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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)コロンビアでは,国境付近や山岳地帯を中心に「コロンビア革命軍(FARC)」や「国民解放軍(ELN)」等の左派反政府武装勢力が存在し,治安当局との衝突も発生してきました。しかし,2002年からのウリベ前政権及び2010年に発足したサントス現政権による治安要員を増強する等の治安対策や,サントス政権とFARCとの和平合意の成立,ELNとの和平交渉の結果,治安には一定の改善がみられ,テロや誘拐事件の発生件数は減少しています。他方,特に地方において,これら左派反政府武装勢力や違法武装勢力が麻薬取引等による資金獲得活動を行っており,組織同士の勢力間抗争も認められることから注意が必要です。
 殺人の認知件数は年々減少傾向にはあるものの,強盗の発生件数が上昇しているため,被害防止に十分注意する必要があります。
 いずれにせよ,相対的な犯罪発生件数は多く,コロンビアでの生活では,常日頃から各種犯罪の被害防止を念頭に置き,行動する必要があります。

(2)これまでに,コロンビアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり,未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 主な犯罪と防犯対策
(1)誘拐
 誘拐事件発生件数は,2011年及び2012年に一時増加したものの,2002年以来,2010年まで減少(2002年:2,882件→2010年:282件)し続け,2017年には193件となっています。他方,国軍や警察の取締りが強化されていない地域では,身代金目的の誘拐事件が少なからず発生しています。日本人が過去に誘拐された例も複数あり,最近では2010年3月から同年8月までコロンビア南部の山間部で日本人永住者1人がFARCに拘束される事件が発生しました。
 また,ここ数年は犯行の殆どが一般犯罪者による短時間誘拐に変化しています。
[誘拐を避けるための注意事項]
 誘拐犯の標的とならないための3原則「用心を怠らない」「行動を予知されない」「目立たない」を日頃から遵守し,具体的には次の事項に注意してください。
○車での移動中に被害に遭う例が多いことから,乗車中は常に周りを警戒し,特に夜間の移動は極力控える。また行動パターンを固定しない。基本的に窓ガラスを開けない。
○目立つ行動をしない(派手な服装・車・装飾品等,裕福と思われる装いをしない)。
○できる限り複数人で行動し,単独行動は避ける。
○住居・宿舎の警備体制(警備機器を含む。)の再点検を行う。
○屋外では,人通りの多い場所を選んで行動する。
○現地の人とは信頼できる者とだけ付き合う(短期間の付き合いで相手を信用しない)。
○使用人を雇う場合は,知人からの紹介等,身元を確認した上で選定する。
○誘拐の予兆を察知したら,直ちに現地警察及び在コロンビア日本国大使館へ連絡する。
(詳しくは https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してください。)

(2)爆弾テロ
 爆弾テロ事件の発生件数は減少しているものの,左派反政府武装勢力や武装した犯罪組織が活動する地方(特にアラウカ県,ノルテ・デ・サンタンデール県カタトゥンボ地区,カウカ県,プトゥマヨ県,バジェ・デル・カウカ県,ナリーニョ県等)においては,軍や警察といった治安機関の施設,人員に対する爆弾テロのほか,石油パイプライン,油井,発電施設,送電塔,橋等インフラ設備の破壊を目的とした爆弾テロも発生しています。
 首都のボゴタ市においても以下の爆弾テロが発生しています。
 ○2017年6月,ボゴタ市内の高級ショッピングセンターの女子トイレ内で爆弾が爆発し,女性3人が死亡。
 ○2017年2月,ボゴタ市闘牛場を警戒していた警察官を狙った爆弾事件により,警察官1名が死亡。
 ○2015年7月,ボゴタ市の在コロンビア日本国大使館の直近に所在する私的年金基金事務所前等において,爆弾テロ事件が発生。
 また,2018年1月には,アトランティコ県バランキージャ市及びその近郊において,警察施設に対する爆弾攻撃が3件発生,6名の警察官が死亡しています。
[爆弾テロに関する注意事項]
 ○運転手が不在のまま路上に長時間放置されている車両には近づかない。
 ○車を運転する前には,車の下部等を確認し,いつもと変わっている点がないか確認する。
 ○車を駐車する時は,警備員が配置されている駐車場を選び,路上駐車は避ける。
 ○正体不明の郵便物,小包等は受け取らない。受け取ったとしても開封せず,警察に通報する。
例:宛先の名前,住所が誤って記載されている。
  差出人が知らない人物名であったり,差出人住所が記載されていない。
  普通の郵便物に比べ,重量に違和感がある。
 ○爆弾事件発生現場では集まってきた見物人や爆弾処理班を狙った二次爆発の可能性があるため,現場には近づかず,速やかに立ち去る。また,電波で起爆装置が作動する可能性があるため,付近では携帯電話を使用しない。
 ※なお,テロに関する最新情報については,以下に掲載するスポット情報,広域情報等を参照してください
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_248.html#ad-ima

