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ルワンダ
安全対策基礎データ

更新日 2025年02月05日

1 犯罪の発生状況
 ルワンダ国家警察の発表によると、犯罪の発生上位は、暴行・傷害、性的犯罪、窃盗であり、その他殺人、強盗、麻薬関連犯罪等の凶悪犯罪も発生しています。
 日本人を含む外国人に対しては、ひったくり、強盗、侵入窃盗や置き引き等の被害が比較的多く発生しています。

2 日本人の被害事例
○侵入窃盗:就寝中や外出中に自宅に侵入され、金品やテレビ、パソコン、タブレット端末等高価な家電類を盗まれる。
○ひったくり:夜間に徒歩で帰宅途中に単独または二人組が乗車するバイクが接近してきて、バッグ等を盗まれる。
○スリ:人混みやバス乗車中にポケットやバッグの中から財布やスマートフォンを盗まれる。
○置き引き:レストランやカフェでバッグや財布、スマートフォン等を置いたまま離席した際に盗まれる。
○詐欺電話:「誤ってモバイルマネーを送金してしまったので返金してほしい」との電話があり、電話会社社員役、警察官役、弁護士役等に分かれて代わる代わる送金を促す。

3 危険情報
 ルワンダにおける治安・安全に関する最新の情報については、以下の「危険情報」のサイトをご確認ください。 
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_131.html#ad-image-0
 外国人が多く居住する地区(キヨブ、ニャルタラマ、カチル、ガチュリロ、キバガバガ、キミフルラ等)では、侵入窃盗が度々発生しています。その他の地域でも、外国人の居住数が少ないため、外国人被害の犯罪は少ないと錯覚しがちですが、安全であるとは油断せずに行動してください。また、バイクタクシーを装った犯人によるひったくり事件も各地で発生しています。

4 防犯対策
 外出時は、多額の現金や宝飾品を持ち歩かず、財布や携帯電話等はバッグやリュックサック等に入れ、人目につかないようにしてください。また、スリ被害を防止するため、人混みやバスの中では、バッグやリュックサックは体の前面で持つようにしましょう。また、イヤホンをしたまま歩いたり、歩きながらスマートフォンを操作することは注意力が散漫となって犯罪被害の危険性がありますのでお止めください。車を離れる際には、外部から見える車内に物を置かないでください。
 夜間の一人歩きは、ひったくりや性犯罪など、様々な被害に遭う確率が日中に比べて一層高くなります。夜間は不要不急の単独での外出を控えるとともに、街灯がない暗い道を歩かないように心掛けてください。また、地元の人しか出入りしない飲食店などでは、犯罪に巻き込まれる可能性が高まりますので、立ち寄らないでください。さらに、卓上に携帯電話、財布等を放置することがないよう、貴重品から目を離すことなくその管理には十分注意してください。

5 テロ・誘拐情勢
 ルワンダにおけるテロ・誘拐については、以下の「テロ・誘拐情勢」のサイトをご確認ください。https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_131.html

6 在留邦人向け安全の手引き
 在ルワンダ日本国大使館が在留邦人向けに作成している以下の「安全の手引き」サイトもご参照ください。
 https://www.rw.emb-japan.go.jp/files/100465051.pdf

※ルワンダ入国の手続等については、事前の通告なく急に変更されることがありますので、必ず最新の情報を、以下の「駐日ルワンダ大使館(電話:03-5752-4255)」のサイトにおいてご確認ください。
 https://www.rwandainjapan.gov.rw/ja/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

1 査証
 ルワンダに入国するためには、目的を問わず査証が必要です。
 2018年1月から首都、キガリ国際空港において、事前申請不要のアライバルビザの発給が開始されました。アライバルビザを取得する場合には、50米ドル(1次査証:30日間滞在可)または70米ドル(数次査証:90日間滞在可)の支払いが必要です。また、インターネットを利用して事前申請を行い、キガリ国際空港到着時に空港で各種査証を取得する方法もありますので、詳細は次のルワンダ入国管理局のホームページで確認してください。
*ルワンダ入国管理局のホームページ:https://www.migration.gov.rw/visa-on-arrival

