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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1.犯罪発生状況
 英国の治安は比較的良好と言われますが,2017年の犯罪発生率(警察における認知件数を10万人当たりに換算した件数)を英国(イングランド及びウェールズ)と日本で比較すると,殺人が1.6倍,強盗が87倍,侵入盗が11倍となっており,英国における犯罪発生率は日本よりも高いことが分かります。
 また,ロンドン市に限っても,2017年の犯罪発生率(同)を東京と比較した場合,殺人が3倍,強盗が128倍,侵入盗が20倍となっているほか,2018年に入っても,ギャング間の抗争に端を発した事件が相次ぎ,また,6月10日現在で,既に74件の殺人が発生していると発表されており(東京の2017年の殺人発生件数は1年で99件),国を挙げてギャング・バイオレンス対策が講じられている状況にあります。
 このような状況の中,当館に届けられる日本人の被害件数は,他のヨーロッパ諸国と比較しても多くなっており,犯罪の被害に遭わぬよう十分な注意が必要です。

2. 日本人の主な被害例
(1)盗難(スリ・置き引き等)
[犯罪手口の概要] 
ア 地下鉄やバスの中で,犯人グループが標的とした人物(主に日本人旅行者)に対し,故意に身体に接触したり,数人で取り囲み,その隙にバックパックやハンドバッグ等から財布を抜き取る。
イ 観光名所などで,犯人グループの1人が標的とした人物(主に日本人旅行者)に話しかけ,最寄り駅や下車したい駅などを尋ねつつ,手にした地下鉄路線地図などで視界をさえぎり注意をそらしている隙に,別の仲間がかばんから財布を抜き取る。
ウ レストランやカフェ,パブ等で,友人との会話に集中したり,注文やトイレ利用などで席を離れた隙に,床や椅子に置かれたかばんやバックパックを盗み取る。
エ ATM(現金自動引き出し機)で現金を引き出している最中に背後から声を掛け,後ろを振り向いた隙に,機械からカードを抜き取ったり,現金を奪う。
オ ホテルの部屋に放置された貴重品を外出中に盗む。
[防犯対策]
ア ハンドバッグやバックパック等の所持品は,空港やホテルにおける手続,両替や買い物,食事等の際も,常に身体から離さない。
イ 現金やパスポートなどの貴重品は,ボタンの付いた内ポケット等に分散して携行する(ズボンの後ろポケット等の盗まれやすい場所に入れない)。
ウ バッグ類は,取り出し口(ファスナー,口金等)を必ず閉じ,身体の正面に持つ。
エ 見知らぬ人物に話しかけられても相手にしない。また,どうしても対応する場合には,荷物から注意をそらさない。外国語で話しかけられて理解できない場合は,速やかにその場を離れる(話しかけられてまごついている隙に共犯者がバッグの中身を抜き取るので注意する。)。
オ 支払い時等に人前で多額の現金を見せない。また,多額の現金を持ち歩かない。
(英国での支払は,もっぱらクレジット・カードやデビットカードが一般的で,通常,英国居住者は現金数十ポンド程度しか携行しません。日本人旅行者は多額の現金を携行していると見られているので標的にされやすい傾向にあります。)
カ カフェやレストラン,パブ等を利用する際には,テーブルや椅子に所持品を放置した状態で席を離れない。
キ トイレや写真撮影の際等短い間であっても荷物を放置しない。
ク 外出する際は,貴重品をホテルのセーフティボックス等安全と思われる場所で保管する。
ケ 貴重品以外の所持品もできるだけスーツケース等鍵のかかる場所に収納する。
コ 客室の窓やドアは必ず施錠する。

(2)路上強盗・ひったくり
[犯罪手口の概要]
犯人が,駅の出入口など人通りの多いところから被害者の後ろをつけて行き,人気のない通りや夜道に入った時点で駆け寄り,又はバイクで走り寄り,かばんやスマートフォンなどを強引に奪っていくもの。
[防犯対策]
ア 歩きながらのスマートフォンの操作やヘッドフォンで音楽を聴きながら歩くことはしない。
イ バッグを持ち歩く際は正面に抱えるか,上着やコートなどで外から見えないようにする。
ウ 夜間の外出は避ける。やむを得ず夜間に外出する時は,周囲を常に確認し,人気のない通りは利用せず,場合によっては徒歩を避けて,タクシー(ブラックキャブ)を利用する。

