パナマ | Panama > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.犯罪発生状況
(1)犯罪統計・日本との比較
 パナマでは2016年中,年間61,682件(人口約402万人)の犯罪を認知しました。同時期の日本では年間996,120件(人口約1億2千万人)の犯罪(刑法犯)が認知されています。あくまで参考となりますが,単純に人口1人当たりの犯罪認知件数で比較すると,パナマの数値は日本の約2倍であり,特に,治安のバロメーターと言われる殺人と強盗については,殺人は日本の約15倍,強盗は日本の約107倍に達しています。また,2016年中に認知された殺人は419件に及び,過去最多の2009年(818件)以降は減少傾向にあるものの,依然として高い数値といえます。

(2)最近の犯罪傾向
 犯罪統計によると,パナマ国内の犯罪のうち6割以上がパナマ県内で認知され,パナマ市首都圏の犯罪件数については,一部スラム化した旧市街だけでなく日本人が多数在住している新市街(サン・フランシスコ地区やベジャ・ビスタ地区)でも増加しています。また,犯行の主体はパンディージャス(青少年凶悪犯罪集団)などの若者グループが多く,例えば同グループと対立グループとの抗争(報復殺人)が旧市街や,白昼の新市街のショッピングモール等で突然発生することがあります。彼らはまた,新市街のレストランなどでけん銃強盗を起こしており,日本人を含む外国人も犯罪の標的になり得るため,十分注意が必要です。

(3)治安上の不安要素
 パナマはその地理的特性から麻薬密売の中継地点と言われ,近隣諸国の麻薬組織が国内に浸透し,日本人が多数居住している地区においても,麻薬取引をめぐる組織間の抗争が発生しています。そして,麻薬組織とつながりのあるパンディージャスの存在が違法銃器の国内需要を助長しており,全殺人事件の約8割で銃器が使用されています。このほか,労働組合や学生組織が社会問題等を巡り,投石や道路封鎖等の抗議活動を散発的に行っており,日本人の生活にも影響を及ぼしています。

2.日本人の犯罪被害例
 2016年中にパナマで判明している日本人の犯罪被害は3件です。近年と比較すると邦人被害は減少傾向にありますが,流しのタクシー乗車時における強盗被害や人気のない路地での強盗被害も複数認知されています。また,日本人旅行者の犯罪被害の主な発生地としては,日本人集住地区であるサン・フランシスコ地区やベジャ・ビスタ地区のほか,パナマ市内のアルブルック・バスターミナル(長距離バス等の発着駅)と観光名所カスコ・アンティグオの間に所在する特別注意エリア(下記3.参照)が挙げられます。これらの犯罪は多くの場合,コスタリカから長距離バスでパナマに入国した日本人旅行者が,アルブルック・バスターミナルから流しのタクシーに乗り,特別注意エリア内の安宿を安易に利用しているために発生しています。これまでに発生した日本人の具体的な被害例は以下のとおりです。
(1)凶器を使用した強盗
○パナマ市のアルブルック・バスターミナルからバスに乗車し,人通りの少ないところで下車したところ,一緒に下車した男に刃物で脅され,鞄を強奪された。
○パナマ市のアルブルック・バスターミナルから1人で流しのタクシーに乗車中,目的地とは異なる場所に連れて行かれ,運転手に刃物で脅された上,所持品を全て強奪された。
○午後10時過ぎ,パナマ市のレストランに侵入してきた5人組にけん銃で脅され,店の売上金や客約20人(日本人を含む)の所持金を強奪された。
○パナマ市カリドニア地区を1人で歩行中,後方から近づいてきた男に肩にかけていた鞄の紐を刃物で切られ,鞄を強奪された。
○夜間にコロン市中心街のレストラン前で,テイクアウトの注文のため待機中,少年4人に取り囲まれ,けん銃を突きつけられ,更に顔面を殴打された上,貴重品を強奪された。
○夜間にコロン市を1人で歩行中,少年6人組に取り囲まれた後,羽交い絞めにされ臀部を刃物で刺された上,財布を強奪された。

(2)強盗致傷
○パナマ市サン・フランシスコ地区の大通りを夜間に一人で歩行中,前方から来た2人組に呼び止められ,鞄を奪い取られそうになり抵抗したところ,殴打された。
○パナマ市カリドニア地区の路地裏を1人で歩行中,少年6人組に取り囲まれ,殴打された上,リュックを強奪された(腕,足首等を負傷)。
○パナマ市エル・チョリージョ地区を1人で歩行中,少年8人組に取り囲まれ,貴重品を強奪された(顔に全治2週間の怪我)。
○パナマ市トクメン地区を1人で歩行中,人通りの少ない公園で4人組に取り囲まれ,顔面を殴打された後,鞄を強奪された(鼻を骨折し全治3週間の怪我)。