(3)強盗・盗難
 強盗被害のほか,空港,レストラン,ホテル内での置き引き,スリ等の被害が発生しています。コロンビアの場合,ほとんどの犯人は武器を所持し,複数である場合が多いので,万一路上で強盗等に遭った場合には,決して抵抗することなく相手の指示に従い,犯人が去ってから速やかに警察へ被害届を出すことが賢明です。ボゴタ市内では,歴史地区をはじめとする旧市街地において,強盗の被害に遭う事例が増加しています。近年の主な日本人の被害例は次のとおりです。
<日本人の被害例>
 ○早朝,ボゴタ市内で,男3人組に襲われ刃物で切りつけられたうえ,貴重品を強奪された。
 ○ボゴタ市内旧市街地の歴史地区において,短期旅行者が背後から首を絞められ,ポケット,鞄内を物色された。
 ○ボゴタ市内の「モンセラッテの丘」登山道で,背後から突然首筋にナイフを突きつけられ,貴重品を強奪された。
 ○ボゴタ市内のレストランで,突然横で倒れた男性が起き上がるのを助けるため,鞄を自分の座席の横に置いていたところ,第三者にそれを窃取された。
 ○夕刻,メデジン市内で,強盗に遭い,貴重品を強奪されて犯人から取り返そうとしたところ,射殺された。
 ○メデジン市内の邦人宅で侵入した強盗により,日本から訪問中であった邦人家族等が縛り上げられ,貴重品を強奪された。
 ○日中,メデジン市で,道案内をしてくれた男とフードコートに行った際、飲み物に睡眠薬を入れられ気を失い,貴重品を窃取された。
 ○夜間,カルタヘナ市で突然背後から羽交い締めにされ,凶器を突きつけられ,所持していたバッグを強奪された。
[注意事項等]
 平素から安全対策を意識し,警戒心を維持することが重要です。特に,コロンビアのように一般犯罪に遭う危険度の高い国では,一層の対策(ハード面での住居,自家用車等の防犯対策,ソフト面での意識・行動)が大切です。
 特に,家族で渡航・滞在する方は,「自分と家族は自分達全員で守る。」という意識を持ち,何事にも最悪の事態を想定し,「周到に準備」して行動することが肝要です。
 ○単独での行動を避ける。
 ○移動する場合には,高価な装飾品及びスマートフォン等を表に出さず交通量の多い所を選ぶ。
 ○貧困地域には不用意に立ち入らない。
 ○不必要な夜間の外出を避け,また,やむを得ず夜間外出する場合は車を利用し,徒歩での外出は避ける。
 ○路上で強盗に遭遇した場合には,大声で騒ぐことなく,冷静に相手の指示に従う。
 ○空港など不特定多数の人が集まる場所では,常に狙われていることを認識する。
 ○手荷物からは目を離さず,貴重品は肌身離さず所持する。
 ○宿泊場所は,料金が高くても安全な場所を選ぶ。
 ○住宅を選ぶ際は,戸建てより常時警備員付きのアパートタイプがより安全である。

