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バーレーン
安全対策基礎データ

更新日 2022年12月06日

1 シーア派住民の居住区内において、時折、デモや火炎瓶の投擲事件が発生していますので、昼夜を問わず、こうした地区に立ち入ることは避け、デモ隊や群衆に遭遇した場合、爆発音を聞いた場合または不審者や不審物、不審車両を発見した場合などは、直ぐにその場を離れるなど、不測の事態に巻き込まれないよう自身の身を守る安全対策をとってください。

2 これまでのところ、日本人を直接の対象とした犯罪の発生は確認されていませんが、外国人を狙った強盗、強姦、放火等の凶悪事件や、若者等による窃盗、暴行等の犯罪が発生しているほか、売春、違法薬物の摘発も行われています。外出の時間帯、訪問する地域には注意するなど、十分な自己防衛を心がける必要があります。

3 テロ、誘拐情勢についてはこちら(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_053.html )をご確認ください。

4 在バーレーン日本国大使館が作成した「安全の手引き」(https://www.bh.emb-japan.go.jp/files/100137638.pdf )も御参照ください。

(査証・出入国審査、外貨申告、禁制品等の制度は事前の通報なしに変更されることもあり得ますので、手続きや規則の最新情報は駐日バーレーン大使館(電話:03-3584-8001(内線54)、URL:http://www.bahrain-embassy.or.jp/jp )等にお問い合わせください。)

1 入国制限措置等
 現在、バーレーン入国に際し、新型コロナウイルスに係る入国制限や水際対策措置はありません。
 最新の情報は、在バーレーン日本国大使館ホームページ新型コロナウイルス感染症関連情報(https://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )や、外務省ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )などを事前にご確認ください。

2 査証
 日本とバーレーンとの間には査証免除取決め等の措置はないため、バーレーンへの入国には査証が必要です。駐日バーレーン大使館では、査証を発給していませんのでご注意ください。
(1)バーレーン国際空港到着時にオン・アライバルで取得の場合
 ア 一次査証(シングル・ビザ)2週間までの滞在が可能:手数料5BD
 イ 数次査証(マルチ・ビザ)1ヶ月までの滞在が可能:手数料12BD
 ※空港でオン・アライバル・ビザを取得する際の手数料は、バーレーン・ディナール(BD)のほか、米ドルでも支払いができ、またクレジットカードも利用できます。
(2)インターネットによる申請の場合(http://www.evisa.gov.bh/ )
 ア 一次査証(シングル・ビザ)2週間までの滞在が可能:手数料9BD
 イ 数次査証(マルチ・ビザ)各滞在90日までの滞在が可能。1年間有効:手数料44BD
 ウ 数次査証(マルチ・ビザ)各滞在90日間までの滞在が可能。5年間有効:手数料64BD
(3)サウジアラビアからコーズウェーで陸路バーレーンへ入国する場合
 サウジの居住許可(イカマ)所持者と非所持者、シングルとマルチ、滞在期間に応じて手数料が異なります。詳しくは、バーレーン内務省国籍・旅券・居住総局(NPRA:Nationality, Passport and Residence Affairs)のホームページ(http://www.evisa.gov.bh/ )をご確認ください。
(4)バーレーンから頻繁にサウジアラビアに通う方
 バーレーンNPRAでは、コーズウェーにおいてのみ使用できるブックレットを交付しております。日常的に両国を行き来する場合、旅券の査証欄への多数の出入国印の押印により、旅券の増補や新規旅券の発行が必要になりますが、旅券の代わりにこのブックレットを出入国管理官に提示すれば、ブックレットに出入国印が押印されることとなります。
 Book for Causeway(40ページ)
 ア 申請料:無料
 イ 申請に必要な物:旅券、CPR、Residence Permit、サウジアラビアに頻繁に通う必要があることを証明出来る書類(就労ビザ等)、写真
 ウ 申請場所:NPRA(Exhibitions Ave, Manama)
 詳しくは、NPRAにお問い合わせください。
(5)査証の延長申請は、バーレーン NPRAにてできますが、延長可能な日数や回数については、個別の事情に応じて異なりますので、直接NPRAにお問い合わせください。

