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チリ
安全対策基礎データ

更新日 2020年07月21日

1 犯罪発生状況
(1)2019年10月18日以降、地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動から発展した政府に対する大規模な抗議活動がサンティアゴ市内や地方で行われ、一部の抗議活動参加者が暴徒化し、放火、及び略奪のほか、治安部隊との衝突等の暴力行為に発展し、死傷者が出ました。現時点では、新型コロナウイルスの影響もあり事態は概ね沈静化していますが、新型コロナウイルスの影響による失業や貧困などから食料調達に困難を抱える住民が抗議デモを起こし、警官隊との衝突が生じるなどしています。また、新型コロナウイルスが収束した場合には、再び抗議活動が活性化する可能性があります。今後も新憲法制定に関する国民投票が行われること等もあり、社会不安が当面続くことも見込まれることから、十分な注意が必要です。

(2)チリは中南米では比較的治安の良い国と考えられていましたが、最近では殺人、強盗、性犯罪等の凶悪犯罪を含め、各種犯罪が増加傾向にあり、治安情勢は悪化しています。置き引き、スリ、ひったくり等の盗難被害が多く発生していますが、拳銃使用による強盗、夜間に歩行者に車を横付けし、複数人で暴行・強盗する事件、通りすがりにいきなり刃物で切りつける強盗等の凶悪事件も発生しています。また、最近は、比較的安全とされていた邦人が多く居住するサンティアゴ市東部地区の住居への侵入窃盗も発生して、います。強盗に抵抗したため、刃物で刺され、あるいは鈍器で殴られ重傷を負う事例も散見され、過去には、日本人が殺害された事件も発生しています。

(3)レストランやカフェにおいて、バッグ等を椅子の背もたれに掛けたり、足下や座席の横に置いていたところを盗まれる被害や、ショッピング中、商品を見ているすきに、バッグから財布を抜き取られる被害が多発しています。また、空港、地下鉄、バスターミナル等の交通機関においても置き引きやスリは多発しています。手荷物は自分の身体の前面で持ち、また、食事中も膝の上に置くなど、身体から離さないように十分注意する必要があります。

(4)サンティアゴ市セントロ地区やアルマス広場付近において、鳥の糞が付いている等と声を掛けられ、拭いている隙にバッグなどを奪われる事件(いわゆるケチャップ強盗)が多発しています。旅行者や大きな荷物を持っている人が狙われています。声をかけられても荷物を置かない、すぐにその場から離れるなどの注意が必要です。

(5)凶悪事件の多くは銃器が使用されており、以前はサンティアゴ市の南部やセントロ地区(中心街)など一部の特定した地域で被害が発生していましたが、最近は多くの日本人が居住し、高級住宅街とも言われているラス・コンデス区、ビタクラ区、プロビデンシア区でも強盗や車上狙いの被害が目立って、います。治安は悪化傾向にあり、特に、夜間は複数でも出歩くのは大変危険ですので十分注意が必要です。この犯罪傾向は貧富の差が広がるにつれ地方へも拡大しており、これまでに犯罪発生の少なかった観光地や地方都市にまで及んでいます。

(6)2011年から教育制度改革を求める学生デモが頻繁に行われ、デモの度に覆面グループが破壊活動や警察との衝突を起こしています。これに乗じたその他の騒動も発生していますので、デモには近づかないようにしてください。
 南部の第8州(ビオビオ州)、第9州(ラ・アラウカニア州)、第10州(ロス・ラゴス州)、第14州(ロス・リオス州)では、先住民問題が長期化しています。先住民系の一部過激派による発砲事件や放火事件などが発生しており、未だ根本的な解決に至っていないことから、注意が必要です。
 2005年以降、アナーキストによる爆破事件が散発的に発生しています。これまでは人に危害を加えることを目的とするケースはまれでしたが、2014年9月8日にサンティアゴ市の首都圏地下鉄1号線エスクエラ・ミリタール駅のビル店舗街において、14人が負傷する爆弾事件が発生しました。
 2017年1月にはチリ銅公社(コデルコ)会長宛の小包爆弾事件、2019年1月にはサンティアゴ市内プロビデンシア区所在のバス停において封筒爆弾事件が発生し、エコテロリストを名乗るグループ、「野生化する個人主義者たち(ITS)」が犯行声明を出しています。2019年7月には、サンティアゴ市内ウエチュラバ警察署内において小包爆弾事件が発生し、複数の警察官が負傷しました。、
 このように、チリは治安の良い国という意識を改め、個々の防犯意識を向上させる必要があります。

