ナミビア | Namibia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.ナミビアは,政情が安定していることから,アフリカの中では治安が比較的良いとされていますが,高い失業率や貧困等の社会・経済的な背景から,一般犯罪や強姦等が増加しています。また,南アフリカ,ボツワナ,アンゴラ,ジンバブエ及びザンビアとの国境地帯では,窃盗,自動車盗難,麻薬使用,違法銃器所持等の犯罪が発生しています。これにより,ナミビア政府当局は犯罪抑止のため隣国と協力しつつ合同での取り締まりを強化していますが,取り締まりの効果は出ておらず,犯罪は増加の傾向にあります。2017年に発生した犯罪の多くは金品目的で,凶悪犯罪は少ないものの,銃器を用いた犯罪も発生しています。犯罪に巻き込まれた際は,抵抗せず,相手の要求に従ってください。暴力事件は飲酒時に発生しやすく,殺人事件に発展するケースも多いです。貧困層が多く居住する地域(タウンシップ)ではバーが多く,マリファナやマンドラックス等,比較的安価に手に入る薬物の乱用も確認されており,暴力事件も頻繁に発生しています。現地のガイドがいても犯罪に巻き込まれる恐れがあるため,タウンシップにはなるべく近づかないことが肝要です。同地域では,日中でも外国人観光客が路上強盗被害に遭う事件も確認されており,邦人の被害事案も発生しています。
 なお,アンゴラ及びザンビアと国境を接する東カバンゴ(旧カバンゴ),西カバンゴ(旧カバンゴ)及びザンベジ(旧カプリビ)州の一部地域においては,地雷等が残存している可能性がありますので,安全対策には十分な注意が必要です。(ナミビアに対する「危険情報」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=143#ad-image-0 )も参照してください。)

2.首都ウィントフックとその周辺地域及び全国の幹線道路においては,交通事故による死傷者数が多いので注意が必要です。また,窃盗,スリ,車上荒らし,路上強盗,ATMでの強盗等の一般犯罪も発生しており,日本人旅行者の被害報告もあります。特に夜間徒歩での外出は控えるといった注意が必要です。またクリスマスシーズンや5月の連休時などは,金銭目当ての犯罪が増える傾向にあり,現地治安当局からの情報では身近な人間から収集した情報をもとに,住居侵入等の犯行を試みるケースが多いとのことなので,個人の予定等を周囲に悟られないようにする等,特に注意してください。近年増加する犯罪の多くは,警備員が共謀しているケースが多く,現金を引き出す際は,警備員がいるからといって安心せず,銀行に設置されているATMを利用する等,身の安全を守るための工夫が必要です。万が一犯罪に巻き込まれた際は,最寄りの警察署に被害届を提出し,犯罪事実を証明する書類を取得してください。

3.商店やレストラン等で使用したクレジットカードの情報が悪用されるスキミング被害も発生しています。クレジットカードの請求時は使用履歴について注意するとともに,精算時には安易にクレジットカードを店員に渡さない等に注意してください。

4.大西洋岸沿いの観光地として著名なスワコップムンドやウォルビスベイでは,外国人旅行者を狙ったナイフや銃器を使用した強盗の被害が報告されていますので,夜間徒歩での外出は控えてください。

5.これまでに,ナミビアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新の情報については,ナミビア当局や駐日ナミビア大使館等に確認してください。)

(1)3か月以内の観光目的の滞在については査証を取得する必要はありませんが,出国の際は予約済み航空券,又はバス,鉄道などの出国方法の証明が必要とされています。また,入国時の旅券の残存有効期間が6か月以上,旅券の未使用の査証ページが1頁以上あることが必要です。ナミビアの周辺国(南アフリカ等)でも同様の条件を課す国がありますので,アフリカ南部を訪問する方は注意してください。

(2)観光目的以外で入国する場合(商用,ボランティア活動など)には,滞在日数にも拘わらず,事前に駐日ナミビア大使館で査証を申請の上,取得する必要があります。また,査証申請時には,正確な目的を伝え,目的にあった査証を取得する必要があります。ツアー客に同行した邦人添乗員が入国しようとしたところ,旅行会社の職員は観光ビザではなくビジネスビザの取得が必要であるとして,入国を拒否されたという事案も発生しています。この結果,ツアー客のみ入国することが許可され,邦人添乗員は入国が出来ませんでした。査証の種類によっては,当地に赴任してから申請をしなければならないものもあります。

(3)入国に当たって義務づけられた予防接種はありません。ただし,黄熱の危険国からの訪問者(当該国への一時滞在者を含む)についてはイエローカード(黄熱予防接種証明書)の提示が求められ,場合によっては入国を拒否される可能性もありますので,近隣諸国を周遊する方は注意してください。(注:ナミビア政府は黄熱危険国について国名を明らかにしていませんが(2016年7月15日現在),WHO(世界保健機関)によれば,ナミビアの近隣国としてはアンゴラ,ケニア,エチオピア,ウガンダ,コンゴ(民)などが黄熱危険国(countries with risk of yellow fever trans mission)となっています。)