(3)偽警官による詐欺
[犯罪手口の概要]
 警察官と称する人物(私服)から,財布やクレジットカードの暗証番号の提示を求められ,知らぬ間に現金を抜き取られると共に,クレジットカードをその後不正利用される。
[防犯対策]
ア 見知らぬ人物が近づいてきた場合には,極力関わらない。特に,ひと気のない場所には絶対に付いて行かない。
イ 警察官には個別のID番号が付与されているので,その番号を必ず確認する。
ウ 警察官が,クレジット・カードの提示を求めたり,暗証番号を聞くことは決してないので,不審に感じるような場合には周囲にいる人や別の警察官,最寄りの警察署に助けを求める。
エ 犯罪に巻き込まれた場合には,速やかに警察へ通報するとともに,カードの停止措置を行う。

(4)空き巣
 [防犯対策]
 空き巣被害に遭わない最善の方法は,留守である兆候を見せないことです。犯人は,(1)音や光を嫌う,(2)頭が入る大きさがあればどこからでも入る,(3)侵入に時間が掛かる家は諦める,と言われています。防犯対策の弱い家はターゲットとなりやすいので,日頃から以下の点に留意する。         
ア 通りに面した門は,常時必ず閉めておく。
イ 窓やドアは常に施錠する。
ウ はしご等を庭などに放置しない。
エ 外部から見える場所に貴重品を放置しない。
オ 旅行に出かける際は,留守を察知されないよう新聞,牛乳等の配達を停止したり,タイマー式の電源ソケットを使用した照明を点灯させるほか,近所の人に駐車場を使用してもらったりする。
カ 防犯アラームやセンサーライトを設置する。

(5)性犯罪
[防犯対策]
ア 夜遅くなってからの外出や深夜の地下鉄の利用は避ける。やむを得ず外出する場合には,複数人で出掛けるとともに,正規のタクシー(ブラックキャブ)を利用する。
イ 見知らぬ人や初対面の人の誘いには慎重に考え,人気のないところにはついて行かない。
ウ 住宅の下見には一人で行かず,友人などを連れて複数で行く。

(6)その他,各種犯罪被害に遭わないための防犯・安全対策
ア 歩行中などに近づいて来てタクシーと称し客引きをする車両には乗車しない。
イ 見知らぬ人物が親しげに接触してきても,相談に乗ったり,お金を貸したりしない(寸借詐欺)。
ウ 夜間外出する際は細心の注意を払う。特にひと気のないところは歩かず,可能な限りタクシーを利用する。
エ 見知らぬ人物から飲食物を勧められ,これを口にして意識がもうろうとしている間に盗難被害に遭うこともあるので,このようなものは口にしないで直ちに現場を離れる(睡眠薬強盗)。

(7)テロ
 これまでに,英国においてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

 査証申請をはじめとする手続や規則に関する最新の情報については,以下のサイトでご確認ください。そのほかの情報については,駐日英国大使館(電話:03-5211-1100)等にお問い合わせください。
・東京及び大阪の「英国ビザ申請センター」ホームページ
http://www.vfsglobal.co.uk/japan/japanese/index.html
・英国内務省ホームページ
https://www.gov.uk/contact-ukvi-inside-outside-uk

1.査証
(1)短期滞在 短期滞在とは,観光や親族・知人訪問(General Visitor),商用(Business Visitor),や短期留学(Student Visitor)などを目的とする6か月を超えない滞在のことです。短期滞在では事前に査証を取得する必要はありません。ただし,入国時に各渡航目的に応じた滞在許可が付与されますので,渡航目的を立証する資料を用意しておくことが必要です。なお,短期滞在で入国した場合は,入国後に滞在目的の変更や6か月を超える滞在期間の延長を行うことは原則認められません。

(2)6か月を超える長期滞在や就労等
 留学目的で6か月を超える滞在や就労,英国人との婚姻等に伴う滞在予定者は,あらかじめ入国許可証(Entry Clearance)の取得が必要です。なお,短期留学の目的で入国許可証を取得せずに入国した者が,6か月以上の滞在期間の延長を申請しても一切認められませんので,滞在が6か月を超える可能性がある場合には,あらかじめ入国許可証を取得することをお勧めします。


