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アゼルバイジャン
安全対策基礎データ

更新日 2021年03月23日

1 アゼルバイジャンにおける一般犯罪発生状況
 内務省発表による2020年の犯罪認知件数は26,004件です(対前年比2.5%減)。検挙率は約85%と高い数値を示しており、国内の治安は比較的平穏が保たれていますが、窃盗や詐欺といった比較的軽微な犯罪はもちろん、殺人、強盗のような重大犯罪も発生していますので、十分注意が必要です。

2 日本人にかかる事件・事故の発生状況
 在留邦人や日本人旅行者が比較的少ないこともあり、日本人が犯罪の被害に遭うケースは稀ですが、過去には自転車の盗難、わいせつ行為、ひったくり、同居人盗等の被害が発生していますので十分注意してください。

3 テロへの備え
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_152.html )や報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
※在留邦人向け「安全の手引き」
 在アゼルバイジャン日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」もご参照ください。
 https://www.az.emb-japan.go.jp/upload/pdf/anzennotebiki.pdf

 アゼルバイジャンに入国するには査証(ビザ)を取得する必要があります。
 通常であれば、アゼルバイジャン到着時に空港でアライバル査証を取得して入国することができますが、現在は新型コロナウイルス感染症対策のため、査証発給が制限されていることがありますので、駐日アゼルバイジャン大使館(電話:03-5486-4744、ホームページ:https://tokyo.mfa.gov.az/jp )や在アゼルバイジャン日本国大使館ホームページ(https://www.az.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )、外務省海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )で最新情報の入手に努めてください。

(※以下は平時の査証取得方法です)

1 査証
 アゼルバイジャンに入国するには、あらかじめ査証(ビザ)を取得する必要があります。
 査証は、以下に示すいずれかの方法により取得することができます。
(1)到着空港で取得(アライバル査証)【無料】
 2016年2月1日から国際空港(ヘイダル・アリエフ国際空港(バクー)及びギャンジャ空港)において、日本国旅券所持者に対して査証(一次有効、有効期限30日)の発給が開始されました(顔写真等は不要で、旅券のみで取得可能。無料。)。
ア 一般旅券を所持する場合
 滞在期間30日を超えず、観光目的で入国を希望する場合は、上記空港において査証を取得することができます。
 飛行機を降り、入国審査ゲートまで行く途中に数台の端末(ATMのようなもの)が設置されていますので、そこで手続きを行ってください(所要時間約2分)。
イ 公用旅券を所持する場合
 30日以内の滞在であれば、公務目的であっても一般旅券を所持する場合と同様の手続きで、上記空港にて査証を取得することができます。

※国際空港以外ではアライバル査証の取得は出来ません。(陸路や海路で入国する場合は、以下(2)(3)により取得)。
※旅券の有効期限が120日未満の場合は、空港ではアライバル査証を取得できませんので、以下に示す方法で電子査証を取得するか、アゼルバイジャン共和国大使館で取得してください。

(2)E-VISA(電子査証)を取得【有料】
 当地の査証はインターネットでも取得することができます。
 隣国から陸路や海路で入国を希望し、査証を所持していない場合は、事前にこちらの方法で査証(一次有効・有効期間30日)を申請し、登録したメールアドレスに送付される査証(PDF)を入国係官に提示してください。
 申請は以下のサイトから行うことができます。
 https://evisa.gov.az/en/

 申請手続きは以下のとおりです。
・申請時に氏名等のデータ入力のほかに、旅券の顔写真があるページのカラーデータを登録する。
・査証料金はクレジットカードで支払う(3営業日後発給の場合23米ドル、3時間後発給の場合50米ドル)。
・申請から上記いずれかの所要時間(3営業日または3時間)後に、登録した電子メールアドレスにPDFファイルで査証が送られて来る。このPDFファイルを印刷または携帯電話等の画面に表示し、アゼルバイジャン入国時に旅券と併せて入国審査の際に係員に提示する。

(3)各国所在のアゼルバイジャン共和国大使館で取得
 滞在期間30日以上の場合や、数次査証等については、あらかじめアゼルバイジャン大使館で査証を取得する必要があります。
 詳細については、駐日アゼルバイジャン大使館または最寄りのアゼルバイジャン大使館にお問い合わせ下さい。
 ※駐日アゼルバイジャン共和国大使館のホームページ
 https://tokyo.mfa.gov.az/jp

2 現金の持込み・持出し
 2016年3月16日から、アゼルバイジャンにおける現金の持込み及び持出しに関する規則が次のとおり変更されました。
 10,000米ドル相当額未満の現金は、税関への口頭申告で持込み可能です。持込み額が10,000米ドル相当額以上の場合には、「個人簡易申告書」と「通関証明書」が必要になります。いずれの書類も税関で記入・提示し、証明印を税関担当者に押してもらい、出国まで保管してください。これらの書類は、出国時に現金を持ち出す際に必要となります。
 10,000米ドル相当額未満の現金は、税関への口頭申告で持出し可能です。入国時に申告して持ち込んだ現金は、50,000米ドル相当額未満であれば、証明印が押印された「個人簡易申告書」と「通関証明書」を税関に提出することにより、持ち出すことが可能です。50,000米ドル相当額を超える現金は持ち出すことができませんので、銀行から送金(下記3参照)するなどの措置をとってください。また、万が一、「個人簡易申告書」と「通関証明書」を紛失した場合、それらの書類は再発行されないので、銀行から送金するなどの措置をとってください。

