戒している中でも犯罪が敢行されることがあり、油断は禁物です。
エ モルンビー地区
 アイルトン・セナが眠るモルンビー墓地があるほか、サンパウロFC(サッカークラブ)のホームスタジアムもあり、試合の開催日には多くの観客で賑わいます。同地区は多くの著名人の居宅が建ち並ぶ高級住宅地でもあり、富裕層を狙った路上・侵入強盗事件が頻発しています。
オ 空港周辺等
 空港内で置き引き被害が頻発しており、多くの日本人も被害に遭っています。空港のチェックインカウンターでの手続き中に見知らぬ人間から声をかけられ、気を取られている隙に荷物を盗まれる事案も多く発生していますので、荷物は身のまわりに置き、常に目を離さないよう気をつけてください。また、空港からサンパウロ市内に向かう幹線道路では、犯罪者が警察官を装い検問を偽装し、車両を停車させて強盗に及ぶ手口が見られる他、空港から後をつけ、ホテルや自宅に到着した際を狙って犯行に及ぶ事例も発生しています。

【クリチバ】
(1)犯罪発生状況
 パラナ州公安局発表によれば、2023年のクリチバ市内の殺人件数は200件、パラナ州全体では1,972件発生しています。薬物絡みのトラブルや怨恨による殺人が大半ですが、強盗犯に抵抗して殺害されるケースも頻発しています。クリチバ市での強盗件数は年間9,457件、窃盗件数は年間50,768件、車両強盗は年間567件と非常に多く、十分な注意が必要です。強盗犯はけん銃を使用し、見張り、実行犯、逃走車両の運転手等、必ず複数名で犯行を行います。強盗犯に遭遇した場合は絶対に抵抗せず、犯人の要求に従ってください。

(2)犯罪被害多発地域
ア クリチバ市は75地区に区切られており、在クリチバ日本国総領事館が所在する地区を含む28地区を軍警察第12大隊が管轄しています。同大隊が管轄する28地区には45万人の住民が居住しており、現在400人の警察官が治安維持に努めています。
イ 殺人事件が頻発している地域は、クリチバ工業団地(CIC)、カジュルー地区、シティオ・セルカード地区、ウベラーバ地区等河川に隣接する地域、パロリンおよびグアイーラのファベーラ、南西部の高速道路沿いの地区および北東部のコロンボ市に隣接する地区等です。殺人事件の主な原因は、犯罪者と市民や警察との衝突、薬物取引のトラブル、犯罪組織間の抗争等です。特に違法な取引(薬物や偽造物品等)の舞台となることの多いバスターミナル周辺では、昼夜問わず発砲事件が発生しており、十分な注意が必要です。
ウ これまで治安が良いとされていたセントロ地区、アグア・ヴェルデ地区、ジャルジン・ダス・アメリカス地区、セミナーリオ地区等でも治安が悪化しつつあります。スマートフォン販売店、宝石店や高級腕時計店等を狙った強盗事件に加え、帰宅時を標的とした押し込み強盗、犯罪組織同士の抗争、発砲事件に一般市民が巻き込まれる等の凶悪犯罪が多発しています。
エ クリチバ市内とクリチバ国際空港を結ぶ「トーヘス街道」、サンパウロへ向かう国道116号線沿い、パラナグア市(海岸方面)に向かう国道277号線沿いおよび市内の河川沿いには、ファベーラの住民による走行車両を狙った強盗事件などが発生しています。
オ 新型コロナウイルスの蔓延により、配車アプリ等の出前・宅配業が盛んになったことを受け、こうした宅配業者に扮した強盗が、信号待ちで停車している車にバイク等で接近し、車の運転手をけん銃で脅迫しつつ、高級腕時計等を奪って逃走する事件が頻発しています。

【マナウス】
(1)犯罪発生状況
 アマゾナス州マナウス市では、銃器を使用した殺人、強盗、窃盗等の各種犯罪が昼夜、場所を問わず頻繁に発生しており、在留邦人も被害に遭っています。マナウス市はペルーやコロンビア等の近隣諸国から流入する麻薬の中継地と言われており、麻薬犯罪組織間の抗争、薬物取引に関連した殺人事件等も頻発しています。
 アマゾナス州公安局が発表した犯罪統計によれば、2023年、マナウス市の年間総犯罪件数は前年より約3.4%の増加となりました。マナウス市においては1日あたり、およそ3件の殺人事件、104件の強盗事件、105件の窃盗事件が発生したことになります。また、マナウス市においてはスマートフォンを狙った強盗、窃盗事件が増加しています。屋外での歩きスマホ等は犯人の格好のターゲットとなりますので、ご注意ください。
 2022年マナウス市の10万人あたりの殺人の件数は46.81件(アマゾナス州公安局提供データ)であり、2022年日本の10万人あたりの殺人件数0.68件(警察庁刑事局捜査支援分析管理官公表犯罪統計2022)と比較すると日本の約68倍の発生率となります。
 また、2022年アマゾナス州の10万人あたりの強盗事件は913.8件(アマゾナス州公安局提供データ)であり、2022年日本の10万人あたりの強盗件数0.91件と比較すると日本の約1,004倍と極めて深刻な状況です。同地域に滞在する際には十分な注意が必要です。
(2)犯罪発生地域
ア マナウス市南部:セントロ地区周辺(観光名所が多数所在)
 路上強盗等の犯罪が頻発しており、特に早朝や夜間の人通りの少ない場所では十分注意が必要です。また、人の往来が多い場所(港周辺、商店街、バスターミナル周辺など)は昼夜を問わず強盗、スリやひったくり等の犯罪が頻発しています。
イ マナウス市北東部地区周辺:(シダージ・ノーバ地区、シダージ・デ・デウス地区、ノーボ・アレイショ地区、ジョルジ・テイシェイラ地区等)
 麻薬密売に絡む殺人事件や銃器を使用した殺人、強盗事件が頻発している上、麻薬犯罪組織構成員の潜伏エリアとされているため、不要な訪問は避けてください。
ウ マナウス市西部:ポンタネグラ地区周辺
 ネグロ川沿いに位置する同地区の川岸では、人通りの多くなる週末や夜間の酔っ払いによる喧嘩が殺人事件に発展したケースや集団強盗事件が発生していますので、十分にご注意ください。
エ マナウス市中南部地区:(アドリアノポリス地区、ノッサ・セニョーラ・ダス・グラッサス地区、パルキ・デス地区等)
 在留邦人の多くが居住する同地区においても、最近では危険地域で発生するような射殺事件等の凶悪犯罪も発生しておりますので、やはり十分な注意が必要です。

