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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1.犯罪発生状況
 ブータンでは,強盗事件などの凶悪犯罪は近隣諸国と比較すると少なく,治安は一般的に良好です。しかし,最近では農村部から都市部への若者の流入が著しく,職に就けない若者たちによる犯罪(窃盗,空き巣,暴行等)が増加傾向にあり,注意が必要なほか,若者の間で簡単に手に入る錠剤型の薬物使用が流行するなど,治安に対する新たな懸念材料が見受けられます。
 また,ブータン南部の一部の県では,過去に身代金目的の誘拐事件が発生しているほか,隣国インドの過激派による活動に注意が必要です。詳細は,危険情報をご参照ください。

2.防犯対策
 窃盗や強盗,暴行等の犯罪に巻き込まれないよう,一人歩きをしない,人通りの少ない場所は避ける,夜間の外出は控える等の安全対策を講じてください。また,現金やパスポートなど貴重品は分散して持つなど,管理に特に気をつけることが必要です。
 車で移動する際,駐車中の車両は狙われやすいので,車内に貴重品を残さない,座席等外から見えるところに荷物を置かないなどの注意が必要です。
 
3.テロ対策
 ブータンにおいては,日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

4.その他
 ブータンには日本の在外公館がなく,隣国のインドにある在インド日本国大使館が兼轄していますので,トラブルが発生した場合は,対応が困難となる可能性があります。まず,トラブルに巻き込まれないよう十分な安全対策を講じることが必要です。

査証、出入国審査等

(手続や規則に関する最新の情報については,直接ブータン政府に問い合わせるか,在東京名誉総領事館(03-3295-9288),又は,在インド・ブータン大使館(日本を兼轄)((国番号91)-11-2688-9807)等にお問い合わせください。)
1.査証
 ブータンに入国するためには,事前にブータン政府から入国許可書(VISA Clearance)を取得する必要があります。ブータンへの入国許可書の取得は,ブータン旅行を取り扱っている旅行会社が代行します(海外のブータン大使館で直接入国許可書を取得することはできませんのでご注意ください)。旅行会社に旅券のコピーと写真を添え,定められた旅行代金(航空賃,宿泊・食事・交通に係わる費用及びガイド料等を含む)を払い込めば,旅行会社がブータン政府に照会し,入国許可書を取得できます。その許可書を持って渡航し,ブータンに入国する際に査証を発給してもらうことになります。入国時には,現地旅行会社の担当者が待機し,原則全行程に同行します。

2.外貨申告
 入国時に合計10,000米ドル相当額を超える外貨を持ち込む場合,税関で申告する必要があります。申告なしで同限度額を超過した場合は,罰則の対象となります。

3.通関
 酒類は,1リットルまでは免税。タバコは原則持ち込みが禁止されていますが200本までは200%の関税を払うことにより,持ち込みが可能となります。
 植物・昆虫・鉱物の採取持ち出し,野生動物の毛皮・角,及びそれらの加工製品の持ち出しは,厳しく禁止されています。過去に日本人男性が生きたクワガタ97頭を不法に持ち出そうとした事案が発覚して以降,出国審査にて日本人のスーツケースが開披検査される可能性が高くなっているようです。
 また,仏具,骨董品などを国外に持ち出す場合には,政府の許可証が必要となります。

滞在時の留意事項

1.ブータンでは,グループ旅行でも単独旅行でも,外国人の観光旅行には,原則入国時から出国時まで現地旅行ガイドが同行することになっており,旅行者個人の単独行動は制限されています。滞在中は,このガイドのアドバイスに従うことが必要です。

2.毎年6月から9月までが雨期となりますが,2016年7月末の集中豪雨では,南部を中心に各地で道路や橋の崩落,洪水被害が発生しましたので,同時期の渡航にあたっては,注意が必要です。また,国道1号線及び4号線沿いは,雨期に限らず,土砂崩れや落石の影響で通行止めが多発しますので,併せて,注意が必要です。

3.各種取締法規
(1)麻薬
ブータン当局は,麻薬の所持に対し厳しく取り締まりを行っています。
(2)喫煙
 たばこの販売と屋外を含む公共の場所での喫煙が全面的に禁止されています。個人で喫煙するための国内持ち込みは 200本まで許可されていますが,200%の税が課せられます。また,喫煙場所はホテル客室などの一部に限られています。過去には,公共の場所での喫煙により外国人が逮捕されたケースもありますので,喫煙場所には十分な注意が必要です。