3 外貨申告
 出入国時の外貨の持込み・持出し額の制限はありませんが、5,000BD以上の持ち込み・持ち出しの際には税関への申告が必要です。米ドル等の主要外貨から現地通貨(バーレーン・ディナール(BD))への換金およびその逆の換金は、空港、市内の銀行、両替所、ホテル等で行えます(日本円については、取り扱う場所が限られています)。

4 通関
(1)持込みが禁止されているものは、麻薬、ポルノ、裸体画、それらを記録したビデオテープやDVD、その他いかがわしいとみなされる写真等を掲載した雑誌類および銃刀類などで、入国時に厳しく検査され、これらを所持している場合は没収されます。また、通信機器、コンピュータ等の電子機器は、厳しく検査される場合があります。
(2)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html )をご確認ください。

1 新型コロナウィルス対策
 最新の情報については、在バーレーン日本国大使館ホームページトップの「新型コロナウィルス感染症関連情報」(https://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )をご確認ください。

2 身分証
 バーレーンでは、身分証明書の携行が義務付けられており、違反した場合、300BD以下の罰則があります。外出する際は、パスポートまたはバーレーン政府発行の身分証明書(CPRスマートカード)を携行してください。
 また、車両を運転する際は、運転免許証、車両所有証明書および車両保険証の携行が義務付けられていますので、ご留意ください。

3 労働許可の取得
 就労等で滞在する場合は、現地に在住する保証人(日本人の場合、通常は所属する企業が法人として保証人になる)を通じて、事前にバーレーン労働市場規制局(LMRA)のホームページ(http://www.lmra.bh/ )等から、NOC(Non Objection Certificate)および居住許可を含む労働許可(2年ごとに更新)を取得しておく必要があります。またバーレーン到着後は、CPR(Central Population Registry)を取得する必要があるほか、入国後、健康診断書の提出を求められる場合もあります。なお、バーレーン国内に保証人がいない場合については、駐日バーレーン大使館(http://www.bahrain-embassy.or.jp/ )にお問い合わせください。

4 旅券(パスポート)の更新
 在バーレーン日本国大使館における旅券更新に当たっては、諸手続の関係上、更新のタイミングにご留意ください(特にバーレーンで滞在許可証(RESIDENCE PERMIT)を取得されている長期滞在の方々)。
 同大使館領事窓口での旅券更新は、申請より交付までに約3週間の日数を要します。
 旅券の更新につきましては、残存有効期間が1年未満となった日より可能です(但し、残存有効期間が1年以上残っている場合でも、氏名等の変更があった際は新しい旅券を申請することが必要です)。加えて、旅券の残存有効期間が3か月以上なければ搭乗を認めない航空会社もありますので、ご注意ください。

5 旅行制限
 特にありませんが、南部には軍事施設があり立ち入り禁止の地域がありますので、注意が必要です。

6 写真撮影
 空港、港湾施設、軍事および王族・政府関係施設は、原則禁止となっています。また、女性に対してカメラを向けることはトラブルの原因になりますのでご注意ください。

7 警察官等への不敬行為
 バーレーンは日本に比べ、官憲の力が強く、官憲側に対し、不敬な態度をとると身柄を拘束される可能性があります。警察官や入国管理官等に対する不敬な態度や言動をとることは慎んでください。

8 麻薬
 麻薬の所持および売買等は違法であり、違反者に対しては死刑や禁錮刑等重い処分が科される場合もあります。

9 交通事情
 市内の主な交通手段としては、タクシーとバスがありますが、バスは外国人利用者による利用が一般的です。タクシーの中には、料金メーターを使用せず高額な運賃を請求する運転手がいるので注意が必要です。 なお、アプリから予約可能なウーバー(Uber Taxi)が普及しています。
 バーレーンは中東諸国で比較的運転マナーが良好とされているものの、交通事故は多発していますので、運転には十分ご注意ください。特に大型トラックの横転事故やスピード超過による事故が発生しています。また、飲酒運転は禁錮刑となる厳しい罰則があります。

10 在留届
 バーレーンに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後、住所または居所が決まり次第遅滞なく在バーレーン日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )からできます。