【連邦直轄区】
(1)犯罪発生状況
 連邦区公安局が発表した犯罪統計によれば、2023年中の殺人事件(殺人+強盗殺人)は279件、強盗事件は15.256件発生しています。殺人事件は薬物絡みのトラブルや怨恨によるものが大半ですが、強盗犯に抵抗して殺害されるケースも頻発しています。また、郊外の衛星都市を中心に治安が悪く、ブラジル国内の他の大都市と同様に防犯対策に十分に留意する必要があります。特に近年は携帯電話を狙った路上強盗の発生が多く、2023年の発生件数は12.768件で、10万人あたりの発生率は日本の約2.479倍にもなるため、徒歩での移動や車の乗降時には細心の注意を払う必要があります。

(2)犯罪被害多発地域
ア ブラジリア(プラノピロト)
 アザ・スル地区、アザ・ノルチ地区で形成するブラジリアは、連邦直轄区の中心部です。同地区は比較的安全と言われていますが、歩行者に対するひったくり等の窃盗事件も多く発生しています。抵抗すると、強盗に発展することもあります。
 ホテルエリアおよびその周辺部は、浮浪者および薬物使用者等の犯罪者が集まる傾向があり、特に夜間は車上狙いや自動車盗をはじめ、強盗や殺人等の凶悪事件も発生しているため注意が必要です。
 バスターミナル周辺は、プラノピロトの中で最も治安が悪い場所の一つです。この地区では薬物および銃器等の武器の違法売買も行われており、それに絡んだ殺人、傷害事件等も発生しているので注意が必要です。
イ 郊外(衛星都市)
 高級住宅街と言われるラゴ・スル地区やラゴ・ノルチ地区等は、プラノピロトに隣接し高級住宅街と言われていますが、留守中を狙った侵入窃盗も頻発しています。
 約30もある郊外の行政都市(セイランジア、タグアチンガ等)では、一部ファベーラもあり、殺人や強盗等の凶悪事件が頻発しているので、十分注意してください。薬物犯罪組織のアジト、薬物の売人や使用者のたまり場も点在しています。

【ベレン】
(1)犯罪発生状況
 パラー州ベレン大都市圏(ベレン市、アナニンデウア市、マリツーバ市、ベネビデス市、サンタ・バルバラ市、サンタ・イザベル市)全域で銃器を使用した殺人、強盗等の凶悪犯罪が日常的に発生しています。特に歩行者を狙った路上強盗、車両減速時を狙った車両強盗、バス車内での強盗、逃走中の強盗犯による人質立て籠もり、警察と強盗犯との間で発生する銃撃戦等、いずれも銃器を使用した事件が頻発しています。
 2023年の人口10万人あたりの犯罪件数を東京都とベレン大都市圏とで比較すると、強盗が東京の883倍、殺人が26倍となっています。ベレン大都市圏内では1日平均約206件の犯罪が認知されていますが、これは警察に届け出があったもので、実数はさらに多いものと考えられます。
 また、近年、ベレン大都市圏の市街地域以外の農村エリア(トメアス市、サンタ・イザベル市等)での強盗・殺人等の凶悪事件が増加しています。

(2)犯罪被害多発地域
 ベレン大都市圏中心部のベレン市内では、マルコ、ジュルーナス、グアマ、サクラメンタ、テーハ・フィルメ等の貧困地区で特に犯罪が頻発しており、薬物密売組織間の縄張り争いなどによる殺人事件等が多発しています。また、従来は比較的安全と言われていたエリア(邦人長期滞在者が多く住む、ウマリザウ、サンブラス、ナザレ、バチスタ・カンポス等)の住居、飲食店を狙った強盗事件が急増しており、特に注意が必要です。
 ベレンの主要観光地であるヴェロペーゾ市場、ナザレ大聖堂、エミリオ・ゲルジ博物館、カステロ要塞、共和国広場(平和劇場周辺)、宝石美術館、マンガル・ダス・ガルサス公園では、日本人を含む多くの旅行者が強盗、スリ、ひったくり等の被害に頻繁に遭っています。
 夜間・休日も含め、人通りの少ないエリアへの立ち入りは避けることをおすすめします。

