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  4. ニカラグア

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)過去10年間における犯罪認知件数は年々減少傾向にあり,2017年では80,092件(前年比-17.5%)となり,2016年に一旦増加に転じた後に再び減少しました。犯罪別では,殺人(-4.6%),性犯罪(-14.3%),強盗(-18.0%)が減少しました。
 ニカラグアで一般的な犯罪は強盗で,特に多いのはオートバイ二人乗りによる路上強盗です。路上強盗は,昼夜を問わず,特に都市部において多く発生しており,犯人が徒歩の被害者に接近して拳銃やナイフ等の凶器で脅迫し,バッグ,財布,携帯電話等を奪う手口です。また,被害者の抵抗により,犯人が逆上して,所持していた拳銃を発砲し,被害者が死亡又は重傷を負うなどの事件も頻発しています。

(2)地域別に見ると,全体の犯罪発生件数の約4割が首都マナグア市のあるマナグア県で発生しており,次にマタガルパ県,マサヤ県,エステリ県,グラナダ県の順となっています。ホンジュラスとの国境沿いの北部山岳地帯及び北カリブ沿岸自治区シウナ,ボナンサ,ロシータ各市を結ぶ鉱山三角地帯(トリアングロ・ミネロ)では,麻薬密売等の武装集団と国軍及び警察との間で銃撃戦により死傷者が出ているほか,カリブ海側の地域では,先住民族の土地所有権問題が絡んだ殺人,傷害事件が発生しています。また,都市部においては,パンディージャスと呼ばれる少年グループによる犯罪が多く,特にグループ間の抗争が度々発生しています。

(3)これまでに,ニカラグアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり,未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 日本人の被害例(2018年)
(1)恐喝
 3月14日午後8時30分頃,被害者がマナグア市ロス・ロブレス地区の路上を一人で歩いていたところ,前方から来た男に所持していた鞄を渡すよう要求されたため,危険を察知した被害者が即座に鞄を差し出したところ,男は危害を加えることなく,仲間の男と共にオートバイで逃走した。

(2)強盗
ア 6月6日午後2時30分頃,被害者2名がマナグア市ビジャ・サンタフェ地区の路上を歩いていたところ,後方から来たバイク乗りの二人組に拳銃を突きつけられたため,所持していた鞄を差し出したところ,男らは危害を加えることなくオートバイで逃走した。

イ 12月14日午後6時頃,マナグア市内のショッピングセンター「ガレリア・サント・ドミンゴ」付近路上を被害者2名が歩いていたところ,若い男ら5,6名が後方から接近し,ナイフを突きつけて脅迫したため,所持していた鞄を差し出したところ,男らは危害を加えることなく走って逃走した。

3 公共交通機関における犯罪
 公共交通機関では次のとおり被害が発生しています。
(1)市内路線バス
 市内路線バスは,ルートや時間帯(午前6時頃から午前8時頃,午後5時頃から午後7時頃)によっては満員状態となり,車内ではスリや置き引きが頻発しています。最近では,早朝の出勤時間帯に,マナグア市内のバス停において,拳銃を使用した強盗事件が頻発しているため,時間帯を問わず注意が必要です。

(2)タクシー
 タクシーには,流しのタクシー,無線タクシー,ホテル所属タクシーの3種類があります。流しのタクシーは乗合制で,タクシー運転手と乗客が共謀して,強盗,恐喝等の犯罪に及ぶ可能性があるので,利用は避けてください。
夜間の利用は更に危険度が高くなることから,夜間にタクシーを利用する際は,比較的安全なホテル所属タクシー又は無線タクシーを利用してください。

(3)長距離国際バス
ア 国際バスは,中米を縦断する国際バス会社が数社あり,マナグア市を経由してホンジュラス,コスタリカ等へ運行しています。各社とも出入国の手続き代行サービスを付帯するなど,便ごとにビジネスクラス,エコノミークラスといったようにランク分けをしています。
イ エコノミークラス等の安価なクラスでは,早朝に運行することが多く,強盗被害のほか,仮眠中に荷物から貴重品が盗まれたり,荷物室に預けた荷物から現金や貴重品を抜き取られたりする窃盗被害が発生しています。