11 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報等を日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、バーレーンで事件や事故、自然災害等が発生し、在バーレーン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 慣習
(1)バーレーンの主な宗教はイスラム教ですが、戒律は他の湾岸諸国と比較すると緩いため、アルコール類の購入やレストランおよびホテルにおける飲酒、また一部のスーパーでは豚肉の購入も可能です。
 バーレーン人は、外国人に対して寛容ですが、女性が肌を過度に露出する服装は避けることが必要です。また、ラマダン(断食月)期間中の日中は、公共の場における飲食や喫煙は禁止されており、取締りも行われますので、ご留意ください。
(2)バーレーンでは、一部のホテル・レストランにおいて飲酒が許可されており、また酒類の販売店もありますが、公然の場における飲酒および酔った上での言動は法で禁止されており、厳しい罰則(※初犯は「50BD以下の罰金」、再犯は「1ヶ月以下の禁錮および100BD以下の罰金」)が科されるので、十分ご注意ください。
(3)男女のつきあい方に対し厳格な規律を科しています。例えば、子供を出産し、出生証明書の交付を受ける場合には、婚姻証明書の提出を求められ、婚姻日と出産日の関係から婚前交渉が明らかとなった場合は、男女とも警察に通報され逮捕されることもあります。また、公衆の面前でキス等をすることも罪に問われますので、ご留意ください。

2 病気
(1)中東地域において、2012年以降中東呼吸器症候群(MERS)とよばれる新種のコロナウイルスによる感染例が報告されており、WHOよりMERSに対する終息宣言は未だ発出されていません。感染予防としては、手をよく洗う、十分に加熱されていない食品は摂取しない、咳やくしゃみの症状がある人との接触を避ける等、一般的な衛生対策の励行をお勧めします。また、動物との不用意な接触は避けることをお勧めします。ラクダが感染源である可能性が高いとされているため、ラクダを含む動物との接触や未殺菌のラクダ乳の摂取は避けてください。MERSに関しては、感染症広域情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C010.html )を発出し、最新の流行状況や感染予防について注意喚起を行っています。新型コロナウイルスとともにご注意ください。
(2)風土病等はありません。ただし、夏季(5~9月)には日中の最高気温が50度前後まで上がり、湿度も80%以上になることもあるため、炎天下での行動は可能な限り避け、意識して水分や塩分を補給するなど、熱中症の予防、健康管理に十分留意することが大切です。また、水道水は飲用に適さないので、市販のミネラル・ウォーターをご利用ください。

3 医療
 バーレーンで医療機関にかかる場合は、医療費が高額になるおそれもありますので、万一に備えて、海外緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。

〈主な医療機関〉(日本からは国番号973)
◎Salmaniya Medical Complex[国立総合病院]
 電話:〔代表〕 1728-8888 /〔救急〕 1728-4080
 Web: https://www.moh.gov.bh/HealthInstitution/SalmaniyaMedicalComplex?lang=en  

◎Bahrain Specialist Hospital [民間総合病院]
 電話:〔代表〕1781-2000 / 〔救急〕1781-2111
 Web:  https://www.bahrainspecialisthospital.com/

◎American Mission Hospital [民間総合病院]
 電話: 〔代表〕 1725-3447 / 〔救急〕 1724-8118
 Web: http://www.amh.org.bh/

◎Bahrain Defence Force Royal Medical Hospital[国立総合病院]
 電話:〔代表〕 1776-6666 / 〔救急〕 1776-6791
 Web: https://www.bdfmedical.org/

◎King Hamad University Hospital[国立総合病院]
 電話:〔代表および救急〕 1744-4444
 Web: http://www.khuh.org.bh/

4 世界の医療事情
 世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/bahrain.html )に衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前に必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページ(http://www.forth.go.jp/ )をご参考ください。

◎非常時(警察、消防、緊急) :TEL 999
◎交通事故(交通警察):TEL 199
◎在バーレーン日本国大使館:(国外からは国番号973)
               TEL 1771-6565(マナーマ)
              (閉館時:3945-5427(携帯))

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く):(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連):(内線)3680
○領事局政策課(感染症関連):(内線)4919
○海外安全ホームページ:
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在バーレーン日本国大使館
 住所:Bldg. No. 55 Salmaniya Ave. Block 327, Manama
    P.O.Box 23720, Kingdom of Bahrain
 電話:(国外からは国番号973)
    1771-6565
 FAX :(国外からは国番号973)
    1771-5059
 ホームページ:http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/japanMain.htm

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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