【ポルトアレグレ】
(1)犯罪発生状況
 リオ・グランデ・ド・スル州公安局発表による2023年ポルトアレグレ市内の殺人件数は232件、州全体では1,557件、その他、車両強盗等の一般犯罪も増加しています。殺人事件の大半は薬物絡みのものですが、物取り等が強盗殺人に発展するケースも昼夜問わず発生していますので、十分な注意が必要です。

(2)犯罪被害多発地域
ア セントロは最も危険な地区の一つとされています。同地区にあるクラブは、薬物売買の中心となっており、殺人事件が起こることもあるため、訪問は控えることをおすすめします。
イ パルテノン、ヴィラクルゼイロドスル、ボンジェズース等の地区や市内を一望に見渡せるサンタテレーザの丘、ポリシアの丘などの地区は、スラム街に接しており、非常に危険なため、近寄ることは絶対に避けてください。

【レシフェ】
(1)犯罪発生状況
 ペルナンブコ州レシフェ市における2023年の10万人あたりの殺人件数は40件、州全体では3,638件発生しています。主な要因は、麻薬取引やそれにまつわるトラブルとみられますが、中には犯罪グループと警官隊の銃撃戦に巻き込まれたり、強盗に抵抗したりしたために殺害されるケースも報告されています。強盗事件はレシフェ市で18,501件、州全体で45,765件発生しています。特にスマートフォンや高級自動車を狙った事件が多く発生しており、多くは拳銃等の凶器を所持していますので、単独行動は極力避けるようにし、万一、強盗被害に遭った場合は絶対に抵抗しないことが肝要です。

(2)犯罪被害多発地域
ア レシフェ市内
 各所にスラム街が点在しており、高層マンションビル街の谷間にバラック小屋がひしめき合うという光景も珍しくありません。それら周辺地域では薬物の売買、強盗、スリ等の被害が頻発していることから、絶対に近づかないでください。
イ 旧市街地区
 観光スポットが比較的多い地区ではあるものの、周辺では、薬物中毒者が多い区域もあり、クラックと呼ばれる安い薬物を購入する目的で、現金化の容易な貴金属およびスマートフォン等を狙った短絡的犯行が多く発生しています。特に観光客を狙った犯行が多くなっていますので、このようなエリアに近づく際は、周辺の警戒を怠らないようにしてください。また、徒歩での移動は非常に危険なため、車(タクシー(流しのタクシーを除く)やアプリ等の配車サービス)での移動を心掛けてください。
ウ ボア・ビアージェン地区
 週末や休日の日中は海水浴客でビーチが賑わい、レストラン、ショッピングセンター等も数多く存在します。また高級住宅街でもあるため、その住民を狙った強盗も多く発生しています。
 特に日没後は、海岸通りのパダリーア・ボア・ビアージェンからホテル・トランス・アメリカの区間では強盗に狙われやすく金品やスマートフォンを奪われるケースが頻発しているため、十分な注意が必要です。
エ ピーナ地区
 同地区には3つのスラム街が存在し、けん銃を使用した強盗や殺人事件が多発しています。
 白昼に銀行強盗も発生しており、警察官と犯人との銃撃戦で住民・通行人が流れ弾に巻き込まれるケースもあります。また、市内最大のリオマール・ショッピングセンターは、スラム街(通称ボジ)と隣接していますので、同ショッピングセンターへの往復は極力タクシー(流しのタクシーを除く)やアプリ等の配車サービスを利用してください。時間帯や人通りの多少に拘わらず十分な注意が必要です。
オ その他地区
 その他の地区でもけん銃を使用した強盗が頻発していますので、注意が必要です。また、メトロ(郊外電車)の車内や駅構内、路線バス車内においても集団強盗事件が頻発していますので、移動に際しては公共交通機関の利用を控え、タクシー(流しのタクシーを除く)を利用してください。

4 防犯対策
(1)基本的な心構え・防犯対策
 犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報の収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用せずに警戒するなど、常に防犯を意識した行動をとることが重要です。以下の防犯対策を参考にしてください。
○夜間、休日など、人通りの少ない時間帯の外出を避ける。
○複数人で行動する。
○時計、貴金属ははずし、華美な服装を避ける。
○携帯電話やカメラの取り出しは、必要最小限にとどめる。
○必要な現金を小分けにする。