(4)交通手段の安全性
 コロンビアではバス,タクシー,自家用車での強盗,盗難が多発しています。また,流しのタクシーの中には,強盗・誘拐目的のものあり,見知らぬ場所に連れて行かれ被害に遭うケースが見受けられます。更に,護身用に銃を携帯しているタクシー運転手もいると言われており,口論とならないよう注意する必要があります。自家用車での移動は,タクシーやバスでの移動に比べれば,犯罪の被害に遭う確率は低いと言えます。しかし,2017年も車両を狙ったけん銃使用の強盗事件も発生しています。
<日本人の被害例>
 ○夕刻,メデジン市内を車両で移動中,2人乗りのバイクに銃を突きつけられ,所持品を強奪された。
 ○深夜,運転手と共謀した2人の男に乗り込まれ,財布等金品を強奪された。
 ○夜間,運転手にけん銃で脅迫されて銀行のキャッシュディスペンサーに連れて行かれ,引き出した現金を強奪された。
[注意事項]
 ○長距離バスでの移動は,スリや強盗が多発しているそれらのリスクの他,道中に襲撃されるリスクが高まりますので,利用は避けてください。
 ○流しのタクシーに乗車せず,無線タクシーを利用する。また,無線タクシーを利用する場合,オペレーターから伝えられた番号を確認する。ホテル宿泊時はフロントにタクシーを呼んでもらう。
 ○乗車後はドアを施錠し,窓ガラスは開放しない。
 ○尾行してくる不審な車両やバイク(特に2人乗り)がないか常に注意深く確認する。追跡されている気配を感じた場合は,自宅に直接向かわず,警察署に赴くなどの対策を執る。
 ○大通りの信号等で停車する場合は,極力歩道から離れた車線で停車する。
 ○人気の少ない道路の走行を避ける。通信手段(携帯電話等)を携行する。
 ○鞄等の荷物は外から見えにくい位置に置く。不幸にも強盗に遭遇したら,抵抗せずに求められた金品を渡す。

査証、出入国審査等

(手続や規則に関する最新の情報については,駐日コロンビア大使館(電話:03-3440-6451)に問い合わせてください。)

1 査証
(1)日本とコロンビアの間には査証免除取決めがあり,90日以内の観光,親族・知人訪問,その他報酬を得ない活動(報道活動,講習,説明会等への参加,業務連絡,商談など)目的をもって入国する場合は,コロンビアの査証取得は不要です。
※ ただし,実際には60日以内の滞在許可を受ける場合が多く,この時,61日以上滞在して出国する場合は,別途出国税等が課せられる場合があります。入国した際には滞在許可日数を確認してください。

(2)短期滞在の場合,必要に応じて90日以内の期限(観光目的等で入国した場合,必ずしも90日の滞在許可が得られるとは限りませんので,入国の際に滞在許可の日数等内容の確認が必要です。)で滞在許可が与えられます。また,滞在延長は各県(DEPARTAMENTO)の県庁所在地にある外務省特別入管局で申請し,最大180日まで延長することができます。

(3)短期滞在目的以外の場合(婚姻のための査証も含む。)には,日本もしくは居住国にあるコロンビア大使館・総領事館にて査証の取得が必要です。コロンビアへ査証免除取決めにより入国した場合は,他の滞在資格へ切り替えることはできません。査証申請に関わる提出書類などについては,事前に余裕をもってコロンビア大使館・総領事館に照会してください。
※ なお,入国許可及び滞在期間の延長を許可するか否かはコロンビア当局(外務省特別入管局)の専権事項です。また,入国・滞在トラブルを避けるためにも滞在目的に合った査証取得を行ってください。

2 出入国審査
(1)入国審査
 入国審査では,パスポートを提示し,観光など短期滞在目的で入国する場合には,滞在先,滞在費用の支払能力および出国のための交通手段の確保(出国のための航空券の所持など)などが確認されますので,答えられるように準備してください。なお,日本人が短期滞在目的で入国する場合は事前の査証取得は不要ですが,以下の点に留意下さい。
ア 2013年コロンビア政令第834号に伴い,コロンビア入国管理局(Migración Colombia)は,同年7月,入国審査に関する運用を変更する通達(2013年7月23日付通達第1112号)を発出し, 以下(ⅰ)から(ⅳ)に該当する渡航目的で無査証の短期滞在をする場合,コロンビアに入国する外国人は,入国の際,渡航に関する下記書類を新たに提示することが必要となりました。
(ⅰ)学術,科学,芸術,文化または競技にかかるイベントの場合,イベント期間,活動内容,コロンビア国内で収入を伴わない活動であることを証明できる,コロンビア側招へい機関または組織が作成した書類。
(ⅱ)官公庁や私企業の人事選考手続きにおける面接の場合,コロンビア側招へい機関または企業が作成した招へい理由書または人事選考申込書。
(ⅲ)企業の研修,商用または経営のための訪問や手続きの場合,当該人物の出席を証明し,コロンビア国内で収入を伴わない活動であることを証明できる,コロンビア側招へい企業または団体からの書類。
(ⅳ)報道取材の場合,記者,リポーター,テレビカメラマン,写真家など報道チームの構成員は,その身分及び参加しようとするイベントの存在を証明し,コロンビア国内で収入を伴わない活動であることを証明できる書類。
※ なお,外国人が入国時,渡航目的を示す書類を提示しない場合,渡航者に対し,例外的措置として観光目的の入国滞在許可が付与されます。しかし,当該許可では休暇及び娯楽活動しかできないことから,後日,出入国管理支援センター(Centro Facilitador de Servicios Migratorios)において,新たに渡航目的を示す書類を提出の上,入国滞在許可の種別変更をしなければなりません。
イ 2017年4月以降,ブラジル,アンゴラ,コンゴ民主共和国及びウガンダよりコロンビアに入国する場合,有効な黄熱の予防接種証明書の提示を求められることとなり,所持していない場合は入国を拒否される場合があります。また,コロンビア厚生・社会保障省は,航空会社に対し,「国際線・国内線を問わず,黄熱に感染する危険のある国及び国内感染リスクのある地域との航空便搭乗に客に対する,搭乗時における予防接種証明書の確認。」を通知しました。コロンビアも世界保健機関の黄熱予防接種の推奨地域になっており,搭乗時のトラブルを避けるためにも,黄熱の予防接種をすることをお勧めします。