2. 出入国審査
(1)入国審査
 入国審査は概して厳しく,観光の場合は滞在日数,所持金,帰国用航空券の有無等が審査され,滞在目的に疑義ありと認められる場合には入国は許可されません。
 例えば,観光目的と申告しても,入国審査官に語学研修目的等と見なされ,その申告内容に疑義を抱かれた場合には,長時間にわたり徹底的に追及され,入国拒否されることがあります(その際に,入国許可証を取得していない場合には,入国拒否処分に対する異議申立て等は認められません)。場合により出入国管理法令に基づいて,長期滞在予定者が入国する際,健康診断(Medical Examination)を求められることがあります。この場合,空港内で医師の診断を受けるまでに3~4時間待たされることがありますので,入国前に英文の健康証明書(医師作成によるもの,特に胸部X線検査の結果が重要)を用意しておくことをお勧めします。

(2)出国審査
 出国審査では,許可された滞在期限を超過していた場合には,入国管理当局や警察に身柄を拘束されたり,又は,そのまま出国を許されても,再入国を拒否されたりすることがあります。

(3)再入国
 短期滞在中の方,特に短期留学中の方が初回の入国から6か月以内に英国をいったん離れた後に再入国を希望する場合,6か月以内であっても許可されないことがあります。再入国の可否の決定は入国審査官に委ねられており確実な対策はありませんが,入国拒否をされないように,留学先の学校側に事前に相談するとともに,再入国のために入学許可証又は在学証明書,滞在費支弁能力立証資料等,初回の入国時と同様の準備をしておくことをお勧めします。

3. 外貨申告
 現金(すべての通貨)の持ち込み・持ち出しに際して,EU加盟国以外の国・地域から英国に直接入国する場合又は英国からEU加盟国以外の国・地域へ直接向かう場合で,1万ユーロ相当以上の現金を英国内に持ち込む又は英国外に持ち出す場合には,申告する義務があります。この場合の現金とは,銀行手形及びあらゆる種類の小切手(トラベラーズチェック等)を含みます。申告書は,出入国する空港等で入手できます。
 なお,申告の義務を怠ったり,申告内容に誤りがあったりする場合は,最高英貨5,000ポンドの罰金が科され,現金を没収されることがあります。

4.通関
(1)税関検査
 税関では自己申告制をとっていますが,以下のとおり通路が分類されており,場合に応じて正しい通路を通ってください。無申告の場合でも,抜き打ち検査があり,申告すべき物があるにもかかわらず申告しなかった場合には厳しく処罰されます。
 ア EU域内からの入国で購入品が免税範囲内であれば,青色(無申告)の通路。
 イ EU域外からの入国で購入品が免税範囲内であれば,緑色(無申告)の通路。
 ウ 携行品が免税範囲を超える場合であれば,赤色(要申告)の通路。

(2)高額品の持ち込み
 高額品の持込については,日常使用しているものであっても,輸入品扱いとされ,税金を徴収される可能性がありますので,高額品を持ち込む場合には,事前に税関当局(http://www.gov.uk/government/organisations/hm-revenue-customs )に照会することをお勧めします。

(3)持ち込み規制品
 ア 主な持ち込み禁止品は次のとおりです。
(ア)規制薬物(ヘロイン,モルヒネ,コカイン,大麻,覚せい剤,睡眠剤,LSD等
(イ)攻撃用武器(飛び出しナイフ,バタフライナイフ,ベルトバックル内仕込みナイフ,星形手裏剣,日用品ではないナイフ,仕込み杖,メリケンサック,吹き矢,特殊警棒,ある種の格闘用具等)(過去,飛び出しナイフ,メリケンサック等を携帯していた日本人が,入国時に空港で逮捕された事例もあります。)
(ウ)子供を扱ったわいせつ(indecent)又は卑わいな(obscene)作品(本, DVD,コンピューターソフト等)
(エ)ポルノ類(英国内で合法的に購入できるようなものを除く)
(オ)卑わいな作品や過激な暴力を描いた作品
(カ)偽造や著作権侵害をしている商品等
(キ)肉,ミルク及びその他の動物製品
(ク)野鳥(EU以外からの輸入)

イ 英国当局の許可を必要とする主な物品は次のとおりです。
(ア)小火器,爆薬及び弾丸等
(イ)護身用具(スタンガン,催涙スプレー)(日本人留学生が護身用に催涙スプレーを携行していたことにより警察に身柄を拘束され,裁判にかけられた事例があります。
(ウ)動物(犬,猫,鳥類を含む)
(エ)絶滅に瀕した生物(生死を問わず。また,鳥及び植物並びにこれらの生物から作られた製品(例:毛皮,象牙,皮革)も含む)
(オ)特定の植物及びその製品(樹木,芋類,特定の果物,球根,種等)
(カ)英国内で認可されていない無線機

