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  4. ボスニア・ヘルツェゴビナ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 ボスニア・ヘルツェゴビナでは紛争終結から21年が経過し,国際社会の支援等もあり,平和の定着と紛争で破壊された経済・社会インフラの回復が進んでいます。政治情勢も安定化してきていますが,国内では未だに紛争時に使用された武器が数多く出回っており,これらを使用した強盗事件や発砲事件,爆弾事件が散発的に発生しています。また,2015年4月にボスニア・ヘルツェゴビナ東部セルビア国境付近のズボルニク警察署を1名の武装した男性が襲撃,警察官1名を殺害,2名を負傷させる事件が発生し,同年11月には,サラエボ郊外のライロバツにて,ボスニア・ヘルツェゴビナ国籍男性1名がボスニア・ヘルツェゴビナ軍兵士2名を射殺,4名を軽傷させる事件が発生しています。同国にはテロの脅威も存在しているため,滞在時にはこうした危険性についても注意が必要です。

2 サラエボ市等の主要都市においては,治安は比較的良好に保たれておりますが,犯罪発生件数は2014年と比較して,2015年には全体で10.2%増加しており,その内訳として,窃盗及び強盗事案は減少しているものの,殺人及び強姦が微増となっています。また,ここ数年では路面電車(トラム)の中でのスリ被害や市内観光中にリュックの中に入れていたパスポートや現金を盗まれる被害等も散見されます。武器を用いた強盗事件等の凶悪犯罪も発生しており,日本人が銃器やナイフで脅されて金銭を奪われる事件も発生しているため,滞在中は十分注意を払う必要があります。

3 紛争の際に埋設された地雷については除去作業が進められており,現在では普段の生活や観光において,サラエボ市等の主要都市で地雷の被害に遭う可能性は低いと言えますが,紛争中に前線であった地域等,国内には依然として完全に除去されていない地域もあります。埋設地雷の多くはすでに埋設場所が確認されており,「ドクロ・マーク」や「MINE」等で標示されていますので,こうした標示のある埋設場所には近づかないようにしてください。また,「ドクロ・マーク」等の標示がなかったり,マークが外されてしまったりしている埋設場所もありますので,草むらや未舗装の道路,廃墟や廃村及び果樹園等には現地事情に詳しいガイドを伴わずに立ち入ることは避けてください。
 地雷の埋設状況は,ボスニア・ヘルツェゴビナ地雷除去活動センターのホームページで確認することができます(英語版:http://www.bhmac.org/?lang=bs )。

4 2015年9月にISILの機関誌において在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本大使館を標的の一つにしたテロ活動が呼びかけられているものの,これまでに,ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていません。しかし,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

(手続や規則に関する最新の情報については,在日ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館(電話:03-5422-8231)にお問い合わせ下さい。)

1 日本との間で査証免除取り決めは結ばれていませんが,ボスニア・ヘルツェゴビナ政府の措置により,最初の入国日を起算とする6ヶ月のうち累計90日以内の滞在に対して,査証は不要です。それ以上の期間滞在する場合には,関係当局に申請し,滞在許可を取得する必要があります。滞在が許可されるのは最長1年ですので,1年以上滞在する場合には,その都度更新してください。

2 5,000ボスニア・マルク(約2,500ユーロ)相当以上の通貨を持ち込む際は,入国時に税関で外貨等持込証明書を発行してもらってください。出国時に証明書なく上記金額以上を持ち出そうとする場合には,現金を没収されるおそれがありますので注意してください。

3 現地通貨への両替は空港内や市内各地の銀行,主要ホテルなどでできますが,両替可能な通貨は,ユーロ等主要通貨に限られています。クレジットカードは,主要ホテル及び主要レストラン・旅行代理店などで,VISA,マスターカード等の使用が可能です。

滞在時の留意事項

1 ボスニア・ヘルツェゴビナに3日以上滞在する場合には,警察署に滞在届を提出することが必要です。主要なホテルに宿泊する場合には,この手続きをホテル側で行うこともありますが,SOBEなどの「簡易宿泊所」では届出を行わないことも多く,注意が必要です。

2 軍事施設を除き特段入域を制限されている地域はありません。ただし,紛争終結後の情勢は安定化してきているとはいえ,渡航に際しては,最新の情報を収集するなど,万全の準備と安全の確保を怠らないよう十分な注意を払うことが必要です。

3 写真撮影は軍事施設や警察署などでは禁止されています。その他にも撮影禁止の標識(カメラのマークに斜線がひかれているもの)が立てられているところがありますので注意してください。

4 2014年2月にボスニア・ヘルツェゴビナ全土で大規模な反政府デモが実施され,また,その1周年として2015年2月にも各地で小規模なデモが実施されました。現在においても政府等に対する不満は解消されておらず,潜在的なデモの可能性があるため,当地滞在中にそういった場面に遭遇したときは,決して近づかないでください。

5 外国人が就労する際には,就労先企業等が事前に関係当局に許可を申請する必要があります。なお,観光目的で入国した後に就労する場合でも,同様の申請により就労許可を取得することが可能です。

6 旅券の携行義務はありませんが,公共機関などに出入りする際,身分証明書の提示を求められることもありますので,外出に際しては旅券を携行することをお勧めします。ただし,盗難や紛失には十分注意してください。

7 ボスニア・ヘルツェゴビナは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

8 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館まで送付してください。

9 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1 ボシュニャク系(ムスリム),セルビア系,クロアチア系の主要3民族から構成される国家であるため,民族・宗教は非常に微妙な問題であり,できるだけ話題にしない方が賢明です。首都サラエボは特にムスリムの風俗・習慣が支配的ですが,アルコール飲用は禁止されておらず,ビジャブ(女性の頭を覆うスカーフ)の着用なども特に必要ありません。

2 自動車は右側通行です。現地の運転者は,一般道路でも高速で運転しており,中には平気で信号無視する者も時々おり,車間距離もあまり取りません。また,ウィンカーを出さずに急に車線変更するなどマナーが良くない運転者が多く見られます。道路事情も良くなく,車線数が少ない上に路上駐車が多く,さらに歩行者もいたるところで道路を横断するため,慎重に運転する必要があります。

3 大都市の医療機関では,内科,婦人科,小児科,眼科,耳鼻科,精神科の診療があり,病院によっては,外科,救急診療もあります。また,歯科を含め開業医もあります。薬局には一般的な薬は各種揃っています。ただし,常用の医薬品,一般常備薬は携行することをお勧めします。

4 「在外公館医務官情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/bosnia_h.html )において,ボスニア・ヘルツェゴビナ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

5 水道水は硬度が高く,腹痛や下痢を起こす可能性もありますので,飲用は避けた方がよく,市販のミネラルウォーター等を飲用することが望ましいです。

緊急時の連絡先

● 緊急時の連絡先
◎警  察:TEL 122
◎火  災:TEL 123
◎救急車:TEL 124
◎自動車の故障:TEL 1282
◎在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館:TEL (+387)-(0)33-277-500
(夜間及び休日の緊急対応専用)     :TEL (+387)-(0)80-008-2849

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も御参照ください。

問い合わせ先

(お問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館
  住所:Bistrik 9, Sarajevo, Bosnia and Herzegovina
電話:(市外局番033)-277500
      国外からは(国番号387)-33-277-500
  FAX:(市外局番033)- 209583
      国外からは(国番号387)-33-209-583
  ホームページ:http://www.bosnia.emb-japan.go.jp

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