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ブルガリア
安全対策基礎データ

更新日 2021年02月09日

1.犯罪発生状況
 ブルガリア内務省の発表では、2019年の犯罪の総認知件数は89,742件で、前年比で7.2%減少しています。ブルガリアでは近年、犯罪の減少傾向が続いており、2019年の犯罪総認知件数は2010年の約6割まで減少していますが、人口10万人当たりの犯罪発生率を日本と比較すると依然として2倍以上あり、殺人は約4倍、強盗は約14倍と、凶悪犯罪の発生率が日本より非常に高い状況が続いています。
 地域別では、首都ソフィア市や黒海沿岸のブルガス県及びヴァルナ県などで、ブルガリア国内の平均よりも高い犯罪発生率となっています。

<2019年の主な罪種別発生件数(括弧内は前年比)>
 殺人       :221(-12.3%)
 強盗       :1,183(-6.5%)
 強制性交等    :146(-11.5%)
 強制わいせつ   :264(-16.8%)
 放火       :1,233(+0.1%)
 略取誘拐・人身売買:110(-20.9%)
 窃盗       :33,172(-10.2%)

2.日本人の被害例
 日本人は、一般的に多額の現金を所持していると見られていることから、犯罪者にとっては絶好のターゲットになり得ます。日本人が被害に遭いやすい犯罪のケースとしては、地下鉄や路面電車等の公共交通機関内や店舗内でのスリ被害、飲食店内での置き引きが挙げられます。その他にも、空き巣・忍び込み・事務所荒らしが発生しています。
 過去に発生した日本人の被害例は次のとおりです。旅行者に限らず、ブルガリアに長年居住している日本人も被害に遭っています。

【窃盗】
 日本人の犯罪被害で最も多いのは、スリや置き引きなどの盗難被害です。ソフィア市内などでは、窃盗グループが巧妙に被害者の注意をそらしながら、別の仲間がバッグを盗む手口が多くみられます。一見窃盗グループには見えない若い女性のスリグループも存在しています。
〈スリ〉
○バス・トラムの車内、教会等の観光地で、数人のグループに取り囲まれ、バッグから財布を抜き取られた。
○繁華街を歩いている際、背中に背負っていたリュックサックから財布や貴重品を抜き取られた。
○繁華街の店舗内で買い物中、若い女にぶつかられ、気付いたらバッグから財布を抜き取られた。

〈置き引き〉
○レストランで食事中、椅子にかけていたバッグを盗まれた。
○友人とベンチに座っていた際、見知らぬ女性に携帯電話の操作方法を聞かれて教えている間に、横に置いていたバッグを盗まれた(ベンチで友人と話している隙に横に置いていたバッグから財布を抜き取られたという事例もあります)。
○長距離列車の中で、仮眠していたところ、気が付いたら現金や貴重品の入ったバッグを盗まれていた(トイレに行くために席を離れた間に、置き引きに遭った事例もあります)。

【強盗】
〈路上強盗〉
○道を案内してもらうため男2名を車両に同乗させたところ、付近の森に誘い込まれ、暴行を受けるとともに現金等を強奪された。
○夜間歩いていたところ、暗がりから現れた覆面をかぶった男に首を絞められ、現金等を強奪された。
○ソフィア市内で流しのタクシーを拾ったところ、言語の問題から運転手と意思疎通がうまくいかず、目的地に到着後、料金の支払いに関して口論になり、激高した運転手により首を絞められ、リュックサックを強奪された。

〈昏睡強盗〉
 最近被害報告はありませんが、過去には、日本人旅行者が現地で知り合った人物から睡眠薬入りの飲食物を提供され、それを飲んで眠っている間に貴重品を盗まれたという昏睡強盗事件が散見されました。

【その他】
〈タクシートラブル〉
 ソフィア空港やソフィア市内中心部では、法外な料金を請求する、いわゆる「ぼったくりタクシー」の被害がみられます。
○旅行者が、ソフィア空港から中心部のホテルまでタクシーを利用したところ、メーターに表示された料金が通常より早く上がっていき、一般的には15レヴァ前後の料金であるところを、最終的には60レヴァを請求された。
○料金精算時に小額の紙幣を持っていなかったため、高額紙幣を出してお釣りを求めたところ、お釣りが返されず、結果的にメーター表示料金の3倍近くの額を支払わされた。