(4)長距離国内バス
 マナグア市内の各バスターミナルを起点として,地方都市行きの長距離国内バス(マイクロバス等)が運行されています。過去には,中央部から北部にかけての山岳地帯を通過する長距離国内バスを標的にした山賊グループによる強盗事件が発生していますので,夜間に県や市をまたぐ移動は避けてください。
 また,使用されているバスは,老朽化に加えて整備不良の車両が大半を占めており,故障による長時間の足止めや,交通事故も頻発していますので,移動の際は,できるだけ信頼のおける地元旅行会社の輸送サービスを利用するよう心がけてください。

4 防犯対策
 安全に渡航・滞在するためには,次のような防犯対策が必要です。
(1)強盗事件のうち,拳銃,ナイフ等の凶器を使用したオートバイ二人乗りによる路上強盗が多発しています。不幸にして強盗被害に遭った場合は,ご自身の安全を第一に考え,相手の要求に従ってください。決して抵抗したり,時間稼ぎをするなど,相手を逆上させるような行為はしないでください。

(2)強盗被害は昼夜を問わず発生していますので,徒歩での外出は控えてください。また,バリオと呼ばれる貧民街,暗く人通りの少ない通りへの立ち入りは避けるようにしてください。

(3)大衆市場(メルカド)など人混みが予想される場所へ立ち入る場合は,犯罪者に目をつけられないように,目立たない服装や行動を心がけるなど,安全対策には十分に配慮してください。

(4)公共交通機関での強盗,窃盗被害が頻発しています。移動の手段としては,可能な限り,ホテル所属のタクシーや無線タクシーを利用してください。

(5)タクシーに乗車する際は,必ず窓を閉め,ドアロックをしてください。信号待ち等で停車中,開いている窓から手を入れて座席に置いてあるバック等を盗む事案が多数発生しています。

(6)マナグア市内やリゾート地にはユースホステル等の宿泊施設がありますが,相部屋であったり,ドアに施錠設備がないなど防犯対策が不十分な安宿が多く,空き巣,置引き等の窃盗被害が多発しています。宿泊先を予約する際は,値段の安さを優先することなく,防犯設備の整った宿を選定するよう心掛け,たとえ,旅行ガイドブック等が推奨していても,警備上の問題がある安宿は避けてください。

(7)偽警察官(もしくは本物の警察官)が因縁をつけて賄賂を要求したり,強盗,恐喝,窃盗等の犯罪に加担することもありますので,警察官を名乗っていても,安易に信用して無防備にならないようにしてください。

査証、出入国審査等

(査証手続や規則に関する最新の情報については,駐日ニカラグア共和国大使館(電話:03-3499-0400)にご確認ください。)

1 査証
 日本とニカラグアとの間には査証免除取決めはありませんが,1999年10月から,中米4か国(グアテマラ,エルサルバドル,ホンジュラス,ニカラグア)の滞在期間が通算90日以内の場合,事前の査証取得の必要はなくなり,入国審査時にツーリストカードを購入(10米ドル)することで,ニカラグアでの滞在が認められます。90日を越えて滞在する場合には,入国管理局での滞在許可延長手続きが必要になります。駐日ニカラグア共和国大使館では,長期滞在,就労等の滞在査証の発給は行っていません。
 また,滞在される方の中には,国内で延長手続きを行わず,一度出国し,再入国する方がおられます。この場合,前記の中米3カ国(グアテマラ,エルサルバドル,ホンジュラス)以外の国に出国しなければ,入国の際に新たな滞在期間が付与されませんので,十分ご注意ください。

2 出入国審査
(1)入国審査
 空路の場合は,機内で渡される税関申告書に必要事項を記入の上,旅券とともに係官に提出し,ツーリストカードの購入代金(10米ドル)を支払います。
 陸路の場合は,国境の出入国事務所内の税関申告書に必要事項を記入し,ツーリストカード購入代金と手数料を係官に支払います。

(2)出国審査
 空路の場合は,航空会社カウンターで税関申告書に必要事項を記入して提出するとともに,空港税を航空会社係員に支払います。なお,通常,国内で発券された航空券の場合,空港税は発券費用に含まれていることが多く,係員に請求された場合,よく確認する必要があります。
 陸路の場合は,出入国事務所内の税関申告書に必要事項を記入して係官に提出します。

3 外貨等の申告
 現金,有価証券,貴金属又はこれらを併せて総額1万米ドル以上の物品を持ち込む場合は,税関申告が必要です。過去に,1万米ドル以上の現金を申告なしに持ち込もうとしたビジネスマンが,警察に一時拘束され,全額を没収された事例があります。近年,ニカラグア政府は,麻薬に関するマネーロンダリングの警戒を強めており,マナグア国際空港に限らず,国内線の空港や陸路,海路においても検査を徹底しています。