(2)出国審査
ア 出国時も出国カードなどへの記入手続はなく,パスポートを提示するだけです。ただし,長期滞在者は外国人登録証(下記「●滞在時の留意事項」1及び2参照)の提示も求められるので常時携帯することが必要です。審査の際,査証の有効期限もしくは入国スタンプと一緒に記載される滞在許可期限の照合をするので,事前に確認するようお勧めします。
イ 短期滞在目的以外の渡航者が,未成年者(18才未満)を伴ってコロンビアから出国する場合は,当該未成年者の出生証明書(両親の名が記載されたもの。戸籍謄・抄本を基に現地日本国大使館にて発給可能)の提示も要求されます。さらに,未成年者が単独もしくは父母のいずれかのみに伴われてコロンビアから出国する場合には,同伴しない親からの出国許可証(PERMISO DE SALIDA)も必要となります。

3 外貨申告
(1)一人当たり1万米ドル相当額以上の外貨を持ち込むことは禁止されています。規制額以上の外貨を持ち込んだ場合,麻薬購入や売春などへの関与を疑われ,1万米ドル相当額を除く外貨が仮没収(例:3万米ドル持ち込みの場合2万ドル仮没収)されますので,注意する必要があります。また,仮没収された外貨の返納に際しては,申告の手続等に1か月以上の時間を要し,返納が認められたとしても罰金として仮没収金の3割は返納されません。

(2)1回の入国につき,外貨の換金限度額は1万米ドルと定められています。通常,外貨は外国為替取扱銀行(午前中のみ営業)もしくは空港または一流ホテル内で換金できますが,米ドル貨の換金が中心で,日本円は換金出来る場所が極めて少数です。また,コロンビアには非合法の換金所が多数存在しますが,偽札をつかまされる可能性があるほか,換金後に強盗等の被害に遭う可能性もあるため,換金は,銀行等正規の換金所で行うようお勧めします。

4 通関
(1)持込禁止品として銃器,麻薬類などがあります。また,動物,植物,生鮮食品などは検疫の観点から持込が制限もしくは禁止されています。通関の際は機内や国境で配布される税関申告書に記入し入国審査時に提出します。その他,持込物品によっては個人使用,業務使用の別を問わず,通関の際に一時輸入手続を必要とするものもあります。更に,入国時の持込物品のみならず,別途送付した荷物等も課税対象として申告を必要とする場合もありますので,要否の判断に迷う場合は税関職員に確認することをお勧めします。

(2)持出制限もしくは禁止されているものとして,銃器,麻薬類,文化財,希少動物などが挙げられます。出国時に所持品検査が行われます。

滞在時の留意事項

1 滞在時の各種届出
(1)外国人登録
 ア 3か月以上の滞在期間を許可された査証を所持する7歳以上の外国人は,入国後15日以内に外務省特別入管局に外国人登録をすることが必要です(7歳未満については,外務省特別入管局で旅券を提示した上,査証登録が必要です。)。また,入国後,住所変更や職業などに変更があった場合にも,変更後15日以内に届出を外務省特別入管局に行わないと罰金刑が科せられます。
 イ 外国人登録後,外務省特別入管局より,査証の有効期限に従った外国人登録証(CEDULA DE EXTRANJERIA(7歳以上が対象)有効期間は最高5年))が発行されます。なお,この登録証発給申請時に帰国費用(日本もしくは居住国までの渡航費)を負担できることを証明する証明書の提示が必要となります。
  また,入国後に7歳に達した方も,その誕生日から数えて15日以内に,外国人登録証の発給申請をすることが必要です。