(3)短時間誘拐
○パナマ市マルベージャ地区(注:日本人学校付近)から友人と2人で流しのタクシーに乗車中,相乗りの男にけん銃を突きつけられ,所持品を強奪された上,ATMで現金を引き出された。

3.特別注意エリア
 一般犯罪の大部分はパナマ市首都圏に集中しており,特に注意を要する地域は,パナマ市の旧市街及びその周辺(エル・チョリージョ地区,サンタ・アナ地区,カリドニア地区及びクルンドゥ地区),パナマ市に隣接するサン・ミゲリート市並びにコロン市の全域です。これらの地域では,殺人事件等の凶悪事件が頻発していますので,昼夜を問わず単独行動を避けてください。
 特別注意エリアの詳細は下記をクリック。
 http://www.panama.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000252.html

4.防犯対策
(1)事案別
ア 窃盗事件
(ア)スリ
 ・口の大きいポケット等盗まれやすいところに貴重品を所持しない。
 ・人混みの中で不自然に押されたり触られたりしたときは,所持品を確認する。
 ・貴重品は分散して所持する。
(イ)置き引き
 ・どんなときでも持ち物から目を離さない(ショッピングモール内で釣り銭をばらまいて注意をそらし,鞄を奪うケースあり)。
 ・持ち物はいつも手から離さず,離した場合でも体に触れるようなかたちで置く(両足で挟むなど)。
 ・レストラン等で食事中でも置き引きされないように置き方を工夫する。
(ウ)ひったくり
 ・道を歩くときは車道側を避け,荷物は車道側と反対の手で持つ。
 ・被害に遭った場合,引き倒されたり,ナイフ等の凶器を持った犯人ともみ合いになるなど,二次被害にあうおそれがあるので,抵抗せず荷物から手を離す。
・冷静に行動し,十分安全を確認した後に周囲に助けを求める。
(エ)車上狙い
 ・路上駐車をしない。特に人通りの少ない場所や暗い場所に駐車しない。
 ・外から見える位置に貴重品を置かない。
 ・可能な限りアラーム等を設置し予防に努める。
イ 強盗事件
(ア)凶器を使った強盗
 ・銃器や刃物を突きつけられた場合は,両手を上げ抵抗する意思のないことを示す。
 ・金品を要求されたときは,黙ってそれに従う。
 ・相手を刺激したり,誤解を招くような行動はとらない(例えば,財布を出そうと内ポケットに手を入れようとすると,武器を取り出そうとしていると誤解されるおそれがある)。
(イ)睡眠薬強盗
 ・娼婦には近づかない(主として特別注意エリア(カリドニア地区等)で発生しており,外国籍の娼婦とホテルに行ったところ,娼婦の体に塗布された睡眠薬の影響で昏睡状態となっている間,金品を窃取されたケースあり。)。

(2)場所別
ア 空港
 空港から市内へ向かう際は乗合ミニバスや流しのタクシーの利用は避け,空港・ホテル間で運行されているシャトルバスを利用するか,ナンバープレートに「SET」の文字が記載された正規の営業許可を受けたタクシー(Servicio Especial de Turismo)を利用することをお勧めします。このタクシーの1人当たりの料金は,パナマ市内のホテルまでが30米ドル前後で,人数が増えるごとに10米ドルずつ加算されます。
イ 路上
 夜間外出する際は,徒歩での移動を避け,ホテルのフロントやレストラン等で無線タクシー(市内は長距離でなければ1人で5米ドル~10米ドル程度)の配車を依頼してください。なお,タクシー運転手によっては相乗りになることがあります。流しのタクシーに乗車すると,強盗事件に巻き込まれる恐れがあり,観光客に対しては高額な料金を請求してくるなどトラブルが絶えないので,絶対に利用しないでください。
ウ レストラン
 銃器を使用して金品を強奪するレストラン強盗が発生することがあるので,警備員が配置され,周辺に人通りがあり,かつ外部から見通しが良いレストランを利用するよう心掛けてください。また,レストランでは荷物の置引きに注意してください。
エ ホテル
 パナマの旧市街は治安が悪く,凶悪犯罪が頻発しているため,防犯上のため,料金は多少高くても新市街にあるホテルを選ぶことをお勧めします(ガイドブックで紹介されているカリドニア地区の格安ホテルでは邦人被害あり)。
オ 繁華街
 新市街にあるウルグアイ通り,アルヘンティーナ通り(繁華街)周辺は,深夜に素行不良者が立ち回り,けん銃発砲事案が発生する場所であるため,夜間外出時の単独行動は避けるなど,特に注意が必要です。