(2)公共交通機関利用時の留意点
ア タクシー、配車サービス
 流しのタクシーや空港、その他の観光地周辺で客待ちをしているタクシーの利用は避けることをおすすめします。外国人と見るとメーターを稼働させずに法外な料金を請求したり、受け取った紙幣をすばやく小額紙幣にすり替え、不足している等と言いがかりをつけ再度要求してきたり、故意に遠回りをし、相場以上の運賃を要求する悪質な場合があります。タクシーは料金前払い制の無線タクシーおよびタクシー乗り場に待機中のタクシーの利用をおすすめします。
 また、乗車後はメーターが作動していることを確認してください。支払いは必ず車内で済ませ、釣り銭や財布を手に持ったまま降りないよう注意してください。タクシーを乗降車する際に襲われる強盗事件が頻発していますので、乗降車の際は路上ではなく、できるだけガレージ等に入れる、レストランやホテルの玄関前で降りるようにしてください。
 アプリによる配車サービスは、都市部を中心に発達しており、位置情報の共有が出来る、現金での支払いが不要等の点から、便利で安全性も高いとされています。配車依頼した時点で料金も決まっていますので、(基本的には)不当に遠回りされたり、支払いの際に追加料金を請求されたりする心配はありません。利便性が高いので、可能であれば、配車サービスの利用をおすすめします。(ただし飲食店の外や路上で配車サービスアプリを操作している時にスマートフォンをひったくられる事件が頻発しているので、屋内等安全な場所で操作するようにしてください。)
イ バス
 市内、長距離を問わず強盗事件が頻発しているので利用は避けてください。
リオデジャネイロ市中心部においては、バス車内で少年グループに取り囲まれ、暴行を受けた後に強奪される事件が多く発生しています。また、リオデジャネイロ市北部地区等においては、路線バス内での強盗・窃盗事件のほか、ファベーラへの警察の作戦活動に対抗したバス放火事件などの発生や多数の死傷者を伴う交通事故も多く発生しています。クリチバ市においては、バス専用道路とチューブ型バス停で名物となっている市営バス(オレンジ色の3両連結)は、鉄道感覚で利用し易いものとなっています。しかし、朝夕のラッシュ時など時間帯によっては乗客の混雑が激しく、車内やバス停留所内でのスリやチューブ型停留所で集金したバス料金をねらった強盗が発生しており日本人の被害も増加しています。
ウ 地下鉄(リオデジャネイロ、ブラジリア、サンパウロ)
 混雑時のスリ、乗車口付近での発車間際の携行品のひったくり等に注意してください。駅の出入口付近では、強盗事件が頻発しており、十分な注意が必要です。特に大きなターミナル駅では、薬物の売人等が多く、強盗事件が頻発していますので、付近を徒歩で移動することは避けてください。

(3)短時間誘拐
 短時間誘拐については、主として夜間に乗用車が信号待ちで停車したところや、人通りが少なく照明のない駐車場で、拳銃等の銃器で脅迫されるケースが多いとされていますので、車両で移動する際には、常に窓を閉めてドアをロックし、駐車する際は照明付近かつ人通りのある場所をおすすめします。なお、危険を避けるために、深夜は赤信号であっても止まらず徐行して通行することが必要な場合があります。まずは行動を予測されないよう、パターン化した行動や移動経路は避け、行動予定を第三者に知られないように努めてください。また、キャッシュカードやクレジットカードを必要時以外持ち歩かないこと、万一拘束されたら犯人の指示に従い、抵抗しないことが重要です。
 誘拐対策の詳細につきましては、以下の海外安全ホームページを御参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html

(4)カーニバル開催期間の留意点
 ブラジルにおけるカーニバルは、毎年2月ごろ各地で開催されます。世界的に有名なリオデジャネイロ、サルバドール、レシフェ・オリンダ等を始め、各開催地は国内外からの多くの旅行者で賑わいますが、この時期には殺人、強盗事件等の一般犯罪の発生件数も増加します。カーニバル期間中の犯罪の特徴として、飲酒、薬物等によって興奮した者達による乱闘騒ぎや、銃の乱射等が挙げられます。このことから、現地に渡航・滞在する方は、以下の注意事項を参考にして、十分注意してください。
○空港・市内間の移動、観光名所訪問等の外出時には、可能な限り旅行会社等の手配したハイヤーや無線タクシー(料金前払い)を利用する。路線バスは利用しない。
○危険な場所を把握している地元ガイドを利用し、単独での行動は避ける。
○日没から夜明けまでは外出を控える。
○サンバチームのパレードは、正式なパレード会場の中で観戦する。
○知らぬ人物と安易に出かけない。
○宿泊先は、安全面優先で選び、3つ星未満のホテルの利用を避ける。

*在留邦人向け安全の手引き
 在ブラジル日本国大使館・総領事館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き:(https://www.anzen.mofa.go.jp/manual/brazil_manual.html )」も御参照ください。

1 査証(ビザ)
 2024年7月現在、日本とブラジルにおいては短期滞在(90日)査証免除措置が執られております。その他、査証申請の詳細な情報は、日本にある下記の各ブラジル総領事館へお問い合わせください。

○在東京ブラジル総領事館関連サイト↓
http://cgtoquio.itamaraty.gov.br/ja/rrrrrrr_rrrr.xml

○在名古屋ブラジル総領事館関連サイト↓
http://nagoia.itamaraty.gov.br/ja/_rrrrrrrrrrrr_.xml

○在浜松ブラジル総領事館関連サイト↓
http://hamamatsu.itamaraty.gov.br/ja/rrrrrrrrrr_-_visa_information.xml

2 出入国審査
 ブラジルに入国する際、入国審査官がパスポートおよび出入国管理カードに入国印を押しますが、この入国印がないと密入国の嫌疑をかけられ、出国時のトラブルになりますので、必ず確認してください。特に、ブラジルと国境を接するボリビア、パラグアイ、ウルグアイ等の隣国から自動車・バス等を利用してブラジルに入国する際、入国地点に出入国審査所がない場合があります。この場合は直ちに最寄りの連邦警察支部に出頭し、入国印を押してもらう必要があります。

3 外貨申告
 入出国時に米貨で1万ドル相当額以上の現金等(外貨を含む)を所有している場合は、e-DBV(Electronic Declaration of Travelers Goods)で申告が必要です。また、出国時には金融機関で両替を行った領収書等の証明書が必要となります。

4 通関・検疫
(1)免税範囲等(30日間に1度のみ適用)
 身の回り品については米貨で総額1,000ドル以内、その他の物品は総額500ドル以内、およびブラジル入国時の免税店で購入した物品(空港および港の免税店は1,000ドル以内、陸路国境の免税店は500ドル以内)の持ち込みに対しては課税されません。限度額を超える物品を持ち込む場合は、超過額の50%の輸入税が課されます。その他、酒類は空港及び港の場合は合計24リットル、陸上国境の場合は合計12リットル、たばこは1カートン(20本入り10パック)等、免税となる数量が制限されています。