(2)在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在コロンビア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在コロンビア日本国大使館まで送付してください。

(3)「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,コロンビアで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在コロンビア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

2 旅行制限
 公の旅行制限区域は設けられていませんが,治安上の問題から,立入りを避けることが必要な地域があるので,注意が必要です。

3 写真撮影の制限
 軍事関係施設の写真撮影は厳禁されており,無断で撮影すると,特段の理由がなくても拘禁の上,写真撮影の目的が明確になるまで徹底的に調査されるので注意が必要です。そのほか,文化施設などでも場所によっては撮影が禁止されている場所もあるので,事前にチェックすることが重要です。また,一般人を撮影しても撮影料を請求されることがあります。その他,政府閣僚や要人の私邸等にカメラを向けることも誘拐関与を疑われたり,私邸を守る武装兵士の威嚇を受けたりする可能性もあるので,避ける方が無難です。

4 各種取締法規
(1)麻薬
 コロンビアは,麻薬の生産,密売及び輸出で知られており,歴代の大統領は麻薬の取締りに力を入れています。麻薬の密輸,所持,精製などに関与すると,麻薬の種類,量によって異なりますが,最低96か月から最高180か月の自由刑及び最低賃金の3,000倍から最高5万倍までの罰金が科されます。街頭での売買も行われており,外国にいるという解放感から安易に手を出すと取り返しのつかないことになるので,関わらないよう断固たる意思を持つことが重要です。
 なお,コロンビアでは,麻薬の密輸と売春とが表裏一体で行われており,コロンビア女性が日本に入国する際の身元保証を簡単に引き受けると,麻薬と売春(女性は運び屋兼売春婦として渡航することがある。)の両方の関与を疑われる可能性もあるので,十分な注意が必要です。

(2)不法就労
 コロンビア国内で就労する場合には,短期滞在目的(観光など)で入国後,就労等の査証(就労,留学を含む。)を申請することはできないので,事前に査証を取得する必要があります。査証を取得しないで就労した場合には,過料を徴収された上で強制退去処分になります。2017年12月,それまで複数のカテゴリーがあった査証が,短期滞在査証(Visa de Visitante),長期滞在査証(Visa de Migrante)及び永住査証(Visa de Residente)に集約されました。短期滞在査証および長期滞在査証では就労可能な査証の種類と就労が出来ない査証の種類があります。最新の情報は駐日コロンビア大使館に確認して下さい。

(3)外国人の政治活動
 憲法上は外国人居住者の選挙権(地方選挙のみ・永住査証所持等の条件あり)は認められていますが,被選挙権はなく,また一切の政治活動への参加は禁止されています。この取締りには,外務省特別入管局が当たっており, 治安維持上違法とみなされる活動を行った場合は強制退去処分を受けた上,最低5年間はコロンビアへの入国を拒否されることとなります。

(4)銃器
 銃器所持には国防省の許可が必要となっていますが,許可のない密輸入銃や改造銃が横行しており,発生している殺人事件の多くが銃器を使用したものです。

(5)外出禁止令
 都市ごとに夜間外出禁止条例(16歳以下の未成年は午前1時以降の外出禁止等)や飲食店業の営業時間制限(ボゴタ首都区の場合,午前3時以降は営業禁止)があるほか,大きなイベント(選挙,大規模デモ,重要なサッカーの試合など)が予定されている時には禁酒令(LEY SECA)が発令されます。

5 交通事情
 コロンビアは車社会であり,地下鉄等の鉄道が一般に利用されているのはメデジン市のみです。車両は右側通行で,習慣上車両が優先となっています。道路整備状況は悪く,さらに,車を運転する各個人の運転マナーが悪く(急停車,無理な割り込み,無謀な車線変更など),歩行者の飛び出しも多いので,運転には十分な注意が必要です。特にバス及びタクシー運転手は,利用客の求めに応じて,交差点内はもとより,多車線道路の真中でさえ所かまわず急停車するので,後ろを走るのはできるだけ避けてください。
 こうした状況から,必然的に交通事故も多く,政府が義務付けている強制保険への加入のほか,対人・対物保険や,さらに盗難に対する保証も含めた任意保険へ加入するようお勧めします。