3.入国審査の際に提出する入国カードには,ナミビア国内で滞在中に使用する予定の金額を記入する必要があります。
 現金の持ち込み及び持ち出し額の制限については次のとおりです。なお,防犯上の観点から,多額の現金を携行したり,両替所やATM利用時に公衆の面前で現金を出したりすることは避けることをお勧めします。
(1)持ち込み
 外貨や現地通貨の持ち込みには制限は無いものの,到着時に税関に申告し明細を保管する必要が有ります(2017年11月現在,1米ドル=約14.00ナミビアドル)。また,トラベラーズチェックは近年の詐欺や不渡り問題で利用出来ません。また,出国時に提示が必要な場合に備えて両替所やATM利用時には利用明細を必ず保管して下さい。
タバコ(400本まで),葉巻タバコ(50本まで),刻みタバコ(250グラムまで),ワイン(2リットルまで),その他アルコール製品(1リットルまで),香水(50ミリリットルまで),化粧品(250ミリリットルまで),贈答品(1,250ナミビアドル相当まで)は持ち込みに制限があるので,注意して下さい。なお,違法ドラッグ,武器,動物・植物(許可を得ている場合はこの限りではありません),乳製品,肉類,偽造通貨,ギャンブル機器,ポルノ雑誌類等は持ち込みが禁止されています。

(2)持ち出し
 外貨や現地通貨の現金持ち込み及び持ち出しは,外貨を含んだ総額で100,000ナミビアドル以上の場合は,税関で申告をする必要があります。
なお,ナミビア国内で南アフリカランドは同額で使えますが,ナミビア国外(南アフリカを含む)ではナミビアドルは使えません。また両替も出来ませんので必ず出国時にアメリカドル,ユーロ, 南アフリカランド等に両替して下さい。
 ナミビアは「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(ワシントン条約)の締約国です。同条約の規制対象物の持ち込みや持ち出しには,同国の環境観光省等から事前に許可を取り付ける必要があります。

4.陸路でナミビアに入国する場合には,国境の検問所において必ず出国元の国と入国先の国の出入国手続き及び税関手続きを受けてください。以前,南アフリカの隣国のレソトに,レソト側係官の曖昧な指示により入国印を得ないまま入国してしまった日本人旅行者が,出国の際に入国印がないことを理由に拘束されるケースが発生しております。ナミビアにおいても同様に,入国の手続きに際して,入国印が押されないような場合には,窓口の係官に必ず確かめてください。

● 滞在時の留意事項


1.ナミビアは左側通行で,右側からの車輌が優先となります。交差点やT字路では,原則として一時停止線があり,1台ずつ交互に通過することが慣習となっています。ナミビアでは,国際運転免許証,又は外国の運転免許証でも運転ができます。ただし,免許証が英語で記載されていない場合には,日本国大使館などの公的機関が発行した英文翻訳証明書を併せて所持する必要があります。

2.駐停車中の車両に近づき車内の荷物を奪う強盗事件が報告されております。運転中は窓を閉めてドアをロックし,携帯電話やハンドバックなどの貴重品を助手席等の外から見える所に置かないよう注意してください。また,見知らぬヒッチハイカーは絶対に乗せないでください。運転中の犯罪の多くは,運転手の気をそらしてから実行に移します。走行中に並走している車から,車に異常があるから確認した方が良いと促され,停車して車体確認をしている最中に金品を強奪される事件も確認されている為,注意が必要です。
 国内の道路の殆どは未舗装でかつ滑りやすいため,日本人旅行者が運転する車が横転して死傷する交通事故が発生しています。シートベルトは必ず着用し,スピードの出し過ぎや急ハンドル,急ブレーキは禁物ですので,次の点に留意し安全運転を心がけてください。
(1)予期せぬところで道路の路肩が崩れていたり,穴が開いていることがあります。また,野生動物や家畜が道路にいることもありますので注意してください。

(2)郊外の道路で高速走行中に追い越す際は対向車に注意してください。

(3)外灯が少なく,夜間は野生動物の活動が活発なことから,夜間に郊外を走行することは危険ですので避けてください。レンタカー等で移動する際は,日の入り前に到着出来るよう,事前のプランニングが重要です。

