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  4. コスタリカ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1. 犯罪発生状況
(1)概要
ア コスタリカは中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国と見られてきました。しかしながら,1990年代以降,不法滞在者の増加,組織犯罪グループの流入,銃所持者の増加,武器の流入,麻薬のまん延,学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより,治安が悪化の一途をたどっています。近年では警察官増員,犯罪者収容施設や社会復帰施設の増設など,国として治安対策に力を入れていますが,依然として犯罪は発生しており,2016年の殺人事件数は過去最多となりました。
イ コスタリカは,南米の麻薬が北米へ運ばれる際の中継地点となっており,国内へ大量の麻薬が流入しているため,麻薬に関する犯罪(麻薬の購入代金欲しさに行う短絡的な強盗・殺人等)が問題となっています。特に近年,殺人については,麻薬組織同士の抗争や報復による事件が多く,一般市民が巻き添えになるケースも増加しています。また,最近では地方のリゾート地においても外国人相手に麻薬が売買されているので,売人と思われる者には近づかないようにしてください。
ウ 近年は,危険と言われている地域以外でも銃を使った犯罪が増加しています。例えば過去に例のないサンホセ市内での武装グループによる白昼の銀行強盗や大型ショッピング・モールでの強盗などが発生しています。強盗にはけん銃が使用され,短絡的に殺害したり,走行中の車両を停止させ,運転者を引きずり出して車両を奪う手口あるいは通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪するなどの手口があります。このような中,自己防衛のために銃を所持する市民が増えており,銃による死傷者が増加しています。
エ これまでに,コスタリカにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(2)犯罪件数
司法警察が発表した犯罪統計によれば,2016年の犯罪発生状況は,前年に比べ2,801件(7.7%)増加しました。この罪種内訳は,殺人577件(前年比3.4%増),強盗11,890件(12.1%増),強姦502件(6.1%増),侵入盗(住宅)7,542件(0.6%増),車両窃盗4,280件(13.7%増),スリ11,773件(7.6%増)です。

2.日本人の被害例
 (1)路上でのけん銃や刃物を使用した強盗,(2)宿泊施設での貴重品盗難,(3)長距離バス車内,バスターミナル海水浴場,レストランでの置き引き,(4)バスの車内や雑踏でのスリ,(5)車両盗難や車上荒らし,(6)自宅での強盗や空き巣,(7)車両によるひき逃げ等の被害があります。

3.犯罪危険地域
 サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺)や中央市場周辺,コカコーラ地区では,スリやひったくり,路上強盗などの被害が頻発しています。市内中心部以外の場所では,けん銃や刃物を使用した強盗をはじめ,信号や渋滞などで停車中の車の窓ガラスを割り,車中の荷物を奪う手口や,鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ,タイヤ交換を手伝うふりをして物を盗む「タイヤパンク盗」による被害が発生しています。また,ハコやタマリンド,マヌエルアントニオなどの有名な観光地やカリブ海南部地域(マンサニージャ,プエルトビエホなど)の宿泊施設でも強盗事件や置き引き・ひったくりなどが発生しています。
4.防犯対策
(1)外出する際
○貴重品(航空券,現金,トラベラーズチェック及び貴金属類など)は,信頼のおける宿泊先のセーフティーボックスなど,安全と思われる場所に保管する。旅券はコピーを携行する。貴重品をやむを得ず持ち歩く場合には,一度にすべての物を盗まれる被害を防ぐために分散して所持する。また外から抜き取られにくい場所に入れるようにし,衣類やバッグの外ポケットには入れない。バッグなどは体の前に抱くようにするなど常に見える位置に保持し,サイドポケットなどが開けっ放しにならないように留意する。
○多額の現金は持ち歩かない。買い物を現金で支払う際は,他人から財布の中身が見られないように留意する。
○手荷物からできるだけ手を離さない。特に空港やバスターミナルで手荷物から手を離す場合,絶対に目を離さない。
○移動中のバスなどでは荷物から目を離さない,網棚に荷物を置きっぱなしにしない。居眠りをしない。貴重品は常に身につけておく。
○携帯型音楽プレイヤーなどで音楽を聴きながら歩かない。
○夜間は外出を避ける。やむを得ず外出する際は,事前に行き先までの安全な経路を確認するとともに複数で行動する。犯罪多発地区には足を踏み入れない。長距離バスターミナル周辺は犯罪が頻発している地域なので,夕刻から早朝にかけては近づかない。
○宿泊場所は,値段によって周辺の治安環境及びホテル内の安全が大きく異なるので,多少料金が高くても安全なところを選定する。
○犯罪に巻き込まれた場合は,通常,犯人側は銃や刃物等の武器を所持しているので,安全を第一に考えて,決して犯人に抵抗しない。
○レストランにおいては,可能な限り人の動きの分かる場所に座るようにし,荷物の置引きに注意する。椅子の背もたれにカバンや財布が入ったジャケットをかけない。
○スリが頻発する乗り合いバスの利用は避け,タクシーを利用する。ただし,利用は正規のタクシー(通常,車体の色は赤。タクシーランプを搭載している。)に限定し,白タクの利用は避ける。