5.テロ
 これまでに,パナマにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する最新の情報については,駐日パナマ大使館(電話:03-3499-3741)や神戸にある総領事館(電話:078-392-3361)にお問い合わせください)

1.査証
 日本国籍の方がパナマに観光を目的として入国する場合,査証やツーリストカードは不要です。日本とパナマとの間には査証免除取極がないため,本来は入国に際し,査証の取得が求められます。一方,パナマ政府の措置により,入国税(航空料金にあらかじめ含まれています)を支払うことにより,査証を取得しなくても最大180日間(期間延長は不可)の観光を主な目的(商談等含む)とした滞在許可が得られます(注:本措置を正式に施行させるためには移民法の改正が必要ですが,現政権は特例として同措置を継続しています)。

2.出入国審査等
(1)入国要件
ア 入国時に有効残存期間が3か月以上の旅券
イ 復路の航空券等(注:パナマに入国する時点で,パナマを出国する際の交通手段(航空券やバスのチケット)を予め確保しておく必要があります)
ウ 500米ドル相当以上の現金,小切手等(注:滞在中の資金があることを証明する必要があります)

(2)外国人を含むパナマ居住未成年者(18歳未満)の出国に必要な書類
 近年のグローバル化に伴い国際結婚が急激に増加していますが,海外に居住していた日本人が配偶者の同意無しに子供を連れ帰ったことで,外国において犯罪とされた事例があります(パナマは「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約」の締約国です)。
 パナマの場合は,2008年8月26日に新たに施行された移民法以降,人身売買禁止条約及び国際組織犯罪防止条約人身取引議定書等に基づく人身売買防止のために,政府は国際結婚に関係なく,外国人を含む当国居住未成年者(18歳未満)が出国する際には,原則,下記の書類を携行するように義務付けておりますのでご留意ください。
 なお,旅行者等につきましては,本件措置の対象外となります。
ア 両親とともに出国する場合
○出生証明書
イ 両親のうち,どちらか一方の親と出国する場合
○出生証明書
○同行しない一方の親が発出する出国許可書(公証人による認証付き)
○既に一方の親が他界している場合は,他界した親の死亡証明書
○既に一方の親が他界している場合を除き,その他一方の親が発出する出国許可書によらない場合は裁判所の許可書
ウ 両親以外の第三者と共に,もしくは未成年者のみで出国する場合
○出生証明書
○両親が発出する出国許可書(公証人による認証付き)
上記以外の具体的な案件が生じた際は,事前に弁護士等に相談してください。
(注)原則,出国審査時に同証明書原本若しくは事前に公証役場にて公証された証明書写しを入管当局に提出する必要があります。

(3)コロンビアとの往来について
 コロンビアとの往来には,安全確保の観点から空路を推奨します。
コロンビアとの国境地域は,治安当局の監視が十分行き届かない密林地帯で,武装グループが麻薬の密輸等により出入国を繰り返しているため,陸路(徒歩)で移動する場合,同グループに誘拐・殺害されるなどの危険性があります。また,コロンビア側から不法入国を企図するキューバ人,アジア人等の増加を背景に,同地域の警戒に当たる国境警備隊が,陸路で入国してくる外国人を厳しくチェックしており,入国目的,人定事項等が判然としない場合,身柄を拘束されます。これまで,コロンビアからパナマに徒歩で入国した日本人旅行者が,国境付近で国境警備隊に発見され,不法滞在の疑いで身柄を拘束された上,しばらくの間,入国管理局の施設に収容された事案が複数件発生しています。

(4)海路による入国時の留意点
 観光目的で自家用船舶にて入国する場合は,寄港地に所在する海運庁事務所にてパナマ領海航行許可手続きを行った後,入国管理事務所で自家用船舶による渡航者用の特別査証を取得する必要があります。

3.税関手続
(1)主な輸送禁止品
 銃器,弾薬,毒物(殺虫剤,除草剤等),腐食性を有する物質(酸,漂白剤,溶剤等),引火性を有する物質(燃料,塗料,マッチ,引火性ガス等),可燃性又は支燃性を有する物質(ブタン,酸素,プロパン等),ダイビング用タンク,花火,爆発物,酸化物(塩化物,過酸化物等),放射性物質,アラーム装置の付いた手荷物,ウィルス,バクテリア,危険性を有する物質(磁気を帯びた物質,不快な物質等),一定量を超える医薬品,洗面具(スプレー,香水,アルコール含有薬品等)

