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モルドバ
安全対策基礎データ

更新日 2020年01月27日

1 モルドバの治安状況
 通貨・経済危機の影響を受けるモルドバでは,雇用情勢の悪化が治安状況にも悪影響を及ぼしています。
 過去の事例の特徴として,一般に秋から冬には犯罪の発生が多くなり,逆に春から夏には少なくなる傾向があります。

2 一般的留意事項
 モルドバ内務当局(警察)によれば,一般的に,日本人は裕福だと見られていることから,犯罪の対象とされやすいことに留意しつつ,買い物や散策などの際にも,周囲の状況に気を配り,油断せずに行動することが必要です。
 また,新聞やテレビ,インターネットなどから犯罪に関する情報を収集し,平素から意識を高めておくことも重要です。
 モルドバ滞在に当たっては,以下の諸点に留意してください。
○暗くなってからの一人歩き,特に,ひと気の少ない通りは避ける。
○街中で不穏な若者集団が目に付いたら,すぐにその場から離れる。
○平素から目立たない服装を心がける。
○貴重品や多額の現金は持ち歩かない。レストラン,バーなどでは,財布や貴重品は肌身離さず所持しておく。また,自分の荷物から目を離さない。
○列車内や遊興場所では,人から飲物等を勧められても安易に口にしない。
○住居,ホテルのドアは,相手を確認できない場合には絶対に開けない。他人(運送業者や修理人等)を部屋に入れる場合には,高価で珍しい物品等が目に付かないよう措置を講じておく。
○エレベーターは一人で乗るように努め,状況によっては見送る。
○いわゆる“白タク”は利用しない。
○公共交通機関等の人混みの中では,着衣のポケットに入れたパスポートや現金等も含め所持品を盗まれないよう,特に注意する。
○通勤,習い事や散歩等の毎日の行動・経路や家を出る時間を随時変えるほか,自分のスケジュールや家族構成等を不用意に他人に教えない。
○偽警察官の可能性があるので,制服を着ているからということだけで安易に信用しない。警察官が自宅を訪問したり,道端で声を掛けてきたりした際には,身分証明書の提示を求め,所属・氏名等を確認してから対応する。
○万一,強盗被害にあった場合には,決して抵抗せず,大声を上げ,周囲に助けを求める。

3 テロによる日本人の被害は,シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,これまでもチュニジア,ベルギー,バングラデシュ,スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では,単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど,テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように,テロはどこでも起こり得ること,日本人も標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

 緊急事態や事件・事故被害に遭遇した場合,パスポートを紛失等した場合には,在モルドバ日本国大使館に連絡してください。

(手続きや規則についての最新情報はモルドバ政府関係当局等にご確認ください。)

1 査証
 2007年1月以降,モルドバに入国する日本人は,90日以内の短期滞在目的であれば,モルドバ側の一方的措置により,査証は不要となりました。
 ただし,短期間であっても,モルドバでの就労や留学などの場合には査証が必要です。空港での査証取得はできませんので,入国前にあらかじめモルドバ大使館や総領事館のある国で査証を取得してください。

2 トランスニストリア地域を経由した入国
 ウクライナとの国境沿いにあるモルドバ東部のトランスニストリア地域は,モルドバ政府の施政権が及んでいない地域です。モルドバ・ウクライナ間を陸路で移動する際,出入国手続きに関して,国境警備,税関及び鉄道職員等から不当な要求を受ける事例が確認されていること,さらにモルドバ政府は,トランスニストリア地域における密輸対策の一環で,厳しい通関管理を行っており,通関時にはトラブル発生も危惧されますので,十分な注意が必要です。
 ウクライナからトランスニストリア地域を経由してモルドバに入国する場合,モルドバの入国スタンプが押印されないため,その後モルドバから他国へ出国する場合,または滞在登録手続きを行う際に支障を来す可能性があります。このような場合は,国境警備局または,移民難民局に出頭して当該事情を説明する必要があります。
 ※過去,ウクライナから陸路でトランスニストリア地域を経由してモルドバに入国した邦人旅行者が,モルドバへの入国スタンプが押印されなかったことから,ルーマニアへ出国しようとした際,モルドバ国境警備官から「入国事実が確認できない」として不法入国の疑いをかけられ,トラブルとなった事例が報告されています。

3 税関申告
 外貨,現地通貨,高額商品や美術品等の持ち込み,持ち出しにあたっては税関申告が必要となります。
(1)外貨の持ち込み総額が,1万ユーロ相当額未満の場合は申告の必要がありません。また1万ユーロから5万ユーロ相当の外貨を持ち込む場合は,所持している外貨について正確に税関申告し,申告書に確認印を受け,出国まで保管しておく必要がありますので,紛失しないようご注意ください。なお,5万ユーロ相当以上の外貨を国内に持ち込むことはできず,海外送金手続きが必要となります。