4 通関
 入国者に対する税関審査は,旅券を提示して税関申告書を提出した後,特に係官から指示された場合を除いて,手荷物全てのX線検査を受けなければなりません。また,税関申告書に記載された課税対象物品(免税の範囲は事前に確認する必要があります。)を持ち込む場合には,X線検査の前に係官に申告し,通関手続きを行う必要があります。輸入禁止品として,麻薬,武器,弾薬,化学物質,植物,動物などが挙げられます。

滞在時の留意事項

1 社会情勢
(1)2018年4月18日の社会保険改革を契機に,反対派の学生,一般市民等によるデモ行進,大学立てこもり,主要幹線道路の封鎖などの抗議活動が全国各地で行われ,これを与党支持者及び警察が抑圧的な方法により鎮圧したため,大規模な暴動に発展しました。マナグア市などの都市部においては,政府が市内各地に設置したモニュメントを反政権側市民が破壊し,全国各地の主要幹線道路では,舗装用の敷石を積み上げたバリケードにより道路封鎖を実施しました。警察及びパラミリタリーと呼ばれる覆面姿の政府側武装グループ(元警察官,元軍人又は外国人傭兵とも言われています。)は,これらの道路封鎖を撤去するため,主に夜間に道路封鎖箇所を襲撃し,双方の間で激しい衝突が発生したことなどにより,8月24日までに322名の死者が発生しました(米州人権委員会CIDH発表)。

(2)また,デモの鎮圧に警察力が集中したために,市内における警察のプレゼンスが低下し,日中夜間に限らず,殺人,強盗,誘拐等の凶悪事件が多発するなど国内の治安が急激に悪化しました。7月17日のマサヤ市モニンボ地区における警察・パラミリタリーによる掃討作戦を境に,国内の道路封鎖及び大学立てこもりは強制的に解除されましたが,事態の根本的な解決には至っておりません。徐々に営業を再開する商店や飲食店は増加し,表面的には平穏を取り戻しつつある一方,ニカラグアに離発着する航空便は暴動勃発以前に比べ大幅に減少したために,主に観光業が大きなダメージを受け,閉店に追い込まれるホテルやレストランが多数発生しています。

(3)7月16日,対テロ法案が国会で可決されたことにより,国家警察は,抗議活動に参加した市民団体のリーダーや学生らを,今次暴動を引き起こし,多数の死傷者を発生させたテロリストとして次々に逮捕したため,反政権側市民団体は,これを不当逮捕として非難し,逮捕された市民の釈放を求めて,全国各地でデモ行進を繰り返し,これに対抗して,政府側市民団体もマナグア市内で大規模な抗議活動を行うようになりました。

(4)10月4日,反政府側の各市民団体が新たな連合「青と白の国民連合」を結成し,14日,結成後初のデモ行進を行おうとしたところ,警察は,許可のないデモ集会・行進は認めないとの声明を発表し,同日結集したデモ参加者38名を拘束しました。同事案発生以降,反政府側のデモ集会・行進は行われなくなり,同時に政府側市民による抗議活動も減少しましたが,社会的・政治的に不安定な状態は継続しています。

2 滞在時の各種届出
(1)査証
 滞在延長手続きは,必ず滞在期間(90日間,滞在期間により30日間の場合もあり)内に入国管理局で行う必要があります。また,居住者として長期滞在する場合には活動目的に応じた長期滞在査証を取得することが必要です。この場合,種別に応じた各種証明書類等の提出が求められます。詳細は,駐日ニカラグア共和国大使館にお問い合わせ頂くか,又はニカラグア入国管理局のホームページでご確認ください。(https://www.migob.gob.ni/migracion/section/extranjeria/

(2)在留届の提出
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ニカラグア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在ニカラグア日本国大使館まで送付してください。

(3)「たびレジ」への登録
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,ニカラグアで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在ニカラグア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

3 旅行制限
 ニカラグア国内には,外国人の旅行が制限されている地域はありません。

4 撮影制限
 軍事施設は全て撮影禁止です。また,警察官によって警備されている大統領府,国会などの政府関係施設や民間警備員が警備する銀行,民間会社敷地内では,口頭で許可を得た上,撮影した方が無難です。

