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ジブチ
安全対策基礎データ

更新日 2024年02月21日

1 犯罪発生状況
 主な犯罪事例は以下のとおりです。類似事件に巻き込まれる危険性もあることを念頭に、常に防犯に心掛けてください。
(1)窃盗(窃盗未遂、すり、ひったくり)
ア 紙幣を落とした男に声をかけても反応がなかったため紙幣を拾ったところ、男から「金を返せ。お金はもっとあった。財布を見せろ。」と言いがかりをつけられ財布を出すと、お金を抜き取られそうになった。
イ 繁華街でまとわりついてきたストリートチルドレンにポケットの中の財布を盗まれそうになった。
ウ 土産店で店員と会話中、近くに寄ってきた男にポケットの中の財布を盗まれた。
エ 歩行中に後方から進行してくるバイクに乗った二人組から鞄をひったくられそうになった。
(2)強盗
ア 夜間に繁華街で財布を取り出したところ、ナイフを持った男に財布を奪われ、抵抗したところナイフで切りつけられ軽傷を負った。
イ タクシーでの支払い時に財布を奪われそうになり、抵抗したところ暴行され財布を奪われた。
(3)暴行
 歩行中に後方から進行してくる車両内からエアガンで撃たれた。
(4)住居侵入
 金属製の棒を所持し戸建て住宅裏庭に侵入した不審者と、塀を乗り越え侵入しようとするもう一人の不審者を警備員が発見し、不審者らは逃走した。

2 防犯対策等
(1)窃盗(すり、ひったくり、置き引き)
ア 外出時には必要以上の現金は持ち歩かず、またできるだけ貴重品を携行しないようにしてください。
イ 携行荷物には常に注意を払ってください。特に人が多い場所では、荷物は常に目の届く位置に所持し、できる限り身体から離さないようにしてください。
ウ 盗難による被害を小さくするため、貴重品(特にパスポート、現金、クレジットカード、携帯電話など)は一つにまとめず、幾つかに分けて衣服の内側に携行する等の工夫を心掛けてください。ただし、上着のポケットやズボンの後ろポケットは狙われやすいため注意が必要です。
エ ハンドバッグや肩掛けタイプのバッグを使用する際は、建物側・壁側に持つよう心掛ける、または胸にしっかり抱えるようにしてください。
オ 背後からバイクや人が近づいているような気配を感じたら、背後を確認するなどして警戒することも必要です。なお、万一、ひったくりにあった場合には、無理に抵抗すると大怪我をする可能性もありますので、身体の安全を第一に考えて手荷物から手を離してください。
(2)強盗等
ア 歩きながらの携帯電話の使用は控えてください。
イ 強盗やひったくりによる被害ケースのほとんどが、深夜早朝やひと気が少ない場所での単独行動です。夜間だけでなく昼間であっても人通りの少ない場所での単独行動は極力避けてください。
ウ 犯罪が多く発生している場所(ジブチ市内では夕暮れ後の繁華街、市場、バスターミナル等)にはなるべく近づかず、強盗に遭遇した際にはむやみに抵抗をしないようにしてください。
(3)被害の届出
 犯罪に巻き込まれ、貴重品の盗難に遭った場合は、直ちに最寄りの警察署に被害届を提出してください。被害届受理書は、損害保険の請求時に必要となるほか、旅券の盗難・紛失の際の新規発給手続きにも必要です。なお、被害届は被害に遭った地域を管轄する警察署以外では受理されませんので注意してください。

3 テロ・誘拐
 テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_141.html )をご確認ください。

4 在留邦人向け安全の手引き
 在ジブチ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.dj.emb-japan.go.jp/tebiki.pdf )もご参照ください。

(手続きや規則に関する最新の情報については、駐日ジブチ大使館(03-3440-3115)にご確認ください。)

※ 新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、最新の情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

1 査証
 ジブチ入国に際しては、必ず目的に応じた査証が必要です。入国する場合は、事前に駐日ジブチ大使館(又は各国に所在するジブチ大使館)にて査証を申請・取得してください。

2 報道活動許可
 報道目的でジブチに入国する場合、ジブチ当局から事前に許可を取る必要があります。許可を得るまでには相応の時間を要するため(通常2週間から1か月程度)、余裕を持って申請することをおすすめします。

3 通関
(1)持ち込み制限品(事前申告の必要なもの)
 ・銃砲および弾薬
 ・無線装置
 ・薬剤(個人使用目的外の物)
 ・原産国の証明書のない食料品
 ・金、宝石類

(2)現金申告(持込み、持出し)
 テロ資金対策に関する国内法の規定により、ジブチ出入国時に所持金が5,618米ドル(1,000,000ジブチフラン)以上の場合は、税関で申告書の提出が必要です。

(3)持込み・持出し禁止品
 ・偽造品
 ・ポルノ商品
 ・麻薬類
 ・爆薬および毒ガス
 ・可燃性液体
 ・有害物質および伝染病物質
 ・放射線物質
 ・ワシントン条約で保護されている動物

(4)免税品
 ・アルコール類:1本(1本であれば量に関わらず免税)
 ・たばこ製品:1カートン(家族の場合、3kg未満かつ5,000DJF(約28ドル)未満)

(5)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

4 検疫(黄熱予防接種証明書(イエローカード))
 ジブチ当局によると、黄熱に感染する危険性のある国への渡航履歴がある場合など係官が必要と判断する場合には、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求める可能性があり、イエローカードを所持していない場合、衛生当局の判断によりジブチへの入国を拒否することもあり得るとのことです。
特に、黄熱に感染する危険性のある国への渡航履歴がある場合や、それらの国(エチオピアを含む)を経由してジブチに到着される方は、事前に黄熱予防接種を済ませるとともに、イエローカードを携行することをおすすめします。