(2)税関に申告を要する主な持込品(輸入制限品目)
 生もの又は傷みやすいもの(果物,植物,食肉),生きた動物等

(3)持ち込むことのできる食品
 乾物又は真空パック処理されたもの

(4)税及び外貨について
 本人又はその家族が使用する目的で購入した商品については,2,000米ドル分まで免税されます。
 外貨(現金又は有価証券)の持込に制限はありませんが,入国時に家族単位で1万米ドルを超える場合は申告しなければなりません。

● 滞在時の留意事項


1.滞在時の各種届出
 当初に180日間の滞在許可を得て入国した後は,同じ滞在目的で滞在期間を延長することはできません。しかし,滞在目的のカテゴリーを変更して査証を取得する場合には,180日を越えても継続滞在が認められます。なお,滞在資格の変更申請にあたり,パナマの弁護士を通じた申請が義務付けられています(別途,警察証明,雇用・在職証明,婚姻証明等を準備する必要があります)。

2.旅行制限
 公の旅行制限はありませんが,統計上,犯罪発生率の高い早朝や,夜間の外出(特に徒歩による単独行動や流しのタクシー利用)は危険ですので避けてください。また,昼間であっても,人通りの少ない路地の一人歩きは避けてください。

3.写真撮影の制限
 特に制限はありませんが,治安機関の施設を無断で撮影することは避けてください。
また,政府閣僚や要人の私邸等にカメラを向けることも誘拐関与を疑われる可能性があるため避けてください。

4.各種取締法規
(1)夜間外出禁止条例
 パナマ市を中心に未成年者(18歳未満)の単独での夜間外出禁止条例が施行されています。パナマ市では,未成年者が正当な理由なく家族又は親族成年者の同伴なしに夜間外出(日曜から木曜:午後9時~翌朝午前6時,金曜から土曜:午後11時~翌朝午前6時)することが禁止され,これに違反した未成年者は拘禁されます(身柄引受時に保護者から罰金を徴収)。

(2)麻薬取締り
 麻薬密売人は,密輸ルートの変更,潜水艇の利用,積み荷の小分け運搬等,多様かつ巧妙な手口で密輸を続けています。他方,治安当局も,国内における麻薬取り締まりを徹底しており,麻薬の運搬や使用目的所持は厳罰の禁固刑に処せられますので,麻薬には絶対に手を出さないでください。また,知らないうちに運び屋にされないよう,他人から荷物を預からないでください。

(3)禁煙
 公共交通機関のターミナル,医療機関,ショッピングセンター等公共の場所は禁煙であり,ホテル,レストラン等も2009年の法改正により,全面禁煙を義務付けられました。禁煙区域で煙草を吸った場合,保健省による調査や第三者により通報され,罰金が科せられることがあります。

5.交通事情
(1)概況
 パナマでは,入国後90日間は,持参した日本の運転免許証及び在パナマ日本国大使館発行の運転免許証の証明書の携行で運転ができます。他方,「道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」に未加盟のため,国際運転免許証による運転はできません。車両運転時は,道路交通法により車両保険への加入が義務付けられています。なお,日本とは逆の左ハンドル右側通行です。パナマにおける自動車の運転マナーは劣悪で,交通事故は頻発しています。とりわけパナマ市首都圏では,頻発する交通事故が交通渋滞を悪化させ,社会問題となっています。また,歩行者が通行車両の合間をぬって道路を横断することが多いため,他の車や歩行者には十分ご注意ください。当地でのドライバーは右左折時にウィンカーを使用しないことが多く,歩行中は車の動きに十分注意してください。

(2)交通事故処理に関する政令
 「交通事故による交通渋滞緩和を目的とした交通事故処理に関する政令」により,以下の3点が運転者の義務として定められています。
ア 交通事故報告書を車両に備えておくこと。
(同報告書は3枚綴りで,陸運交通局(ATTT)が無料で配付しており,保険会社からも入手可能です。)
イ 交通事故を起こした場合は,交通事故報告書に各事故当事者(運転者)が記載し,交通の妨害とならないように速やかに事故車両を安全な場所に移動すること。
(これを怠った場合,事故当事者ごとに罰金50米ドルが科せられます。)
但し,下記に該当する場合は移動を禁止しています。
○衝突したものが固定物(ガードレールや電柱,塀等)である場合
○負傷者が発生した場合
○事故車両が自走できない場合
ウ 報告書への記載を証明するために,事故現場の証拠写真を撮影すること。
(常にカメラ付携帯電話などを携行してください。)