3 銀行からの海外送金
 2016年12月8日から、アゼルバイジャンにおける外貨送金の制限に関する法律が施行され、海外口座への外貨送金額が制限されるようになりました。アゼルバイジャンから海外の銀行口座へ外貨を送金できる限度額は、1日当たり1,000米ドル相当額まで、1か月当たり10,000米ドル相当額ですので、海外への外貨を送金する際には注意が必要です。

4 物品の持込み
 個人の物で、商業目的ではない次の物品については、関税を支払わずに持ち込むことができます(2020年9月24日改定)。
・旅行中に渡航者自身の需要を満たすための個人的な所有物
・価格が800米ドル相当額未満の物品(2個口まで)
・免税エリアから持ち込まれた物品
・国際郵便または輸送会社により当地に送られ、到着後30日の期間内に免税エリアに持ち込まれた、価格が300米ドル相当額未満の物品(2個口まで)
5 持込み禁止
 武器・弾薬類、放射性物質、麻薬・覚醒剤等の違法薬物、暴力・テロ活動等の宣伝物等は持込みが禁止されています。

6 入国審査
 アゼルバイジャンは隣国アルメニアとの間で紛争を抱えているため、アルメニアを訪れた後にアゼルバイジャンへ入国する場合には、入国審査時により厳しい審査が実施される傾向があります。

7 子連れの出国
 アゼルバイジャンにおいては、親権を持つ親であっても、他の親権者の同意や裁判所の許可を得ずに子の居所を移動させること(親が日本に帰国する際に子を同伴する場合を含む)は、子を誘拐する行為として重大な犯罪となる可能性がありますので、注意してください。(他国では、結婚生活を営んでいた国への再入国や、当該国と刑事司法上の共助関係を有する第三国への入国の際に、子を誘拐した犯罪容疑者として日本人が逮捕される事案が発生しています)

(手続や規則等に関する最新の情報については、駐日アゼルバイジャン大使館(03-5486-4744)等に確認してください。)
1 旅券(パスポート)等の携行
 身分証明書の携行が義務付けられています。警察官に求められた場合に、直ちに提示できるように、パスポートもしくはその写し、または当地のID等の身分証明書を常時携行してください。身分証明書を携行していなかったために身分を証明できず、警察署に連行されたという事例もあります。

2 滞在登録
 アゼルバイジャンに15日を超えて滞在する場合、入国日から15日以内に移民局で滞在登録を行う必要があります。この滞在登録は、在留期間や在留資格によって手続きが異なるため、詳しくは駐日アゼルバイジャン大使館等にお尋ねください。なお、旅行等の短期滞在でホテルに宿泊する場合は、通常、ホテル側が滞在登録手続きを行うので心配ありませんが、知人宅等の個人の居宅に宿泊する場合は、入国後、知人等に滞在登録手続きを依頼する必要があります(https://www.az.emb-japan.go.jp/files/000388295.pdf)。
  
3 ナゴルノ・カラバフ及びその周辺地域等
 アゼルバイジャンはアルメニアとの間でナゴルノ・カラバフの帰属をめぐり対立しており、2020年9月27日にナゴルノ・カラバフ及び周辺地域において大規模な軍事衝突が発生し、アゼルバイジャン側だけで2,800人を超える兵士や民間人約100人が死亡するなど、大きな被害が生じました。同年11月9日、ロシアの仲介により、アゼルバイジャンとアルメニアとの間で軍事行動の停止に関する合意が達成されました。この停戦合意により、ナゴルノ・カラバフ及び周辺地域にロシア軍の平和維持部隊が駐留し、現地での停戦監視活動を行っており、停戦はおおむね維持されているとみられます。
 しかし、ナゴルノ・カラバフ及びその周辺地域には多数の地雷や不発弾が残されているほか、アゼルバイジャン政府の発表によれば、停戦合意後もアルメニア側とアゼルバイジャン側との衝突が散発的に発生するなど、引き続き緊張状態にあり、同地域への出入りはアゼルバイジャン政府によって厳格に管理されています。
 また、2020年7月12日、アゼルバイジャンとアルメニアとの国境周辺の地域(トブズ)において、十数名の死傷者を伴う軍事衝突が発生しました。今後もアルメニアとの国境周辺では不測の事態が起きる可能性も否定できません。
 つきましては、目的のいかんを問わず、ナゴルノ・カラバフ及びその周辺地域並びにアルメニアとの国境周辺地域(アゼルバイジャン領ナヒチェヴァン自治共和国のアルメニアとの国境周辺地域を含む)への渡航は止めてください。また、すでに滞在している方は直ちに退避してください。詳しくは、海外安全ホームページ(下記)をご参照ください。
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