1 デモ・集会、暴動等
(1)デモに遭遇した場合、一部デモ隊が暴徒化し、トラブルに巻き込まれる可能性があることから、速やかにその場を離れてください。
(2)けんかや小競り合いから大規模な投石事件等に発展することがあります。そのような場に遭遇した場合には、至急その場を離れてください。また、子供達が遊び感覚で外国人に対して小石やペットボトルを投げつけることがしばしばありますが、相手にせず、すぐに現場から離れてください。
(3)万一、暴動などの緊急事態が発生した場合には、不用意に出歩かず、安全な場所に避難してください。また、自分が無事であるということを家族、同僚、在ジブチ日本国大使館等へ連絡してください。有事の際に備えて、自宅等に10日間程度の食料や飲料水を備蓄し、乾電池式の短波ラジオや懐中電灯を用意しておくことをおすすめします。

2 国内移動(運転にあたっての留意点等)
(1)地方に赴く際には、現地の治安情勢につき情報収集してください。
(2)公共バスは時刻表がなく、車両の状態も劣悪で信頼性に欠けます。移動にはなるべく(1台が故障した場合に備え、)2台以上の四輪駆動車を手配してください。
(3)地方の道路は幅が狭く、未舗装道路や路肩が整備されていない道路が多く、歩行者や家畜が車道を歩いていたり、警察が検問のために障害物を置いたりするなど、走行中は十分な注意を要します。未舗装道路を運転する場合、タイヤがパンクすることを考慮しスペアタイヤを必ず用意してください。また、夜は街灯が少なく危険なので、運転はおすすめしません。
(4)事故や車の故障に備えて、可能であれば衛星携帯電話を携行してください。
(5)また、地方ではガソリンスタンドの数が限られていますので、供給状況を十分に確認してください。
(6)交通マナーは非常に悪く、信号無視、無理な割り込みや追い越し、ウインカーを出さない急な車線変更等が日常的にみられます。常に危険を予知するとともに、交通事故に巻き込まれた時には警察に通報し、警察官の検分を待つようにしてください。

3 支払手段
 ジブチ国内においては、ほぼ現金しか利用できません。クレジットカードの利用は首都の主要ホテルや主要スーパーマーケットを除いて限定的であり、ATMも多くはありません。なお、両替所では2003年以前に発行された米ドル現金は受け付けません。また、日本円から換金をすることはできません。

4 宿泊施設
 旅行者向けの宿泊施設は、首都ジブチ市内には複数ありますが、地方では限られていますので、渡航前に確認してください。

5 写真撮影の制限
 大統領府、軍施設など写真撮影が禁止されている場所があります。また、同意なしに個人を撮影することも控える必要があります。

6 在留届
 ジブチに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在ジブチ日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、郵送によっても行うことができますので、在ジブチ日本国大使館まで送付してください。

7 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者などを含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ジブチで事件や事故、自然災害等が発生し、在ジブチ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 言語
 現地の使用言語は仏語、アラビア語、ソマリ語、アファール語等です。英語はレストランなどの外国人が多く利用する施設においてはおおむね通じます。

2 習慣
 フランス領であったことから、フランスにならった法制度であるものの、イスラム法(シャリーア)の影響も受けており、ジブチ人の多くは保守的です。市中で肌の露出が多い服を着用することはトラブルの元になりかねません。また、飲酒については合法ですが、泥酔するまで飲むことは避けてください。公共の場所で酩酊状態にあると拘束される可能性があります。

3 違法薬物等
 麻薬や覚せい剤については、ジブチ国内法で所持や使用が禁じられており、違反すれば処罰されます。
 ジブチの街中で、カット(麻薬等と同様の作用がある植物)が売られており、比較的容易に入手することが可能ですが、身体への悪影響が懸念され危険であるため、これらを使用することは厳に慎んでください。また、カットを使用する運転手の乗った車両への乗車は避けてください。

4 医療事情
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/djibouti.html )において、ジブチ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。

5 海外旅行保険
 ジブチ国内の公的病院、民間病院ともに、医療スタッフの資質や病院自体の衛生管理の点で、脳血管疾患や心疾患のような高度な医療行為や輸血を必要とする治療が必要な場合は、国外への緊急輸送が必要です。万一に備え、緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険へ加入しておくことをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html)をご確認ください。

◎警察 TEL:17/999
◎救急・消防 TEL:18
◎救急車(有料)
 TEL:21-35-04-62(06:00~12:00、16:00~19:00/3,000DJF)
          (12:00~16:00、19:00~06:00/7,000DJF)
    21-35-47-20(24H:10,000DJF)
・Clinique Le Heron TEL:77-15-43-43(24H/10,000~15,000DJF)
◎沿岸警備隊 TEL:21-34-26-54
◎病院
・(総合病院)Al Rahma Hospital TEL:21-36-10-00
・(総合診療科・歯科)Clinique Le Heron TEL:77-15-43-43
・(総合診療科・画像診断)SOM Clinique TEL:21-33-50-15
◎在ジブチ日本国大使館
 TEL:(市外局番なし)21-35-49-81
 緊急連絡先(携帯):77-04-37-51(執務時間外)

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ジブチ日本国大使館
  住所:9ème étage MEZZ Tower Rue de Venise, Djibouti, République de Djibouti (P.O.BOX 2051)
  執務時間:08:00~13:00、14:00~16:45(金、土曜日および休日を除く)
  電話:(市外局番なし)21-35-49-81
   国外からは(国番号253)21-35-49-81
   緊急連絡先(携帯):77-04-37-51(執務時間外)
  FAX :(市外局番なし)21-35-71-35
   国外からは(国番号253)21-35-71-35
  ホームページ:https://www.dj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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