(2)車を運転する際
○車で外出の際は,裏道などを使用せず交通量の多い主要幹線道路を走行する。
○車上荒らしの被害を防止するために,貴重品やバッグなどはもちろんのこと,物を車外から見える位置に置かない。
○窓はすべて閉め,路上駐車は避ける。
○貧民街に立ち入らない。
○ヒッチハイカー等見知らぬ者を車に乗せない。
○雨季においては,水量が増えて道路上の穴が見えなくなるので注意する。
○信号などで停車をしている際は,周囲を警戒し見知らぬ者が近づいてきても窓を開けない。
○ショッピング・モール等の駐車場においても車上荒らしが頻発しているので,駐車場内であっても,可能な限り照明があるところや人通りの多いところに駐車する。

査証、出入国審査等

(手続や規則に関する最新の情報については,駐日コスタリカ大使館(電話:03-3486-1812)にお問い合わせください。)
1.査証
 コスタリカと日本の間には,査証免除協定が締結されているので,滞在期間90日以内の観光旅行者の査証は必要ありません。

2.出入国管理
(1)コスタリカは中米において入国管理および通関手続きの厳しい国と言われています。観光で入国する際でも出国用の航空券,または国際バス切符などを所持していないと,入国を拒否されることがあります。

(2)コスタリカで出生した未成年者(18歳未満)又はコスタリカの居住許可を取得している未成年者を出国させる場合は,移民局に両親が出頭し未成年者の出国許可を事前に得る必要があります。これらの手続きが済んでいない場合,出国を拒否される場合があります。

(3)コスタリカ当局が指定する以下の黄熱発症地域からの入国者は,有効な黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示がないと入国が認められません(黄熱予防接種は接種10日目から生涯有効となっています)。ただし,コスタリカを第三国への通過のため訪れる方,また黄熱発症地域を訪問後に黄熱発症地域以外の国に少なくとも6日間滞在し,黄熱を発病しなかった方は,予防接種の義務から免除されます。
 コスタリカが黄熱発症地域としている国は次の42か国です。
アンゴラ,ベナン,ブルキナファソ,ブルンジ共和国,カメルーン,中央アフリカ共和国,チャド,コンゴ共和国,コンゴ民主共和国,コートジボワール,赤道ギニア,エリトリア,エチオピア,仏領ギアナ,ガボン,ガンビア,ガーナ,ギニア,ギニアビサウ,ケニア,リベリア,マリ,モーリタニア,ニジェール,ナイジェリア,セネガル,シエラレオーネ,ソマリア,南スーダン共和国,スーダン,サントメプリンシペ,タンザニア,トーゴ,ウガンダ,ザンビア,ボリビア,ブラジル,コロンビア,エクアドル,ペルー,ベネズエラ,トリニダードトバゴ

3.外貨申告
 入国時に1万米ドル以上の現金や有価証券を持ち込む際は,所定の様式に記入して申請します。

4.通関
 コスタリカは麻薬の主要な中継地点とされているため通関の検査は厳しく,薬品の持ち込みは制限されています。特殊な食料品及び薬品については,係官に説明できなければ没収される場合があるので,スペイン語(もしくは英語)の説明文を準備しておくことをお勧めします。なお,コスタリカの遺跡からの出土品及び動植物は持ち出しが禁止されています。

滞在時の留意事項

1.滞在時の各種届出
(1)査証なしで入国した後,別の滞在資格に変更しようとする場合は,移民局へ滞在資格申請を行い,許可を取得する必要があります。

(2)長期居住資格(レシデンシア等)を取得する予定の方は,駐日コスタリカ大使館に必要書類等を確認してください。

(3)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在コスタリカ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

(4)在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在コスタリカ日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

2 親権
コスタリカは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
3.旅行制限
 コスタリカ国内には,外国人旅行者の立ち入りが禁止又は制限されている地域はありません。

4.写真撮影制限
 原則として写真撮影の制限はありませんが,施設の内部等を撮影する場合は施設管理者の許可を事前に取ることをお勧めします。

5.各種取り締まり法規
(1)麻薬
 麻薬の持ち込みは禁止されています。官憲の麻薬検査は厳しく,不法所持者は現行犯で逮捕され,禁固刑となる可能性があります。一般に麻薬と間違われやすい白い粉末状のものは所持しない方が良いでしょう。常備薬などで必要な場合は,スペイン語(もしくは英語)の説明文を準備しておくことをお勧めします。

