バチカン
安全対策基礎データ
- 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況・防犯対策
バチカン市国内では、一般観光客が訪れるサン・ピエトロ広場、サン・ピエトロ大聖堂及びバチカン美術館で、スリ、置き引き等が発生しており、特に日本人を含むアジア人は狙われる傾向にあるため、注意が必要です。クリスマス、復活祭、毎週日曜日のお告げの祈り(アンジェラス)および毎週水曜日の教皇一般謁見は混雑が予想され、軽犯罪が発生する可能性が高くなり、テロが発生する可能性も否めません。
防犯上の注意は基本的にローマ市内と同じですので、イタリアの安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_153.html )および在イタリア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.it.emb-japan.go.jp/files/100526440.pdf )をご参照ください。
2 テロ・誘拐
テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_167.html )をご確認ください。- 査証、出入国審査等
バチカン市国には査証制度がなく、一般に公開されている区域への入域に際して、通常、旅券(パスポート)の提示を求められることはありません。
バチカンへの出入国は、イタリアからの陸路移動に限られ、必ずイタリアを通過することになるため、イタリアの査証、出入国審査等についても併せて確認しておく必要がありますので、注意してください(イタリアの安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_153.html )の「●査証、出入国審査等」の項目をご参照ください)。- 滞在時の留意事項
1 観光時の注意事項
サン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館内では撮影禁止(フラッシュ及び三脚の使用禁止)の場所がありますのでご注意ください。また、大聖堂内は大声での会話や携帯電話での通話、肌の露出の多い服装での入場も禁止されています。
2 在留届
バチカン市国内に3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在バチカン日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。
3 「たびレジ」
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、バチカンで事件や事故、自然災害等が発生し、在バチカン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。- 風俗、習慣、健康等
1 宗教、習慣等
サン・ピエトロ大聖堂には毎日多くの観光客が訪れますが、あくまでも敬虔な信仰、礼拝の場です。そのため、袖なし服、半ズボン、ミニスカート等、肌の露出の高い服装は入場を拒否されることがありますので注意してください。また、ミサや礼拝が行われている場合は、信者や教会関係者に迷惑となる行為(携帯電話での通話等)を慎むよう特に気をつけてください。
2 医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
3 海外旅行保険への加入
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが多くあります。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。- 緊急時の連絡先
◎警察:113
◎消防:115
◎救急:118
◎在バチカン日本国大使館:電話(国番号:39)06-687-5828、 06-687-5878
※バチカン市国内(美術館等)で気分が優れないまたは怪我をした場合は、近くのバチカン市国の職員に相談ください。- 問い合わせ先
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(現地大使館連絡先)
○在バチカン日本国大使館
住所:Via della Conciliazione 15, 00193 Roma, ITALIA
電話:(市外局番06)-6875-828
国外からは(国番号39)-06-6875-828
ファックス:(市外局番06)-6880-7543
国外からは(国番号39)-06-6880-7543
ホームページ:https://www.va.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。