6 ハーグ条約
 コロンビアは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

風俗、習慣、健康等

 コロンビアは位置的には国全体が熱帯地方に属していますが,熱帯性気候である低地と温暖性気候である高地では,自然環境も感染症の発生状況も大きく異なっています。首都ボゴタは2,600mの高原に位置しインフラも整備されており,マラリア,デング熱,ジカ熱などの感染症は比較的少ないですが,ブラジルのアマゾンに接する地域,太平洋岸はこれらの感染症が蔓延しているので注意が必要です。

1 衛生事情
(1)水
 大都市においては水道水の質の問題は少ないとされていますが,飲料水としては未開封であるミネラルウォーターを用いるのが無難です。

(2)食べ物
 外食する時は衛生的に信頼のおける飲食店でし,生野菜や海産物などの生もの(あるいは半煮え,半焼けの物)の摂取には十分気をつけてください(殺菌は75度,1分以上の加熱が必要です。)。

2 病気
(1)高地障害(高山病)など
 首都ボゴタは標高2,600メートルの高地に位置し,雨季と乾季に分けられてはいますが,一年中冷涼で日本の秋を思わせる気候です。山岳地特有の日々の天候の変化や,同日内での気温の変化が著しく,一日のうちに四季があると言われています。このため,健康を維持するためには,これら気温の変化に対する注意が必要です。ボゴタの酸素濃度は低地より20%程低く,高地障害として,短期的には頭痛,息切れ,吐き気,不眠などの高山病症状を起こす旅行者がいるほか,長期的にも多血症などが起こることが確認されています。また,紫外線が強いので,屋外では帽子やサングラスの着用,日焼け止めクリームの使用等,日焼け止め対策も必要です。基本的に,高地(標高2,000m以上)に旅行する場合には,高山病の予防対策として次の事項に留意することが必要とされています。

[予防対策]
○高山病の発生には体調が大きく影響するので,余裕のある日程で行動する。
○高地に着いた際には,アルコールの摂取,睡眠薬の服用及び喫煙は避ける。
○水分を十分摂取し,食べ過ぎない。
○激しい運動は避ける。
なお,特に循環器系,呼吸器系,血液系の持病や不安がある場合は,高地への渡航前に主治医と相談をしておいた方が良いでしょう。

(2)蚊や昆虫によって媒介する感染症
 ア マラリア
  ハマダラカに刺されることで感染します。標高1,700メートル以下のほぼ全域がマラリア汚染地域であり,特に太平洋沿岸地方のチョコ県,ナリーニョ県,アンティオキア県およびアマゾン地方の熱帯雨林地域に多く発生しています。これらの地域に滞在中,又は旅行半年後までに38度以上の発熱を起こした場合にはマラリア,デング熱など熱帯性発熱性感染症を疑ってください。メデジンやカリなどの大都市(ボゴタ・カルタヘナを除く)においても感染の危険が存在します。悪性マラリアと呼ばれる熱帯熱マラリア(55.5%)と三日熱マラリア(42.3%)が報告されているほか,抗マラリア薬であるクロロキンに耐性のあるマラリアも多く報告されています。熱帯雨林地域に滞在する場合は,肌の露出を避けた服装を着用し,事前に防虫剤,蚊取り線香などの準備をして,蚊に刺されないよう注意をしてください。抗マラリア薬の予防内服については必ず,渡航前に専門医にご相談ください。
 イ デング熱
  近年発生が急増していました(疑い例を含み2015年,2016年共に9万例以上)が2017年は26,279例と現状は落ち着いていますが,重症のデング出血熱も報告されています。デング熱の発生地域はマラリア汚染地域とほぼ一致しますが,病原体を媒介する小型のヤブ蚊が大量発生する雨季に,都市部などの人口密集地域で大流行する傾向があります。デング熱については,現在のところ有効な予防ワクチンや治療薬がありませんので,蚊に刺されないようにすることが一番の予防法となります。
 ウ ジカウイルス感染症
  コロンビアでは,標高の高いボゴタ市を除くほぼ全域(標高2,000m以下)での感染が報告されています。ジカウイルス感染症は,ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか,母胎から胎児への感染,輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染),症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが,妊娠中にジカウイルスに感染すると,胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから,特に妊娠中又は妊娠を予定している方は,流行地域への渡航を可能な限り控えるなど,十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea
 エ 黄熱
  蚊が媒介するウイルス感染症です。コロンビアでの報告数は毎年数件のみですが,これはワクチン接種が普及しているためで,依然として標高2,300メートル以下の全域(特にアマゾン川・オリノコ川流域で感染の危険があります。これらの地域に滞在する場合はワクチン接種を推奨します。
 オ 狂犬病
  犬,猫,コウモリ,家畜などに噛まれた場合に感染することがあります。特に小さなお子さんは動物に触らぬように注意が必要です。噛まれた動物が狂犬病に感染しているかは不明の場合が多いので,予めワクチン接種を受けておくことが良いでしょう。動物に噛まれた場合には,クリニック,病院を直ぐに受診し相談することをお勧めします。
 カ リーシュマニア症
  サシチョウバエに刺されて感染し,皮膚疾患や内臓疾患などを引き起こします。標高1,500メートル以下の熱帯雨林地域で発生しています。
 キ シャーガス病
  森林や原始的な家屋を好む昆虫であるサシガメ(Chinche:チンチェ)に刺されて感染する疾患で,マグダレナ川東岸の山麓地帯で多く発生しています。
 ク その他
  その他,虫が媒介する感染症として,サシチョウバエが媒介するバルトネラ症(オロヤ熱とも呼ばれ標高3,000メートル以下のアンデス渓谷でみられる。),ブユに刺され感染するオンコセルカ症,淡水中のセルカリアと呼ばれる寄生虫が皮膚に侵入して感染する住血吸虫症などがあげられます。
  蚊やハエなどに刺されないよう注意するとともに,突然の発熱や頭痛,関節痛や筋肉痛,発疹等が現れた場合には,直ちに専門の医療機関の診断を受けてください。