(2)不法就労
 コスタリカで就労するためには,移民局で就労許可を得る必要があります。最近は移民警察による不法就労者の摘発が行われており,不法就労者は罰金ないしは国外退去を命ぜられます。

(3)身分証の携帯
 コスタリカでは,外国人旅行者を含めて,常時身分証明書(旅券などを含む)を携帯するよう義務づけられています。ただし,盗難被害が頻発していることもあり,外国人旅行者に関しては,公証人により認証された旅券のコピーの所持で代用することが認められています。なお,在コスタリカ日本国大使館では旅券の認証業務は行いません。

(4)両替
 米ドルからコスタリカ・コロンへの両替は,ホテル,銀行及び両替店で可能です。日本円からコスタリカ・コロンへの両替が出来るところはほとんどありません。トラベラーズチェックは銀行のみ両替が可能です。また,トラベラーズチェックを使用出来る場所は限られており,一般的にクレジットカードを使用します。なお,サンホセ市中心街に不正の闇ドル交換所がありますが,違法行為である上,偽札を掴まされたり,お金を持ち逃げされるなどの被害に遭うケースがあるので,絶対に利用しないでください。

6.交通事情
(1)運転免許
 コスタリカはジュネーブ条約加盟国ではないため,国際運転免許証では運転出来ません。
 3か月以内の滞在の場合,日本の運転免許証及びその翻訳証明で運転が可能ですが,3か月を超えて滞在する方は,コスタリカの運転免許証を取得する必要があります。

(2)交通マナー
 コスタリカの交通事情は悪く,毎日のように自動車及びバイクによる交通死亡事故が新聞等で報道されています。国内車両台数は毎年増加していますが,道路インフラの拡張整備等はなかなか行われず,そのため首都周辺などでは,特に平日の通勤時間帯の交通渋滞は激しく,接触事故等も頻繁に起きています。また,運転者の運転技術も低く,走行中の急な割り込み,スピード超過,信号無視など一般的に運転マナーは非常に悪いため,運転する際には相当な注意が必要です。

風俗、習慣、健康等

1.風俗,習慣,健康等
カトリックは国教として憲法上に規定されていますが,公序良俗に反しない限り,他の宗教の信仰の自由も憲法で保証されています。

2.衛生事情
 水道水は国内のほとんどの地域でそのまま飲むことが可能ですが,ミネラル・ウォーターの飲用をお勧めします。魚貝類は日本に比べて鮮度が悪い場合が多いので,火を通したものを食することをお勧めします。

3.病気
(1)主な感染症
 マラリア,デング熱,チクングニア熱,ジカウイルス等の感染が報告されています。いずれも蚊が媒介する病気で,例年政府は,媒体となる蚊の駆除を行っていますが,十分な効果が得られていません。感染症の流行地域(比較的標高の低い地域)に滞在する際は,長袖・長ズボンを着用し,素足のサンダル履きは避ける等肌の露出を控え,虫除けスプレーを携行することをお勧めします。
 なお,デング熱は,病原菌ウイルスを持つ蚊(ネッタイシマカ,ヒトスジシマなど)に刺されることによって感染しますが,予防薬及び予防接種はありませんので蚊に刺されないようにすることが大切です。感染すると突然の発熱,激しい頭痛,眼球深部の痛み,関節痛や筋肉痛,発疹が1週間から10日間程度続き,回復期に疲労感とうつ状態が続きます。通常は重傷に至らない場合がほとんどですが,デング出血熱になると治療を行わない場合の死亡率は40%~50%と言われています。また,成人よりも小児に発生する傾向があると言われています。発熱が3日以上続いた場合には,医療機関での受診をお勧めします。
(参考)感染症広域情報 ジカウイルス感染症に関する注意喚起
 (http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1

(2)体調管理
 サンホセ市周辺では,一日の気温差が激しく風邪を引きやすいので,朝晩用に衣類を一枚用意するなど注意が必要です。

4.医療事情
(1)首都圏の私立病院などはある程度の医療水準にあるといえます。ただし,私立病院では医療費がかなり高額になるので,万一の場合に備え,事前に緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。また,薬局である程度の薬は入手できますが,常備薬は持参することをお勧めします。

(2)世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/costa.html
において,コスタリカ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報( http://www.forth.go.jp/

緊急時の連絡先

◎緊急事態(警察,救急車,消防,交通事故などすべて)TEL:911
◎盗難等  TEL:800-8000-645(司法警察)

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コスタリカ日本国大使館
住所:Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E.,Torre la Sabana Piso 10.
San Jose, Costa Rica.
電話:2232-1255
   国外からは(国番号506)-2232-1255
FAX:2231-3140
   国外からは(国番号506)-2231-3140
ホームページ:http://www.cr.emb-japan.go.jp/japones/index-j.htm

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