滞在時の留意事項

1. 滞在時の各種届出
(1)外国人登録
 原則として日本人は外国人登録制度の対象外です。外国人登録が必要な長期滞在者に対しては,パスポートに「The holder is required to register at once with the police.」とスタンプが押されます。なお,英国滞在中,外国人がパスポートを常時携帯する義務はありません。

(2)就労
 外国人就労者は適切な滞在許可証の取得が必要です。入国管理局や警察当局は日常的に不法就労の取締りを実施しており,たとえアルバイトでも,許可されていない就労は違法として逮捕されます。有罪になった場合,強制送還されることがあります。

2. 旅行制限
 軍事施設等の立入禁止区域を除き,外国人の旅行制限はありません。

3. 写真撮影の制限
 写真撮影の制限はありませんが,一般公開されている建築物の中にも,内部の写真撮影が禁止されているところがあるので注意が必要です。

4. 各種取締法規
(1)薬物取締り
ア 英国でも,マリファナ(大麻),ヘロイン,コカイン,覚せい剤,MDMA(錠剤型の「エクスタシー」や「E」と呼ばれるもの)等の薬物犯罪が社会問題化しており,税関や警察が取締りを強化しています。違反者は法律に基づき厳罰に処されますので,薬物には決して手を出さないでください。
イ 麻薬の「運び屋」に仕立てられる危険性もありますので,他人の荷物を安易に預かったり,搬送を引き受けたりすることは絶対にしないでください。

(2)不法就労
 不法就労は,就労者本人だけでなく,雇用者側も処罰の対象です。

(3)子の親権を巡る問題(ここで紹介している法令はイングランド及びウェールズにおいてのみ適用されますが,スコットランド及び北アイルランドでもほぼ同じ内容の規定があります。)
 『Child Abduction Act 1984』は,親権を持つ片方の親を含む「子と関連する者(a person connected with a child)」が,他に親権を持つ者の同意なしに16歳未満の子を英国外に連れ出した場合は刑法上の罪(子の奪取:child abduction)を構成すると規定しています。両親が離婚している場合でも,通常はもう一方の親も引き続き親権を有するので,「子の奪取」が成立する可能性があります(子を国外に連れ出すことについて裁判所が許可している場合はこの限りではありません)。
 「子の奪取」により有罪とされた場合,略式手続による場合は6か月以下の拘禁刑若しくは罰金又はその両方,正式手続による場合は7年以下の拘禁刑に処せられます。
 例えば,英国に住んでいる日本人親が他方の親の同意を得ず一方的に子を日本に連れて帰る場合,たとえ実の親であっても英国刑法違反となり,英国に再渡航した際に犯罪被疑者として逮捕される場合があります。
 なお,子の親権問題の詳細については,在英国日本国大使館ホームページ(http://www.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )をご覧ください。

(4)ハーグ条約
 英国は,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

(5)武器の携行
 武器の携行に対して極めて厳格な規制が設けられており,催涙スプレー,スタンガン,特殊警棒,メリケンサック,ナイフ等の無許可の携帯は違法です。

5. 交通事情
(1)運転免許
 英国入国後又は居住開始後1年間は,日本の運転免許証(国際運転免許証を含む)で自動車の運転が可能です。1年を超えた後に運転する場合は,英国の運転免許証への切替えが必要です。また,レンタカーの利用には,通常,国際運転免許証が必要です。

(2)交通法規
 車両の交通は左側通行(日本と同じ)で,制限速度はマイル標示(例えば,40mph(およそ65km/h))です。ラウンドアバウト(ロータリー式交差点)や横断用ビーコン(標示等)等英国特有のシステムがあり,また,必ずしも「歩行者優先」の考えはないため,道路の歩行や横断には十分な注意が必要です。なお,英国交通法規『THE HIGHWAY CODE』は,書店や郵便局などで購入できるほか,以下のウェブサイトで閲覧可能です。 
 https://www.gov.uk/browse/driving/highway-code

(3)各種公共交通機関利用時の注意事項
ア 電車,地下鉄,バス等の公共交通機関は,日本と異なり「乗越し精算」制度がないため,料金不足となった際は高額な罰金が科せられます。
イ ロンドン市内を走る認可タクシーには,ブラックキャブ及びミニキャブがあります。ブラックキャブは日本のタクシーと同様に路上で呼び止めることができ,また,料金メーターが付いているので,旅行者も安心して利用できます。ミニキャブは予約制で,料金はその都度交渉することになります。なお,ミニキャブは一般の車を使用していますが,車両前後のガラスに「PCO(Public Carriage Office)」が発行した認可証を掲示しているので,利用前に必ず確認してください。無認可の「白タク」を利用して犯罪に巻き込まれた事例が報告されているので御注意ください。

