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アルゼンチン
安全対策基礎データ

更新日 2021年02月02日

● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
 アルゼンチンは、中南米諸国内では教育・生活水準が高く、治安の良い国と言われていますが、銃器類が大量に出回っているため、銃器を使用した強盗や殺人、誘拐などの凶悪犯罪が日常的に発生しており、特に、強盗、窃盗等の犯罪発生率は、首都ブエノスアイレス市を中心に、高い水準で推移しているので十分な注意が必要です。また、ブエノスアイレス市から約40kmの範囲内にあるブエノスアイレス州内の都市においては、特に注意が必要です。
 一般犯罪については、置き引き、スリ、ひったくり(特にモトチョロスと呼ばれるバイクを使用したひったくり)、ケチャップ強盗(ケチャップ、マスタードや鳥の糞を模した液状のものを服にかけ、被害者が拭き取ることに気をとられている間に置き引きしたり、財布を盗む手口)等が日常化していることに留意して行動してください。主要な観光地、人込みやバスターミナル等、不特定多数の人が集まる場所では特に注意が必要です。また、見ず知らずの人に話しかけられた場合は、気をとられている隙を狙う犯罪者が近くにいると考えて、更に警戒することが必要です。なお、犯罪者はグループで行動することが一般的であり、銃器を携行している場合もあるので、身の危険を感じた場合は決して抵抗しないでください。
 
(1)一般犯罪の傾向
報道等によると、多発している一般犯罪の形態は以下のとおりです。なお、これらの事件には未成年者や麻薬中毒者が関わることも多く、殆どの場合、犯人は拳銃等の武器を所持しています。
ア スリ・置き引き
イ ひったくり
ウ 「ケチャップ」強盗(相手に気付かれないように汚臭のする液体をかけ、手助けを装って所持品を盗み取る手口)
エ 「モトチョロス」と呼ばれるバイクを使用したひったくり強盗
オ 路上強盗(銀行から現金を引き出した直後の人物に対する強盗)
カ 「ピラニア」強盗(路上強盗の一種で、集団で襲い金品を強奪する手口)
キ 家主の外出時や帰宅時の隙を突いて行う待ち伏せ強盗
ク 武装した複数犯による侵入強盗
ケ 車両強盗(武装した犯人が走行中の車両を強引に停止させて行う強盗)
コ 車両窃盗
サ 誘拐(短時間誘拐が頻繁に発生)
シ バーチャル誘拐(誘拐を装い自宅に電話をかけ、身代金を騙し取る手口)
ス 強姦(夜間、早朝の時間帯)
セ マリファナ、コカイン等の大量密輸及び不法所持

(2)銃器等を利用した犯罪
ア アルゼンチンでは、定められた手続きを経れば銃の保有は合法であることもあって、銃を使用した犯罪が日常的に発生しています。アルゼンチン国内で正規に登録されている銃(治安機関除く)は約200万丁で、これ以外にも違法な銃が約200万丁流通していると見られています。
イ 銃器を使用した強盗の手口としては、自宅からの出入りや車庫に車を出し入れする際を狙った待ち伏せ強盗が多くあるので、周囲に注意を払うことが肝要です。また、信号待ちで停止中の車のみならず走行中の車に対しても、沿道や歩道橋等から石等を投げ落として停車させ、搭乗者を銃で脅して金品を盗む強盗が発生しています。
ウ 夜間より昼間の方が安全とは言えますが、昼間でも強盗事件は発生しており、いわゆる「安全な時間帯」というものはないと考えてください。街中を通行中に、万一銃声などが聞こえた場合には、姿勢を低くして、事態が落ち着くのを待つか、速やかにその場を離れるのが最善の対策です。また、不幸にも店内等で強盗に遭遇した場合には、抵抗せず、大声を上げず、落ち着いて犯人の指示に従うことが、身体に危害を加えられないために重要です。

(3)誘拐事件
 報道等によると、依然として誘拐事件が発生しています。誘拐の手口としては、走行中の車両を銃器等で脅して停止させ、そのまま車中の人を拉致し、身の回りの金銭等を奪ったり、銀行に連れて行ってATMから金銭を引き出させたりする、いわゆる「短時間誘拐」(簡易誘拐)事件がほとんどですが、場合によっては犯人側が脅し取った金品に満足せず、さらに家族と連絡を取らせて身代金を要求する身代金誘拐に発展するケースもあります。かつてアルゼンチンで発生した誘拐事件においては、被害者の大半は大企業の幹部等でしたが、近年では一般人の被害者も多く、誰にでも誘拐の被害に遭うリスクがあります。