4 写真撮影
 国境付近、軍関連施設の写真撮影は禁止されています。政府機関の建物等や地下鉄駅構内を撮影する際にも、念のため、撮影が可能か否かを確認することをお勧めします。また、人物を撮影する場合には、事前に承諾を得ることをお勧めします。特に女性にカメラを向ける場合には、あらかじめ承諾を得ないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。

5 麻薬
 違法薬物の入手、保管、製造、加工、所持、輸送または販売は刑法により罰せられます。また、治療目的であっても、服用量を超える向精神剤を入手・所持する行為は刑法による処罰の対象となります。

6 新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されていますので、外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。

7 交通機関
 アゼルバイジャンには、バス、タクシー、地下鉄等の交通手段があります。道路の整備状態は悪く、陥没している箇所も多く見られます。また、停止線がはっきりしていなかったり、信号機が故障していたり見づらいといったことも多いので、道路事情には注意が必要です。
 自動車の運転をする際には、上記を念頭に置いた上で十分に注意し、慎重な運転を心がけてください。自動車の運転マナーは良好とはいえず、急な追い越し(センターラインをオーバーする)、割り込み、ウィンカーの不使用、急発進急停車が頻繁に見られるほか、歩行者も、信号無視や横断歩道のない場所での横断を日常的に行っていますので注意が必要です。また、歩行の際には信号に注意することはもちろん、周囲の安全を十分に確認した上で横断してください。
(※新型コロナウイルス感染予防対策の一環として、2021年2月10日時点、地下鉄の運行は全て停止、バスの運行は平日のみとなっています(2021年4月1日まで。延長される可能性もあります)。)

8 タクシー
 一部のタクシーには料金メーターが導入されていますが、料金メーターのないタクシーを利用する際は、降車時の料金を巡るトラブルを避けるため、乗車前に運転手と交渉しておくことをお勧めします。

9 在留届
 アゼルバイジャンに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後遅滞なく在アゼルバイジャン日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネット、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、在アゼルバイジャン日本国大使館まで送付してください。

9 「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、アゼルバイジャンで事件や事故、事前災害等が発生した際に、在アゼルバイジャン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 都市部、地方を問わず、半ズボンでの外出は、男性であっても、周囲から奇異な目で見られる可能性があります。女性は歩きながらタバコを吸っていると売春婦と見なされる可能性があるので注意が必要です。また、夜間の女性の一人歩きは危険ですので避けてください。

2 地方では、イスラム教の信仰が強い傾向がありますので、男女ともに肌の露出の少ない服装を着用する、男性が女性に握手を求めないなどの一定の配慮が必要です。また、モスク(イスラム寺院)に入る際には、都市部であっても、男女ともに肌の露出の少ない服装をするとともに、女性は髪を隠してください。

3 水道水は衛生的とは言えませんので、飲用にはボトル入りのミネラルウォーターをお勧めします。また、レストラン・食堂の中には、衛生上問題のあるところもあります。アゼルバイジャンでは魚類の輸送・保存設備が十分に発達していないため、魚類を購入する場合は、信頼できる店から購入することをお勧めします。なお、夏季は魚の腐敗が早いため、現地の人も魚料理を避ける傾向があります。

4 アゼルバイジャンでは、狂犬病が発生しています。野犬だけでなく飼い犬も予防接種を十分に受けていません。また、犬以外の動物が感染することもありますので、飼い犬も含め、動物にはむやみに手を出さないように注意してください。
 もし、犬等の動物にかまれてしまった場合には、直ちに病院で狂犬病のワクチン接種を受けてください。
 なお、放牧されている羊の群れには、見知らぬ人間に攻撃的になる番犬がついていることがありますので、不用意に近づかない等、注意してください。
 
5 アゼルバイジャン南部、イランとの国境付近では、マラリアが発生していますので、蚊に刺されないよう注意が必要です。肌の露出が少ない服装を心がける、虫よけ剤を使用するなど、感染予防に努めてください。また、乾燥地帯には毒蛇がおり、中には致死性の毒を有する蛇もいます。蛇に咬まれた場合には、早期に治療を行う必要があります。

6 医療事情は良好とはいえず、地方においては医療ミスによる死亡事故も報告されていますので、信頼できる病院・診療所を選ぶことをお勧めします。重病、重傷になると、先進国への緊急移送が必要な場合もありますので、十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。

7 「世界の医療事情」でアゼルバイジャン国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/azerbaijan.html
その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページ(FORTH)を参考にしてください。
 http://www.forth.go.jp/

8 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

◎消防署:電話 101
◎警察署:電話 102
◎救急車:電話 103
◎在アゼルバイジャン日本国大使館:
  電話(市外局番012)4907818、4907819
   国外から(国番号994)12-4907818または4907819

(問い合わせ先)
 ○外務省領事サービスセンター
   住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
   電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4475
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466

(現地公館連絡先)
○在アゼルバイジャン日本国大使館
  住所:Hyatt Tower III, 6th Floor, Izmir Str. 1033, az1065 Baku, Azerbaijan
  電話:(012)490-7818または490-7819
   国外からは(+994)12-490-7818又は490-7819
  ファックス:(012)490-7817又は490-7820
   国外からは(+994)12-490-7817又は490-7820
  ホームページ:https://www.az.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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