(2)持込み、持出し禁止品
 動植物及び食品の一部については、動植物検疫の観点からブラジルへの持ち込みが禁止されているものがあり、違反した場合には没収されます。そのほかにも、ブラジルからの出国時には国外への持ち出しが法律上禁止されている動植物等があり、注意が必要です(下記「滞在時の留意事項」4「各種取締法規」(4)を参照)。
 ブラジル外務省HP(動物・植物の持込みについて)
https://www.gov.br/mre/pt-br/consulado-toquio/nihongo/oyakudachijoho/dobutsushokubutsu

1 外国人登録
 2017年法令第9.199号第62条第1項に基づき、一時滞在査証(VITEM)所持者は、査証の種類または有効期限に係わらず、ブラジルに最初に入国した日より90日以内に最寄りの連邦警察(POLÍCIA FEDERAL)で外国人登録を行う必要があります。その際、査証発給時に各ブラジル総領事館から受け取ったビザ申請用紙1枚を必ずご持参ください。
○在名古屋ブラジル総領事館関連サイト↓
http://nagoia.itamaraty.gov.br/ja/_rrrrrrrrrrrr_.xml

 また、外国人登録手続きの詳細については連邦警察のホームページをご覧ください。(ポルトガル語)
https://www.gov.br/pt-br/servicos/registrar-se-como-estrangeiro-no-brasil

2 身分証明書の携帯
 観光旅行等の短期滞在者に対して身分証明書不携帯による罰金を科す法令は廃止されましたが、ブラジル関係当局により身分証明書の提示を求められることがあります。

3 写真撮影の制限
(1)軍事、保安地区の撮影は禁止されています。
(2)美術館と博物館のほとんどの館内は撮影が禁止されています。
(3)外国人が奥地のインディオ保護区に立ち入り、インディオの撮影等を行うためには、事前にインディオ保護院(FUNAI)の許可が必要です。

4 各種取締法規
(1)違法薬物
ア UNODCの報告によると、2022年の違法薬物の摘発状況は、ブラジルでは大麻・コカインを中心に514トン摘発されており、これは同年の日本の摘発の約280倍であり、違法薬物の密売・密輸の横行が深刻な状況です。
イ 違法薬物は厳しい取締りの対象となります。刑罰も厳しく、薬物所持・国外持ち出し等は3~15年の禁固、または罰金刑となっています。違法薬物には絶対に手を出さないでください。
ウ ブラジルと日本の間にも薬物密輸ルートがあるとみられています。リオデジャネイロでは、過去に、国際空港で日本人が薬物所持・密輸の現行犯で逮捕される事件が発生しています。同地は、コカインや大麻等の米国・欧州向け密輸の中継基地となっているとされており、その薬物の密輸には国際的な犯罪組織が関与しているとみられています。近年、この国際的組織がリオデジャネイロの薬物組織と結託して、外国人(特に若い女性)を「薬物の運び屋」に仕立てて、リオデジャネイロ等から薬物を入れた荷物を国外に運ばせているとみられています。
 知り合ったばかりの人や信頼のおけない他人の荷物の託送を安易に引き受けると、知らないうちに「薬物の運び屋」に仕立てられる可能性があります。なお、外国人旅行者が薬物所持・密輸により逮捕され、有罪判決を受けた場合、その多くは執行猶予のない禁固4年(所持のみでも禁固3年)以上の実刑判決を受け、厳しい環境の刑務所で長期間にわたり服役することになります。
[過去の事例]
日本在住の70代の男性が、インターネットを通じて知り合った外国人等に投資話を持ちかけられ、契約のために来伯。その後、男性は、契約を結ぶ際に知り合ったブラジル人女性から、「日本の友人に渡してほしい」とリュックサックを渡され、受け取った。ところが男性がブラジルを出国する際に、空港の荷物検査で、受け取ったリュックサックの中から薬物が発見されたため逮捕された。

(2)不法就労
 不法就労は、国外退去の対象となります。

(3)銃器所持
 銃器の所持(携帯)および所有は、法律で厳しく規制されています。銃器の所持(携帯)は、軍隊、警察、公安職員および警備会社警備員等法律で定められた者にしか認められていません。同法律は一般市民が銃器を所持することを防止し、銃器を連邦警察に引き渡すことを勧奨しており、市民が銃器を手放す運動が全国的に広がっています。
 銃器を個人で所有する場合は、連邦警察に登録する必要があり、不法所有が発覚した場合は警察に逮捕されます。不法に密輸された銃が犯罪者によって販売されていますが、絶対に購入しないでください。

(4)天然資源の管理および野生動植物の採取等
 許可無く野生動植物を殺傷・捕獲・採取したり、ブラジル国外に持ち出したりすることはブラジルの法律等で禁止されており、違反者は厳しく処罰されます。これら行為を安易に行わないようにしてください。
 マナウスでは天然資源の保護のため特に厳しい管理体制をとっており、不用意に動植物を持ち出そうとして空港等で当局に身柄を拘束されるケースが増加しています。動植物の採取、他地域への移送に関しては必ず事前にブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)の許可を得る必要があります。

5 交通事情
(1)国際運転免許証の取扱い
 日本とブラジルでは、国際運転免許証発行の根拠となっている条約が異なるため、日本で発行された国際運転免許証はブラジルでは使用できません。