(4)抗議活動
 労働組合等による道路封鎖を伴う抗議活動が各地で発生しており、これら抗議活動は、ブエノスアイレス市内の大統領官邸前の五月広場、オベリスコ周辺、労働省前等において多数発生しています。これらの活動は一般的には平和裡に行われますが、タイヤを燃やしたり、道路封鎖をして交通を止めたりする他、投石等の暴力を伴う示威活動に発展する場合もあり、抗議活動側及び治安当局側の双方が些細なことをきっかけとして衝突し、死傷者や逮捕者が出る事態も発生しています。上記の抗議活動が行われている場所の周辺には近づかないのが原則ですが、予期せずデモ等が行われている現場に遭遇した場合は周囲の状況に注意し、速やかにその場を離れてください。

2 ブエノスアイレス市の犯罪被害多発区域の例
 犯罪が比較的多発している地域における各種犯罪等の主な特徴は以下のとおりです。

(1)ボカ地区(BOCA)
 タンゴ発祥の地といわれており、多数の観光客が訪れますが、首都の下町で、低所得者層の居住地区でもあり、大通り以外は日中でも注意が必要です。近くに大きなサッカー場があり、特に、サッカーの試合日には犯罪が発生する傾向にあります。

(2)フロリダ通り(FLORIDA)
 観光客等で非常に賑わう歩行者通りです。スリやひったくり等の犯罪がよく起きていますので、荷物は身体の前に抱える等、十分注意が必要です。同通りで多く見られる路上でのヤミ両替については、「● 査証、出入国審査等」の3(2)を参照ください。

(3)サンテルモ地区(SAN TELMO)
 首都で最も古い地区の1つです。週末にはドレーゴ広場においてフェリア(のみの市)が開催され、観光客を含む大勢の人で賑わいますが、スリ、ひったくり等の犯罪も多く報告されていますので注意が必要です。

(4)モンセラート地区(MONSERRAT)及びサンニコラス地区(SAN NICOLAS)
 市内金融街で銀行が多数あり、強盗やひったくり等の犯罪が発生しています。

(5)レティーロ駅周辺及びサンマルティン広場
 すぐ近くに巨大なビジャ(スラム街)が存在しており、犯罪グループによるひったくりや置き引きが多発し、日本人を含め被害が恒常的に多い地域です。過去には外国人観光客が殺害される事件も発生しています。

(6)首都の三大ターミナル(CONSTITUCION駅、RETIRO駅及びONCE DE SEPTIEMBRE駅)
 駅構内の犯罪が主ですが、周辺でも強盗事件が発生しています。また、過去には電車運行の遅延により乗客が暴徒化し、破壊行為が発生したことがあります。

(7)レコレータ地区(RECOLETA)
 エビータ(アルゼンチンの著名な女優、政治家)の墓があるレコレータ墓地の周辺は、昼夜の別なく多くの観光客で賑わっていますが、ひったくりやスリ等の犯罪が発生していますので注意が必要です。

(8)リーベルプレート(RIVER PLATE)サッカー場周辺
 試合の日に犯罪や騒動が発生することがあるため、観戦に訪れる場合は極力、貴重品等を持ち込まないことをお勧めします。

3 防犯対策
(1)全般
ア 警察官等の制服着用者を含め、安易に他人を信用しない。
イ 外出時は、隙をつくらず、常に周囲を警戒する。
ウ 華美な服装や人前で大金を見せる等、犯罪者のターゲットになるような行動は避ける。
エ カードで支払いをする場合、サインする前に金額をしっかりと確認する。
オ 両替等でお金を受け取る際は、確実にその場で金額を確認する。
カ 犯罪に巻き込まれた場合、身体の安全を最優先に落ち着いて行動し、犯人に対しては抵抗しない。

(2)車両運行時の注意事項
ア 深夜や早朝の運転を避ける。
イ ルートの選定に注意し、なるべく交通量が多く明るい道を使用する。
ウ 帰宅時は特に注意し、自宅ガレージの扉の開閉時に隙が生じないよう注意する。
エ 初めて訪れる場所は、できれば明るいうちに一度経路を確認しておく。
オ 突然路上で車が停まってしまうことがないよう、小まめに整備を行う。