2 出入国審査
(1)入国審査
 入国には、旅券および有効なルワンダ入国査証が必要です。また、2022年3月のルワンダ保健省の通達に基づき、黄熱の危険のある国から入国する際は、黄熱予防接種証明書(イエローカード)を提示する必要があります。日本は黄熱病対象国ではありませんので、日本から直接入国する際には不要ですが、第三国を経由してルワンダへ入国する場合は注意が必要です(乗継地が対象国でも、空港外には出ず、単なる乗換であれば不要)。
 なお、イエローカードの有効期間について、2016年7月11日以降は生涯有効と変更され、既にお持ちの有効期間が過ぎた証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。
 黄熱の詳しい説明は、次の厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。
*厚生労働省検疫所ホームページ:https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html
*ルワンダ保健省通達:https://www.rbc.gov.rw/fileadmin/user_upload/Public_Notice_on_Yellow_Fever_Prevention.pdf
 *ルワンダバイオメディカルセンター(RBC)案内:
  https://rbc.gov.rw/fever/
(2)出国審査
 出国時には、旅券、航空券、有効な渡航先国の査証(査証が必要な国・地域へ渡航する場合)を提示する必要があります。
 また、渡航先や航空機の乗り継ぎ地にける感染症対策によっては、ワクチン接種証明書、旅客情報の事前登録が必要な場合があり、出国の段階で提示を求められることがあります。事前の確認と準備をお願いします。

3 税関手続等
(1)外貨申告
 1万米ドル相当額以上の外貨を持ち込む、あるいは持ち出す場合は、空港にて申告する必要があります。無申告の場合は、罰則が科せられることもありますので、ご注意ください。

(2)高額商品の持込み、持出し
 持込品、持出品は無作為に開梱が求められ、価格、内容によっては課税対象になり得ます。課税対象商品などの詳細につきましては、あらかじめ駐日ルワンダ大使館や関係省庁への確認をお願いします。

(3)持込みが制限されているもの
 外国からルワンダ国内へは買い物用プラスチック袋(レジ袋)を持ち込めません。空港等で没収されますのでご注意ください。また、段ボールラッピング用のビニール材についても同様に空港で取り除くよう指示されます。
 上記の情報は、突然変更になる可能性がありますので、事前に駐日ルワンダ大使館やルワンダ入国審査局に確認してください。
*ルワンダ入国審査局:https://www.migration.gov.rw/

(4)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については、以下の厚生労働省のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

1 滞在許可
 観光査証は、最大90日まで滞在可能ですが、理由によっては、更に延長が可能です。
 ルワンダ国内で就労する場合は、1年間有効な就労査証を取得する必要があります。就労査証は必要に応じて1年ごとの更新が可能です。
 長期滞在許可を取得する際には、無犯罪証明書(警察証明)をルワンダ入国審査局へ提出する必要があります。無犯罪証明書は在ルワンダ日本国大使館で申請することも可能ですが、申請から証明書の受領までに通常2~3か月を要します。長期滞在を予定している場合には、あらかじめ日本出発前に最寄りの都道府県警察本部に相談し、無犯罪証明書を取得してから渡航することを強くおすすめします。また、ルワンダでの取得を希望する場合には、十分に時間的余裕をもって申請してください。
 滞在許可の更新手続が遅延した場合には、罰金を含む法的処罰を受けることがありますので、滞在許可期間の満了前に必ず更新手続を行ってください。

2 旅行制限
 現在のところ、ルワンダ政府当局による旅行制限等の情報はありません。

3 近隣国(コンゴ民主共和国(以下、コンゴ(民))及びブルンジ等)への渡航
 以下の地域には反政府武装勢力が潜んでおり、事件に巻き込まれる可能性があり危険です。
(1)コンゴ(民)
 ルワンダと国境を接するコンゴ(民)北キブ州、南キブ州は「危険情報 レベル4(退避勧告)」が出ている地域ですので、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。
 また、2025年1月下旬からルワンダと国境を接するコンゴ(民)東部のゴマが反政府武装勢力に掌握されるなど混乱が続いており、同月31日現在、ゴマと国境を接するルバブ郡からニャビフ郡までの国境地帯はレベル3(渡航中止勧告)であり、ルワンダ側でも周辺の治安状況が急激に悪化しているほか、隣接するムサンゼ郡の国境地帯はレベル2(不要不急の渡航の渡航は止めてください)と危険レベルが引き上げられています。最新の治安情勢、現地情報を確認し、十分にご注意ください。
(2)ブルンジ
 ルワンダと国境を接するブルンジの地域のうち、チビトケ州、キビラ国立公園は「危険情報 レベル3(渡航中止勧告)」が出ていますので、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください(その他の地域については、「危険情報 レベル2(不要不急の渡航中止勧告)」が出ています。)。2025年1月現在、ルワンダとの国境はブルンジ側が閉鎖されたままとなっており、陸路での往来はできません。
(3)その他(ウガンダ、タンザニア)
 小型バス等を利用して陸路でタンザニア、ウガンダ等に行くルートもありますが、車内でスリ等の被害に遭う可能性、さらには道路状況が悪いこと、運転者の交通マナーも悪く交通事故の危険性も認められることなどから、利用することはお勧めいたしません