(3)一般的感染症
 途上国一般に見られる経口感染症(コレラ,腸チフス,細菌性赤痢などの細菌感染,アメーバ,ジアルジア,回虫などその他の寄生虫感染,A型肝炎など)はコロンビアでも依然蔓延しています。さらに,有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)症も広く存在します(豚肉で感染し,屋台の調理などの手から料理に感染することもある。)。生水,生ものの飲食を避ける,手洗いを頻繁に励行するなど,日頃から注意が必要です。また,血液・体液を介してうつる性感染症,B型肝炎,C型肝炎,HIV感染にも注意が必要です。

(4)予防接種
 長期滞在者(大人も子供も)の場合は、定期予防接種である麻疹,風疹,流行性耳下腺炎,ジフテリア,破傷風,百日咳は接種しておくことをお勧めします。当地幼稚園,小学校へ入園,入学する場合には証明書の提出が求められます。
 それ以外には,A型肝炎,B型肝炎,破傷風,狂犬病などの予防接種を行い,十分な病気対策を済ませておくことが必要です。また,黄熱流行地に渡航する場合は,出発の10日前までの5黄熱ワクチン接種を推奨します。なお,コロンビア入国の際は黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)の提示は不要ですが,コロンビアからイエローカード提示要求のある国(近隣ではコスタリカ,パナマなど。)へ再渡航する場合は,イエローカードの提示が必要となりますので,十分注意してください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

3 医療事情
(1)ボゴタの私立病院の医療水準は先進国並みで問題はありませんが,持病がある場合は,病名,治療(処方薬剤名)などの記録又は主治医の紹介状(いずれもスペイン語)を携帯しておく方が良いでしょう。その他,大抵の病院は治療費の支払い能力が確認(クレジットカード等の提出)できない場合,重傷で病院に運ばれても,治療を受けられない場合がありますので,注意してください。また,治療費は高額になることが多いので,万一に備えて,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。

(2)在外公館医務官情報
「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/colombia.html )において,コロンビア国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。

緊急時の連絡先

◎警察 :TEL 112
◎消防署:TEL 119
◎救急車:TEL 132
◎在コロンビア日本国大使館
 電話:(市外局番01) 317-5001

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
 ○領事局ハーグ条約室(内線)3923
 ○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
 ○在コロンビア日本国大使館
  住所:CARRERA 7 NO. 71-21, TORRE B, PISO 11 EDIFICIO AVENIDA
     CHILE, BOGOTA, COLOMBIA
  電話:(市外局番01) 317-5001
     国外からは(国番号57)-1-317-5001
  FAX :(市外局番01)317-4989
     国外からは(国番号57)-1-317-4989
  ホームページ:https://www.colombia.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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