5 各種取締り
(1)麻薬
 麻薬の取締りに関しては,国内売買(禁固5~10年),国際売買(禁固20~30年),運搬(禁固10~15年),製造(禁固5~15年),所持・保管 (懲役6~12年)等の刑罰が設けられています。近年,ニカラグアにおける麻薬取締りは非常に厳しく,警察,軍によって,南米から米国・欧州向けに運び出されるコカイン,マリファナ,覚醒剤などを重点に取締りが強化されています。絶対に関わらないでください。

(2)不法就労
 不法就労は退去強制処分の対象です。

(3)政治活動
 デモや政治集会などの開催は警察当局への届出制です。ただし,憲法により,外国人の国政への関与は禁じられており,外国人はデモや政治集会,署名活動等ニカラグアの政治に関わる一切の活動へ参加することはできません。

(4)銃器
 銃器の所持及び携帯は許可制です。ニカラグアでは,犯罪経歴がなく,健康状態に問題がなければ,外国人であっても許可を得ることができます。このため,銃器を所持・携帯している一般国民も多く,更に無許可の銃器も多く出回っているため,銃器を使用した犯罪が後を絶ちません。

6 交通事情
(1)運転免許
 ニカラグアは,ジュネーブ条約非加盟国であるため、国際運転免許証では運転することはできませんが,観光又は通過目的でニカラグアに滞在する方は,日本の運転免許証で運転することが可能です。この場合,日本の運転免許証原本のほかに,スペイン語訳(在ニカラグア日本国大使館で発行可)も併せて携帯してください。
 上記目的以外でニカラグアに滞在される方は,ニカラグアの運転免許証を取得する必要があります。取得には,ニカラグアの身分証明書を所持していること,18歳以上であることなどの条件があり,その上で,筆記試験に合格する必要があります。詳細は,ニカラグア交通警察にご確認ください。(http://www.transitonacional.gob.ni/requisitos-y-tramites
 
(2)特徴的な交通法規
 自動車は右側通行で,運転席,助手席に対するシートベルトの装着,オートバイのヘルメット着用が義務付けられています。また,ロトンダと呼ばれるロータリー式の交差点が多数あり,同交差点を左折する際には,最も左側の車線から交差点に進入し,ロータリーの最も内側の車線を走行しなければならないなどの注意が必要です。

(3)交通マナー
 一般的にドライバーの交通マナーは悪く,信号無視,一時停止違反,ウインカーなしの車線変更などの違反は日常的に行われている他,週末の夜は,飲酒運転の自動車,オートバイが多く非常に危険です。また,ニカラグアには,自動車の車検制度がないことから,夜間でもヘッドライト,テールランプ,ウインカーが点灯・点滅しない整備不良車が多く走行しています。
 2017年の交通事故発生件数は43,912件(前年比+5.5%)で,そのうち約68.5%が首都マナグアで発生しています。事故の主な発生原因は,車間距離不保持,禁止場所での横断・転回,無理な車線変更です。交通事故による死者数は782名(前年比-1.1%)で,このうち飲酒運転に起因するものが約11.7%を占めています。

(4)道路状況
 各都市間を結ぶ主要幹線道路は,アスファルトやコンクリートで舗装されていますが,市街地では敷石舗装,住宅街や地方の農村部では未舗装の道路が一般的です。主要幹線道路であっても,道路の陥没やマンホールの蓋がないなど道路環境は悪く,また,排水設備が不十分であるため,雨期には,至る所で道路が冠水し,交通渋滞や水没事故の原因となっています。雨期の運転には地域により,適切な車種の選定と事態に応じた正しい判断が必要です。また,ロトンダと呼ばれるロータリー式の交差点が多数あり,進入方法等に注意が必要です。
 また,都市間の主要幹線道路は,坂道やカーブが多く,片側1車線の道路が大部分を占めています。法定速度は,一般道路では時速60km制限ですが,主要幹線道路では時速100km制限と高めに設定されており,低速走行の大型車などが前方を走る場合,山道やカーブなどの追い越し禁止区間であっても,高速走行で反対車線にはみ出して追い越しをする自動車が多いことから,対向車に対しても注意が必要です。

7 自然災害
 地震,噴火,津波,ハリケーン,洪水,土砂災害等の自然災害が全土において頻発しています。滞在中,これらの災害に遭遇した際は,テレビ,ラジオ,インターネット等を利用して情報収集を行い,状況に応じた適切な避難を行ってください。