6. 在留届
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在英国日本国大使館または在エディンバラ日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在英国日本国大使館または在エディンバラ日本国総領事館まで送付してください。

7. たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,英国で事件や事故,自然災害等が発生した際に,在英国日本国大使館または在エディンバラ日本国総領事館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1.風俗,習慣,国民性に関する留意事項
(1)宗教上の留意事項
 英国では,国王を最高権威者として掲げる「英国国教会(アングリカン・チャーチ)」を国家の正式教会としていますが,他の宗派や宗教の活動も認められています。英国(イングランド及びウェールズ)の主な宗教は,キリスト教(全人口の59.3%),イスラム教(同4.8%),ヒンズー教(同1.5%)などとなっています(2011年国勢調査)。

(2)地域性
 英国はイングランド,スコットランド,ウェールズ及び北アイルランドから構成されています。スコットランドやウェールズは歴史的に強い独自性を有していることから,これらの地域をイングランドの一部と見なしたり,そのような誤解を招く言動は避けることが安全です。また,北アイルランドについては,宗教対立や英国からの分離を巡る対立が残っていることにも留意する必要があります。

2.衛生事情
(1)水道水
 英国の水道水は,石灰分が多いものの先進国の水質基準は満たしており,通常はそのまま飲んでも問題ありません.ただし,配水管が古い場合や,貯水タンクに問題がある可能性のある場合は,市販のミネラルウォーターの利用やろ過器の使用をお勧めします。

(2)食物
 過去,生卵によるサルモネラ感染症や生焼けの肉によるトキソプラズマ症の発生が報告されたことがあります。食品は十分に加熱してから食すようご注意ください。

3.病気・予防接種
 英国では,皮膚炎,インフルエンザ,花粉症,流行性脳せき髄膜炎,食中毒等に注意が必要です。なお最近,麻しん(はしか)や百日せきの流行も伝えられています。長期滞在者は,健康維持の観点から,一般的に日照時間が短い季節にも注意して,なるべく屋外で日に当たるように心掛けることをお勧めします。
なお,英国入国に際して義務付けられている予防接種はありませんが,推奨される予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp)


4.医療事情
 医療機関は大別して,NHS(国営保健サービス)が運営する公的医療機関と私的医療機関(私立病院)があります。公的医療機関での受診のためにはGP(General Practitioner。家庭医)への登録が必要です。6か月を超える期間滞在可能な査証(ビザ)及び滞在許可を有する外国人等はGPへの登録が可能であり,原則として公的機関における受診は無料です。しかし,2015年4月6日よりNHSの仕組みが改正され,英国の査証取得・延長時にNHSの利用料を徴収することが英国政府より発表されています。この仕組みは6か月以上滞在する一時的滞在者(non-EEA migrants)に対して適用されますが,企業内転勤(Intra Company Transfers(Tier 2 – Skilled workers))等の者は適用除外となることとされています。
詳しくはこちら(https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application )をご覧ください。一方,私的医療機関での受診には高額の医療費を要しますが,比較的早く専門医に受診してもらえる利点があります。
 旅行者等短期滞在者が医療機関で受診したり,入院する場合は原則有料で,高額な医療費を請求されるので,万一に備え,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
 また,「世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/uk.html )において,英国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。

5.その他
(1)通訳
 公的機関(病院,公立学校,警察,出入国管理機関等)で英語による会話が困難な場合,「Japanese interpreter or translator, please.」と言って通訳の手配をしてもらうことが可能です。GP,病院等に予約を取る際等にあらかじめ手配を依頼しておくこともできます。
 また,公的機関とは関係なく個人で通訳を必要とする場合には,在英国日本国大使館から通訳・翻訳者及び会社のリストを入手することが可能です。

(2)気候
ア 英国は,北緯50~60度(北海道より北)に位置しますが,北大西洋海流の影響で気候は比較的温暖です。しかし,年間日照時間は短い上に,「1日の中に四季がある。」といわれるくらい天候が変わりやすいため,夏季でも長袖衣類等を携行するようお勧めします。
イ 夏季は,高緯度の関係で日照時間が長く,日没は最も遅い時期で午後10時ころになります。3月末ころから10月末ころまでの間サマータイムが実施されます。冬季は日照時間が短く,日没が午後3時半ころの時期もあります。

