エリトリア | Eritrea > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1. 犯罪発生状況
 2009年12月23日,国連安全保障理事会は,エリトリアがソマリアの反政府武装勢力を支援しているとして,エリトリアに武器の全面禁輸などの制裁決議を採択しました。                      
現在に至るまで,エリトリアでの国際機関及び欧米諸国の活動は限定されています。
 エチオピアと国境を接するエリトリア南部の国境付近には,国連の平和維持ミッションの撤退後も,国境をめぐってエリトリア,エチオピア両軍部隊の対峙が続いています。また,ジブチとの間でも国境をはさみ軍の対峙が続くなど,エリトリアの治安情勢は依然として不安定な状態が続いています。
国内における凶悪犯罪や外国人を狙った犯罪等は多くありませんが,隣国との衝突等不測の事態が生じる可能性もありますので,特に南部国境地帯への渡航は止めてください。また,未処理の地雷や不発弾などが未だに埋まっている地域が多い点にも注意が必要です。

2. 防犯対策
 首都アスマラ市やマッサワ市等の都市部では,夜間の外出を控える等,犯罪や事故に巻き込まれないように十分注意してください。また,エチオピア,ジブチ及びスーダンとの国境周辺地域は政情が不安定ですので,別途発出している危険情報等を踏まえ対応するよう心掛けてください。

3. これまでに,エリトリアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


1. 査証
 入国前に査証の取得が必要です。また,入国査証の申請に当たっては,入国時に旅券の有効期間が6か月以上残存している必要があります。査証の種類は,観光(Tourist),業務(Business),学生(Student),雇用(Employment),トランジット(Transit)等があり,在日エリトリア大使館で申請が可能です。手数料は査証の種類により異なりますが,観光用の一次査証で5,000円です。滞在期間を延長する必要がある場合には,査証の有効期限が終了する前に出入国管理局にて査証(滞在目的に応じ1か月有効の査証と3か月有効の査証がある。)の更新申請を行うことができます。

2. 予防接種
 黄熱,コレラなどの予防接種は義務付けられていません。しかしながら,黄熱リスク国からの渡航者については,入国時に黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提出を求められる場合があります。

3. 外貨申告
 外貨持ち込みは,金額が1万米ドル相当以上の場合は,入国時に空港等で申告書への記入が必要です。同申告書のコピーは出国時に提出を求められ,入国時の申告書と照合する厳しい検査を受けますので,紛失しないよう十分注意するとともに,滞在期間中の外貨の取扱い(市中には無認可の両替商がいますが,無認可店での両替は違法行為に当たるので,両替しないようにしてください。)には十分気を付けてください。
 また,空港,銀行,Himbol Exchange,主要ホテルでは主要外貨からエリトリア通貨ナクファへの両替は可能ですが,ナクファから外貨への両替はできませんのでご注意ください。

4. 通関等
 麻薬の所持,輸入等は禁止されており,違反者は厳しく罰せられます。出国時,現金1,000ナクファまでの所持は認められ(18才未満は不可)、それを超える場合は没収または刑罰の対象となります。

● 滞在時の留意事項


1. 国境の治安状況
 エチオピアと国境を接する南部国境付近では,2008年12月の国連平和維持ミッション(UNMEE))撤退後,国境をめぐってエチオピアとの緊張関係が継続しており,2016年6月12日から13日にかけて,国境地帯においてエリトリア軍とエチオピア軍の間で衝突が発生しました。今後も,いつ衝突が発生するか予測できない状態です。また,同国境付近には,埋設された地雷や不発弾が多く残存しているとされています。
 ジブチとの国境では,2008年6月にエリトリア,ジブチ両軍間の戦闘が生じた他,2017年6月に両国の国境地帯で緩衝役を務めていたカタール軍が突如撤退したため、緊張状態が続いています。

2. 各種サービスの制限
(1)エリトリアにおいてクレジットカードを使用することはできません。そのため,米ドルやユーロを現地でナクファに換金して使用する必要がありますが,ナクファを外貨に換金することはできません。

(2)携帯電話をローミングで使用することはできず,エリトリア居住者以外が現地の携帯電話のSIMカードを購入することもできません。

3. 旅行制限
 エリトリア当局は,主要都市の入口や主要幹線道路上に検問所を設けて,国内の人の移動を監視していますので,首都アスマラ市があるマエケル(中央)州外に赴く場合には,エリトリア関係省庁から旅行許可証の交付を受ける必要があります。制限区域へ旅行する際の許可証の取得方法については在日エリトリア大使館に確認することをお勧めします(ホームページ:http://www.eritreaembassy-japan.org/index.html )。また,外務省が別途発出している危険情報等も十分踏まえて対応するようにしてください。

4. 写真撮影の制限
 政府関連施設,軍事施設及び港・空港の写真撮影は禁止されており(撮影する場合は,情報省に許可申請をする必要があります。)これら以外の場所で記念写真をとる場合でも,あらかじめ付近にいる警察官などに撮影の可否を確認した方が無難です。