(7)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 日本人の被害例
 空港、駅、バスターミナルやショッピングセンター、レストラン、カフェ、スーパーなど、人混みでのスリ、置き引き、ひったくり等の被害が多発しているほか、空き巣等の住居侵入窃盗も散見されます。
 また、過去には、強盗により日本人が殺害された事件も発生しています。
 主な被害状況は次のとおりです。

(1)夜間、路上を歩いていたところ、1台の車両が急停車し、3~4人の犯人が車内から下りて拳銃で脅し、パスポート等在中の鞄やポケット内から財布や携帯電話を強奪された。

(2)2人の男に羽交い締めにされて細い路地に連れ込まれ、ナイフで脅されて所持していた現金、パスポート等在中のバッグを強奪された。

(3)レストランにおいて、テラスで食事中、パスポート、財布等在中の鞄をテーブルの横に置いていたところ、気づかないうちに盗まれていた。

(4)モール内にあるスーパーにおいて、カート内にビジネスバッグを置いて買物をしていたところ、一瞬のうちに現金等在中のビジネスバッグを盗まれた。

(5)バスターミナル待合室において、パスポート、携帯電話、カメラ等在中の鞄を隣に置いてバスを待っていたところ、気づかないうちにその鞄を盗まれていた。

(6)地下鉄(満員電車)で移動していたところ、気づかないうちに鞄を開けられ、鞄の中から現金、パスポート、及び財布を盗まれた。

(7)広場において、ケチャップをかけられ、財布、パスポート等在中の鞄を路上に置いたところ、一瞬のうちにその鞄を盗まれた。

(8)空港において、乗り合いタクシー運転手を装った男に声を掛けられ乗車したところ、営業許可を受けていない白タクであり、高額な料金を騙し取られた。

(9)車両を路上に駐車し、用事を済ませて戻ったところ、窓ガラスが割られてロックを外されており、車内から子供用品在中のリュックサックを盗まれた。

(10)車両で移動中、タイヤがパンクしたため停車し、タイヤ交換をしていると、男3人が支援を申し出てきたので修理を手伝ってもらったところ、気づかないうちに車内後部座席に置いていた現金、パスポート、携帯電話、パソコン等在中のリュックサックを盗まれた。

(11)モール内において、両替所に並んで順番を待っていたところ、手に持っていた現金をひったくられた。

(12)大通り沿いの歩道において、携帯電話を操作していたところ、道路上を走ってきたバイク(2人乗り)の後部座席に乗っていた男に携帯電話をひったくられた。

(13)ホテルにおいて、朝食をとり部屋に戻ったところ、施錠してあった部屋から現金が盗まれていた。

(14)アパート内に男女4人組が管理人の目を盗んで侵入し、不在の男性宅の玄関の鍵を壊し、居室内から財布、デジタルカメラ等が盗まれた。 

(15)車両で移動中、複数のデモ抗議活動者に囲まれたため、スピードを出し通り過ぎようとしたところ、投石等により助手席及び後部ガラスを割られ、負傷(軽傷)した。

3 防犯対策
 基本的な防犯対策として、次の事項に留意してください。
(1)周囲の状況に十分注意する。
(2)歩行中やショッピング中などには、時々振り向くなど、周囲を警戒していることを態度で示す。
(3)不審な人物が近づいてきたら、直ちにその場から離れる。
(4)手荷物は身体から離さず、特に人混みでは、身体の前面に持つようにする。
(5)多額の現金や貴重品は持ち歩かない。外出時は貴金属などを身に着けない。携帯電話やパソコン等を人前で使用しないなど、目立たない服装・言動を心がける。
(6)人通りの少ない場所や、夜間の一人歩きは避ける。
(7)生命と身体の安全を最優先する。強盗に遭っても、相手が武器を持っていることを想定し抵抗しない。
(8)空港や市内両替所で多額の両替をしない。