6.旅券(パスポート)の携行
 不法入国者を取り締まるため,警察官は観光地を散策する者に対して職務質問及び身分証明書の提示を求めることがあります。よって,日本人旅行者も,旅券等の身分証明書不携行により警察署等へ連行され,身分が確認できるまで一時拘束される場合があります。警察では観光客に対し,パナマ滞在中は必ず旅券の原本を携行し,コピーをホテルに保管するよう求めています。

7.両替
 1回の入国につき,外貨の換金限度額は1万米ドルと定められています。外貨は通常,外国為替取扱銀行(午前中のみ営業)や空港又は一流ホテル内で両替できますが,米ドル貨の両替が中心で,日本円は国際空港以外では両替できません。また,パナマには非合法の両替所が多数存在しますが,偽札をつかまされたり,両替後に強盗被害に遭う恐れがあるため,両替は銀行等正規の両替所で行ってください。

8.在留届及びたびレジについて
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在パナマ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
 なお,在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在パナマ日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

9.親権
 パナマは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

● 風俗、習慣、健康等


1.衛生事情
 パナマでは通常水道水を飲用できますが,念のため煮沸してから飲用することを推奨します。

2.病気(主な感染症)
(1)黄熱
 パナマ政府は,エンベラ自治区,クナ・ヤラ自治区及びダリエン県の全域,コロン県及びパナマ県の運河地域の東部に行く旅行者に対しては,訪問より10日以上前の黄熱予防接種を推奨しています(接種から効果が現れるまで約10日間程度を要するため)。また,黄熱感染リスク国(※)における発生状況を分析し,感染リスク国からの旅行者あるいはそれらの国への旅行者に対して,黄熱予防接種を推奨しています(2008年10月17日付,パナマ保健省決議第840号)。
(※)黄熱感染リスク国:ボリビア,ブラジル,コロンビア,エクアドル,ペルー,ベネズエラ,アンゴラ,ベナン,ブルキナ・ファソ,カメルーン,コンゴ(民),ガボン,ガンビア,ギニア,リベリア,ナイジェリア,シエラレオネ,スーダン

(2)ハンタウィルス肺症候群の発生
 毎年乾期になると,森林に住むネズミが農家に近づくため,呼吸器疾患であるハンタウィルス肺症候群が発生します。ハンタウィルスは,ネズミなどのげっ歯類動物の尿,糞,唾液,肺の中にみられます。潜伏期間は1~5週間とされ,初期の症状は,風邪の症状に似ており,咳や38~40度の発熱,頭痛,腹痛,関節痛,吐き気,嘔吐を呈し,進行すると呼吸困難となります。予防ワクチンはなく,予防策は,上水道以外の飲料水の煮沸,手や食器類の十分な洗浄,食物,食器の厳重な保管,ネズミとの接触回避,家屋へのネズミの侵入防止などです。

(3)その他
 その他の主な感染症としては,マラリア及びデング熱,ジカウイルス感染症があります。いずれも蚊が媒介しますので,特にボカス・デル・トロ県,チリキ県等の地方へ旅行する際には,殺虫剤や虫除剤を使用し,肌の露出を避け,長袖シャツ,長ズボン等を着用するなどの防蚊対策を十分行ってください。
(参考)感染症広域情報 ジカウイルス感染症に関する注意喚起(http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1

3.医療事情
(1)一部の私立病院を除き,全般的に医療水準は日本と比べ低く,特に地方では最新の医療設備,医師及び薬品が慢性的に不足しています。尿,血液,肝機能検査や風邪などの簡単な治療は問題ありませんが,重病や重傷の場合は,米国などへ移送されているのが現状です。万が一に備え,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を推奨します。

(2)「世界の医療事情」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/panama.html )において,パナマ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


◎警 察:TEL 104
◎消防署:TEL 103
◎救急車:TEL 911
◎病 院:パイティージャ病院(パナマ市内):TEL 265-8800
プンタ・パシフィカ病院(パナマ市内):TEL 204-8000
◎在パナマ日本国大使館:TEL 263-6155(パナマ市内):TEL 265-8800
※開館時間(月から金曜,08:30~17:00)外は,自動応答により緊急連絡先を案内しています (国外からの場合,国番号507を付す)。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在パナマ日本国大使館
 住所:Calle 50 y 60E, Obarrio, Bella Vista, Apartado 0816-06807, Panama 1, Republica de Panama
 電話:263-6155
   国外からは(国番号507)-263-6155
 FAX :263-6019
   国外からは(国番号507)-263-6019
 ホームページ(日本語版): 
   http:/www.panama.emb-japan.go.jp/jp/index.html