5. 各種取締法規
(1)政治活動は厳しく取り締まられており,事実上政権与党以外の政党の結成が禁止される等,政治的自由が厳しく制限されていますので,注意が必要です。

(2)銃器の所持には,当局の許可が必要です。

6. 交通事情
 アスマラ~マッサワ間は道幅が狭く,急カーブが連続している山岳部を通過するため,交通事故発生の危険性があります。特に夜間及び悪天候下(紅海沿岸地域の雨期の1月から2月頃にかけて霧がよく発生します。)の移動には,十分気を付けてください。

7.長期滞在者向けの注意事項(在留届)
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在国名日本国大使館(国名を兼轄。※兼轄国がある場合に記載)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

8.短期渡航者向け注意事項(たびレジ)
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,エリトリアで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在ケニア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1. 風俗,習慣,国民性に関する留意事項
(1)一般的事項
 エリトリア政府批判に対する取締りは非常に厳しいので,注意が必要です。

(2)宗教関連
 首都アスマラ市がある内陸部(高地)には,キリスト教徒が,一方で,紅海沿岸地域や西部地域等の低地には,イスラム教徒が多く住んでいるとされていますが,宗教間の対立等は特に報告されていません。

2. 衛生事情,病気
(1)水,食料品等
 水道水は直接飲まないようにし,市販されているミネラルウォーターを利用することをお勧めします。また,生ものや生野菜は避けた方が無難です。
 
(2)一般の疾病
首都アスマラ市は,海抜2,400メートルの高地に位置しているため,まれに高山病症状(酸素不足による頭痛,息切れ等)を来すことがあります。高度に慣れるまでは,激しい運動や多量の飲酒は避けた方が無難です。

(3)風土病及び感染症
 紅海沿岸のマッサワ,アッサブや西部地域等の低地へ旅行する際には,医師に相談の上,マラリア予防薬の服用をご検討ください。また,予防のために蚊に刺されないための注意が必要です。

(4)予防接種
 念のため,渡航前に黄熱の予防接種(黄熱リスク国から渡航する場合)に加え,肝炎,破傷風の予防接種をお勧めしますが,以下の厚生省検疫所ホームページを参考にするとともに,詳しくは医師に御相談ください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

(5)医薬品
 一般的な医薬品を含め,アスマラ市での購入については,種類が少なく数も限定されていますので御注意ください。また,医薬品によっては日本人には合わない(副作用が出る等)ものもありますので,日本で医師や薬剤師から診断を受けた上で常備薬を持参されることをお勧めします。

3. 医療事情
(1)全般
 エリトリアの医療機関の医療水準は十分ではありません。エリトリアに訪問を予定されている方は,このことを念頭に置きつつ,予め安全面及び医療面の十分な対策を講じておくよう心掛けてください。

(2)医療機関
 (ア)Sembel 病院
   所在地:アスマラ市
   TEL:291-1-150175
   備考:入院も可能で救急は24時間体制。MRIあり。
 (イ)Orotta 病院
   所在地:アスマラ市
   TEL:291-1-201917又は291-1-127762
   備考:入院も可能で救急は24時間体制。CTあり。

● 緊急時の連絡先


1. 警察,消防,救急への連絡
 警察:TEL 291-1-127799
 消防:TEL 291-1-116271
 救急:TEL 291-1-122244

2. 在外公館の連絡先等
 エリトリアには日本国大使館がありません。安全対策にかかわる情報については,あらかじめエリトリアを兼轄している在ケニア日本国大使館や現地機関等から最新の情報を入手してください。
 ◎在ケニア日本国大使館(エリトリアを兼轄)
  住所:Mana Road, Upper Hill, Nairobi, Kenya ( P.O.Box60202, Nairobi )
  TEL: (+254-20) 2898000
  ホームページ: http://www.ke.emb-japan.go.jp/j-index.html
 ◎在エリトリア(アスマラ)名誉総領事(ミカエル・ベイェネ)
      TEL: (+291-1) 126560,125975,(+291-7) 129117
       (+291-1)125840(自宅)

3. 在日エリトリア大使館
 エリトリアの法令は予告なしに変更される場合がありますので,在日エリトリア大使館にあらかじめ確認されることをお勧めします。
  エリトリア大使館
  住所:〒108-0071 東京都港区白金台4-7-4白金台STビル4F
  TEL:03-5791-1815 FAX:03-5791-1816
  Eメールアドレス:info@eritreaembassy-japan.org
  ホームページ:http://www.eritreaembassy-japan.org/index.html

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地在外公館等連絡先)
○在ケニア日本国大使館
 住所:Mara Road,Upper Hill,Nairobi, Kenya (P.O.Box60202,Nairobi)
 電話:(市外局番020)2898000
  国外からは(国番号254)20-2898000
 FAX:(市外局番020)2898220
  国外からは(国番号254)20-2898220
 ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/j-index.html
※エリトリアは在ケニア日本国大使館が兼轄しています。