(2)交通マナー・道路事情
 交通マナーは全般に極めて悪く、人身事故が頻発しています。道路事情も悪く、思わぬ事故を招く可能性もあるので、以下の点に注意してください。
○急な割り込み、進路変更、幅寄せ等が恒常的に行われているため、特に交差点付近では周囲の交通に十分注意する。
○オートバイが自動車の車間を縫うように走行するので、特に車線変更する際には周囲に注意する。
○トラック、バスなどの大型車両は、特に運転が乱暴なので、併走している時や追い越しをする時には十分注意する。
○夜間や早朝は信号を無視する車両が多いため、青信号であっても減速して安全を確認して通過する。
○全般的に車間距離が近いため、追突事故には十分注意する。
○歩行者のマナーも悪いので、青信号で交差点を通過する場合や幹線道路、高速道路を通行する場合であっても、歩行者の飛び出しに注意する。
○飲酒運転車両が多いため、特に夜間の走行には十分注意する。
○市内、郊外を問わず、いたる所に陥没箇所、凹凸のある車両減速帯(ロンバーダ)があるので、スピードの出し過ぎには注意する。
○短時間、局地的な大雨(スコール)が降ると、多くの道路が冠水し、陥没箇所が見えなくなることや、雨量、場所によっては冠水の水位が車両の最低地上高よりも高くなり、通行できなくなる場所もあることから、降雨時は地下道や不安定な橋梁の通行は避ける等、晴天時よりも運転に注意する。
○坂道が多く、また、道路整備がしっかりしていないため、雨天の場合、スリップを起こしやすくなるので、十分注意する。
○郊外には片側一車線の道路が多く、無理な追い越しによる追突事故が発生しているため、対向車に対しても十分注意する。

6 在留届
 ブラジルに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在ブラジル日本国大使館または居住地を管轄する総領事館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
 この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

7 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ブラジルで事件や事故、自然災害等が発生し、在ブラジル日本国大使館・総領事館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せて活用ください。

8 ハーグ条約および未成年者の出国
(1)ハーグ条約
 ブラジルは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

(2)未成年者の出国にあたっての留意点
ブラジルの法律により、ブラジル国籍(重国籍者を含む)を有する未成年者(18歳未満)がブラジルから一人で、または第三者と、もしくは両親の一方と出国する際には渡航に付き添わない両親または片親の渡航許可書を提出する必要があります。

1 衛生事情
(1)飲用水
 水道水は必ずしも安全ではありませんので、フィルターを通した水や沸騰させた水またはミネラルウオーターを飲用してください。
(2)その他留意事項
 種々の病気の予防のため、なるべく生ものは避け、火の通ったものを食べてください。手洗い・うがいは感染症予防に有効ですので、常に励行するよう心がけましょう。