(3)公共機関利用時の注意事項
ア タクシー
 タクシーを利用する際は、流しのタクシーの利用は避け、「無線タクシー」(ラジオタクシー、「RADIO TAXIの看板やフロントガラスに(IRA)と表示されている」)を利用する方が安全です。チップを料金と別に請求されることがありますが、アルゼンチンではタクシー運転手にチップを払う習慣はありません。また、精算時に偽札にすり替えられる被害も発生しているため、支払いや現金を受け取る際は、慌てずに必ず相手の目の前で金額を確認するようにしてください。

イ レミース(ハイヤー)
 タクシーに代わるより安全な交通手段として、レミースと呼ばれるハイヤーがあります。日系の業者で日本語が通じる会社もあり、予約をすれば迎えに来てくれます。運転手の身なりもきちんとしており、料金はタクシーよりやや高めですが、安心して利用できます。ただし、一般の車両と区別がつかないため、予約の際には必ず車種、色、車番及び運転手名を確認するようにしてください。

ウ バス
 一般に「コレクティーボ」と呼ばれ、ブエノスアイレス市内では24時間運行されていて、慣れれば便利ですが、混雑時期は車内でのスリ、下車直前のひったくり等が多く発生しています。いずれも犯人は複数であることが多く、手荒な行動をとる場合もあります。また、バスの運転自体も乱暴で、バス停に接近すると停車前からドアを開け、完全に客が乗り込んでいなくても、ドアを開けたままで発進することも珍しくありません。なお、走行中は空いている車線に頻繁に移動するので、自家用車でバスの脇を併走する場合は注意が必要です。

エ 地下鉄
 ブエノスアイレス市内には、多数の地下鉄の路線があり、運賃が安く便利です。しかし、混雑時には車内及びホーム等でスリやひったくり等が発生していますので、利用の際は、リュックや手荷物、携帯電話等の携行品に注意し、周囲にも気を配ることをお勧めします。特に最近では、電車のドアが閉まる瞬間にスマートフォンをひったくる手口も増えており、乗降口付近では使用しない等の対策が必要です。なお、車内では物売りをしている光景も見受けられますが、売子が乗客の膝上等に無理矢理置く商品は、売子等が回収に来ますのでそのままにしておくか、商品を置かれる前に明確に断ることでトラブルを避けることができます。

(4)犯罪手口に応じた注意事項
ア 置き引き及びスリ
 空港、ホテルロビー、レストラン、バス、地下鉄等において、ちょっとした隙を狙われ、バッグ等を置き引きされたり、金品をすられたりしています。常に適度な緊張感を保つとともに、混雑した場所等においては特に油断しない等の注意が必要です。

イ 両替詐欺
 両替所にてアルゼンチン通貨に換金する際に、高額紙幣を低額紙幣にすり替えられる被害が発生しています。また、市内のいわゆる闇両替屋を利用した際に、偽札を渡された等の被害報告もあるので、闇両替は利用せずに、銀行等を利用し、現金を受け取る際には、慌てずに相手の目の前で金額を確認する等の注意が必要です。

ウ ひったくり
 グループによる犯行が多く、被害者に狙いをつけて犯行に及んでいると思われます。華美な服装や人前で大金を見せる等の行動は慎んでください。特に、モトチョロスと呼ばれるバイクを使ったひったくりが多いため、歩道を歩く場合は、車やバイクの動きを確認しやすいよう、これらと対面する方向に歩くよう努めてください。万一、低速で接近する不審なバイク(二人乗りのことが多い)を発見した場合は、速やかに人込みに紛れるか商店の中に入り、危険を避けることをお勧めします。銀行周辺においては現金を引き出した人が狙われるケースが後を絶たないため、周囲の状況を確認するなど十分な注意が必要です。

エ ケチャップ強盗
 市内の観光スポット、公園等で多発しています。数人のグループによる犯行が多く、手口は、ケチャップ、廃油、塗料等の液状物質を被害者の衣服につけた後、汚れているのを教えると同時に拭き取るのを手伝う素振りをして近づき、被害者が足を止めて汚れを拭き取る間に財布や地面に置いたバッグ等を奪って、逃げ去るケースが多いようです。ケチャップ等を掛けられた場合、親切そうな人が近寄ってきても相手にせず、速やかにその場を立ち去ることをお勧めします。

