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ブータン
安全対策基礎データ

更新日 2022年05月17日

1 犯罪発生状況
 ブータンでは、強盗などの凶悪犯罪は近隣諸国と比較すると少なく、治安は一般的に良好です。しかし、最近では農村部から都市部への人口の流入が著しく、都市部における強盗・窃盗等の事案が増加傾向にあるほか、一部の若者の間で安価な市販薬の乱用等がみられる点などに注意が必要です。
 また、ブータン南部の一部の県では、過去に身代金目的の誘拐事件が発生しているほか、隣国インドの過激派による活動にも注意が必要です。詳細は、危険情報をご参照ください(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_039.html#ad-image-0 )。

2 防犯対策
 窃盗や強盗、暴行等の犯罪に巻き込まれないよう、一人歩きをしない、人通りの少ない場所は避ける、夜間の外出は控える等の安全対策を講じてください。また、現金やパスポートなど貴重品は分散して持つなどの管理が必要です。
 車で移動する際、駐車中の車両は狙われやすいので、車内に貴重品を残さない、座席等外から見えるところに荷物を置かないなどの注意が必要です。
 
3 テロ対策
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 詳細については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_039.html )をご確認ください。

4 その他
 ブータンには日本の在外公館がなく、隣国の在インド日本国大使館が兼轄していますので、トラブルが発生しても早急な対応が困難となる可能性があります。まず、トラブルに巻き込まれないよう十分に安全対策を講じることが必要です。

(手続や規則に関する最新の情報については、直接ブータン政府に問い合わせるか、在東京名誉総領事館(03-3295-9288)、または、在インド・ブータン大使館(日本を兼轄)((国番号91)-11-2688-9807)等にお問い合わせください。
※ 新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限がとられていることがありますので、海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )等により事前に最新の情報をご確認ください。

1 査証
 ブータンに入国するためには、事前にブータン政府から入国許可書(VISA Clearance)を取得する必要があります。ブータンへの入国許可書の取得は、ブータン旅行を取り扱っている旅行会社が代行します(海外のブータン大使館で直接入国許可書を取得することはできませんのでご注意ください)。その際、旅行会社に旅券のコピーと写真を添え、所定の旅行代金(航空賃、宿泊・食事・交通に係わる費用およびガイド料等を含む)を支払います。その許可書を持って渡航し、ブータンに入国する際に査証を発給してもらうことになります。入国の際、空港に現地旅行会社の担当者が待機し、原則全行程に同行します。

2 外貨申告
 入国時に合計10,000米ドル相当額を超える外貨を持ち込む場合、税関で申告する必要があります。申告なしで同限度額を超過した場合は処罰の対象となります。

3 通関
 酒類は1リットルまでは免税。タバコは原則持ち込みが禁止されていますが、200本までは200%の関税を払えば持ち込みが可能となります。
 植物・昆虫・鉱物の採取持ち出し、野生動物の毛皮・角、およびそれらの加工製品の持ち出しは厳しく禁止されています。過去に日本人男性が生きたクワガタ97匹を不法に持ち出そうとしたことが発覚して以降、出国審査で日本人のスーツケースが開披検査される可能性が高くなっているようです。
 また、仏具、骨董品などを国外に持ち出す場合には、政府の許可証が必要となります。

1 旅行ガイド
 ブータンでは、グループ旅行でも単独旅行でも、外国人の観光旅行には、原則入国時から出国時まで現地旅行ガイドが同行することになっており、旅行者個人の単独行動は制限されています。滞在中は、このガイドのアドバイスに従う必要があります。

2 自然災害等
 毎年6月から9月までが雨期となりますが、2016年7月末の集中豪雨では、南部を中心に各地で道路や橋の崩落、洪水被害が発生しており、同時期の渡航には、注意が必要です。また、国道1号線および4号線沿いは、雨期に限らず、土砂崩れや落石の影響で通行止めが多発するので、併せて注意が必要です。

3 各種取締法規
(1)麻薬
 ブータン当局は、麻薬の所持に対し厳しく取り締まりを行っています。麻薬には絶対に手を出さないでください。

(2)喫煙
 タバコの販売と屋外を含む公共の場所での喫煙は全面的に禁止されています。個人使用のための国内持ち込みは 200本まで許可されていますが、200%の関税が課せられます。喫煙場所はホテル客室などの一部に限られています。過去には、公共の場所での喫煙により外国人が逮捕されたケースもありますので、喫煙場所には十分な注意が必要です。

4 交通事情
 都市部を中心に自動車社会となっているものの、信号機や交差点の整備が進んでいないほか、飲酒に起因する事故も後を絶たないなど、街中を歩く際は、交通事故に巻き込まれないよう注意が必要です。
 また、ブータンは標高数百メートルから7,000メートル級の山岳地帯まで標高差のある山脈に位置し、山腹を走る曲がりくねった道路が多く、舗装状態は劣悪です。さらに無理な追い越しも多いことから、交通事故の危険性が高くなっています。