(3)海外にある主な英国領
 以下の英国領地域には,日本の総領事館等の在外公館はなく,パスポートの発給や災害時の在外公館による支援等において一定の制約があります。旅券の有効期間が十分残っていることを渡航前に確認するとともに,滞在中は紛失や盗難等の被害に遭わないよう管理を徹底し,十分ご注意ください。
(参考:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/oshirase_toko.pdf
ア カリブ海地域(英国領バージン諸島/ British Virgin Islands,ケイマン諸島/ Cayman Islands
(ア) 治安
治安は比較的良好と言えますが,パスポート,財布などの貴重品の盗難には十分注意してください。
(イ) テロ
現在のところ,テロに関する特段の情報はありませんが,国際的なテロ情勢の影響を受けることもあるので,日頃からインターネットなどを通じて最新の情報の入手に努めるようにしてください。
(ウ)自然災害
カリブ海に面した地域であることから,6月から11月のハリケーンシーズンには特に注意が必要です。ハリケーンに関する情報は,U.S. National Hurricane Center (英文,http://www.nhc.noaa.gov/ )などから最新の情報を入手してください。

イ 北大西洋地域(バミューダ諸島/Bermuda)
(ア)治安
治安は比較的良好と言えますが,盗難,特に強盗,スリや置き引きなどの一般犯罪 には十分に注意してください。
(イ)テロ
現在のところ,テロに関する特段の情報はありませんが,国際的なテロ情勢の影響 を受けることもあるので,日頃からインターネットなどを通じて最新の情報の入手に努めるようにしてください。
(ウ)自然災害
北大西洋に位置し,カリブ海にも近いことから,6月から11月のハリケーンシーズンには特に注意が必要です。ハリケーンに関する情報は,U.S. National Hurricane Center(英文,http://www.nhc.noaa.gov/ ) などから最新の情報を入手してください。

ウ ジブラルタル(Gibraltar)
(ア)治安
殺人等の凶悪事件は極めて少なく,治安は比較的良好と言えますが,町中での夜間のひったくり,スリや置き引き等の発生が報告されていますので十分な注意が必要です。
(イ)テロ
テロに関する特段の情報はありませんが,ジブラルタルは,多数の外国人観光客が 訪れる場所であることから,国際的なテロ情勢の影響を受けることもあるので,日頃からインターネットなどを通じて最新の情報の入手に努めるようにしてください。
(ウ)スペインからの出入域
 ジブラルタルをめぐっては英国とスペインは歴史的に争っており,二国間関係の状況によってはスペイン側,ジブラルタル側の国境管理が厳しくなることがありますので,ご注意ください。

 これらの他にも英国海外領及び王室属領がありますので,これらの地域に渡航される際には,英国外務省(FCO)のウェブサイトにあるTRAVEL ADVICE (英文)
https://www.gov.uk/foreign-travel-advice )にて最新の情報をご確認ください。

緊急時の連絡先

◎警察・救急車・消防署共通:電話999
 どの公衆電話からでも通話可能でコインが不要の「999」に電話すると,オペレーターが出て「Which service do you require?」と尋ねられるので,警察なら「Police, please.(ポリス プリーズ)」,救急車なら「Ambulance, please.(アンビュランス プリーズ)」,火事なら「Fire Service, please.(ファイヤーサービス プリーズ)」と言えば,それぞれの部署に繋いでくれます。電話番号,住所,氏名(救急車の場合は年齢も),状態等を尋ねられますので,落ち着いて話をしてください。

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000045.html )もご参照ください。

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○領事局ハーグ条約室(内線)5039
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館・総領事館連絡先)
○在英国日本国大使館
  住所:101-104, Piccadilly, London, W1J 7JT, U.K.
  電話:(市外局番020)-7465-6500
   国外(英国本土外)からは(国番号44)-20-7465-6500
  領事班電話番号:(市外局番020)-7465-6565
   国外(英国本土外)からは(国番号44)-20-7465-6565
  ファックス: (市外局番020)-7491-9348,9328(領事班)
   国外(英国本土外)からは(国番号44)-20-7491-9348,9328(領事班)
  ホームページ: http://www.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在エディンバラ日本国総領事館
  住所:2 Melville Crescent, Edinburgh EH3 7HW, U.K.
  電話:(市外局番0131)-225-4777
   国外からは(国番号44)-131-225-4777
  ファックス: (市外局番0131)-225-4828
   国外からは(国番号44)-131-225-4828
  ホームページ: http://www.edinburgh.uk.emb-japan.go.jp/indexj.htm

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