4 観光シーズンの犯罪
 南半球に位置するチリにおいては、夏の観光シーズンとなる12月から2月にかけて、日本人を含む多くの観光客が訪れます。その観光客を狙った犯罪が例年多発していますので注意が必要です。この傾向は首都サンティアゴのみならず、特に夏休みシーズンには、バルパライソ(世界遺産)を訪れる観光客を狙った強盗被害や窃盗被害が急増します。
 バルパライソでは、有名な観光地であるプラット埠頭、ソトマジョール広場、5月21日広場やケーブルカーに向かう路地や階段、さらには丘の上において、銃器等を使用した強盗被害をはじめ、置引きやスリ、ひったくりの被害が報告されています。観光地ではシーズンを問わず同様の犯罪が多発していますので、一目で観光客と分かる目立つ服装や行動は取らない、持ち物は肌身離さず持ち、常に周囲に気を配り警戒していることを悟らせる等、防犯対策を心がけてください。また、カラマやアントファガスタから長距離バスを利用する観光客は、バス停周辺だけでなく、バス車内においても盗難等の被害が多発していますので、貴重品の管理には十分注意してください。
 サンティアゴ国際空港では、違法タクシー(白タク)の強引な客引きによる料金詐欺や、乗車させた後に強制的にATMで引き出させた現金を奪う被害が発生しています。違法タクシーは利用せず、空港内のタクシーカウンターでチケットを購入し、正規のタクシーを利用することをお勧めします。また、出迎え者を装って違法タクシーに乗車させ、高額な料金を請求する事案も発生していますので、身分証等で出迎え者について確認し、営業許可を受けていない違法タクシーは乗車しないよう注意が必要です。

5 犯罪被害危険地域
(1)サンティアゴ市セントロ地区(中心街)は、夜間及び週末には人通りが無くなりますので注意が必要です。アルマス広場では昼間でも外国人を狙ったスリやひったくりが発生しています。また、有名なサンタルシアの丘では麻薬の売買が行われているほか、サンティアゴ市南部のラ・フロリダ区、プエンテアルト区、西部のマイプ区、東部のペニャロレン区、中部のニュニョア区では強盗、銃器犯罪等が多発しています。

(2)サンティアゴ市北部のセロ・ナビア地区、南部のビクトリア地区、ラ・レグア地区等には貧民街があり、麻薬の売買が絡んだ銃器による強盗・殺人が多発していますので、決して立ち入らないでください。

(3)サンティアゴ市東部のプロビデンシア区、ビタクラ区及びロ・バルネチェア区では、空き巣等の住居侵入強窃盗事件や高級レストランの駐車場等における車両強盗が発生しています。

(4)太平洋に面した観光地であるビーニャ・デル・マル、バルパライソでは、旅行者を狙うグループによる武器を使用した強盗事件が多発しています。独り歩きは避け、人通りの少ない場所へは立ち入らないでください。

6 交通手段の安全性
(1)地下鉄は比較的安全ですが、車内でのスリや置き引きに注意してください。

(2)バスは地域によって車内での恐喝・強盗事件が発生することがあります。安全と言われている地域で利用する際も、乗客が少ないときは、運転席の近くに座るよう心掛けてください。また、混雑したバス車内ではスリ等の被害に注意してください。

(3)タクシーは、外国人旅行者が目的地まで遠回りされる被害に遭う事例が報告されています。また、料金の支払に当たり、渡した紙幣を運転手が素早く少額の紙幣にすり替え、強引に不足分を支払わせたり、偽札とすり替えたりする事件が発生しています。タクシーを利用する際は、釣り銭がいらないように小銭を用意しておくようお勧めします。

(手続や規則に関する最新の情報については、駐日チリ大使館(電話:+81-3- 3452-1425、FAX:+81-3-3452-4457、メール: tokio@consulado.gob.cl)に問い合わせてください。)

1 査証
 日本とチリとの間には査証免除取極があるため、入国目的が通過または観光等で90日以内の短期滞在の場合は、査証の取得が免除されます。
 就労目的、90日以上の長期滞在目的などの場合は、渡航前に日本等で「VISA DE RESIDENCIA SUJETA A CONTRATO(就労査証)」、あるいは「VISA DE RESIDENCIA TEMPORARIA (一時滞在査証)」などを取得することが必要です。なお、取得までに数か月を要することもありますので、時間的に余裕をもって申請してください。2019年5月1日から、永住査証を取得するには、警察証明が必要となっています。永住査証についての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.extranjeria.gob.cl/vivir-en-chile/permanencia-definitiva/