8 ハーグ条約
 ニカラグアは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

9 その他
(1)両替
 日本円と現地通貨(コルドバ)との両替はできません。一般に米ドルのみが現地通貨との両替が可能(空港の両替所及び一部の銀行ではユーロ及び中南米諸国の通貨の両替が可能)です。両替は,公認両替商,銀行及びホテルの方が安全です。路上の両替商も数多く存在し,両替レートは若干有利ですが,両替額をごまかされたり,路上強盗に遭う可能性も高く,利用の際には注意が必要です。

(2)トラベラーズチェック
 トラベラーズチェックの換金は,公認両替商及び銀行,一部のホテル等で可能な場合もありますが,換金レートは悪く,拒否されることも少なくありません。

(3)クレジットカード
 クレジットカード(主としてVISA,マスター,アメックス)は,大規模都市のホテル,レンタカー会社,中級以上のレストラン,スーパーマーケット,ガソリンスタンド等で使用できます。ただし,市場,小規模な商店,土産物店等では拒否されることが多く,また,スキミング被害も少なからず発生しているため注意が必要です。

風俗、習慣、健康等

1 風俗,習慣,国民性に関する留意事項
 ニカラグアの人口は約608万人で,人種構成は,メスティソ(インディオと欧州系人との混血)が約70%を占め,国民の多くはカトリック教徒です。教会を見学する際には,サングラスを外し,脱帽の上,大声を立てずに静かにしてください。

2 衛生事情
 現地住民が利用する大衆市場(メルカド)などでの買い物は,衛生状態,品質が良いとは言えず,お勧めできないので,スーパーマーケットや専門店を利用する方が賢明です。水道水は,家事などの生活水としての利用に限り,飲料水はミネラル・ウォーターをお勧めします。また,食事については,ホテルやレストランを利用するのであれば,概ね問題ありません。なお,屋台での食事は避けることをお勧めします。

3 病気
(1)主な感染症
ア デング熱・チクングニア熱・ジカウイルス感染症の流行地域です。これらは蚊(ネッタイシマカ)が媒介する病気であり,蚊に刺されないようにすることが肝心です。虫除け,蚊帳の利用や,特に雨期に郊外に外出する際は肌を露出しないなどの予防策が必要です。なお,デング熱は重症化してデング出血熱を発症することもありますので,皮下出血(あざ),歯肉からの出血といった症状が見られる場合は,検査のため最寄りの医療機関を受診してください。その他感染症としては,マラリア,アメーバ赤痢,腸チフス,コレラ,狂犬病,レプトスピラなどがあります。むやみに野犬,野生動物に近づかない,河川,湖に入らないよう注意してください。
イ ジカウイルス感染症が,ニカラグア国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか,母胎から胎児への感染,輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染),症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが,妊娠中にジカウイルスに感染すると,胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから,特に妊娠中又は妊娠を予定している方は,流行地域への渡航を可能な限り控えるなど,十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
    https://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

(2)予防接種等
 2017年1月,世界保健機構(WHO)が指定する黄熱に感染する危険のある国からニカラグアに入国する渡航者に対して,入国時に黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が義務付けられました。詳しくは当館ホームページをご覧ください。
https://www.ni.emb-japan.go.jp/itpr_ja/nicaraguashunsunyukoku.html)
その他,特に義務付けられている予防接種はありませんが,長期滞在する場合には,破傷風,A型肝炎,B型肝炎,腸チフス、狂犬病の予防注射を受けておくことをお勧めします。 必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/
 
4 医療事情
 医療水準は,日本と比べ遅れており,一部の私立病院を除いて最新の医療設備はなく,日本と同様の衛生観念で同等の医療サービスを受けることは期待できません。尿,血液,肝機能の検査や,風邪などの簡単な治療は可能ですが,重病や重傷の場合は,アメリカなどの医療先進国へ移送される場合もあります。移送費用は高額になるため,緊急移送サービスが付いた海外旅行保険への加入を強くお勧めします。
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/nicaragu.html )において,ニカラグア国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。

緊急時の連絡先

◎警 察:TEL 118(携帯からは*118)
◎消防署:TEL 115,120(携帯からは*911)
◎在ニカラグア日本国大使館:TEL +505-2266-8668~8671
              FAX +505-2266-8566

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○外務省海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ニカラグア日本国大使館
 住所:Plaza España 1 cuadra abajo y 1 cuadra al lago, Bolonia, Managua, Nicaragua
 電話:(市外局番なし)2266-8668~8671
   国外からは(国番号505)-2266-8668~8671
 FAX:(市外局番なし)2266-8566
   国外からは(国番号505)-2266-8566
 ホームページ:https://www.ni.emb-japan.go.jp/index_j.html

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