2 感染症・予防接種等
(1)主な感染症
 ブラジルには、多くの人畜共通感染症が存在します。そのため蚊や虫に刺されないように防虫対策(長袖、長ズボン、防虫剤の使用)をとる、野菜や果物はよく洗って食べる、ネズミなどが居そうな不潔な場所には無防備に近づかないなど注意が必要です。主な感染症は以下のとおりです。
ア デング熱
 デングウイルスによる、ネッタイシマカが媒介する感染症です。潜伏期は4~10日で突然の高熱、頭痛、関節痛、発疹が1週間ほど続きます。ワクチン接種や日中蚊に刺されないように予防することが重要です。ブラジルではデング熱の流行がほぼ毎年発生しています。なお、デング熱の一部にデング出血熱という重症型があります。突然の高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛が現れた場合には、直ちに医療機関を受診してください。
イ ジカウイルス感染症
 ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか、母胎から胎児への感染、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが、妊娠中の感染による胎児への影響(小頭症等)が指摘されていることから、特に妊娠中または妊娠を予定している方は、流行地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
ウ 感染性胃腸炎
 ウイルス、細菌などが原因で起こり、下痢、腹痛、嘔吐、発熱などの症状を呈します。初期は脱水などに対する対症療法を行いますが、症状が強い時は医療機関を受診してください。
エ 寄生虫症
 寄生虫疾患も発生しています。日頃から生野菜には十分注意をしてください。また、皮膚から入り込む寄生虫もいますので、砂場などであっても裸足で歩かないように注意してください。
オ 有毒性動物
 蛇、サソリ、クモ、毛虫などの有毒性動物による咬・刺傷事故は多く、死者も出ています。郊外でのリクレーションや野外活動においては、長袖、長ズボンの着用や危険な地域に無防備に近づかないことが必要です。刺咬傷を受けた場合は、直ちに医療機関で診察を受けてください。
カ マラリア
 ブラジル北部地方においては感染リスクが1年中潜在します。マラリア原虫に感染した蚊(ハマダラカ)に刺されることにより感染します。発症すると、悪寒、発熱などの症状が現れます。夜間(夕方暗くなりかけから明け方まで)蚊に刺されないように注意することが肝要です。ブラジル保健省によればアマゾニア地域への観光旅行では予防薬は必要ないとされていますが、蚊に刺された後高熱が出た場合は、速やかに医療機関で検査を受けてください。
キ 黄熱
 黄熱は黄熱ウイルスによる蚊(ネッタイシマカ)が媒介する、人畜共通感染症です。潜伏期は3~6日で高熱にて発症し、そのうち20%は重症型となり急速に肝不全を伴って死亡します。2020年よりブラジル保健省はブラジル全土をワクチン接種推奨地域としています。予防接種については、下記(2)を御参照ください。
ク 急性肝炎
 A型肝炎ウイルスが原因で食べ物や水から感染するA型肝炎(潜伏期1~2か月)とB型肝炎ウイルスが原因で血液や体液から感染するB型肝炎(潜伏期1~6か月)があり、発熱、全身倦怠感、食欲不振などの症状と黄疸が表れます。A、B型肝炎ともに予防接種で予防が可能です。
ケ 狂犬病
 狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれて発症します。ブラジルでの発生数は多くはありませんが、野犬やコウモリを介して感染する例が報告されています。潜伏期は10~30日で高熱、痙攣などに襲われ、発症するとほぼ100%死亡します。野犬やコウモリに咬まれた時は、すぐに傷口を流水と石鹸で洗い、必ず医療機関で診察を受け予防接種(曝露後接種)を受けてください。
コ シャーガス病
 吸血昆虫のサシガメが媒介する感染症です。潜伏期は1~2週間で発熱や発疹で発症します。発症初期に治療しないと慢性期には心筋炎や巨大結腸などを起こします。サシガメは地方の人家の土壁の裏などに生息し、夜間に出没しますので刺されないように注意してください。不衛生なアサイー食品(ヤシ科の植物)からの経口感染にも注意が必要です。
サ リーシュマニア症
 サシチョウバエ(蚊に近い昆虫で蛾に似ています)が媒介して感染します。発熱や貧血で発症する内臓リーシュマニア(潜伏期2週間~1年)と、皮膚や粘膜に潰瘍を起こす皮膚・粘膜リーシュマニア(潜伏期1~4週間)があり、特殊な治療が必要です。最近は、飼犬の感染が増加し、サシチョウバエが犬から人へ媒介しています。
シ マンソン住血吸虫症
 淡水の巻き貝を宿主とする寄生虫で、川や湖で水遊びをしたり泳いだりすると皮膚から感染します。ブラジルでの慢性肝疾患の原因の一つになっています。
ス HIV/AIDS
 ヒト免疫不全ウイルスに感染した血液や精液などから感染します。輸血など血液製剤による感染は減少し、性交渉での感染が増えています。不特定多数の性交渉を避け、コンドーム使用などで予防してください。
セ オロプーシェ熱
 主にヌカカ(ハエ目の微小昆虫)や蚊に刺されることで感染し、主に中南米で蔓延している熱性疾患です。基本的にはデング熱に似た症状を呈することが知られていますが、特効薬やワクチンなどはまだ存在せず、予防(防虫対策)が非常に重要となります。2024年にはキューバで初めて感染例が確認され、7月にはブラジルで世界初の死亡例が確認されています。今後、注意すべき感染症となりうる可能性もあり、最新の感染症情報収集に努める必要があります。

(2)赴任者に必要な予防接種(成人、小児)
 ブラジルに入国する際、特に義務づけられている予防接種はありません。ただし、上述のようにブラジル国内でも黄熱に感染するリスクがあり、また、ブラジルから入国する場合(経由地を含む)に、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められる国・地域があります。これらの国・地域については、以下のホームページで渡航前に必ず最新の状況をご確認ください。なお、黄熱の予防接種ついては、9か月以下の小児は接種できないほか、妊婦も接種を避けた方が好ましいとされていますし、接種10日後から有効とされていますので、渡航に関しては前もって十分な計画を立てるようにしてください。
 一般的には上記に加え、成人は、A・B型肝炎、腸チフスおよび破傷風の予防接種を済ませておくことをおすすめします。小児の場合、最低限1歳までの小児定期予防接種に加えてA型肝炎と腸チフスの予防接種を受けていることが推奨されます。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページの国・地域別情報も参考にしてください。
◎感染症情報( https://www.forth.go.jp
 各国・地域の黄熱予防接種証明書要求及び推奨状況( https://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html

(3)健康上心がける事
 疲労や睡眠不足が続くと免疫力が低下し、いろいろな病気にかかり易くなりますので、十分休息を取ることが大切です。また、暑さや乾燥のため熱中症や脱水症を起こし易いので水分補給をこまめに行うようにしてください。日中は紫外線が強いので、サングラスや日焼け止めクリームの使用をおすすめします。

3 医療事情
(1)ブラジルの医療水準は地域によって大きな格差があります。公立病院の医療費については外国人も無料ですが、患者が多く、設備や衛生面で満足な治療を受けることは困難です。日本人やその他の外国人は設備やサービスの整った私立病院を利用するのが一般的です。ただし、医療費は高額であり、診察、検査、薬局などすべてが別会計ですので、各受付で現金またはクレジットカードでの支払いが必要です。特に医師に支払う料金(診察料、手術料、麻酔など)は現金による支払いを求められる場合があります。私立病院(24時間対応の救急外来を除く)やクリニックの外来は予約が必要であり、薬等は医師の処方箋に基づき街中の薬局で購入することになります。日本語や英語で相談できる医療機関はほとんどありませんので、ポルトガル語のわかる人を一緒に連れて行くことをお勧めします(サンパウロ、リオデジャネイロおよびブラジリアの一部私立病院の医師は英語が通じる場合もあります)。
 万一に備えて、緊急移送サービス等を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことが必要です。

(2)「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/brazil.html )において、ブラジル国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ず御覧ください。

(3)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページを御確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