5 在留届
 現地に3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後、住所または居所が決まり次第、遅滞なく在インド日本国大使館(ブータンを兼轄)に「在留届」を提出してください。また、住所その他、届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送によって行うこともできますので、在インド日本国大使館宛てに送付してください。

6 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ブータンで事件や事故、自然災害等が発生し、在インド日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗、習慣、国民性に関する留意事項
(1)ブータンでは仏教に対する信仰心が厚く、寺院や僧侶に対して敬意を払うことが必要です。事前の許可なく寺院内や僧侶の写真撮影は行わないでください。また、外国人や女性の立入りが禁止されている寺院等もあるため、同行する旅行ガイドや現地人の指示・意見に従って行動してください。

(2)服装については、女性は足を見せないことが一般的なので、ブータンの服装・文化の規範を尊重し、外出時には短パンやミニスカート、ノースリーブ等の露出度の高い服装は避けることをお勧めします。 特に、県庁(ゾン)等の公的施設、寺院等の宗教関連施設を訪問する際は、十分注意してください。

2 衛生事情
 飲料水には現地で販売されているミネラルウォーターを利用するなどの注意が必要です。特に、近年、首都ティンプー市内では、人口の集中により水道水の質が低下しており、季節によっては下痢性疾患の一つであるジアルジア症が流行しています。歯磨きでも、直接水道水を使用しないほか、レストラン等であっても氷が入った飲み物には注意が必要です。また、急性胃腸炎の発症を防ぐため、サラダなどの生野菜、果物の摂取にも注意が必要です。

3 病気
(1)ブータンは、全般的に高地に位置し、登山・トレッキングのルートによっては厳しい高低差もあるため、無理な旅行日程を組まない等、高山病対策が必要です。また、体調不良にもかかわらず、トレッキングを強行すると、生命に関わる事態になりかねません。少しでも体調不良を感じた場合は、出発を取りやめる、途中で切り上げる等、早め早めの対応を心がけてください。脂質異常症・高血圧症・糖尿病を指摘されている方や喫煙者の方は、標高の急激な変化により症状が悪化することがあるので特に注意が必要です。自己管理の徹底や水分摂取を通常より多めにするなど対応が必要です。
 なお、高山病は、高地で酸素が欠乏することによって引き起こされる障害です。頭痛や吐き気、めまい等が一般的な症状ですが、重症化すると生命にも危険を及ぼします。呼吸抑制のある飲酒、睡眠薬の使用は避けてください。また、衣服などで体温を保つように注意してください。症状を感じたら高度の低い所に移動するのが最善策です。

(2)ブータンの南部は、標高が低く高温多湿のため、日本脳炎やデング熱、マラリアが発生しますので、蚊に刺されないように注意が必要です。また、夏になると細菌性赤痢、腸チフスなどが発生することもあります。

(3)ブータンでは2012年に狂犬病発症による死者が確認されています。犬を含む感染の可能性のある動物に接触しないように最大限の注意が必要です。万一犬等に咬まれた場合は、直ちに医療機関を受診してください。ティンプーのJDWNR病院では、毎日10件前後の犬咬傷事例が報告されています。なお、昼間でも、気が付かないうちに野犬の縄張りに入ってしまい、咬まれる事案が多発しており注意が必要です。特に、夜間は街灯が少なく、人通りも少なくなる上、野犬が活発化し咬まれる危険性が更に高くなりますので、夜間の徒歩での外出は避けてください。
〇 参考情報:厚生労働省検疫所(FORTH)「感染症についての情報 狂犬病」
 https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html

(4)地方を訪問する場合、季節によっては(特に6月~9月の雨季)、ノミやダニ等に注意する必要があります。予防対策、刺された後の対策も事前に十分準備してください。

4 医療事情
 ブータンの病院は設備も十分でなく、また薬品類も輸入に頼り不足しており、医療水準が決して高いとは言えません。したがって、万一に備えて、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくこと、常備薬を十分に携行すること、手術等の緊急医療移送が必要なった場合の出国手段を確認しておくことをお勧めします。
 また、「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/bhutan.html )において、ブータン国内の医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎ 感染症情報(https://www.forth.go.jp

5 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

◎ 警察  :TEL 113(犯罪)
◎ 警察  :TEL 111(交通)
◎ 火災  :TEL 110
◎ 救急車 :TEL 112
◎ 在インド日本国大使館(ブータンを兼轄):TEL(国番号91)-11-4610-4610 (ニューデリー)

○ 外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○ 領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4965
○ 領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○ 外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○ 在インド日本国大使館(ブータンを兼轄)
  住所:50-G, Chanakyapuri, New Delhi, India
  電話:(市外局番011)2687-6564,4610-4610
   国外からは(国番号91)-11-4610-4610

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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