オ 誘拐
 誘拐から自分自身と家族の安全を守る心構えとして、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の安全のための三原則を念頭に、日常における予防を忘れないでください。また、「通勤時間や経路を変更する」、「外出や帰宅時に、不審者や不審車両が見当たらないかチェックする」等の注意が必要です(詳細はホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してください)。また、「短時間誘拐」に対する注意事項としては、既述の未然防止策のほか、キャッシュカードやクレジットカードを必要時以外持ち歩かず、万一拘束されたら犯人の指示に従い、むやみに抵抗しないことも必要です。

(5)場所に応じた注意事項
ア レストラン及びインターネット・カフェ
 椅子に掛けたりテーブルの下に置いたりしたバッグ等が盗まれる置き引き被害が多発しています。携行している荷物への注意を怠らないようにし、常に目の届くところに置いてください。また、貴重品類は常に身につけておいてください。

イ 観光地区
 観光スポットから外れた場所へは入らないよう注意してください。また、タンゴ・ショーは深夜まで行われることが多く、終了後の移動には十分な注意が必要です。

ウ バー
 ブエノスアイレスでは、店舗の正面に料金表を提示することが、飲食店に義務付けられています。バーに入る時は、料金表を見て金額を確認することが必要です。料金表が見当たらない場合は、不正な高額料金を請求される可能性があります。

4 テロ対策
 これまでに、アルゼンチンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等

(手続や規則に関する最新の情報については、駐日アルゼンチン大使館(電話:03-5420-7107)にお問い合わせください。)

1 査証
日本とアルゼンチンとの間には査証免除取極があり、通過、観光、商用等の90日以内の滞在には査証が免除されています。90日を超える場合には、日本または第三国にあるアルゼンチン大使館・総領事館で申請して、一時滞在査証や永住査証を取得する必要があります。
日本とアルゼンチンとの間で、2017年10月1日からワーキング・ホリデー制度が開始されています。ワーキング・ホリデー制度は、日本とアルゼンチンの青年がそれぞれの国で最長1年間にわたり生活し、それぞれの国の政治、経済、文化、日常生活を体験して日亜相互理解と友好関係の促進を図ることを目的としています。一定の要件のもとで1年間を限度にワーキング・ホリデーのための滞在許可が発給されるものです。この滞在許可を取得した場合は、アルゼンチンでの滞在費用を補うために働くことができ、労働許可取得義務は免除されます。なお、ワーキング・ホリデー制度は1回に限り申請が可能です。詳細は駐日アルゼンチン共和国大使館ホームページのワーキングホリデー・ビザのページでご確認ください。
※ 駐日アルゼンチン共和国大使館(ワーキングホリデー・ビザ)
https://www.cancilleria.gob.ar/es/servicios/extranjeros/japon


2 出入国審査
(1)入国
 入国に当たっては、有効なパスポートの提示を求められるとともに、指紋採取並びに顔写真の撮影がなされます。なお、永住者及び長期滞在者は併せてアルゼンチン身分証明書(DNI)の提示を求められます。

(2)出国
 出国に当たっては、入国スタンプの押してある有効なパスポート(滞在中にパスポートを更新している場合には、入国スタンプの押してある切り替え前のパスポート、及び現在有効なパスポート)の提示を求められるとともに、指紋採取並びに顔写真の撮影がなされます。永住者及び長期滞在者は併せてアルゼンチン身分証明書(DNI)等の提示を求められます。

(3)出入国時の注意事項
アルゼンチン国内の内陸国境地帯の出入国管理事務所は、オンラインシステムが導入されてない場所が多く、場所によっては担当官が移民局職員ではなく国境警備隊の場合もあります。この場合、出入国のスタンプの押されないことがあり、後日、オーバーステイをしたとして、アルゼンチンへの出入国を拒否、あるいは、罰金を請求されるケースが散見されます。南極ツアーやパタゴニアツアーなどで、アルゼンチンと近隣国との間で出入国する場合には、出入国スタンプや日付が、押印されているかをその都度ご確認下さい。なお、後日出入国スタンプの押印漏れ等が判明した場合には、下記の移民局本部またはエセイサ国際空港もしくはアエロパルケ空港内移民局事務所等で罰金(Habilitacion de salida)を支払う以外に方法がありませんので、ご注意ください。本人でなく代理人による罰金の支払いやオンラインによる罰金の支払いも可能です。