4 その他
(1)遊泳時の注意(レシフェ)
 多くの外国人旅行者が訪れるペルナンブコ州の海岸では、サメによる人身被害が発生しています。特にレシフェ市では岩礁を越えた場所での遊泳を禁止する条例が施行されてから、サメによる人身被害は減少していますが、レシフェ市のボア・ヴィアージェン海岸から南へ続くジャボアタオン・ドス・グアララペス市のピエダーデ海岸にかけては、被害が発生しています。海岸を訪れる際には、次の点に注意してください。
○遊泳の際には、新聞、テレビ等の情報の他、海岸に常駐する水難レスキュー隊員(監視員)による情報も参考にし、危険と判断される場合には絶対に海に入らない。
○岩礁を越えた沖で遊泳しない。
○外傷、手術での傷等が完治していないときは遊泳を避ける。(サメは動物の血の臭いに寄ってくるため。)

(2)単独でのアマゾン河下りの危険性(マナウス)
 アマゾン河の流域は広大で支流も多く、雨季と乾季の水位差により様相が一変することもあり、方向を見失い迷う危険性もあります。以前、アマゾン河を筏で下っていた日本人旅行者が一時行方不明となる事案も発生しています。このため、単独でのボートによるアマゾン河下りは非常に危険ですので絶対に止めてください。

5 海外旅行保険への加入
 海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
 旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎軍警察(Policia Militar):TEL190(国内共通)
◎文民警察(Policia Civil):TEL197(  〃  )
◎救急車:TEL192(  〃  )
◎消 防:TEL193(  〃  )
※ブラジルの警察は日本の警察組織と異なり、連邦警察のほか、各州の管轄下に軍警察と文民警察があります。治安事象に遭遇し対処が必要な場合には軍警察に、交通事故も含めて事後に被害届を提出するのは文民警察になっています。

 なお、ブラジル国内の日本国大使館および各日本国総領事館等の連絡先については、問い合わせ先をご参照ください。

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4965
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(現地公館連絡先)
※ブラジル国内の他州からの通話は市外局番の前に「021」(国内長距離通話コード)をつけてください。また、同一州内からの通話については市外局番をつける必要はなく、「3」からはじまる8桁の番号にかけてください。

○在ブラジル日本国大使館
 住所:SES Avenida das Nacoes Q811, Lote 39, 70425-900, Brasilia, D. Federal,Brasil
 電話:(市外局番61)3442-4200
  国外からは(国番号55)-61-3442-4200
 FAX:(市外局番61)3242-0738
  国外からは(国番号55)-61-3242-0738
 ホームページ:https://www.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html

○在サンパウロ日本国総領事館
 住所:Avenida Paulista 854, 3-andar, O1310-913, Sao Paulo, SP, Brasil
 電話:(市外局番11)3254-0100
  国外からは(国番号55)-11-3254-0100
 FAX: (市外局番11)3254-0110
  国外からは(国番号55)-11-3254-0110
 ホームページ:https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/jp/index.html

○在リオデジャネイロ日本国総領事館
 住所:Praia do Flamengo, 200-10 andar, 22209-901, Rio de Janeiro, RJ, Brasil
 電話:(市外局番21)3461-9595
  国外からは(国番号55)-21-3461-9595
 FAX: (市外局番21)3235-2241
  国外からは(国番号55)-21-3235-2241
 ホームページ:https://www.rio.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html

○在レシフェ日本国総領事館
 住所:Av. Eng. Domingos Ferreira, 1097 - 7º andar Boa Viagem, Recife - PE
 電話:(市外局番81)3049-8300
  国外からは(国番号55)-81-3049-8300
 FAX: (市外局番81)3326-2090
  国外からは(国番号55)-81-3326-2090
 ホームページ:http://www.recife.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在クリチバ日本国総領事館
 住所:Alameda Doutor Carlos de Carvalho, 431-4 e 5 andar, 80410-180 Curitiba,Parana, Brasil
 電話:(市外局番41) 3322-4919
  国外からは(国番号55)-41-3322-4919
 FAX: (市外局番41)3222-0499
  国外からは(国番号55)-41-3222-0499
 ホームページ:https://www.curitiba.br.emb-japan.go.jp/index_j.html

○在ポルトアレグレ領事事務所
 住所:Avenida Joao Obino, 467, Petropolis, 90470-150, Porto Alegre,
Rio Grande do Sul, Brasil
 電話:(市外局番51) 3334-1299
  国外からは(国番号55)-51-3334-1299
 FAX: (市外局番51)3334-1742
  国外からは(国番号55)-51-3334-1742
 ホームページ:https://www.curitiba.br.emb-japan.go.jp/poa_j.html

○在ベレン領事事務所
 住所:Avenida Magalhaes Barata, 651, Edificio Belem Office Center,
7-andar 66060-281, Belem, Para, Brasil
 電話:(市外局番91) 3249-3344
  国外からは(国番号55)-91-3249-3344
 FAX: (市外局番91)3249-1016
  国外からは(国番号55)-91-3249-1016
 ホームページ:https://www.belem.br.emb-japan.go.jp/pt/jp/index.html

○在マナウス日本国総領事館
 住所: Rua Fortaleza, 416, Bairro Adrianopolis, 69057-080, Manaus,
Amazonas, Brasil
 電話:(市外局番92) 3232-2000
  国外からは(国番号55)-92-3232-2000
 FAX: (市外局番92)3232-6073
  国外からは(国番号55)-92-3232-6073
 ホームページ:https://www.manaus.br.emb-japan.go.jp/

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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