(4)飲酒運転が多いので,夜間市街地を走行する際には注意してください。

(5)都市部以外ではガソリンスタンドが少ないので,スタンドを見かけたらこまめに給油し,エンジンの冷却水,オイルもその都度チェックすることを心がけてください。砂漠地帯や自然公園等を長距離走行する場合には,予備のガソリンタンク,スペアタイヤ(少なくとも2個)と飲料水の用意をお勧めします。
わずかな時間でも車から離れる時はバック,財布,携帯電話等を車内に残さない様注意し,必ずドアロックをして下さい。
ガソリンスタンドにおける車上荒しも発生しています。店員が近くにいても安心せず,給油中も車外から荷物が見える状態で車を離れないようにする等,注意が必要です。

(6)外国人観光客による無謀運転の事故も発生しています。事故の多くは,スピードの出し過ぎが原因です。煽られても焦らず,法定速度を遵守して運転することを心掛けてください。

(7)交通事故に遭うと,医療や運搬費などで多額の経費が必要となります。レンタカーを借りる際には必ず保険に加入してください。自損事故,法定速度超過や飲酒が原因,横転事故などは免責事項であるとして保険がおりないケースもありますので,手続きの際には十分に保険内容を確認してください。

(8)流しのタクシー運転手には十分気をつけてください。無免許にも関わらず,タクシー運転手として生計を立てている者も存在します。彼らの運転マナーは非常に悪く,車輌の整備もされていないことがほとんどです。乗客を乗降させるために突然停止することは日常茶飯事で,タクシーが絡む追突事故等も多数確認されています。

3.外出の際は,なるべくホテルやロッジの金庫を利用し,貴重品や多額の現金を持ち歩かないでください。旅券はコピーを携行してください(ナミビア政府発行の身分証明書がある場合を除く)。また,通りを一人歩きする際には,常に周囲に注意を払う等用心し,細い路地等にはなるべく入らないでください。繁華街やショッピングモール等での買い物時は,ハンドバック,ショルダーバッグ,バックパック等は必ず体の前で抱えジッパーは常時閉めて下さい。携帯電話や財布をパンツの後ろのポケットに入れないようにして下さい。夜8時以降(日の入り後)の徒歩での移動は避けてください。路上で外国人旅行者を狙う犯罪は,首都ウィントフック及び郊外の至る所で確認されています。

4.タクシーを利用する際は,流しのタクシーではなく,観光局に確認する,ホテルに依頼するなどして信頼できる業者を選んでください。車内の金銭を搾取したとして運転手から訴えられたケースがありますので,車内に一人きりになるようなことは避けてください。また,暗くなってからのタクシーの利用は避けてください。

5.ツアーに参加している場合でも,自分の荷物には常に注意を払ってください。特に,旅券を紛失すると再発給に数日を要しますので,旅行日程そのものの変更を余儀なくされます。

6.ATM等で現金を引き出す際は,見知らぬ人が近くにいないことを確認する等,周囲の状況に十分な注意が必要です。冒頭でも述べたように,警備員がいても安心することなく,銀行に設置されているATMを利用することが肝要です。

7. レストランやバー,商店でクレジットカードを利用する場合はカードから目を離さず暗証番号を入れる場合は周囲の状況に十分な注意が必要です。使用後は自身のステートメントをこまめに確認する等,被害を最小限に留める行動を心掛けてください。

8.現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ナミビア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
なお,在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1.ナミビアには特有の文化を持った民族が多く,各々の文化を守りながらも,それらが平和的に融合されています。また,都市部では近代化が進んでいる一方で,地方には伝統的な文化が生活に根付いています。

2.ナミビアの国土の大部分は砂漠地帯のため,気候は,年間を通じて晴天が多く,夏季の最高気温が40度を超えることもあります。ただし,日没後は急激に気温が下がる(冬は マイナス5度位まで下がることもある)ので注意が必要です。

3.ナミビア北部にはマラリアやコレラの発生地域があります。特に雨季(1月~4月)には蚊が多く発生しますので注意が必要です。特に北部地方ではコレラの発生が多いので,生水や氷,生野菜を摂ることは避けてください。都市部の水道は飲用可能ですが,心配な方は,ミネラルウォーターを購入してください。破傷風や肝炎の予防接種を受けておくことをおすすめします。その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/
なお,ナミビアにおけるHIV・エイズ感染率は極めて高いとされています。

● 緊急時の連絡先


 ◎警察:TEL (地域)-10111
 ◎救急:TEL (地域)-211111
 ◎消防:TEL (地域)-211111
 ◎在ナミビア日本国大使館 :TEL +264-61-426-700(代表)
(人命に関わる緊急事案には閉館時でも対応しますので,上記電話で音声案内している携帯電話までおかけください。)

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先) 
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ナミビア日本国大使館
 住所:78 Sam Nujoma Drive, Klein Windhoek, Republic of Namibia
 電 話:264(国番号)-61(地域)-426700
 FAX:264(国番号)-61(地域)-426749
 ホームページ:http://www.za.emb-japan.go.jp/jointadmin/namibia/index_j.html