2 出入国審査等
 入国時に旅券を入国審査官に提出すると、審査の後入国カード(レシートのような紙)を渡されます。このカードは、出国手続の際に提出するので、大切に保管しておく必要があります。滞在中に入国カードを紛失した場合は、国内の国際警察局または空港でも再発行が可能です。
入国審査は一般的に穏やかですが、観光旅行の場合、滞在先、滞在日数などを聞かれることがあるので、正しく言えるようにしておく必要があります。
 出国手続は、旅券、入国カード及び航空券を提示して審査を受けます。
 18歳未満の子供が、両親を伴わずに、あるいは片親のみ同伴で出国する場合は、公証人が認証した、両親あるいは同伴者でない片親の、未成年者旅行許可証(Autorización de Viaje del Menor。公証役場(Notaría)で取得可能)の提示が必要です。

3 ハーグ条約
 チリは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

4 外貨申告
 出入国の際、総額で1万米ドル相当を超える現地貨及び外貨については、持ち込み・持ち出しの申告をする必要があります。

5 通関・検疫
 通関は、無申告通関及び有申告通関の2通りあり、携行荷物の検査については、すべてエックス線によりチェックを受けます。免税範囲は規定されていないので高価な物を持ち込む場合(特に500米ドル以上の電気製品(パソコン、ビデオ、カメラなど))は、申告した方が無難です。申告手続は、通関の際に申告書を税関係官に提出します。
 なお、持込み禁制品としては、麻薬類の他に、肉、野菜、米、毛皮、植物などが挙げられ、通関時に申告せずに所持していることが発覚した場合は、没収され、さらに罰金が科せられる場合があります。また、持出し禁制品は特にありませんが、歴史的価値のある絵画、骨董品類及び動・植物については特別の許可が必要です。
 持込み禁制品についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
 http://www.sag.cl/sites/default/files/dj_2016_editable_0.pdf
 また、医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持ち込み、持ち出しの手続きについては、後述の「風俗、習慣、健康等」の「7 医薬品の持ち込み、持ち出し」を参照ください。

1 滞在時の各種届出
 観光目的等(90日以内の滞在)の短期滞在は特段の届出は必要ありませんが、それ以外の就労、留学などの長期滞在者は、取得した査証を持って入国後30日以内に、身分登録証明局において、滞在のための外国人登録申請を行い、身分証明書の交付を受ける必要があります。

2 旅行制限
 軍の施設及び国境周辺への立ち入りは制限されています。例えば、登山や学術調査を目的として国境周辺へ立ち入る場合には、入国90日前までに、軍の施設はそれぞれの軍(陸・海・空)、国境周辺への立ち入りは陸軍に許可申請を行う必要があります。
なお、北部(アタカマ地方)の砂漠地帯の高速道路脇には、埋設された地雷が残されていることがあるので、標識がある場所には絶対に立ち入らないでください。

3 写真撮影/ドローンでの録画の制限
 写真撮影は原則として自由です。しかし、一部公共施設(モネダ宮殿内部、美術館など)及び軍関係施設の写真撮影は禁止されています。なお、これら禁止場所には、通常、標識(カメラの絵に×印を付したもの)が立てられています。違反した場合はカメラ及び記憶媒体は没収されます。
 ドローンを利用するためには許可が必要です。
 DGAC(Dirección General de Aeronáutica Civil局)が担当機関です。ドローンの利用についての詳細はこちらのページをご覧ください。
 https://www.dgac.gob.cl/como-operar-un-dron-en-chile/

4 各種取締法規
(1)現在、チリは薬物の消費地及びヨーロッパ向け薬物密輸の重要中継地となっていると考えられています。このため、チリ政府は治安当局を中心として密輸の未然防止、麻薬犯罪グループの摘発及び捜査に努め、市民団体と協力して撲滅運動に取り組むなど、麻薬に対しては厳しい姿勢で臨んでいます。
 WHOの指定する国際麻薬品目に該当する麻薬類の持込みは、それを所持する合理的な理由がない限り、直ちに逮捕され、最高15年の懲役刑に処されるので、麻薬類の所持及び購入は絶対に避けてください。

(2)公園、道路など公共の場で飲酒したり、泥酔状態になることは、法律で禁止されています。

(3)イースター島ではモアイ像や遺跡、自然などが法律によって特別に保護されており、モアイ像に乗ったり傷つけたりした場合は、逮捕され最高5年の懲役刑に処せられます。

5 就労
 チリで就労するには、渡航前に就労査証を取得する必要があり、不法就労が発覚した場合には国外退去命令を受けます。

6 外国人の反政府活動の禁止
 外国人の反政府活動は禁止されており、違反した場合は国外退去命令を受けることがあります。モネダ宮殿前や、1973年のクーデター犠牲者記念碑のある総合墓地周辺では、デモ活動が行われることが多くあるため、デモに参加していると誤解されないよう注意してください。