3.犯罪被害危険地域
 日本人の犯罪被害の多くは、ソフィア市内で発生しています。ソフィア市内において特に注意すべき場所は次のとおりです。
○市内中心部(ソフィア・ホテル・バルカン~ツム百貨店~ハリ商店街を結ぶ地下通路、スヴェタ・ネデーリャ広場、マリア・ルイザ通り、ヴィトシャ大通り)
○国立文化宮殿(NDK)周辺
○ソフィア中央駅及びその周辺、中央バスターミナル付近及び地下通路(ブルガリアでは駅構内への出入りが自由なことから、長距離列車の乗客は窃盗グループの格好のターゲットになっています)
○市内西部
 特にウエスト・パーク(ザパデン・パルク)周辺は強盗が多発しています。

4.防犯対策
 犯罪の被害に遭わないよう、次のような防犯対策を心掛けてください。
〈盗難、強盗対策〉
○バッグなどは常に身体から離さず、また、スーツケースなどの大きな荷物から目を離さない。
○レストランやカフェなどでは、バッグなどは膝の上など目の届くところに置き、バッグを床に置く場合には、足の間に挟むなど、常に目を離さないようにする。また、ビュッフェ形式の場合には、椅子やテーブルの上に荷物を置いたまま席を離れることがないようにする。
○トラムや地下鉄、バスの車内では、バッグを胸の前に抱えるように持つ。また、混雑していないにもかかわらず故意に接触してきたり、不自然に近寄ってきたりするグループには十分注意し、取り囲まれそうになったらすぐに移動する。特に、乗降時や乗車手続き(チケットへの刻印など)の際には警戒を怠らない。
○貴重品は外部から見えない上着の内ポケットなどに入れ、ズボンの後ろやバッグの外側のポケットには絶対に入れない。また、現金やカードなどは極力分散して携行する。
○多額の現金はできる限り持ち歩かない。やむを得ず持ち歩く場合には、人目に付くところで現金の出し入れをしない、支払いの際に財布の中身が他人に見えないようにするなど、多くの現金を持っていることを周囲に気付かれないようにする。
○ホステルなどの安価な宿泊施設は防犯対策が不十分なことが多いことから、もし利用する場合には、なるべく鍵の掛かる一人部屋を利用する。また、共用のトイレやシャワーを利用する際には貴重品は部屋に放置せずに携行する、就寝時には貴重品を身体から離さないようにするなど、盗難には十分注意する。
○犯罪グループに囲まれたり、強盗の被害に遭ったりしそうになった場合には、相手が銃器などの凶器を所持していることも多いので、身の安全を優先し、絶対に抵抗しない。

〈昏睡強盗対策〉
○見知らぬ人に話しかけられても、安易に信用せず、常に警戒心を持ち続けるよう心掛ける。また、軽々しく相手の誘いに乗ることなく、誘われても飲食を共にせず、飲食物を勧められても安易に口にしない。
○繁華街やホテル付近で客引きなどに声を掛けられても相手にせず、興味本位でいかがわしい店(キャバレー、ストリップ・バー等)には入らない。また、料金が書いてないメニューがあったり、桁外れの料金が付いていたりする店では、注文しないですぐに店を出るようにする。

〈ぼったくりタクシー対策〉
○乗車前に料金の表示を確認するとともに、走行中は料金メーターにも注意するようにする(全てのタクシーにはフロントガラス、後部サイドウインドー及び助手席ダッシュボード上に料金を記したステッカーが貼られている)。
○特にソフィア空港では、ロビーで運転手風の者に声を掛けられても安易に利用せず、予約カウンターで手配するタクシー(専用のタクシー乗り場で乗車)を利用する。
○流しのタクシーはできるだけ利用せず、ホテルなどで手配してもらったタクシーを利用する。特に空港建物外で客引きしているタクシーにはご注意ください。

5.その他
(1)サッカーファンによる暴動
○ブルガリアではサッカーが非常に人気ですが、サッカーの試合後にファン同士による小競り合いやけんかがみられることもあり、無関係な者に対する暴行事件も発生しています。
○サッカー観戦の際には、騒ぎを起こしそうなサポーターの近くでの観戦は避けるとともに、試合終了後は速やかに退場し、競技場内外で騒いでいるグループには近付かないように注意してください。
○特に、国内プロサッカーリーグにおける首都ダービーマッチであるCSKA(ツェーセーカー)対レフスキーの試合は、両チームのファンが暴徒化して多数逮捕されるという事案が過去に何度も発生しており、試合開催日は、競技場周辺だけでなく、ソフィア市内の地下鉄駅や路上、公共交通機関において、興奮したファンが騒いでトラブルになるおそれがありますので、十分注意してください。