4.交通事情
 ここ数年,首都ティンプーを中心に急激に自動車の数が増えていますが,交通マナーは悪く,交通ルールも徹底されていません。また,交差点で停止しない等,日本の道路では想像できない動きをする自動車が多く見られます。街中を歩く際は,特に交通事故に巻き込まれないよう注意が必要です。
また,ブータンは標高数百メートルから7,000メートル級の山岳地帯まで標高差のある山脈に位置する国であり,山腹を走る曲がりくねった道路が多く,舗装状態も劣悪です。更に無理な追い越しも多いことから,交通事故の危険性が高くなっています

5.在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在インド日本国大使館(ブータンを兼轄)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

6.たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1.風俗,習慣,国民性に関する留意事項
(1)仏教に対する信仰心が高く,寺院や僧侶に対して敬意を払うことが必要です。事前の許可なく寺院内や僧侶の写真撮影は行わないでください。また,外国人や女性の立入りが禁止されている寺院等の宗教関連施設もあるため,同行する旅行ガイド,又は現地人の指示や意見に従って行動してください。
(2)服装については,女性は足を見せないことが一般的なので,ブータンの服装・文化の規範を尊重し,外出時には短パンやミニスカート,ノースリーブ等の露出度の高い服装は避けるようお勧めします。 特に,県庁(ゾン)等の公的施設,寺院等の宗教関連施設を訪問する際は,十分注意してください。

2.衛生事情
 飲料水には現地で販売されているミネラルウォーターを利用するなど,衛生状況などに十分注意することが必要です。特に,近年,首都ティンプー市内では,人口の集中により水道水の質が低下しており,季節によっては下痢性疾患の一つであるジアルジア症にかかる事例も増えています。歯磨きであっても,直接水道水を使用しない等の注意が必要です。

3.病気
(1)ブータンは,一般的に高地に位置するため,無理な旅行日程を組まない等,高山病対策が必要です。登山・トレッキングのルートによっては厳しい高低差を進むものもあります。旅程は基本的に現地旅行会社が組みますが,計画に当たっては余裕のある,無理のない行程となるよう注意してください。また,到着後,体調不良にもかかわらず,トレッキングを強行するような行動は,命を落としかねない大変危険な行為です。少しでも体調不良を感じた場合は,出発を取りやめる,途中で切り上げる等,早め早めの対応を心がけてください。
 なお,高山病は,高地で酸素が欠乏することによって引き起こされる障害です。頭痛や吐き気,めまい等が症状ですが,上記のように重症化すると生命にも危険を及ぼします。呼吸抑制のある飲酒,睡眠薬の使用は避けてください。また,衣服などで体温を保つように注意してください。症状を感じたら高度の低い所に移動するのが最善策です。
(2)ブータンの南部では,標高が低く高温多湿のため,日本脳炎やマラリアが発生しますので,蚊に刺されないように注意が必要です。また,夏になると細菌性赤痢,腸チフスなどが発生することもあります。
(3)ブータンでは2012年に狂犬病発症による死者が確認されています。犬を含む感染の可能性のある動物に咬まれたり,接触したりしないように最大限の注意が必要です。なお,昼間でも,気が付かないうちに野犬の縄張りに入ってしまい,かまれる事案が多く発生しており注意が必要です。特に,夜間は街灯が少なく,人通りも少なくなる上,野犬が活発化するため野犬に咬まれる危険性が更に高くなりますので,夜間の徒歩での外出は避けるようお勧めします。
〇参考情報:厚生労働省検疫所(FORTH)「感染症についての情報 狂犬病」
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html
(4)地方部を訪問する場合,季節によっては(特に6月~9月の雨季),ノミやダニ等に注意する必要があります。刺されない対策,刺された後の対策も事前に十分準備してください。

4.医療事情
 ブータンの病院は設備も十分でなく,また薬品類も輸入に頼っており,十分な量が確保できていない等,医療水準が決して高いとは言えません。したがって,万一に備えて,緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくこと,常備薬を十分に携行すること,手術等の緊急医療移送が必要なった場合の出国手段について確認しておくことをお勧めします。
 また,「世界の医療事情」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/bhutan.html )」において,ブータン国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

緊急時の連絡先

◎警察  :TEL 113(犯罪)
◎警察  :TEL 111(交通)
◎火災  :TEL 110
◎救急車 :TEL 112
◎在インド日本国大使館(ブータンを兼轄):TEL (国番号91)-11-2687-6564, 4610-4610 (ニューデリー)

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在インド日本国大使館(ブータンを兼轄)
 住所:50-G, Chanakyapuri, New Delhi, India
 電話:(市外局番011)2687-6564,4610-4610
   国外からは(国番号91)-11-2687-6564, 4610-4610
 FAX:(市外局番011)2688-5587
   国外からは(国番号91)-11-2688-5587
 ホームページ:http://www.in.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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