7 旅券または身分証明書の携帯義務
 チリ国内では、旅券または身分証明書の携帯が義務づけられており、所持していない場合は身元が確認されるまで拘束されます。(旅券等の紛失等には十分注意してください)

8 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在チリ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、在チリ日本国大使館まで送付してください。

9 「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、チリで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在チリ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗・習慣
 チリ、における国民の人種構成は、中南米諸国の中ではアルゼンチン、ウルグアイに次いでヨーロッパ系の占める割合が高く、風俗・習慣の伝統を、スペインを始めとする西ヨーロッパ諸国から継承し、これにチリ独特の風土的要素を加えた社会を形成しています。また、チリは地形的に、太平洋、アンデス山脈、北部砂漠地帯及び南部氷河地帯により四方を囲まれ、他の中南米諸国から隔離された状態になっているため、他の中南米諸国に見られるラテン的気風が薄く、堅実な国民性を有しているという評価があります。一般的に、静かな生活を好み、仲間同士の集まりでも騒ぎを起こすことはあまりありません。

2 登山
 サンティアゴ市経由でのアルゼンチン領アコンカグア山への登山者及びチリ南部の氷河地帯へのトレッキング旅行者は、緊急時に備えて、登山口での入山手続はもちろんのこと、可能な限り、サンティアゴ市滞在中に在チリ日本国大使館に連絡するようお勧めします。

3 デング熱の発生
 デング熱は病原菌ウィルスを持っているネッタイシマカまたはヒトスジシマカに刺されることによって感染します。予防薬や予防ワクチンはありませんので、蚊に刺されないようにすることが最大の予防になります。蚊帳、防虫スプレー、蚊取り線香などを使用し、長袖・長ズボンなど肌の露出を避けた服装を心がけましょう。感染すると突然の発熱、激しい頭痛、眼球深部の痛み、関節・筋肉痛、発疹が現れ、回復期に疲労感とうつ状態が続きます。死亡率は高くありませんが、まれに重症化してデング出血熱となり、医療機関における治療が必要となる場合があります。デング熱の流行地域や流行期間中は特に、急な体調不良や発熱があったら、最寄りの医療機関を受診することをお勧めします。

4 風土・気候
 サンティアゴ市周辺は内陸性の気候であり、一日の寒暖の差が夏季で20度前後、冬季で15度前後に及びますので、健康の維持に注意してください。

5 その他の感染症
 コレラやA型肝炎、チフスなどの消化器系の感染症がたまに発生しています。飲用水は生水を避け、ミネラル・ウォーター(アグア・ミネラル)を利用し、氷水にも注意(高級レストラン以外では氷は水道水から作られている)しましょう。また、食べ物も、生で食べることはできるだけ避けましょう。海産物にも注意する必要があります。
 なお、チリ南部のキャンプ場では、乾燥した夏季にネズミが媒介するハンタ・ウィルスで過去死亡者が発生していますので、注意が必要です。また、2012年には髄膜炎菌性髄膜炎の患者数が増加していますので、注意してください。

6 医療関係
(1)医療施設については、サンティアゴ市には医療水準の高い公私立病院がありますが、地方には多くありません。
万一のケガや病気に備え、緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。

(2)特筆すべき環境問題として、工場ばい煙や自動車の排気ガス等による大気汚染があり、特に冬季(5~8月)は、大気汚染が深刻になりますので留意して下さい。

(3)「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/chile.html )において、チリ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。

 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/

7 医薬品の持ち込み、持ち出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯により持ち込み、持ち出しの手続きについては厚生労働省以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

◎警察:TEL133(カラビネロス(制服警察官))、134(PDI(刑事警察庁))
◎救急車:TEL131
◎消防車:TEL132
◎在チリ日本国大使館:(市外局番02)2232-1807
 (国外からは、国番号56を付し、市外局番の0をとる)

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在チリ日本国大使館
 住所:Av. Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago, Chile
    (Casilla 124, Correo 35, Santiago, Chile)
 電話:(市外局番2)2232-1807
  国外からは(国番号56)-2-2232-1807
 FAX :(市外局番2)2232-1812
  国外からは(国番号56)-2-2232-1812
 ホームページ:https://www.cl.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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