(2)両替時の注意
○市内の主要な通りに面して正規の両替店がありますが、事前に看板などに記載された交換率(レート)をよく確認してください。
○不当に不利なレートで取引されないよう、レートが比較的適切な銀行やショッピングモール内の両替店で両替することをお勧めします。
○両替直後にスリの被害に遭うケースもありますので、両替の際は路上で現金の確認を行うような不用意な行動は避け、店内で行うようにしてください。

(3)テロに対する注意
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

(手続きの詳細や最新の情報については、駐日ブルガリア大使館(電話:03-3465-1021~4)などにお問い合わせください。)

1.査証
(1)日本とブルガリアの間には査証免除取極があり、観光、知人・親族訪問、短期商用などの短期滞在を目的とする90日以内の滞在の場合には、査証を取得する必要はありません。
 短期滞在目的の場合、ブルガリアの国内法により6か月の間に最大90日間の滞在が認められています。6か月の間に滞在期間が合計90日を超えなければ、複数回の入国・滞在が可能です。
 なお、短期滞在目的で入国した場合には、入国後の滞在資格(滞在目的)の変更や、90日を超える滞在期間の延長は原則として認められていません。
 
(2)短期滞在以外の目的(留学、移住等)で90日を超えて滞在する場合や、就労を目的とする場合には、入国前に必ず長期滞在査証(Dタイプ・ビザ)を取得することが必要です。Dタイプ・ビザの取得には通常1か月を要しているようですので、申請は十分余裕を持って行うようにしてください。 

(3)Dタイプ・ビザの申請は、申請者の居住地にあるまたは居住地を管轄するブルガリア大使館・総領事館でのみ受け付けており、ブルガリア国内で申請することはできません。また、Dタイプ・ビザを取得することなくブルガリアに入国し、その後に近隣国であるトルコやマケドニアなどにあるブルガリア大使館・総領事館にて査証申請を行うことは原則としてできませんのでご注意ください。 

(4)Dタイプ・ビザの申請・取得に際し手数料はかかりません。

(5)ブルガリアはシェンゲン協定に加盟していません。

2.出入国審査
(1)入国時には有効期間が出国予定日から3か月以上残っており、かつ、10年以内に発行された旅券を所持している必要があります(長期滞在許可を有している場合を除きます)。

(2)入国審査の際には、入国目的や滞在費などについて問われたり、航空券の提示を求められたりすることもあります。また、EUで有効な補償額3万ユーロ、あるいは、それ以上の医療保険(緊急医療、緊急入院、死亡の場合の遺体搬送の費用が補償対象となるもの)の保険証書の提示が求められることがあります。

3.外貨申告
 外貨の持込み及び持出しに制限はありません。ただし、10,000ユーロ相当額以上の持込み及び持出しには税関申告が必要となります(10,000ユーロ相当額未満の場合には申告の必要はありません)。申告を怠ると罰金が科されるとともに、外貨を没収されることがあります。
 また、30,000レヴァ相当額以上を持ち出す場合には、ブルガリア国税庁の納税証明書が必要になります。

4.通関
(1)免税での持込み及び持出しが可能な宝石・貴金属類の範囲は次のとおりです。これを超える場合には税関申告が必要になり、申告を怠ると没収されることもあります。
○金塊、金貨、白金は37グラムまで
○金製品及び白金製品は60グラムまで
○銀及び銀製品は300グラムまで

(2)免税での持込みが可能な物品の範囲は次のとおりです。
ア タバコ類(次のいずれか)
○タバコ200本
○葉巻タバコ(1本が3グラムを超えないもの)100本
○葉巻50本
○きざみ煙草250グラム(但し17歳未満は不可)
イ 酒類(次のいずれか)
○度数22度以上のアルコール飲料1リットル
○度数22度以下のアルコール飲料2リットル
○無発泡性ワイン4リットル、またはビール16リットル(ただし17歳未満は不可)
ウ 香水類
○430ユーロ相当額以下の品物

(3)銃器類や麻薬などの持込み及び持出しは禁止されています。

(4)外貨、宝石・貴金属類の郵送は禁止されています。

1.デモ等への注意
 ソフィア市内中心部の中央政府機関の建物や国民議会付近で政府に対するデモが時折行われています。通常、デモは穏便に行われますが、トラブルに巻き込まれないためにも、デモ等に遭遇した場合には、不用意に近付かないようにしてください。