詳しくはアルゼンチン共和国移民局(Dirección Nacional De Migraciones)に直接お問い合わせ下さい。
http://www.migraciones.gov.ar/accesible/indexA.php?habilitacion_salida
1 移民局本部 
電話 / Fax:(011)4317-0234
受付時間:月曜~金曜:7時~18時
Email:info@migraciones.gov.ar 
2 エセイサ(ミニストロ・ピスタリーニ)国際空港:(011)5480-4549
アエロパルケ(ホルヘ・ニューベリー)空港内移民局事務所(24時間対応):(011)4773-1660
3 移民局オンラインサイト
http://www.migraciones.gov.ar/accesible/indexA.php?deudas_habilitacion

(4)未成年子女の国外旅行
 永住者、長期滞在者の未成年子女(18歳未満)、またはアルゼンチン国内に続けて1年以上滞在している未成年者(18歳未満)が単独または両親の一方(片方の親)とアルゼンチンから出国する場合は、公証人役場で作成された両親双方、または一方の旅行承諾書を空港等の入国管理係官に提示する必要があります。また、両親と出国する際も家族関係を出生証明書等で証明しなければなりません。
 アルゼンチンにおいては、親権を持つ親であっても、他の親権者の同意を得ずに子の居所を移動させること(親が日本に帰国する際に子を同伴する場合を含む)は、犯罪として処罰されることもあります。他国では、結婚生活を営んでいた国への再入国や当該国と刑事司法上の共助関係を有する第三国への入国の際に、子を誘拐した犯罪容疑者として日本人が逮捕される事案も発生していますので十分注意してください。

3 外貨申告
(1)出入国にあたって、貴金属、有価証券等を含め一人あたり米貨1万ドル相当額未満(16歳未満は米貨5千ドル相当額未満)であれば申告は不要です。右相当額以上を持ち込む場合は、所定の申告書によって申告する必要があります。
 出国にあたっては、一人あたり米貨1万ドル相当額未満(16歳未満は米貨5千ドル相当額未満)であれば申告は不要ですが、米貨1万ドル相当額を超える分については(16歳未満は米貨5千ドル相当額以上)銀行送金する必要があります。

(2)外貨からアルゼンチン・ペソへの両替は、空港内の銀行出張所及び市内の両替店等で可能です。フロリダ通り等の観光スポットでは、有利なレートを路上で提示する、いわゆるヤミ両替を持ちかけられることがありますが、こうした換金行為は違法行為です。また、ニセ札を掴まされる可能性があるだけでなく、人目のない奥まった場所につれていかれるため危険を伴いますので、そのような誘いには乗らないよう注意してください。
 
4 通関
(1)免税で持ち込みが可能な物品は、新聞、書籍、携帯電話一台、ノートブック型パソコンもしくはタブレット一台、商用目的でない個人の衣服や身の回り品となります。

(2)個人の身の回り品であっても、新品を持ち込む場合、空路・海路では、米貨300ドル(16歳未満は米貨150ドル)相当までは非課税ですが、それを超えると規定の税金(原則、超えた金額の50%)がかかります。なお、陸路・水路の入国は、米貨150ドル(16歳未満は米貨75ドル)相当の品物までが非課税となります。併せて、アルゼンチン到着時に免税ショップで購入した品物は、空路・海路では、合計米貨500ドル(16歳未満は米貨250ドル)相当まで非課税となります。陸路・水路では、海外からのクルーズ船やプエルトイグアスにおいて、米貨500ドルまで、免税ショップで非課税により物品を購入できます。

(3)考古学的・文化的価値のある物品、麻薬、武器、爆発物、商用目的の商品の持ちこみ、持ち出しは禁止されています。動物(ペット)、植物等を持ち込む場合は、検疫証明の提示が求められます。その他、肉、魚、チーズ等、生ものの持ち込みも規制されています。

● 滞在時の留意事項

1 滞在届
 一時滞在査証または永住査証を取得して入国した場合は、原則として90日以内に、パスポート、写真等を提示して移民局に申告し、身分証明書を取得する必要があります。滞在期間の延長は移民局で受け付けています。必要書類についてはアルゼンチン移民局(Dirección Nacional de Migraciones)に直接お問い合わせください。