(2)高額な物品の持ち込み,持ち出しについて,例えば貴金属の場合は5個,時計の場合は3個,眼鏡は4個,革製品は3つ,靴は2足,毛皮のコートは1着,その他カメラ,ビデオカメラ,コンピュータはそれぞれ1人当たり1台まで申告なしで持ち込むことができます。以上示した限度を超えて国内に持ち込む場合には,自己消費には当たらず,売買目的を疑われ,申告せずに持ち込もうとすれば罰則が適用される場合がありますので,こうした限度を超える場合には必ず申告してください。

(3)タバコについては200本(1カートン)まで,葉巻は50本,ウォッカやコニャックなど強アルコール飲料は2リットルまで,ビールまたはワインなどの弱アルコール飲料は5リットルまで申告なしで持ち込みや持ち出しができます。

(4)入国時に税関申告をした方は,出国の時点で所持している現金等を税関申告書に明記し,審査を受けます。入国時と同じ要領で税関申告書に記入し,税関窓口にて入国時の税関申告書,パスポート,航空券と共に検査官に提出します。

(5)出国時の持ち出し外貨が,入国時の持ち込み外貨より多い場合は,銀行の取引明細書等,多くなった理由を立証する書類を提示する必要があります。

(6)古美術品の持ち出しについては,規則により禁止されている場合もあり,購入時に確認をする必要があります。持ち出しが可能な場合であっても,モルドバ文化省で持ち出し許可証の発行を受ける必要があります。

(7)ペットの持ち込みについては,入国時に持ち出し国において所要のワクチンを接種したという証明書のほか,いかなる疫病にも感染していないという証明書が求められます。入国の際にはこうした書類と持ち込まれる方の旅券を提示して,入国手続きを行います。

1 ウクライナとの間の陸路移動
 ウクライナとの国境沿いにあるトランスニストリア地域はモルドバ政府の施政権が及んでおらず,仮に日本人渡航者が同地域で事件や事故等に巻き込まれた場合,モルドバ政府は,救済措置を講じることができない状況にあります(モルドバの「危険情報」をご参照ください)。ウクライナ・モルドバ間を陸路で移動する際は,遠回りでもトランスニストリア地域を迂回するルートで移動されるよう強くお勧めします。

2 滞在登録
 入国した日から90日以上引き続いてモルドバに滞在する場合は,モルドバ内務省移民・難民局で「外国人登録」を行ってください。

3 海外旅行保険加入の勧め
 病気や事故等,予期できないトラブルに備え,海外旅行保険には必ず加入しておくようお勧めします。実際,海外旅行保険に加入していなかったために,病気やケガにより多額の治療費を負担したり,盗難被害などにより多額の損害を被ったままの日本人旅行者は数多くいます。
 なお,詳しい保険内容については,海外旅行保険を取り扱っている保険会社にお問い合わせください。

4 (1)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在モルドバ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。
 在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届, https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在モルドバ日本国大使館まで送付してください。
(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,モルドバで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在モルドバ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

5 モルドバは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

1 かかりやすい病気
 経口感染症では食中毒・A型肝炎・感染性胃腸炎,呼吸器感染症では冬季のインフルエンザ・気管支炎が主です。このほかに肝炎(B型・C型),HIV,性感染症,結核等が報告されています。入国される方は,肝炎(A型・B型),狂犬病,破傷風の予防接種を受けることをお勧めします。

2 健康上心がけること
(ア)食料品
 野菜,肉,魚については,十分に加熱して摂取してください。
(イ)飲料水
 水道水は飲用に適しません。市販されているミネラルウォーターの飲用をお勧めします。
(ウ)大気汚染
 首都キシニョフ市内では急激な自動車の増加に伴い,排気ガスによる大気汚染が発生しています。また,冬期にはスパイクタイヤ使用による粉塵の発生による大気汚染も起きています。

3 医療事情
 モルドバの医療水準は周辺諸国と比較しても低く,衛生事情もよくありません。英語の通じる欧米系のクリニックは少なく,緊急時には,公立の救急病院または私立病院を受診することとなりますが,この際にはロシア語またはルーマニア語での会話が必要となります。緊急性の低い手術や精密検査については,本邦または近隣の先進国で行うことをお勧めします。また,万一の事態に備えて緊急移送サービス付き海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。医薬品については市中の薬局で入手可能な物もありますが,この際にもロシア語またはルーマニア語での対応が必要で,常用薬については持参することをお勧めします。
 「世界の医療事情」 (https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/moldova.html )において,モルドバ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

◎警察・救急車・消防車:電話 112
◎在モルドバ日本国大使館:電話 (国番号373)-22-23-3380

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4475
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○外務省 海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○ 在モルドバ日本国大使館
  住所:National Business Center 5F, 73/1, Stefan cel Mare Blvd., Chisinau city, Republic of Moldova
   電話:(市外局番022)-23-3380
    国外からは(国番号373)-22-23-3380
   ファックス:(市外局番044)-23-3390
    国外からは(国番号373)-22-23-3390
   ホームページ:https://www.md.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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