2.警察署への滞在先登録等
 外国人法の規定により、個人宅、アパート等を外国人に宿泊先として提供する際は、宿泊開始後3日以内(土、日曜を含む)に最寄りの警察署またはブルガリア国家警察身分証・移民局(住所:48 Mariya Luiza Blvd)にて、所定の用紙に滞在先住所等を明記して登録しなければなりません。これは、宿泊先を提供する側の義務であることから、ホテル等に滞在する時は旅行者が特に注意する必要はありませんが、友人宅等に宿泊する際は、宿泊提供者が届出義務を承知しているかを確認してください(届出を怠ると100~1,000レヴァの罰金が科せられます)。
 また、警察官から市中で旅券の提示を求められる場合がありますので、常に旅券(または旅券のコピー)を携帯してください(旅券の紛失等には十分注意してください)。

3.旅行制限
 軍事施設などの立ち入り禁止区域を除き、外国人の旅行が禁止または制限されている場所はありません。
 なお、ブルガリアは2007年にEUに加盟しましたが、これによりブルガリアがEUの外縁部となったことから、人身売買や違法薬物密輸などの各種組織犯罪対策上、国境管理が強化されています。無用なトラブルを避けるためにも、検問所以外の国境付近にはむやみに近付かないことをお勧めします。

4.写真撮影の制限
 軍事施設、発電施設などの撮影は禁止されています。また、多くの教会、僧院内も撮影が禁止されています。
 現地の人を撮影する際には、承諾を得てから撮影した方がよいでしょう。

5.各種取り締まり法規に関する留意事項
(1)麻薬等違法薬物
 麻薬や覚醒剤などの違法薬物の持込み、所持・使用などは禁止されています。薬物犯罪に関与した場合には、多額の罰金に加え、懲役刑に処せられます。
 深夜になると国立文化宮殿(NDK)周辺、ソフィア市内中心部の街頭、公園、学校周辺などで、麻薬密売人やそれを目当てとする若者がたむろしていることがありますが、これらには絶対にかかわらないようにしてください。
 また、「運び屋」に仕立てられる危険性もありますので、他人から荷物の一時預かりや搬送を依頼されても、決して応じないようにしてください。

(2)不法就労
 労働許可を得た上でDタイプ・ビザを取得した人及び永住権を有している人以外は、許可なく就労することはできません。

(3)銃器
 銃の所持については許可制が採られています(前科前歴を有するブルガリア人は許可を得られません)。しかしながら、銃を不法に入手することが容易なため、銃を使用したマフィアの抗争と見られる殺人事件や不法所持者による強盗事件などの凶悪犯罪が発生しています。これまでに日本人が巻き込まれた事件は発生していませんが、マフィアの関与があり得るいかがわしい場所や危険な場所には近付かないようにしてください。

(4)賭博
 公認カジノや宝くじ、サッカーなどのスポーツくじを除き、賭博は禁止されています。

(5)売買春・ポルノ
 ポルノショップは合法的に認められています。売買春防止法は制定されていませんが、相手が未成年者(18歳未満)の場合には犯罪になります。
 なお、保健省より、特に若者を中心としたエイズによる死亡例が報告されています。

6.交通事情
(1)2019年中の交通事故による死者数は、628人(前年比+2.8%)であり、人口10万人当たりの死者数を我が国と比較すると、約3.5倍にもなります。交通死亡事故の主要原因は、速度超過、追い越し違反、飲酒運転、運転操作不適当及び信号無視などです。

(2)日本とは違い、車両は右側通行です。車を運転する時は、運転免許証(国際運転免許証等)、自動車保険加入証書、車両登録証書、身分証明書(旅券等)を携行する必要があります。

(3)日本と比べると、運転マナーは概して悪く、信号無視、割り込み、合図無しの車線変更、一方通行の逆走などが頻繁に行われています。また、ブレーキランプなどの整備不良や違法駐車も数多くみられます。

(4)道路の保全状態は一般的に悪く、路面の穴、石、砂利の散乱に気を付けなければなりません。石畳の道路もまだ多く見られ、雨や雪などで路面が濡れるとスリップしやすいので注意が必要です。また、冬季には積雪や路面の凍結がみられます。

(5)トラムは道路中央部を走行します。停留所に停まっているのを確認したら、その後方で停車して乗客の乗り降りを待たなければなりません。

(6)市街地以外(郊外)の幹線道路を走行する場合には、道路通行税(Vignette)を支払う必要があります。他の都市や町に出かける際には、事前にガソリン・スタンドなどで「ヴィネット・ステッカー」を購入し、車両のフロントガラスに貼付するようにしてください。

7. ハーグ条約
 ブルガリアは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

8.在留届
 ブルガリアに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在ブルガリア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、在ブルガリア日本国大使館まで送付してください。