2 旅行制限
 外国人の旅行については特に制限されていません。

3 写真撮影の制限
 軍事施設関係等、写真撮影を制限される場所には、「写真撮影禁止」の表示があります。また、教会内での撮影も制限される場合がありますので、撮影の可否について現地の担当者に確認する必要があります。

4 麻薬
 麻薬の所持及び使用は規制されています。特別の許可なしに不正に所持、売買、使用した場合には、処罰の対象となり然るべき刑罰が科されますので、麻薬には絶対に関与しないでください。

5 就労許可
 外国人が業務等で就労する場合は、就労査証(一時滞在または永住)の取得が必要です。観光目的のため無査証で入国した旅行者が許可なく就労した場合は、処罰の対象となり、罰金その他の刑に処される可能性があります。

6 外国人の政治活動
 外国人の政治活動(デモ参加等)は、アルゼンチン国民と同様に認められていますが、旅行者が各種のデモに参加すると、無用のトラブルに巻き込まれる危険があるので、避けてください。

7 銃器所持
 銃器の取扱いについては、「国家武器爆発物法」及びその政令により細かい規定があり、銃器等登録管理局(RENAR)に登録し許可を得る必要があります。

8 その他
 国が指定する賭博場以外での賭博行為や、売買春行為、泥酔状態での歩行と飲酒運転等は処罰の対象となります。

9 在留届
 アルゼンチンに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在アルゼンチン日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めします。

10 「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、アルゼンチンで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在アルゼンチン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

11 ハーグ条約
 アルゼンチンは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

●風俗、習慣、健康等
1 健康
(1)外務省ホームページ「世界の医療事情」において、アルゼンチン国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/argentin.html
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/

(2)医薬品の持ち込み、持ち出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持ち込み、持ち出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

(3)新型コロナウイルス
 新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されておりますので、引き続き外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。

2 その他の留意事項
(1)首都圏内の自動車の運転は非常に乱暴で事故が後を絶ちません。アルゼンチンでは車が優先なので、「歩行者優先」という日本の常識は通用しません。横断歩道の信号が青でも、右折・左折の車が歩行者に構わず突っ込んできます。ブエノスアイレスの道路は広く、状況によっては1回で渡りきれないことがありますが、この場合は無理に横断することなく、道路中の分離帯で待機してください。特に、バスやタクシーのような公共交通機関の運転手は危険な運転をすることが多いため、これらの急な方向転換や信号無視などには注意が必要です。

(2)バスの運転は非常に乱暴で、車線を無視し、猛スピードで走行中に降車ドアが突然開いたり、乗客が乗車し終わらないうちに発車することがよくありますので、振り落とされないよう注意が必要です。高齢者や障害のある方はバスの乗車は避け、レミースかラジオタクシーを利用するようお勧めします。

(3)アルゼンチンでは、日本で取得した国際運転免許証で運転することが可能です。実際に運転する際は、歩行者も危険な行動が多いため、十分注意してください。ブエノスアイレスの歩行者は車の行き交う中、平気で車道を横断します。また、交差点近くでは「窓ふき人」や「物売り」、「大道芸人」が車道に出てきて小銭を要求してきますので、事故に遭わないよう注意してください。

● 緊急時の連絡先
◎警  察:
(1)「911」及び「101」を使用できる地域
首都ブエノスアイレス市を含むブエノスアイレス州全域、サンタフェ州及びサンルイス州。
(2)「911」のみ使用できる地域
  メンドーサ州、サルタ州及びサンファン州
(3)「101」のみ使用できる地域
  上記(1)及び(2)に該当しない各州
※911:警察・救急・消防の区別なく通話可能な緊急事態連絡番号
※101:地域を管轄する警察と通話するための番号
◎救  急:107
◎消  防:100
◎在アルゼンチン日本国大使館:+54(市外局番11)4318-8200
(閉館時は、緊急事態に対応する番号を案内している。)

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在アルゼンチン日本国大使館
住所:Bouchard 547 Piso-17、 Buenos Aires、 Argentina
電話:(市外局番011)4318-8200
国外からは(国番号54)-11-4318-8200
FAX:(市外局番011)4318-8210
国外からは(国番号54)-11-4318-8210
ホームページ:https://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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