4 写真撮影の制限
 空港内、軍施設、警察施設、大統領府および大統領官邸周辺の撮影は厳禁となっています。また、それ以外の場所でも軍兵士が警戒しているところでは、兵士から許可を取ってから写真撮影をしてください。撮影禁止場所でスマートフォンを操作するなど、誤解を招くような行動にもご注意ください

5 交通事情
 交通事故が頻発しています。アフリカ諸国の中では、比較的運転マナーが良いと言われているルワンダですが、日本に比べると交通事故の発生件数はかなり多く、歩行者が事故に巻き込まれるケースも多い状況です。また、バイクタクシーは無謀な運転や整備不良車両が多いなど、日常的にバイクタクシー関連の事故が頻発しています。万が一、負傷した際の医療体制が日本とは大きく異なるため、バイクタクシーの利用は控えるほか、横断歩道利用時も決して油断することなく左右の交通状況をよく確認してから渡ってください。

6 在留届
 ルワンダに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、以下のオンラインによる在留届電子届出システムを通じて、在ルワンダ日本国大使館に「在留届」を提出してください。
  ●在留届電子届出システム:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

7 たびレジ 
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします。
  ●「たびレジ」登録:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。在留届提出者が出張や旅行で短期渡航する際にも登録可能です。登録した情報は、ルワンダで事件や事故、自然災害等が発生し、在ルワンダ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗・習慣
 ルワンダ国内の宗教の割合は、95%以上がキリスト教徒、約2%がイスラム教徒、約2%が無宗教とされています。宗教間の争いは報告されていません。
 1994年に発生したジェノサイド(虐殺)については、今なお人々の心の深い傷となっているので、興味本位で話題にすることはお止めください。また、ツチ、フツなどの部族に関する発言はタブーとされていますので、厳にお控えください。

2 病気
 ルワンダはマラリア感染地域ですので、特に夕方から夜間はできるだけ肌の露出を控えた服装を心掛け、虫除けスプレーや就寝時に蚊帳を使用するなど、十分な防蚊対策をお勧めします。また、流行地に2週間以上滞在し、野外活動に従事する場合は、抗マラリア薬の予防内服が望ましいとされていますが、副作用もありますので、必ず事前に専門医に相談してください。その他、赤痢およびコレラの発生もあるので、生水および生ものの飲食を避けるとともに衛生管理には十分な注意が必要です。

3 予防接種
 腸チフス、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、黄熱等の接種をおすすめします。現在のルワンダは、WHOによる黄熱に感染する危険のある国との指定は受けていませんが、近隣国のほとんどが黄熱の感染危険がある国です。ルワンダだけでなく近隣国へ旅行する可能性がある方は、予め黄熱の予防接種を受けることをおすすめします。
 その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎厚生労働省感染症情報:http://www.forth.go.jp/

4 医療事情
 以下の外務省ホームページ内「世界の医療事情」において、ルワンダ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/h_w/page5_000386.html

5 海外旅行保険への加入
 キガリ市内には24時間体制の救急病院が存在しますが、日本と同程度の医療を受けることは困難です。重症等の場合は、欧州、南アフリカまたはケニアへの搬送が必要となりますので、チャーター機による緊急移送サービス等を含む十分な補償内容の海外旅行保険等に加入しておくことをお勧めします。
詳しく以下のは「海外旅行保険加入のおすすめ」のサイトをご確認ください。
 https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html

◎警察
 緊急通報:112
 火災通報:111
 交通事故通報:113
◎救急通報:912

◎在ルワンダ日本国大使館
 代表電話:(国番号+250)252-500-884
 緊急携帯電話:(国番号+250)788-385-404/405/403

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ルワンダ日本国大使館
 住所:35, KG7 Avenue, Kacyiru, Kigali, Rwanda
     ブルースターハウス(Blue Star House、青いガラス張りのビル)
 電話:0252-500-884(代表)
    国外からは(国番号+250)252-500-884(代表)
  ホームページ:https://www.rw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
  メールアドレス(代表):rw.emb-japan@kq.mofa.go.jp
  メールアドレス(領事班直通):rwanda-consul@kq.mofa.go.jp

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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