9.「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ブルガリアで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在ブルガリア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1.風俗、習慣、国民性に関する留意事項
 ブルガリア人は、伝統的に、肯定・否定の際の首の振り方が日本人とは異なります。「はい」では首を横に振り、「いいえ」では首を縦に振ります。しかし、最近は、国際的な習慣と同じように、「はい」で首を縦に振り、「いいえ」で首を横に振る場合も増えています。

2.衛生環境
(1)喫煙率が高く、路上喫煙も一般的です。2012年6月から、学校や病院内などの公共施設及び飲食店内部は禁煙とする条例が施行されましたが、遵守されていないところも多くあります。

(2)老朽化している水道管が多く、水道水を飲料水として使用することは推奨されません。使用する場合は、バクテリアや寄生虫除去のために煮沸消毒が必要であり、ミネラルウォーターを飲用することが一般的です。

(3)衛生管理が徹底していない飲食店もあり、A型肝炎が季節を問わず発生していますので、生ものは避け、十分に熱の通ったものを食べるようにしてください。

(4)排気ガス規制がなされていないかなり年式の古い車が未だに多く走っており、また、交通渋滞も激しく、さらには、工場の排煙も多いため、盆地状のソフィア市内の大気汚染は深刻化しています。

(5)ソフィア市内のような都市部でも野犬が多数徘徊しており、噛まれるなどの被害が散見されます。狂犬病ワクチン接種や破傷風ワクチン接種が必要になる場合もあります。また、寄生虫の一種であるエキノコックスに罹患した犬や猫の糞便に卵が排出され、それに汚染された粉塵や飲み水、食物を介し感染することもあります。むやみに動物に近づかない、触らない、手をよく洗うように心掛ける必要があります。
 万一、動物に噛まれた場合には、清潔な水と石けんで傷口を洗い流し、直ちに医療機関を受診してください。

(6)花粉の種類が多く、花粉が飛散する期間が日本よりも長期間続くため、花粉症の方は注意してください。

(7)春から秋かけて、ダニが媒介するライム病やダニ脳炎の感染者が毎年発生しています。ダニにかまれないように、森林や公園を散策する時は、素肌の露出を抑えるなど虫除け対策を徹底してください。安易に芝生に寝転がったり、裸足で歩いたりしないように注意してください。 

(8)新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されていますので、引き続き外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。

3.医療事情
(1)都市部における病院の環境は悪くはありませんが、国公立病院は院内の表示を含めブルガリア語のみで、医療従事者のほとんどは英語も解さないため、外国人が受診するのは困難です。ソフィア市内ではかつて日本が経営に参画していた私立病院もありますが、ブルガリア語通訳を必要とすることがほとんどです。一般的に検査のオーダー用紙や検査結果もブルガリア語であるため現地の言葉がわかる人の助けが必要になります。

(2)救急搬送される場合は、通常、最寄りの国公立病院に搬送されます。社会主義時代のまま老朽化した状態で、医療器材の不備や医薬品の不足などの問題がみられる病院が多くあり、言葉の問題もあるため、早急に私立病院あるいは国外移送が必要になる場合もあります。万一の事態に備え、緊急移送サービスが付いている等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。

(3)一般的な医薬品は、医師の処方せんなしに薬局で購入可能ですが、薬局でもブルガリア語しか通じない場合が多々ありますので、常備薬あるいは一般的な医薬品はある程度日本から持参することをお勧めします。

(4)「世界の医療事情」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/bulgaria.html )において、ブルガリア国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

(5)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

 ◎緊急電話(EU共通):電話112 
 ◎警察:電話166
 ◎救急:電話150
 ◎交通事故:電話165、(市外局番02)988-2225
 ◎消防:電話160
 ◎病院 アシバデム・シティ・クリニック・トクダ病院:電話(市外局番02)403-4000
     ピロゴフ救急病院:電話(市外局番02)915-4411
     アレクサンドルフスカ・ホスピタル:電話(市外局番02)923-0646(狂犬病ワクチン接種が可能)
     (いずれも基本的にブルガリア語での対応になります)
 ◎在ブルガリア日本国大使館:電話(市外局番02)971-2708
  (閉館時の緊急連絡先:0888-747-115)

※在留邦人向け「安全の手引き」
 在ブルガリア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.bg.emb-japan.go.jp/jp/security/anzentebiki/index.html )もご参照ください。

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903


(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4475
○領事局ハーグ条約室(内線)5327
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)


(現地大使館連絡先)
◎在ブルガリア日本国大使館:
  住所:Ul Lyulyakova Gradina 14, Sofia, Bulgaria
  電話:(市外局番02)971-2708
   国外からは(国番号359)-2-971-2708
  ファックス:(市外局番02)971-1095
   国外からは(国番号359)-2-971-1095
  ホームページ:https://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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